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今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2008年8月

2008年8月31日(日) 独立記念日 ヤスミン監督の新作
映画監督ヤスミン・アーマドさんがイポーで新作「Talentime(タレンタイム)」を製作している。学校対抗のタレントコンクールで目標に向かって努力する少年少女が経験する痛みや苦悩、マレー系欧亜家庭に生まれた少女(パメラ・チョン)と保守的なインド系家庭の耳の不自由な少年(新人)の恋愛を描く。前作「モクシン」でデビューしたモハマド・シャフィー・ナスウィップや、オーディション番組出身の歌手ジャクリン・ビクターなども出演する。 (New Sunday Times / Prime News)

ヤスミン監督の「セペット(細い目)」は2005年3月にフランスの国際女性の映画祭で外国映画部門大賞を受賞、同年11月に第18回東京国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞しています。(関連記事は2005年11月3日


●2008年8月30日(土) 51センのしあわせ(クアラ・トレンガヌ)
クアラ・トレンガヌのスラマッ・レストランでは51回目の独立記念日にちなんでロティ・チャナイ1枚を、通常は80セン(約26円)のところ51セン(約16円)で提供している。同じくコーヒー1杯が通常1リンギ(約32円)を51セン、お茶1杯が通常80センを51セン。店は開店して35年。店主のハムザさんは「50周年だった昨年に比べるとお祭りムードに欠けるのでなにか仕掛けを、と思いました」と言う。期間は明日いっぱい。 (New Straits Times / Prime News)

クアラルンプールに比べると通常価格も20〜30%ほど低めです。記念価格でロティ・チャナイとお茶を頼むと合計1リンギ2センですが、端数は5セン単位に丸められるので(←今年4月から)実際の支払いは1リンギとなります。


●2008年8月29日(金) マレーシア国旗誕生の経緯
マレーシア国旗国立公文書館によると、1950年4月以前に特別委員会が国旗のデザインを選ぶコンクールを開催し、373の応募があり、3つが最終選考に残った。4月19日に現在のデザインに決定。考案者はジョホール政府の建築家モハメド・ハムザだといわれている。オリジナルデザインは月と星が白だったが、マラヤ諸国(現在の州)首相らのアドバイスにより王位を表す色である黄色に変更された。5月26日午前9時38分、クアラルンプールのスランゴール・スルタン宮で、当時の英国高等弁務官サー・ヘンリー・ガーニーが掲揚して国旗として公式発表された。1963年にマレーシアにサラワク州が加わって赤と白のストライプ及び星の突起が14(州と連邦直轄地の合計)になった。1997年8月30日午後11時58分、当時のマハティール首相が国旗の名前を「Jalur Gemilang (栄光のストライプ)」とすることを公式に発表した。 (New Straits Times / Prime News)

2日後は第51回独立記念日。街中に多くの国旗が飾られています。


●2008年8月28日(木) 10歳のドラマー、マレーシア・ブック・オブ・レコーズ入り
カレブ・チュ―君(10歳)は、昨年11月、9歳10か月11日で英国トリニティ・カレッジ・ロンドンの音楽演奏最上級レベル(グレード8)をドラム演奏で受験し合格。最年少でプロ級ドラムコースを修了したとしてマレーシア・ブック・オブ・レコーズに登録される。父サミュエルさんによると、カレブ君がドラムを買ってほしいと言ったのは2歳の時。コーチ2人をつけ、数年後にカレブ君がグレード2の試験に合格した時に彼が尊敬するドラマー、ケニー・アロノフが使用しているタマのドラムセットをプレゼントした。今後さらに海外で音楽の勉強を続けられるよう、「(コンクール出場など)どこへでも連れて行きますよ」とサミュエルさん。 (New Straits Times / Life and Times)

2歳の子どもにドラムのコーチをしてくれる人を探すのはなかなか大変だったそうです。


●2008年8月27日(水) 稲作農家に重機械購入費用として8,600万リンギ
小規模農家にとって稲刈り機がないことが翌シーズンの耕作のスケジュールに大きな影響を与えていることから、政府の食料安全保障プログラムの下、全国の248の農業団体に重機械購入費として8,600万リンギ(約28億円)が支給される。このほか各稲作農家には600リンギ(約2万円)相当の肥料と殺虫剤が支給される。現在は米の1ヘクタールあたりの年間平均生産量が3.5トンで、マレーシアの米の自給率は65%。これを1ヘクタールあたり6トンにして自給率を90%にするのが目標。 (New Straits Times / Prime News)

写真に写っている稲刈り機は「YANMAR」。日本製です。


●2008年8月26日(火) 今年のディーパバリは控えめに
マレーシアインド系ビジネス協会は、会員と全国のヒンドゥー教徒に向けて、国内治安法の下に拘禁されているHindraf(ヒンドゥー権利行動隊)の5人のリーダーに敬意を表して今年のディーパバリは控えめに行うよう、また、彼らの拘禁に対して抗議の意を示すために政党が開催するオープンハウスには参加しないよう呼びかけた。協会のシバクマル会長によると「これはディーパバリそれ自体をボイコットするということではなく、ヒンドゥー・コミュニティのために犠牲になり戦っている人を忘れないようにしようという呼びかけである。肉食を断ってお祈りをしてディーパバリを過ごすということに隠れた意図はない」 (New Straits Times / Nation)

年一度のインド系のお祭りディーパバリは、今年は10月27日。Hindraf の5人のリーダーは、昨年11月のインド系の人権に関する不法デモを扇動したとして拘禁されています。


●2008年8月25日(月) マレーシア初のHIV陽性者で構成するNGO発足
マレーシアエイズ協会の支援のもと、国内初のHIV陽性者のコミュニティ「MyPlus(マイプラス)」が先月正式に発足した。エイズに対する無知や誤解、HIV陽性者への差別をなくすことを目的に啓蒙活動や人権擁護活動を行う。中心メンバーのキレンジットさん(35歳)によると、インド、インドネシア、タイなどにも同様のコミュニティは存在するので構想自体は新しいものではないが、周囲の理解を得られずなかなか実現に至らなかったという。HIV陽性者が会員要件ではあるが、そうでない人からの支援も受け付けている。 (New Straits Times / Prime News)

偏見や差別を恐れるあまり、HIV陽性であることを家族にすら打ち明けていない人が80%もいるといわれています。団体の声かけは「まずは家族に打ち明けよう」から。


2008年8月24日(日) 30時間の断食に生徒達が集う
「第11回ワールド・ヴィジョン30時間断食」が23日から24日にかけてマレーシアの各会場で行われている。参加者が同時に断食をすることで世界中の貧しい人々の日常を追体験し、基金を募るのが目的。主催者のワールド・ヴィジョン・マレーシアによると昨年の参加者は5,000人、今年は会場を分散したため9,500人が参加した。そのうちの一会場、HELPカレッジには7つの中等学校の生徒400人が集まり、午前10時から断食に入った。この会場では55,000リンギ(約179万円)が集まった。24日午後には参加者約5,000人がブキッ・ジャリル国立ホッケースタジアムに集合し断食終了カウントダウンと閉会式を行う。 (New Sunday Times / Nation)

4つ下のアヴリル・ラヴィーンのコンサートの件は、当初の予定通り8月29日開催の許可が出ました。省は「セクシーすぎる、独立記念行事の時期にふさわしくないから中止」と報道された内容を否定し、許可が出せなかったのは「プロモーターの開催申請が遅かったから」だと言っています。


●2008年8月23日(土) ガソリン価格、今日から値下げ
政府はプレミアム無鉛ガソリン(RON97)を1リットル2.70リンギから2.55リンギ(約88円→83円)へ、普通無鉛ガソリン(RON92)を2.62リンギから2.40リンギ(約85円→78円)へ、ディーゼルを2.58リンギから2.50リンギ(約84円→82円)へ、それぞれ23日から値下げすると発表した。原油価格に応じて月ごとにガソリン価格を変動させる政策を9月1日から実施する予定だったが、ここ2週間の原油の値下がりと7月の国内インフレ率を考慮して実施を1週間前倒しにした。7月のインフレ率は8.5%で26年ぶりの高上昇。燃油1リットル当たりの政府の補助金30センと、天井価格を2.70リンギとすることについては今年末までは持続する。アブドラ首相は燃油の値下げに応じて物価も下がるべきであると述べた。 (New Straits Times / Prime News)

6月6日の値上げ(ガソリンRON97で 1.92→2.70 リンギ、ディーゼルで 1.58→2.58 リンギ)に比べると今回の値下げは小幅です。一度上がった物価は簡単に下がるものでしょうか?


●2008年8月22日(金) アブドラ首相が電車に試乗し「問題山積、改善を」
アブドラ首相がラッシュ時の電車に試乗した。セルダンからKLセントラルまでKTMコミューターで、次にLRTに乗り換えてマスジット・ジャメまで合計1時間の試乗で、満員電車を数台見送り、車内での混雑を経験した首相は「整列もなく押し合いへし合いで利用者が気の毒。電車が時間に正確でないのも問題」と指摘し、鉄道サービスの改善を命じた。鉄道各社は新車両の購入、1台あたりの車両の増設、車内再設計などで輸送人数キャパを増やす予定。 (New Straits Times / Prime News)

ぜひバスにも試乗していただきたい。


●2008年8月21日(木) 途中給油なしで700キロを走れ(燃費節約競争)
18日、19日に「シェル・ワンタンク・チャレンジ」と称して、クアラルンプールとジョホール間の往復700キロをガソリン満タンで出発し途中の給油は一切せずに完走する、というイベントが行われた。18人が10台の異なる車種で参加。完走後にタンク半分のガソリンを残すという好成績を挙げたのはアナンド・ラジさんとジェスミート・シンさんのペア。スピードの維持、急ブレーキを避ける、エアコンは往復時間の半分しか使わない、走行の抵抗を防ぐために窓は全開にしない、など予め研究しておいた工夫が役に立ったと言う。この一行には、燃費効率でギネス記録を持つジョン・テイラーさんとヘレン・テイラーさんも加わって、燃費節約のヒントを参加者と分かち合った。 (New Straits Times / Nation)

昨日のアヴリル・ラヴィーンのコンサートの件で、文化省は「29日の開催はしない。中止ではなく延期」と発表。プロモーターはまだ代替日を決められず、結論は来週に持ち越されます。


●2008年8月20日(水) アヴリル・ラヴィーンのKLコンサート中止
団結・文化・芸術・遺産省は昨日、8月29日に予定されていたカナダのロック・シンガー、アヴリル・ラヴィーンのコンサート中止を決定した。数週間前から野党PASの青年部が「セクシーすぎる」としてショーの中止を求めており、省が「マレーシアの文化に不適切で、国家的祝賀行事である独立記念日の2日前に開催するのはタイムリーではない」と判断した。18日の段階で、チケットの半分が売れている。プロモーターはコンサートの代替日を省に申請することが出来るが、プロモーターからまだコメントは得られていない。 (New Straits Times / Prime News)

昨年は外国人タレントに対する服装規定(わいせつ・ドラッグのイメージがなく、胸からひざまでを覆う)について論議があり、その結果、ビヨンセは公演地をマレーシアからインドネシアに変え、クリスティーナ・アギレラはアジアツアーからマレーシアを外しました。


●2008年8月19日(火) リー・チョンウェイ帰馬
北京オリンピックバドミントン男子シングルスで銀メダルを獲得したリー・チョンウェイ選手が帰国し、来年インドで行われる世界選手権ならびに2010年のアジア競技会、さらには2012年のロンドンオリンピックで好成績を残したいと言った。特に世界選手権は1977年に始まって以来、マレーシア人で優勝した選手はなく、リー選手が第一号になるという意気込み。リー選手のこれまでの記録は2005年世界選手権アナハイム(米カリフォルニア)大会と、2006年アジア競技会ドーハ大会でそれぞれ銅メダル。1週間休養した後、9月16〜21日のジャパン・オープンでのタイトル防衛戦に向けて練習を始める。 (New Straits Times / Prime News)

北京での決勝戦では自分のペースに持ち込めず、結果にうなだれたリー選手でしたが、今後の活躍が期待されます。


●2008年8月18日(月) ビントゥルの凧(たこ)揚げの数、マレーシア記録達成
17日午後3時半、ビントゥルの元ヘリコプター発着所の滑走路(1.5キロ)で、1,655個の凧が一斉に空に舞った。サラワクの独立45周年(*注)を記念して1週間開催されているボルネオ国際凧揚げ祭の一環としての行事で、マレーシア・ブック・オブ・レコーズの審査員が、20分間一斉に揚がった凧の数としては過去最高として認定した。州のポー議員は「当初の目標は1,000個だったが、予想外に多くの人々が参加してくれた。民族、年齢を超えた相互理解と友好を深めるため、こういった公共行事をもっと推進して行きたい」と言った。 (The Star / Nation)

(*注)サラワクは、イギリス人ジェームズ・ブルックの子孫がラジャ(藩王)として100年以上支配した後、第二次世界大戦後に英国に譲渡され、1963年に英国から独立してマレーシアに加入しました。マレーシアの独立(1957年)と6年の時差があります。


2008年8月17日(日) 観賞用魚の輸出拡大へ
20日から4日間、養殖魚の展示会「アクアフェア」が漁業局の主催によりクアラルンプールコンベンションセンターで開かれる。10か国から150以上の業者が出展するこの展示会を、局はマレーシアの観賞用魚の輸出拡大を狙うきっかけにしたいと考えている。局によると、マレーシアの観賞用魚の昨年の生産高は1.92億リンギ(約63億円)で世界第2位。2010年までに年間8億匹の観賞用魚を生産し、輸出額3億リンギ(約99億円)を目指す。また、農業・農産業省では中〜大規模の養殖場の育成に力を入れ、2010年までに養殖産品の生産量 507,558トン、金額 50.7億リンギ(約1,673億円)を目指している。 (New Sunday Times / Prime News)

記事本文ではマレーシアの観賞用魚の「生産高」が世界第二位、となっていますが、「生産高は世界一、輸出額が世界第二位」としている資料もあります。


●2008年8月16日(土) 男子バドミントンシングルスでメダル確定
北京オリンピック男子バドミントンシングルス準決勝でマレーシアのリー・チョンウェイ選手が韓国のリー・ヒュンイル選手を21-18、13-21、21-13で破り、決勝進出を果たした。同じく準決勝でチェン・ジン選手(中国)を破ったリン・ダイ選手(中国)を相手に17日の決勝戦に臨む。銀メダルは確定、マレーシア初の金メダル獲得も期待される。過去のメダル獲得実績は、いずれもバドミントンで、1996年アトランタ大会で男子ダブルスで銀、男子シングルスで銅、1992年バルセロナ大会で男子ダブルスで銅の3つ。 (New Straits Times / front page)

マレーシア初のオリンピック金メダル、なるか? メダル獲得者には国から賞金が出ます。(関連記事は2008年6月26日
【2008年8月18日追記】リー・チョンウェイ選手は 12-21、8-21でリン・ダイ選手に敗れ、銀メダルでした。


●2008年8月15日(金) エンパイア・ステート・ビルがマレーシア色に
ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルは、北京オリンピックの開催期間中、参加選手数の多い66か国の国旗の色で建物のライトアップを行っている。8月21日(木)の夜は、建物の東側がマレーシア、西側がフィンランド、北側がモロッコ、南側がケニアの国旗の色でライトアップされる。4か国の国旗の色を使って建物のライトアップを4分割するのはエンパイア・ステート・ビルとしては初めて。 (New Straits Times / Prime News)

マレーシアは今のところメダルの獲得はありません。


●2008年8月14日(木) 農園でのへび大量死の原因は細菌
ヌグリ・スンビラン州のクアラ・ピラーへび農園で飼育されていた珍種のへび30匹がここ2か月の間に次々と死に、マレーシア農業大学が検死を行った結果、死因は細菌感染によるものだとわかった。農園では残った28匹を隔離して2か月ほど一般公開を中止し、州政府機関のメンバーで構成する委員会の主導で検疫と生育環境のアップグレードを行う。5月にブラジル産のオオアナコンダが13匹のこどもを産み、話題になったが、生き残っているのは3匹のみとなった。一方州の野党議員はへび農園の観光客誘致という目的の対費用効果に疑問を抱き、州に対してプロジェクトに要した費用の開示を求めた。 (New Straits Times / Prime News)

野党議員さんの指摘の通り、へびばかりを見に行きたいとはあまり思いません……。


●2008年8月13日(水) ラヤンラヤン島の領有権を守れ
コタキナバル(サバ州)の北西300キロの南シナ海に浮かぶラヤンラヤン島に報道関係者を迎えた晩餐会で、ナジブ副首相は「この島の領有権を、海軍基地および戦闘機と軍艦を配備して守る。バトゥ・プテー島の前例を繰り返してはならない」と述べた。ラヤンラヤン島は複数の国が領有権を主張している南沙諸島(スプラトリー諸島)に近く、海底資源が見込めるので重要。ダイビングのほか、渡り鳥の拠点でもあるのでバードウォッチングを楽しむことも出来る。 (The Star / Nation)

南沙諸島の領有権を主張しているのは中華民国(台湾)、中華人民共和国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシア。バトゥ・プテー島はジョホール沖に位置し、シンガポールと領有権を争っていましたが、今年5月、国際司法裁判所の判決でマレーシアは領有権を失い、現在はシンガポール名のペドラ・ブランカ島となっています。


●2008年8月12日(火) 国際花火競技大会が開幕
12日夜、プトラジャヤ国際コンベンションセンターでマレーシア国際花火競技大会が始まる。観光省が主催、5か国のチームが参加。運営を行うグローバル2000社のジョー・ガザルCEOによると、今年は昨年よりも規模が大きく、花火の薬莢を一列に並べると、昨年は100メートルだったのが今年は250メートルになるという。会場から1キロの距離でも音楽が聞こえるよう、サウンドシステムも増強した。初日の今日はマレーシアチーム、16日に中国、20日にカナダ、24日にスペイン。昨年優勝したオーストラリアチームが29日にグランドフィナーレを飾る。 (New Straits Times / Nation)

音楽に合わせて花火を躍らせ、色と見栄えとハーモニーが審査されます。昨年は日本チームが参加しましたが今年はなし。


●2008年8月11日(月) 観光業、目標達成の見通し厳しく
観光局は、今年のマレーシアへの観光客数の政府目標2250万人を2150万人に下方修正する提案書を近く政府に提出する。今年1月〜6月の実績は1096万人で当初の目標の半分に達していない。「メディアスペースが過去10年間で3割値上がりしているにもかかわらず、広報予算は2007年を除いてずっと同じであり、効果的な宣伝が出来ない。熱心な宣伝活動を繰り広げている近隣の観光地と競争するためにも、もっと予算が欲しい」と観光局長。今年の予算は4.85億リンギ(約161億円)、うち宣伝費2.25億リンギ(約75億円)、販促費1.55億リンギ(約51億円)、人件費と事務所家賃0.75億リンギ(約25億円)。 (New Straits Times / Biz News)

今年1〜6月のアラブからの観光客数は99,032人で前年同時期の94,574人より4.7%増加。クアラルンプール以外を訪れる人が増えているそうです。


2008年8月10日(日) ジャンヌさん「ムスリムであることに誇り」
アブドラ首相夫人のジャンヌさん(2007年6月に結婚、双方再婚)が9日、第一回国家レベルのムスリム会議で「23年前にカトリックからイスラム教に改宗したことを後悔したことはない」と述べた。ジャンヌさんは1953年にポルトガル系欧亜家庭に生まれ、カトリックで育ったが、23歳の時結婚を機にイスラム教に改宗。両親も理解を示し、改宗以後親子の絆がさらに深まったと言う。この体験を基に「たとえ宗教が異なっても親を大切にしましょう。カトリックもイスラムも民族や出自ではなく、行いを善くするということなのです」と言った。 (Sunday Star / Nation)

もとの名前はジャンヌ・ダンカーさん、改宗後のイスラム名がジャンヌ・アブドラさんです。


●2008年8月9日(土) 今年の独立記念日は花火なし
シャフィー・アプダル団結・文化・芸術・遺産相は、今年の独立記念日予算が4千万リンギから2千万リンギに減ったため、当日の花火はなし、と発表した。ただし民間団体には強制せず、花火を予定している民間は打ち上げてもよい。今年の記念式典のテーマは「団結は成功の柱」。記念月間は8月16日から10月18日まで。最終日の閉会式典はサバで行われる。 (New Straits Times / Nation)

例年の記念月間は8月半ば〜9月半ばの1か月なのですが、今年は2か月も? それとも「9月18日まで」の誤植かも?


●2008年8月8日(金) イーデス蚊がもたらすもうひとつの脅威
6日にシンガポールでチクングニヤ熱の感染が18件報告された。マレーシアでも、ジョホール、ペラ、ヌグリ・スンビラン、マラッカで感染例が報告されており、リョウ保健相はマレーシア全体に注意を呼びかけた。チクングニヤ・ウィルスを媒介するのは、デング熱ウィルスを媒介するのと同じイーデス蚊で、ワクチンはなく、対症療法しかない。予防法は蚊に刺されないようにすること。チクングニヤ熱はアジアでは1960年代にバンコク、1964年にインド各地、1969年にスリランカ、1975年にベトナム、ミャンマー、1982年にインドネシアで感染が報告され、WHO(世界保健機関)によると、20年以上の中休みを経て最近インドやインド洋の島々で報告されている。 (New Straits Times / Prime News)

潜伏期間は3〜12日、症状は高熱、関節の痛み、皮膚に赤い発疹、頭痛。熱は5日ほど続くそうで、デング熱の症状によく似ています。


●2008年8月7日(木) 野外博物館、2年ぶりに再開(トレンガヌ)
トレンガヌのブキッ・プトゥリ野外博物館が2年間の閉鎖の後、再開した。ブキッ・プトゥリはトレンガヌをスルタンが治めていた1600年代に砂、卵白、石灰、貝、はちみつを使って砦が作られた場所で、大砲、真鍮の鐘、時計塔、ザイナル・アビディン2世の統治時代の有名な指導者サイド・ヤシン・アキルの墓などがある。州の博物館責任者のモハメドさんはここをトレンガヌの重要なランドマークとして観光客に勧めている。毎日開館。 (New Straits Times / Nation)

トレンガヌ川に近く、一方は川の風景、他方は町の風景が見渡せる好立地のようです。記事では毎日開館とのことですが、金曜日はお休みが多いトレンガヌのこと、訪問前に要確認です。


●2008年8月6日(水) ペナンにてカナダのカップルがプラナカン・スタイルで挙式
先ごろペナンで開催された世界ドラゴンボート選手権大会にカナダのトロントからのチームの一員として参加した女性、リカ・トクエさん(30歳)と、その婚約者キャンベルさん(41歳)が、プラナカン文化を今に伝えるチョン・ファッ・ツェ邸で挙式した。新郎新婦は90年前のプラナカンの結婚衣裳を着て、式にはドラゴンボート参加者や身内の合計18人が出席した。ふたりは2年前にウェブで知り合い、1年前に婚約、かねてから海外挙式を考えてフィジーやタイなどを候補に挙げていたが結局ペナンを選んだ。この後二人はランカウイ、チェンマイ、日本を訪れる。 (New Straits Times / Nation)

プラナカンとは、中国からの移民とマレー系の間の子孫。男性はババ、女性はニョニャと呼ばれ、異文化が融合した独特の文化圏を作りました。


●2008年8月5日(火) パハン州、森林開発を規制する動きへ
4日、キャメロンハイランドで行われた科学探検セミナーの開会式でアドナン・ヤアコブ知事は「この高原は開発され過ぎた。これ以上の森林開発は規制する時期に来た」と述べ、地域委員会と州森林局に野菜畑を作る目的での違法開発を止めるよう指示した。キャメロンハイランドはエコ・ツーリズムの観光地として年間50万人が訪れる。パハン州には198万ヘクタールの森林(州の面積の55.09%)があり、そのうち148万ヘクタール(同41.3%)が永久保護区および保護区候補地。これに加えてタマンネガラ自然公園が33万ヘクタール(同9.2%)と政府所有森林地が17万ヘクタール(同4.6%)ある。 (New Straits Times / Nation)

キャメロンハイランドは年間を通じて涼しい気候ですが、近年、温暖化の影響で、以前は低地に見られた動植物が増えているそうです。


●2008年8月4日(月) 大人のための読み書き教室
教育省が今年4月に全国で開始した非識字者の根絶計画に基づき、サバ州のカンポン・トゥムンダ・サリマンドゥッで50歳から83歳の25人が読み書きのクラスに通い始めた。25人は襟付きの青いTシャツにダークな色合いのスラックスの「制服」を着て月・火・水の午後2時〜4時にレッスンを受ける。合計100日の200時間コース。教育省の指針の下、これまでにサバ州とサラワク州で先住民族の大人向けのクラスを発足させた小学校は102校。 (New Straits Times / Nation)

ユニセフの資料によると、マレーシアの大人全体(15歳以上、2000-2005年)の識字率は89%、若者(15-24歳、2000-2006年)の識字率は97%です。


2008年8月3日(日) マレーシア救援隊、任務を終えてニアス島から引き上げ
NGOのマレーシア救援隊(Mercy Malaysia、ドクター・ジェミラ・マームード代表)は、2005年3月のインドネシア、ニアス島沖地震(マグニチュード8.7)で外国医療部隊として現地にどこよりも早く駆けつけた。以来3年にわたり、インドネシア政府に協力して被災地の救援活動を行ってきた。主な功績はグヌンシトリ総合病院の改築第一段階(津波ファンドから198万リンギ≒6,500万円を充当)を完成させたこと。昨日救援隊はインドネシア政府のリハビリ再建局に今後の計画をバトンタッチしてマレーシアに帰国した。 (New Sunday Times / Prime News)

2004年12月のスマトラ島沖地震の時にも Mercy はアチェに飛びました。ニアス島沖地震はそれから3か月後でした。


●2008年8月2日(土) 9月からのガソリン価格、月ごとに変動制
アブドラ首相は、原油の月平均価格に連動してガソリンの小売価格を月ごとに変動させる計画を発表した。9月1日から実施。各月の初日にその月の価格が固定される。ただし価格は現行の1リットル2.70リンギ(約89円)を超えないものとする。6月5日にガソリンの値上げを実施した時の原油価格は1バレル125米ドル(約1.34万円)で、その後8日に139米ドル(約1.5万円)に上がったが、11日に首相は今年はこれ以上のガソリンの値上げはしないと発表した。ここ数週間で原油価格が下がる傾向にあり、7月末には1バレル122米ドル(約1.31万円)となっている。 (New Straits Times / Prime News)

毎月初めに「今月のガソリン価格」の記事が定番になるかも……。


●2008年8月1日(金) 公務員嘱託医に5000件の求人
首相府は公共サービス委員会で、公務員の求人総数は15,887件、そのうち主なものは嘱託医5,189件、管理部門職員2,000件、麻薬防止局職員1,552件、薬剤師1,341件であると発表した。応募総数は今年前半で797,973人で、昨年1年間の合計760,840人を既に上回った。うち、マレー系以外の民族は、中華系が今年前半で12,111人(昨年1年で12,875人)、インド系が今年前半で17,798人(昨年1年で18,553人)。嘱託医と薬剤師、歯科嘱託医については毎週火曜日にプトラジャヤ、クチン、コタキナバルで面接を行っている。 (The Star / Nation)

マレー系が大勢を占める公務員の世界です。


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