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今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2008年6月

●2008年6月30日(月) 記録の認定は施設の40センチの差の真偽しだい
今月トレンガヌのアクアティック・コンプレックスで開催された第12回マレーシア競技会(水泳)で、大会新記録が21、国内新記録が5出たが、競技場のプールの長さがメジャーで計測すると50メートルに40センチ足りないと新聞社宛てに内報があり、もしこれが真実だとすると記録の認定が消滅する可能性がある。アマチュア水泳連盟では、第三機関に依頼して信頼のおける科学的な方法で競技場を測定した上で処置を決める方針。 (New Straits Times / Prime News)

この施設はトレンガヌ州の建設局の管理下で民間業者が建設を請け負ったもの。大会前の施設の修繕費は州の予算から出ています。


2008年6月29日(日) 芸術アカデミー振興のために9,000万リンギを
政府は「国立芸術文化遺産アカデミー(Aswara)」の振興のために、第9次マレーシア計画(2006年〜2010年の経済5か年計画)の下、9,000万リンギ(約29億円)を充当する。芸術関係の人材育成のため教育を充実させることが目的で、学位コースと大学院コースの促進や、アニメーショントレーニングセンターの設立に使われる。現在 Aswara の学生は653人、うち88%がマレー系だが、中国の京劇、中国・インドの伝統舞踊などのコースもあり、マレー系以外の学生を35%程度に増やす計画でいる。 (New Sunday Times / Prime News)

伝統芸術あり、アニメセンターあり。発展に期待。


●2008年6月28日(土) 裏庭からガスが出た
クランタン州のカンポン・クバン・キアットに住むアジラー・モハマド・ダウドさんが自宅の裏庭に掘り抜き井戸を作るため、作業者をふたり雇って土を20メートル掘り返したところ、天然ガスが噴き出した。早速間に合わせのこんろを用意して井戸をパイプでつなぎ、目玉焼きを焼いた。この近辺には2年ほど前からガスの鉱床があると噂されていたが、具体的に発見されたのはこれが初めて。近くアジラーさんは家のキッチンにパイプをつなぐ予定。 (New Straits Times / Nation)

燃料費やそれに伴う諸々の値上げが続く中、アジラーさん、ラッキーでした。類似のニュースが2006年4月18日にも。


●2008年6月27日(金) ATM からの窃盗事件で警備員10人を拘置
24日午後11時頃、スリ・クンバンガンのメイバンクで数人のグループが監視カメラ8台にスプレーを吹き付け、ATM を鍵で開けて60万リンギ(約2,000万円)を盗んだ事件で、警察は警備員10人を容疑者として4日間拘置し、捜査協力を求める。10人は2つの警備会社から派遣され、ATM に現金を補う役目を負っており、全員ATM のアクセスコードを知っている。警察では19日にバンダル・バル・バンギでATM から現金35万リンギ(約1,160万円)が盗まれた事件についても関連を調べている。 (New Straits Times / Nation)

この10人以外にも容疑者として内部に通じている数人がさらに逮捕される予定だそうです。


●2008年6月26日(木) 国のため? 金(かね)のため?
内閣スポーツ委員会が、北京オリンピックでメダルを獲得した人に賞金を授与すると発表した。金メダリストに100万リンギ(約3,300万円)、銀メダリストに30万リンギ(約1,000万円)、銅メダリストに10万リンギ(約330万円)、チーム競技で金メダルを獲得したら各個人に15万リンギ(約500万円)。加えて、メダル獲得者(過去に獲得した人も含む)の年金を、来月からひと月あたり金メダリストは現行の3,000リンギから5,000リンギ(約10万→16万円)に、銀メダリストは1,500リンギから3,000リンギ(約5万→10万円)に、銅メダリストは1,000リンギから2,000リンギ(約3.3万→6.6万円)に増額する。新聞社のウェブにはスポーツで記録を出すことは一体何のためなのか? といった意見が寄せられている。 (New Straits Times / Prime News)

過去の実績は、92年バルセロナ大会バドミントンダブルスで銅メダル、96年アトランタ大会バドミントンダブルスで銀メダル、シングルスで銅メダルの3件のみ。金メダリストはまだいません。


●2008年6月25日(水) 「カンポン・ボーイ」がドイツで出版へ
漫画家ラット氏の代表作「カンポン・ボーイ」がドイツ語に翻訳され、ドイツで出版されることになった。価格は9.90ユーロ(約1,650円)。「カンポン・ボーイ」は1950年代に田舎で育ったマレーの少年を描いた作品で、30年前に書かれ、これまでにポルトガル語、日本語、フランス語、英語に翻訳されている。ドイツ語版は10月に行われるフランクフルト・ブックフェアで紹介される。このフェアは世界最大級の本の展示会で、出版社や著作権代理業者ら20万人を動員し、11か国の記者11,000人が取材に行く予定。 (New Straits Times / Nation)

ラット(本名モハマド・ノル・カリド)さん本人もブックフェア参加の予定です。


●2008年6月24日(火) 野党の議員4人が抗議の意味で自転車出勤
野党PKR(人民正義党)の国会議員4人が、23日、中央銀行から3キロの道程を自転車に乗って約10分後に国会議事堂入りした。目的は最近の燃料費値上げについて与党に抗議する意思を表明するためで、ぱりっとしたシャツにネクタイ姿の4人が乗った自転車は古く、さびがあり、タイヤははげかかっていた。このうちのひとり、ティアン・チュア議員が議事堂前で報道陣に「燃料費の値上げで国民がどんなに困っているかを身をもって体験してみた。与党議員にもやってみてほしい。このことがもっと議論を巻き起こすきっかけになってほしい」と言った。首相府の大臣はこれに対し「愚かな行為だ」と言った。 (New Straits Times / Prime News)

値上げのなかった液化天然ガスを燃料として使えるように車を改造する人が増えています。改造用のタンクも車のサイズに合わせて各種出回るようになりました。


●2008年6月23日(月) ペナンの中華系市政庁舎はいつ建てられたのか?
78の団体と230人の委員が出席したペナン中華系市庁舎の総会で、この建物(および組織)が成立した日付の真相を解明するための委員会が設置された。市庁舎の記録によると1875年だが、(イギリスの)海峡植民地の権利証書によると1881年だという。また他に1883年と主張する人もいる。リム委員長は「情報を混乱させ、メディアに事実を歪曲して伝えることで市庁舎のイメージを落とし、一部のメンバーを引退させようと狙うグループが存在する」ことを暗に示し「市政の混乱を招かぬよう、真実を解明するのが委員会の責務」と発表した。 (New Straits Times / Nation)

この6〜8年の差にどのような意味があるのか、記事からはわかりませんが、リム委員長によるとこの件をネタに暗躍するグループがペナンの中華系コミュニティーの利益に支障となる可能性があるそうです。


2008年6月22日(日) 戦時中の不発弾の爆破処理が成功(イポー)
ピンジ川の土手で見つかった不発弾の爆破処理が21日午前8時半から始まり、2回の爆破で午前11時前に完全に処理された。不発弾は重さ454キロ、1945年製造と見られるイギリス製で、6月14日に釣り人が発見した。この地域が日本の占領下にあった頃、橋を爆破するためにイギリス軍が投下したものと推定されている。爆発した時に影響が及ぶ範囲は300メートルで、近隣の住民は不発弾の場所から500メートル以上の場所に午前7時から避難して処理を待った。爆破処理による被害はなかった。 (New Sunday Times / Nation)

処理の準備をする爆破隊、処理前に人気(ひとけ)のなくなった町の風景、処理中に耳をふさぐ宗教学校の子ども達、処理後に破片を見ようと群がる人々の写真が出ています。


●2008年6月21日(土) エイズの状況
ニューヨークで開かれたHIV/エイズに関する国連ハイレベル会議にマレーシア代表として出席したリー医師の談話。「マレーシアで昨年HIV陽性と診断された人は4,900人で、2002年の7,000人と比べると減少した。麻薬中毒者を更正したり、注射針を共用するのを防いだりする政府の「害悪低減プログラム」の効果である。しかし今回の数字のうち16%が女性で、10年前の1%から格段に増えた。これは異性間での感染が急増しているからであり、今後は女性や若年層への感染を防ぐ対策を強化しなければならない。昨年末までに報告されているHIV感染者総数は80,938人、うちエイズを発症した人は13,000人、死亡した人は10,000人、抗レトロウィルス治療を受けた人は7,000人、2010年までに10,000人が受けると予想」。 (New Straits Times / Nation)

政府の「害悪低減プログラム」は国連ミレニアム開発目標を達成するために2005年から実施されています。詳細は2007年10月2日の記事に。


●2008年6月20日(金) 欧州連合への海産物の輸出を自主的に一時停止
去る4月欧州委員会がマレーシアの水産冷凍加工工場9か所を検査して6か所が欧州の保健基準に合わず、マレーシアからの海産物の輸入の禁止を提案したのを受けて、政府は欧州連合の国々への魚介類の輸出を自主的に一時停止した。今後3か月を目安に46の加工所の検査、指導を行い、欧州委員会の2度目の検査に備えて輸出再開を目指す。欧州向けの輸出品は冷凍ものではエビとイカ、生魚ではコイや金魚などの観賞用魚が多い。3か月の輸出停止で見積もられる損失額は10億リンギ(約330億円)。 (New Straits Times / Prime News)

欧州の2度目の検査で「やっぱりだめ」とならないよう、がんばっていただきたい。


●2008年6月19日(木) デング熱感染防止には地域全体の努力が必須
17日に開かれた東南アジアデングサミット2008で、世界保健機構(WHO)代表のラマチャンドラン氏は、アジア太平洋地域における貿易や観光の促進とともに、一国におけるデング熱の発生が他国をも脅かす可能性が増えているので、感染防止の努力は一国内に限るのではなく、地域全体の取り組みが必要だと述べた。感染の可能性があるのは世界で25億人、うち18億人がアジア太平洋地域の国々の住人。感染の危険を高める要因は、イーデス蚊(ウィルスを媒介する)の幼虫が生息しやすい環境を作る無計画な都市開発、未発達な下水処理、衛生状態の悪さなど。マレーシアでは今年1月から6月7日までに18,893人が感染、死者45人(昨年同時期は感染者22,815人、死者48人)。 (New Straits Times / Prime News)

当地では虫除けスプレーが日焼け止めとともに年中使う必需品です。


●2008年6月18日(水) メガセール・カーニバルが7月5日から
9年目を迎えるメガセールが7月5日〜9月1日、全国のショッピングモールやハイパーマーケットなどで開催される。各種販売促進やエンターテインメントショーのほか、一部のモールでは深夜まで開店、観光客を主要なショッピングセンターに案内する3時間半のツアー(ひとり55〜295リンギ≒1,800〜9,800円)、観光客特典ディスカウントカード10万枚以上の発行などが計画されている。観光省では今年の観光客数を2,250万人(昨年は2,090万人)、観光収入を450億リンギ(約1.5億円)、うち観光客の買い物による収入を160億リンギ≒5,300億円(昨年は122億リンギ≒4,000億円)と見積もっている。買い物客の国籍は、人数の多さでは、中東、インド、中国、インドネシア、ベトナム。 (New Straits Times / Prime News)

来週から5週間、特に毎週火曜日(中東からの客の便が到着する日)に集中して観光省主導でフレンドリータクシーキャンペーンを展開するそうです。……恒常的にしてほしいものですが。


●2008年6月17日(火) OIC(イスラム諸国会議)外相会議が明日から
ライス・ヤティム外相は明日から3日間ウガンダのカンパラで開かれる第35回OIC(イスラム諸国会議機構)外相会議に出席する。マレーシアは昨年パキスタンのイスラマバードで開かれた第34回会議で改定されたOIC憲章に批准したことを報告し、ウンマ(イスラム共同体)の改善、特にパレスチナ和平プロセスの行き詰まりを打開するためにOIC加盟国が協力する必要があることを提案する。議題は他に石油・食糧危機、イスラム世界と西側との溝を埋める努力についてなど。(New Straits Times / Prime News)

OICは首脳会議が3年に1回、外相会議は1年に1回開かれています。


●2008年6月16日(月) レントゲンフィルムを使った伝統太鼓
コンパン(マレーの伝統的な太鼓)の奏者、モハマド・ジャイス・サブトゥさん(53歳)は、太鼓の皮の材料であるヤギの皮が数年前から入手困難になっているため、代わりにレントゲン写真のフィルムを使って太鼓を作っている。8年前、代替素材を探していた時、たまたま親戚が怪我をした時に撮影したレントゲンフィルムが家にあったのでそれを使ったところ、すばらしい音が出た。今や「骨の模様があるコンパン」は彼が25年率いる太鼓団のトレードマークとなった。モハマドさんがレントゲン太鼓のコレクションを完成させるために必要なのは頭骸骨が写ったフィルムだということだ。 (New Straits Times / Prime News)

コンパンはマレーの行事(結婚式や来賓歓迎など)に欠かせない手持ち太鼓です。


2008年6月15日(日) 払い戻し(燃料値上げの衝撃緩和策)開始、郵便局大混雑
14日、燃料値上げの緩和策として政府が4日に発表した車やバイクの持ち主に対する「払い戻し」が全国683の郵便局で始まり、初日だけで24万人以上に1.17億リンギ(約38億円)が支払われた。内容は、所有車の排気量に応じて150〜625リンギ(約4,800〜2万円)を払い戻す、または道路税50〜200リンギ(約1,600〜6,500円)の割引を行うというもの。初日の昨日は午前7時から何千人もが郵便局に並び、一部の郵便局で停電が発生し中央銀行支店から郵便局への現金支払が不能になるなどの弊害が起きた。シャジマンエネルギー・水・通信相は「払い戻し期間は来年3月31日までなので焦らないように。手続きを潤滑にするためにウェブサイトから申請書をダウンロードして記入して持参してください」と呼びかけている。 (New Straits Times / Prime News)

たとえば、排気量2000cc未満の乗用車、2500cc以下の四輪駆動車やピックアップトラックの所有者は、1台につき625リンギ(2万円強)が還元されます。


●2008年6月14日(土) KLで燃料値上げ反対デモ
13日午後2時過ぎ、PAS(全マレーシアイスラム党)青年部率いる抗議者の集団が、カンポン・バルのモスクからジャラン・ラジャ・ラウトのPAS本部に向かって、燃料の値下げを要求しながら行進を始めた。集団はKLCCのペトロナス本社を目指したが、途中で警官隊に止められた。ソゴウデパートの前ではPAS青年部のサラフディン・アユブ代表の演説が20分行われ、周辺の交通が麻痺した。ダン・ワンギ警察は、(けが人が出るなどの)事件は起こらなかったが、主催者が演説をする許可は出ておらず、事情を調べると言っている。 (New Straits Times / Prime News)

イスラム教の金曜日の昼のお祈りの直後に始まったデモでした。


●2008年6月13日(金) 全ての村に基本的な生活設備を2016年までに
地方・地域開発省は、2016年までに町から30キロ以内の距離にある全ての居住地区に、道路、水道、電気を整備するという目標を立てた。特にサバ州、サラワク州の公平、平等な地方開発に力を入れる。昨日サバ州の州議会を訪問してこれを発表したムハンマド・タイブ地方・地域開発相は今日から2日間でキナバンタン州議員選挙区のピナンガーにある人里離れた村とバンギ島を視察し人々の要求を探る。サバ州とサラワク州のための開発費用は政府から10億リンギ(約330億円)が割り当てられている。処理された飲用水が入手可能な人々の割合は半島部マレーシアの97%に対し、サバ州では63%。 (New Straits Times / Nation)

水道が通っていない所では住居のベランダに水のタンクを備えて使っています。


●2008年6月12日(木) 教育省、学校の食堂に値上げをしないよう指導
学校の食堂業者は学校側との契約を更新するまでは食べ物や飲み物の価格を据え置くようにと教育省が通達した。先週のガソリンの値上げ以降、ウル・クランの学校の食堂で、ビニールパック入り砂糖水が80セン(約26円)から1リンギ(約32円)に、ナシ・レマが1リンギから1.50リンギ(約48円)になったと親から苦情が出ている。省の事務次官は「これらの主な材料は小麦粉、砂糖、補助金のついている国産米といった、政府が価格を統制しているものばかりなので弁明の余地はないはず」と言う。 (New Straits Times / Prime News)

バス、鉄道、天然ガスは価格据え置きが発表されました。


●2008年6月11日(水) 高等教育相の発表(奨学金とASEAN大学競技会)
モハマド・カレド・ノルディン高等教育相は、国家高等教育基金公社(PTPTN)から奨学金を受けるために親が払わなければならない預託金3,000リンギ(約9.6万円)を今年のみ免除すると発表した。かわりに該当者は最低20リンギ(約644円)で預金口座を開くだけでよい。また省は、第9次マレーシア計画(2006〜2010年の経済5か年計画)での予算182億リンギ(約5,900億円)から、食糧確保などの緊急事項のために8億リンギ(約260億円)を経済計画ユニットに戻さなければならないが、今年12月11〜21日にクアラルンプールで開かれる第14回ASEAN大学競技会の予算2.74億リンギ(約88億円)は保守すると言った。このほか、大学でのスポーツ振興のために3,300万リンギ(約10.6億円)とスポーツ奨学金、報奨金に400万リンギ(約1.3億円)を用意している。競技会にはASEAN10か国から選手、競技役員が7,000人が参加。マレーシア代表選手団は500人の予定。 (New Straits Times / Nation)

今年のみ奨学金の預託金を免除したのは、ガソリンをはじめとする生活物資値上がりによる国民の反発を考慮してのことでしょうか。


●2008年6月10日(火) ロンドンでロティ・チャナイを
政府の「マレーシアキッチンプロジェクト」の下、ロンドンのポール・モールにマレーシアレストラン「ジョム・マカン」が、11日正式オープンする。約362平米、140席、従業員36人でロティ・チャナイやナシ・レマなど50種類のマレーシア料理がロンドン基準でのお手ごろ価格で提供される。イギリスではここ20年でインド、中華、タイ料理の店が増え、特にインド料理店は全国で6,000件あるのに対し、マレーシア料理店は50店ほど。マレーシアキッチンプロジェクトで開店した店は、2007年11月の東京代官山店が第一号で、今回のロンドン店は二号店。ロンドン店への投資額は900万リンギ(約2.9億円)。 (New Straits Times / Prime News)

「ロンドン基準でのお手ごろ価格」というのは「やや高い」の婉曲表現のような……。


●2008年6月9日(月) 「ビニール袋だらけのサバ州」のイメージの払拭を
昨日コタキナバル湿地帯センターでマングローブの苗を植える活動が行われ、サバ州のマシディ観光文化環境相は、「サバ州の環境保護活動はよく知られているが、同時にたくさんのビニール袋が海に浮かんでいる点でも有名だ。皆の努力で後者を過去のものにして行こう」と挨拶した。苗植えを主催したのはシェル・マレーシア、米国スタンフォード大学の組織SEALNet(東南アジアサービスリーダーシップネットワーク)、サバ・ジャーナリスト協会、サバ湿地保護協会。このうちSEALNetでは、10日間の滞在中にリカス湾でひとりにつき20袋分のごみを拾う活動をしている。 (New Straits Times / Nation)

数年前より環境問題の取り上げ頻度が多くなってきました。一部の地域ではごみの分別も始まっています。浸透度は???です。


2008年6月8日(日) ディスク嗅ぎ分け犬のマニーが死亡
アイルランドで海賊盤ディスクを嗅ぎ分ける訓練を受けて今年2月中旬にマレーシアに送られてきた2頭のラブラドール・レトリーバーのうちの1頭、マニーが1週間前に死亡した。遺体は検死のためマレーシアプトラ大学に送られた。国内取引消費者事務省のロスラン実行局長は、海賊盤業者のシンジケートとマニーの死には何か関係があるか、との質問に「マニーはまだ公式に仕事を始めていないのでその可能性は疑わしい」と答えた。マニーとパディの2頭は、昨年マレーシアに短期間出張してきて大活躍したラッキーとフローの後続犬として、アメリカ映画協会が74,500リンギ(約240万円)で購入してマレーシアに贈ったもの。 (New Sunday Times / Prime News)

死因についてはひと言も触れられていません。昨年ラッキーとフローが活躍中に、海賊盤シンジケートが彼らの命を狙っていると報道されたことがあります。


2008年6月7日(土) 国王誕生日 伝統的な道具をデザインした切手を発売
ポス・マレーシア(郵便局)は10日、マレーシアの古い道具や工芸品をデザインした切手シリーズの第二弾を発売する。今回は3種類で、砥石(30セン、四角)、煙草入れ(50セン、四角)、ココナツ割り機(50セン、三角)。特に3番目の三角形の切手は国内で印刷されるものとしては初めて。取り扱いは全国の郵便局。切手収集ビューローでは特別スタンプが押された初日カバーが5.5リンギ(約180円)で、またコレクターズセット(切手3種が9セットと初日カバーとフォルダー)が33.10リンギ(約1,080円)で販売される。 (New Straits Times / Prime News)

砥石と煙草入れは錫製品、ココナツ割り機は木製品で、どれも繊細な彫刻が施してあります。


●2008年6月6日(金) 漁業従事者はディーゼル値上げと政府補助金に悲観的
昨日発表されたガソリン、ディーゼルの値上げと政府補助金の改定の中で、漁船の持ち主にはひと月200リンギ(約6,500円)の補助と、陸揚げ1キロにつき10セン(約3円)の報奨金を出すという策が盛り込まれたが、漁業従事者らはこの策に懐疑的だ。「この策では帳尻が合わないので漁業をやめる」「陸揚げ量が多くなれば市場価格も下がる。キロ10センの報奨金では無意味。また政府は各漁船の陸揚げ量をどうやって追跡し、どういう仕組みで報奨金を払うつもりなのか?」「報奨金よりも、漁業用ディーゼル補助金を元通りのリットルあたり1リンギに戻してほしい」などが代表的な意見。 (New Straits Times / Prime News)

乗用車を天然ガス車へ改造するキットが売れ始めたそうです。


●2008年6月5日(木) ガソリン、ディーゼルが今日から値上がり
アブドラ首相はガソリン、ディーゼルの政府補助金の改定を発表した。今日からガソリンの消費者価格は1リットル2.70リンギ(≒87円、1.92リンギから41%上昇)、ディーゼルは2.58リンギ(≒83円、1.58リンギから63%上昇)となる。政府によると、これにさらに(ガソリンもディーゼルも)1リットルあたり30セン(≒10円)が政府補助金として加わるので、新しい消費者価格は市場価格より30セン安いということだ。値上げの衝撃緩和策として、車やオートバイの所有者に、排気量に応じて年間150〜625リンギ(約4,800〜2万円)の払い戻しまたは道路税50〜200リンギ(約1,600〜6,500円)の割引を行い、これの予算は500万リンギ(約1.6億円)。この払い戻し政策を行っても、今回の値上げで政府の補助金が137億リンギ(約4,400億円)節約されることになり、料理用油や小麦粉の補助金、食糧確保やサバ、サラワクの米価の安定策などに回す。 (New Straits Times / Prime News)

漁船などには一般より優遇された補助金が出され、今年の政府のガソリン、ディーゼルの補助金総額は180億リンギになるということす。今回の値上げによる節約分を上回っています。


●2008年6月4日(水) リゾートでウミガメを保護するキャンペーンを展開
トレンガヌ州プルフンティアン島とレダン島では、観光客を対象に「ウミガメの卵(を食べるの)に『ノー』と言おう」というキャンペーンを行っている。このキャンペーンはマレーシア・トレンガヌ大学のカメの研究リハビリグループが今年2月に提唱し、年間100万人の観光客を見込む「トレンガヌ観光年2008」の今年を啓蒙の好機ととらえて推進しているもの。リゾートにポスターを貼り、スタッフがキャンペーンTシャツを着て、客にアクティビティーの説明をする際にウミガメに関するスライドを見せるなどの活動を続ける予定。 (New Straits Times / Nation)

ウミガメの卵が売られているのは主に半島部の方。島から半島部に戻った観光客が購入する傾向があるそうです。


●2008年6月3日(火) クランタン州に「スピーカーズ・コーナー」
クランタン州政府は昨日、ロンドン、ハイドパークの「スピーカーズ・コーナー」(誰でも自由に演説が出来る広場)を真似て、独自のスピーカーズ・コーナーを2か所設置した。ニック・アジズ州首相の提案によるもので、自分の意見を述べる場を設定することで人々をストレスや緊張感から解き放し、より良い社会作りを目指すというのが目的。ただしロンドンのそれとは異なり、演説をしたい人は事前にテーマを登録する必要があり、宗教・人種に関する話題はタブーとされる。昨日設置された2か所は暫定的なものだが、今月半ばには永続的なスピーカーズ・コーナーを1か所設置する。演説時間は毎週金曜・土曜の午後数時間。 (New Straits Times / Prime News)

演説時間が金曜・土曜なのは、クランタン州はPAS(全マレーシアイスラム)党政権で、イスラム教の安息日である金曜日が休日だからです。(日曜日は平日)


●2008年6月2日(月) オマーンと教育で協力
ヒシャムディン教育相は、訪問先のオマーンの首都マスカットでヤフヤ・サウド・アル・スライミ教育相と会談し、両国が教育面で協力を強化するという覚書を取り交わした。マレーシアの初等・中等教育で数学と理科を英語で教えている制度に関してオマーンの教育関係者にマレーシアが包括的訓練を提供すること、マレーシアはオマーンのアラビア語、宗教学習、ITの組み入れに関して指導してもらうことなどが盛り込まれている。ヒシャムディン教育相はオマーンが教育の国際化に力を入れていることを評価し、両国の利益となるよう情報を共有化したいと述べた。 (New Straits Times / Prime News)

数学と理科を英語で教える制度は2003年に初等1年生、中等1年生で開始、毎年それぞれ1学年増やしながら今年(2008年)で初等6年生、中等6年生まで拡大しています。国内では反対意見もあり、今年末に制度の評価、見直しが行われる予定です。


2008年6月1日(日) マレーシア−インドネシア、ヘイズ(煙害)防止協定
3日、ジャカルタで、マレーシアとインドネシアのヘイズ防止協定の調印が行われる。内容は焼畑農業に替わる農法をマレーシアがインドネシアの農家に訓練すること、泥炭地の再生、ヘイズ早期警告システムの導入。このうち農法の訓練についてはマレーシアのプランテーション企業が用いている「ゼロ燃焼技術(堆肥化)」をまずスマトラ島バンコプサコ村の農民30人に伝授し、以後、リャウ州のパームプランテーションに拡大する計画。スマトラ島からのヘイズは6月〜10月の間に発生する可能性がある。 (New Sunday Times / Prime News)

スマトラ島の焼畑の煙が南西のモンスーンに乗って毎年マレー半島の空を覆うヘイズ。協定の成果に期待。


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