今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2008年3月
| ●2008年3月31日(月) 歴史的な標識が道路わきに倒されたまま |
| 40年以上前、ペラ政府によってペラ−ラハット幹線道路の脇に建てられた石の標識が、2年ほど前に道路の見通しを悪くしているとして近所の住民によって倒され、今まで放置されている。この標識にはマレーシア語で「国語を大切にしましょう」と刻印されている。イポー・バラット地区代表の国会議員クラセガラン氏は「このシンプルだが歴史的な標識が住民の無関心によって倒されたままであるのは遺憾」とし、公共事業局に、標識の修復と適切な場所での再建を依頼すると言った。
(New Straits Times / Prime News) 標識の原文です。→「Utamakanlah Bahasa Kebangsaan」 |
| ●2008年3月30日(日) 内国税収入委員会、元サバ州知事に特例認めず |
| 内国税収入委員会は、元サバ州知事ハリス・サレー氏が税金を滞納していることを理由に、出国しようとしたところを阻止したと発表した。ハリス氏は1976年から1985年までサバ州知事を務め、伝えられるところによるとラブアン島の土地3.5ヘクタールを2000年2月にラブアン開発法人に売却した際に発生した税金419,715リンギ(約1,300万円)を滞納している。委員会は所得税法第104項と不動産利益法第22項に基づいて、完納するまでハリス氏の出国を認めない構え。「税金未納者は委員会に出向くように。場合によっては分割納税のアレンジもする」と委員会。
(Sunday Star / Nation) 払えなくて払ってないのか、払いたくなくて払ってないのか? 後者なら払ってしまえばいつでも出国は可能。 |
| ●2008年3月29日(土) ブラチャン(辛味ソース)に発がん性物質? |
| 保健省は、発がん性物質を含むといわれる着色料を使用しているブラチャン(辛味ソース)の取り締まりを行っている。2005年以降全国でサンプルを抽出して調査した結果、着色料「ローダミンB」を含むブラチャン870キログラムを押収し、罰金の総額は5,500リンギ(約173,000円)となった。保健省では消費者団体に、疑わしい成分を含む製品を見つけたら各州の保険局に連絡するようにと呼びかけている。
(New Straits Times / Prime News) 米国では着色料「ローダミンB」に発がん性があると評価されたことがありますが、日本では「文献情報が十分ではなく、その可能性は否定できない」という見解のようです。 |
| ●2008年3月28日(金) 求職の応募は携帯ショートメッセージで |
| オンラインで求職に応募するケースは増えているが、4月4日〜6日にミッドバレー・エキシビション・センターで開かれる就職フェアでは、リクルート会社のジョブ・ストリート・COMが、登録済みの求職者については希望する会社のコード番号を携帯メッセージで送るだけで履歴書が自動的にその会社に送られるシステムを初めて採用する。フェア会場で登録することも可能。フェア参加企業は国内・海外合わせて約130社、求人件数は約2万件。会場では就職に関する46のセミナーと、修士・博士教育フェア、起業家エキスポも同時開催される。
(New Straits Times / Prime News) フェアは今年で7回目。求人は新卒向けから上級管理職まで。 |
| ●2008年3月27日(木) 下院議員、4月28日に正式就任 |
| 首相府の発表によると、今月8日の選挙で選出された下院議員222人が4月28日に正式就任し、29日に国王により上下両院が開かれる。下院の日程は16日間の予定。これまで野党の事務所は議事堂内に一部屋だったが、今後はDAP(民主行動党)、PAS(全マレーシア・イスラム党)、PKR(人民正義党)の3党にそれぞれ部屋が設けられる。下院の席は馬蹄形を8ブロックに分けた形で、野党が3.5ブロックを占め、具体的な席次は目下検討中。
(New Straits Times / Prime News) 改選前は与党199議席、野党20議席、改選後は与党140議席、野党82議席です。 |
| ●2008年3月26日(水) 60年前の事件で、英国に2度目の請願書 |
| 1948年にバタン・カリで起こった英国近衛歩兵第三連隊(スコッツ・ガード)による地元民虐殺事件の被害者24人の遺族らが、事件から60年を経て、英国高等弁務官事務所に公式謝罪と5億リンギ(約160億円)の補償を求める請願書を提出した。請願書の提出は今回が2度目で、英国首相と女王宛て。この事件は1992年にBBCがドキュメンタリー番組で取り上げ、翌年マレーシアの被害者遺族が第一回目の請願書を提出し、英国の新聞でも報道されたが、その後証拠に欠けるとして事件は封印された形になっていた。
(New Straits Times / Nation) バタン・カリは華人居住地域であったようです。MCA(マレーシア華人協会)もこの請願書の写しを入手して外務省に働きかける姿勢を見せています。 |
| ●2008年3月25日(火) 木材の輸出、欧州連合(EU)の購買政策に生ぬるい対応 |
| 欧州連合(EU)が木材の購買において、輸出国(マレーシアなど)に「違法に伐採されたものではないという証明」を要求してきた。不法伐採の取り締まりを主張する環境保護活動家やNGOの圧力を受け、英国、デンマーク、オランダ、フランス、ベルギーがこの要求を採用しているが、マレーシアからEUへの輸出量は小さく、サラワクの木材会社は対応を急いでいない。サラワクでは持続可能な森林管理を行う「森林管理ユニット(地域)」を全部で65制定する予定で、これに認可されるとその地域で採れる木材は合法性が証明されることになるが、これまでに認可を受けているのは2つの地域のみ。
(New Straits Times / Nation) 輸出木材は合板用のラワン材などのほか、白檀や伽羅木など高級なものもあります。 |
| ●2008年3月24日(月) 大学がカワガメの追跡調査を実施(トレンガヌ) |
| マレーシア・トレンガヌ大学の「カメとリハビリグループ」が、2004年からカワガメを孵化させ、3年育ててセティウ川に放つ活動を続けており、これまでに240匹が川に戻された。このプロジェクトにおいて、今後、30匹(2歳〜9歳)に超音波追跡装置を取り付け、その行動を追うことでカメの生態を詳しく調べることになった。装置を提供したのはアクアリアKLCCでプロジェクトの費用は5万リンギ(約160万円)。プロジェクトリーダーのチャン教授は「カワガメが頻繁に行き来する地域を特定することで、その近辺の環境を守り、絶滅の危機からカメを守る手がかりを見つけたい」と言う。
(New Straits Times / Nation) Wikipediaで、2歳カワガメの背中に1歳カワガメ、そのまた背中に1週間カワガメが乗っている写真が見られます。 |
| ●2008年3月23日(日) 車5億リンギ(約157億円)相当が競売へ |
| ポート・クランで輸入を留め置かれている外車約1,000台、5億リンギ(約157億円)相当が、税関局に引き渡されて競売にかけられることになった。これらは少なくとも3年以上、輸入業者が引き取りに来ないもので、当局は、輸入許可証のないまま輸入しようとしたもの、保管料を払えないほど業績の悪い怪しい会社が輸入しようとしたものと見ている。税関局は今年から世界税関機構(WCO)の基本プログラムを導入し、クランの港では1〜2月で前年同時期より2億リンギ多い18億リンギ(約566億円)の関税を徴収した。
(New Sunday Times / Nation) 第一回競売分は日本製、韓国製の216台、その後メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンなど700台が段階的に競売にかけられます。 |
| ●2008年3月22日(土) 破壊されたインド系寺院が再建(ヌグリ・スンビラン州) |
| ヌグリ・スンビラン州ランタウのリム・サム農園の敷地内にあった2つのインド系寺院が、今月8日の総選挙の直前に、農園管理者の命令で破壊された。伝えられるところではこの管理者は野党と関係があるという。敷地内の宿舎に住む農園従事者はほとんどがインド系で、事態を重く見た州知事が介入し、農園所有者と話をして民間企業の協力を得て事件の3日後に寺院の修復を始めた。州のMIC(マレーシアインド人会議)のラジャゴパル会長は「農園管理者は宗教に関わることには十分気をつけなければならない。敏感事項での問題はしばしば取り返しのつかないことになってしまう」と述べ、州知事の早期介入に感謝の意を表した。
(New Straits Times / Prime News) ヌグリ・スンビラン州は与党連合が勝利。州知事は変わりません。 |
| ●2008年3月21日(金) ワールド・サイレント・デイの実施 |
| プタリンジャヤのある企業が、バリ(インドネシア)のNGOが推進する「ワールド・サイレント・デイ(電気を切って大気汚染を防ぐ日)」に参加し、本日昼間の約2時間半、全ての電子・電気機器のスイッチを切って温室効果ガスの排出削減に尽力する姿勢を見せた。バリのヒンドゥー教徒の「ニエピ・デイ」(断食により魂を浄化し自己の内面に向かい合う日)を元に考案されたワールド・サイレント・デイが実施されるのは初めて。一方で、環境・技術開発センターが指摘するように、(ガス排出削減のために)各企業が実行可能な計画を持たない限り、このようなキャンペーンは一過性のものに終わってしまう、との見方もある。
(New Straits Times / Prime News) バリ・ヒンドゥー教徒の「ニエピ・デイ」は陰暦に基づいているので今年は3月7日でしたが、「ワールド・サイレント・デイ」はニエピ・デイのコンセプトだけを発展させてNGOが本日(3月21日)と決めたそうです。 |
| ●2008年3月20日(木) ムハンマド降誕祭 アイ・オン・マレーシアがマラッカへ |
| 昨年のマレーシア観光年を機にクアラルンプールのタシク・ティティワングサに建設された大観覧車「アイ・オン・マレーシア」がマラッカのコタ・ラクサマナ(ムラカ川の河口)に移ることになった。現在この観覧車を所有、運営するのはアド・スリア社だが、マラッカ側のクンプラン社は観覧車を2,250万リンギ(約7億円)で購入するか、年間500万リンギ(約1.6億円)で賃貸してもらうか検討中。賃貸の場合は賃貸費とは別に運営費と利益を両社で折半する。10月半ばに一般公開予定。
(New Straits Times / Prime News) 昨日退任したラフィダ国際通産相は通算任期が20年で、類似のポストとしてはおそらく世界で最長だということです。 |
| ●2008年3月19日(水) 小さな新内閣発表 |
| アブドラ首相が新内閣閣僚名簿を発表した。26の省の大臣と副大臣の合計数は69人で前回の90人から減。政務次官のポストは廃止。前内閣から引き続き閣僚に残った人は17人、うち5人が前回と同じポスト。任期の長い8人は脱落。新たに指名された大臣は15人。民間の著名人2人(現職の弁護士、元メイバンクCEO)が閣僚入り。MCA(マレーシア華人協会)から初の女性閣僚誕生、女性の大臣は合計2名。「前内閣はヴィジョンはあったが実行力に欠けていた。今期は政策の実行に力を入れる」と首相。
(New Straits Times / front page) (前内閣の)ラフィダ国際通産相、ジャマルディン情報相、アドナン観光相、オン・カーティン住宅相など、「今日のマレーシア」でも登場頻度の高かった大臣達が姿を消しました。 |
| ●2008年3月18日(火) 世界遺産に登録か否か、7月に発表 |
| 文化遺産委員のズライナ・マジッド名誉教授によると、歴史都市として世界遺産への登録を申請中のマラッカとジョージタウン(ペナン)についての結果が、7月にケベック(カナダ)で開かれる世界遺産会議で発表される。この2か所は早くから文明が開け、マラッカ海峡の発展に貢献したとして知られる都市。マレーシアで現在世界遺産に登録されているのはキナバル山公園とムル国立公園の2か所のみ。
(New Straits Times / Nation) アブドラ首相による新内閣の発表は1日遅れて今日(18日)行われたようです。 |
| ●2008年3月17日(月) マラッカ・タワーが4月1日にオープン |
| マラッカ・タワー(メナラ・タミン・サリ)が4月1日に一般に公開される。建設にはスイスの技術が用いられ、建設費用は2,400万リンギ(約7.6億円)。現在95%が完成しており、最後の仕上げが行われている。高さは110メートル。エレベーターで1回につき80人を1分で上まで運ぶことが出来る。
(New Straits Times / Nation) 2006年11月に一度建設が始まりましたが、現場から16世紀のポルトガル要塞の壁が発見されて建設が中止になり、その後場所を変えて新たに建てられました。 |
| ●2008年3月16日(日) (総選挙) 投票用紙 72,058枚が未回収 |
| 8日の総選挙で、配布された投票用紙のうち 72,058枚(国会用 41,564枚と州議会用 30,494枚)が未回収であることがわかった。投票者名簿に登録されている投票者数は10,922,139人、そのうち郵送による投票用紙(不在者投票用)を配布されたのが221,085人。選挙管理委員会では、今回から透明な投票箱を採用して委員が常に監視しているため、投票所での回収もれは考えにくく、未回収の投票用紙は全て郵送投票分であるとしている。郵送投票では投票用紙(通し番号つき)を小さい封筒に入れて封印し、用紙の通し番号、投票者の名前、ID番号を記入して署名した申告書とともに大きい封筒に入れることになっている。不正を防ぐために必須の手続きではあるが、これが郵送投票を思いとどまらせる原因にもなっているかもしれないと委員会は言う。
(New Sunday Times / Prime News) 投票から一週間。新内閣の発表は明日にも。 |
| ●2008年3月15日(土) ユネスコ:地球科学への認知を高めよう |
| ユネスコの松浦晃一郎事務局長が13日にペトロサインスを訪問、14日にKLコンベンションセンターで行われた国際惑星地球年(IYPE)に関する講義の中で、ペトロサインスを「子供達に科学の重要性を理解してもらうのに最適の場所である」と評価し、「世界の地球科学者は40万人だが、その数は減る傾向にある。先進国でも開発途上国でも地球科学を勉強する子供達が減っており、将来エネルギーや鉱物資源を扱う専門家が不足することが懸念される。国連はより安全で健全で持続可能な地球を育成するために地球科学が担う役割を世界的に認識してもらうために2008年を国際惑星地球年と定めた」と述べた。
(New Straits Times / Prime News) ペトロサインスは、国営石油会社ペトロナスが運営する、直接体験型アクティヴィティーがいっぱいの科学館です。場所はスリアKLCC4階。大人も子供も楽しめます。 |
| ●2008年3月14日(金) 警察のスキルを強化するコースを実施 |
| チェラスにあるロイヤル・マレーシア・ポリス・カレッジで、新人警察官の犯罪解決技術を強化するための新しいコースが1月から実施されている。裁判所で通用しないほど質の悪い取調べ書をなくし、警察官の情報収集力と取調べのテクニック、手順を向上させ、世界の警察の平均レベルに上げるのが目的。任務について5年以下の警官は全員このコースを受け、コース終了後は犯罪捜査局、麻薬局、交通局、海上警察などに配属される。このコースは、ムサ・ハッサン警視総監が導入した警察力増強のための5か年計画の一環として設定された。
(New Straits Times / Prime News) ……ということは、これまでは「裁判所で通用しないほど質の悪い取調べ書」が普通にあったということです。こういう場合の裁判はどうなるのでしょう? |
| ●2008年3月13日(木) 新内閣の第一回会議は19日までに |
| アブドラ首相は新内閣の閣僚名簿を17日(月)にも発表し、第一回閣僚会議を19日(水)までに開く予定でいる。新内閣の顔ぶれはバリサン・ナショナル(与党連合「国民戦線」)内での権力分担を反映し、全てのコミュニティを包括する考えで、現職大臣で再当選した人全てが再指名されるわけではないと述べた。
(New Straits Times / Prime News) 1月に退任した人、現職大臣で落選した人などもいて、今度の大臣の顔ぶれはかなり変わりそうです。 |
| ●2008年3月12日(水) 5つの州の野党連立政権、自由市場政策を推進 |
| 野党連立は、政権を握った5つの州(スランゴール、ペラ、ペナン、クダー、クランタン)で、自由市場政策を推進し、経済発展の刺激、外資の流入の促進、州政府の清廉性のアピールに努める意思を固めた。PKR(人民正義党)のアドバイザーで野党連立のスポークスマンの役目を引き受けたアンワル・イブラヒム氏は「5つの州は地元の外資系企業団体と対話をして、政権移行期に投資家の信頼をつなぎとめ、新政権が取り組むべき問題点を明らかにする。汚職を許さない我々の政策の下では、業務処理コストの削減と中小企業の信頼を得ることについて大きな成果があるはず」と言った。また野党連立として、国家レベルでブミプトラ政策の是正、非マレー系の公正な待遇に努めて行く決意をほのめかした。
(NST Online Local News) マハティール前首相に解任されて投獄されていた元副首相のアンワル・イブラヒム氏です。4月半ばまでは被選挙権が回復しないので今回の選挙には出馬していませんでしたが、じわじわと動き出しています。 |
| ●2008年3月11日(火) スランゴール州のスルタン、野党のリーダーと会見 |
| 8日の総選挙で州議会56議席中、野党3党で過半数の36議席を獲得したスランゴール州では、新しい州政府を承認するに先立ち、スルタンが野党PAS(全マレーシア・イスラム党)、DAP(民主行動党)それぞれのリーダーと個別に会見を行う。同州の州政府はこれまでの与党政権から、PKR(人民正義党)、PAS、DAPの野党3党連立政権に変わり、州知事にはPKRのカリド・イブラヒム氏が内定している。カリド氏は、昨日国内株式市場が暴落したことについて「選挙後の政権の変化で投資家がひるんだとは思えない」と述べた。
(New Straits Times / Prime News) スランゴール州には日系をはじめ、外資系企業が多数あります。工業団地の割り当てなどを州政府が担っており、その州政府が野党政権に変わることでなんらかの影響が出るかもしれません。 |
| 3月10日(月)は都合により更新をお休みいたします。 総選挙最終結果は国会222議席中、与党が140席、野党が82席となりました。 |
| ●2008年3月9日(日) バリサン・ナショナル(与党連合「国民戦線」)ぐらり |
| 総選挙の開票結果は、新聞の印刷開始時刻現在で、国会222議席中、バリサン・ナショナル(与党連合「国民戦線」以下BNと表記)が132席、野党が66席。州議会505議席中、BNが271席、野党が162席。BNは国会では過半数を獲得したが、州議会ではスランゴール州、ペラ州、ペナン州、クダー州、クランタン州で野党に敗れた。サミー・ベル公共事業相、シャリザ女性・家庭・社会開発相、ザイヌディン・マイディン情報相、カイベアス首相府省副大臣、タン・チャイ・ホー内務省副大臣ら、現職の大臣、副大臣が落選した。マレー系与党UMNOとともにBNを形成する中華系与党MCAとインド系与党MICの2党は、重要ポストに居た人物を数人失った。
(New Sunday Times / Prime News) スランゴール以北の半島部西海岸(プルリス州を除く)とクランタン州が野党、東海岸と南部および東マレーシアが与党、と真っ二つです。 |
| ●2008年3月8日(土) 投票のため東海岸へ大移動 |
| 8日の総選挙を前に、6日、7日の両日、クランタン、トレンガヌ、パハンなど半島部東海岸で投票する人々がクアラルンプールから大移動を始めた。これらの地域に向かう高速バスやKTM(鉄道)のチケットは通常より早めに売り切れ、コタバル行き1日4便のエアアジアも6日、7日は満席。しかし自動車道に関しては、通行料管理会社が、過去2回の選挙の経験から、投票日の1〜2日前に交通量がわずかに増えるだけで投票日にはかえって減り、混乱は少ないと予想している。公共輸送に加えて与党と野党がそれぞれ独自にクランタンやトレンガヌへ人々を送る輸送手段を提供している。
(New Straits Times / Prime News) 現住所ではなく、投票者届けを出した場所で投票するという仕組みのため、このような大移動が発生します。 |
| ●2008年3月7日(金) 中華系リーダー達の記念館を |
| MCA(マレーシア華人協会)の創立者でマレーシアの独立に貢献したタン・チェンロックの業績を讃える記念館が来年オープンする。文化・芸術・遺産省のウォン副大臣によると、記念館となるのは1955年から1959年に連邦上院が入っていた建物で、スルタン・サラフディン通りにある。タン・チェンロックのほか、H・S・リーやタン・シュウシンなどの中華系リーダー達に関する資料や写真700点が展示される予定。費用は1,270万リンギ(約4.1億円)。
(New Straits Times / Nation) 独立に貢献した各民族の代表は中華系がタン・チェンロック、マレー系がアブドゥル・ラーマン(初代首相)、インド系がトゥン・サンバンサンです。 |
| ●2008年3月6日(木) マレーシアと日本の経済関係 |
| 昨年のマレーシア−日本間の貿易額は20.42億円で、前年より14.2%増加した。これはASEAN諸国と日本の貿易額の中では最高の伸び率。輸出入別では、マレーシアから日本への輸出額は13.4%増加し、輸入額も15.1%増加した。また日本はマレーシアへの投資国として2006年と2007年の2年連続でトップ。主な投資分野は電子機器や輸送。マレーシア産業開発局(Mida)が承認した製造部門への日本の投資額は昨年1〜10月で61億リンギ(約1,970億円)で、前年同期比39%増。他、小売業やロジスティックス部門への投資も増えてきている。
(New Straits Times / BIZ NEWS) 5日、クアラルンプールで堀江駐馬日本国大使が発表した内容です。 |
| ●2008年3月5日(水) 8日の総選挙での不滅インク作戦は取りやめ |
| 選挙管理委員会のアブドゥル・ラシド会長は、8日の総選挙で、投票の不正防止策として用意していた不滅インク作戦を取りやめると発表した。ひとりが2回以上投票する不正を防ぐため、用紙を渡す際に投票者の指に3日以上消えないインクを塗る、という作戦だったが、「選挙用のと同じ不滅インクを隣国から密輸している者がいる」との通報が警察に入り、「地下組織が投票前の人々の指に密輸したインクを塗ることで投票できなくする」という不正行為が懸念されるとして委員会に通告したのが理由。アブドラ首相は委員会からもっと詳しい事情を聞きたいとしながらも、「人々の投票する権利を守ることが最重要」としてこの措置を認めた。
(New Straits Times / Prime News) 不滅インク作戦は2007年8月14日の記事で取り上げました。選挙後、人々の指がインクで染まっているのが見られるかな〜と密かに期待していましたが、残念。 |
| ●2008年3月4日(火) 新聞社のギャラリーで自然をテーマにした絵画展 |
| ニュー・ストレイツ・タイムズ社のアートギャラリー(バライ・ベリタ、メインロビー)では、7か月前から地元アーティストに作品を発表する機会を提供している。今月はザハルディン・サルビニさん(42歳)の、植物や鳥などを描いた水彩画、油彩画55点が展示されている。ザハルディンさんが自然をテーマに絵を描き始めたのは15歳の時。これまでに数々の賞を受賞。展示作品は1枚
280リンギ(約9,000円)〜12,800リンギ(約41万リンギ)。毎日10時から6時、今月28日まで。 (New Straits Times
/ Nation) 青や緑を基調に木や鳥を描いたザハルディンさんの作品は穏やかで日本人受けしそうな雰囲気です。 |
| ●2008年3月3日(月) マレーシア人の国内観光を推進 |
| 2月29日から3日間、サンウェイ・ピラミッド・ショッピングセンターで国内観光推進キャンペーンが行われた。ホテルや旅行代理店80社が参加。観光省の国内観光推進局長イドロス・モハマド氏によると、2006年のホテル宿泊客のうちマレーシア人は3,200万人、外国人は2,200万人で6対4の割合。2007年のマレーシア人宿泊客は第三四半期までで2,800万人、これは前年同期比34%増。今年の目標は3,800万人。
(New Straits Times / Nation) 観光省が9年前から展開しているキャンペーン「Cuti-Cuti Malaysia (チュティ・チュティ・マレーシア)」の一環ですが、マレーシア人を対象にした国内観光にスポットを当てたのは今年が初めてです。 |
| ●2008年3月2日(日) 海賊盤嗅ぎ分け犬、2代目の2匹の出動間近 |
| ラブラドール・レトリーバーのマニーとパディが2月15日にマレーシアに到着し、海賊盤嗅ぎ分け犬として首都圏、スランゴール、ペナン、ジョホールなどで任務を行う準備をしている。2匹は、昨年マレーシアで5か月間活躍したラッキーとフローと同じく北アイルランドで訓練を受けた犬で、永住して定期的に業務に就く。朝の運動、獣医による健康管理、風呂(ドライタイプとウェットタイプがある)は毎日の日課。
(New Sunday Times / Nation) 去年のラッキーとフローの活躍の成果は300万リンギ(約9,700万円)相当の海賊盤の押収でした。 |
| ●2008年3月1日(土) ペナンへのメディカル・ツーリストの数、今年は横ばい |
| ペナンの7つの私立病院で構成する「ペナン・ヘルスグループ」のチャン会長によると、今年ペナンを訪れるメディカル・ツーリスト(治療を目的に旅行してくる人々)の予想数は20万人、これによる収入は1.8億リンギ(約58億円)で、2007年と比べて横ばいか、よくて10%増程度だという。原因は世界的な経済の停滞、ペナンへの直行便が少ないこと、宣伝不足。客(患者)の70〜80%がインドネシア、それも北スマトラから来る人が多く、ジャワの人々はシンガポールに流れる傾向がある。チャン会長はマレーシア観光局がメディカル・ツーリズムを推進してくれるよう期待すると述べた。
(New Straits Times / BIZ NEWS) マレーシアへのメディカル・ツーリストの半数以上がペナンに集まるそうですから、国全体だと年間40万人程度、という規模です。 |
今日のマレーシア 2008年3月