今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2008年1月
| ●2008年1月31日(木) 今年の福の神の迎え方(中国農暦) |
| 中国農暦で今年福の神を迎えるのに最適な日と方角は、2月4日、南東。この日は「立春」にあたり、中国正月の開始と解釈する人もいる。しかし実際の中国正月は今年は2月7日で、2月6日午後11時から2月7日午前5時の間に福の神を迎えるのが良い。理想的な供え物は、果物はみかん、オレンジ、なし、バナナ、パイナップル、食べ物は中国正月用餅、ピーナッツ、甘い菓子、メロンの種、ワイン3種、お茶3種、線香は大きなろうそく2本、長い線香3本、短い線香数本。
(New Straits Times / Nation) 中国正月まであと1週間。市場では上の食材が売れるでしょう。 |
| ●2008年1月30日(水) ムフティ「ボトックスはハラルにあらず」 |
| スランゴール州のムフティ(ほぼ州にひとりの割合のイスラム指導者)のモハマド・タミェス・アブドゥル・ワハドさんは、国のファトワ委員会はボトックス(美容目的のシワ取り注射)を「ハラム」のリストに加えることに決定したと発表した。「ボトックスには有害な副作用が報告されている。虚栄心を満たすためにイスラムに逆らうことをしてはならない。自己の外観を美しくするには他の方法や製品がある」
(The Star / Views) ハラル→イスラム教徒が摂取してよいもの、ハラム→摂取してはいけないもの。ボトックスはボツリヌス菌毒素から抽出した成分で、注射で出来る手軽なシワ取りですが、米国では死者の死因との関係が取り沙汰されています。 |
| ●2008年1月29日(火) 首相「貧困の根絶は2010年までに実現可能だ」 |
| アブドラ首相の発表から。「経済計画ユニットが3月末を目処にまとめている調査の中間報告では、貧困率は2004年に5.7%だったのが2007年には3.5%に、極貧率は1.2%から0.7%に減少。地方と都市の収入の比率は
1対2.11 から 1対1.99 に。ブミプトラ(マレー系と先住民)と中華系の収入の比率は 1対1.64 から 1対1.52 に、ブミプトラとインド系では
1対1.27 から 1対1.23 に、インド系と中華系では 1対1.28 から 1対1.23 に、それぞれ縮まった。国の独立以来取り組んできた貧困の根絶には、第9次マレーシア計画(2006〜2010年の経済5か年計画)で2千億リンギ(約6.6兆円)を充当しており、2010年までに達成することが可能である」
(New Straits Times / Prime News) スイスのビジネス教育機関「インスティテュート・オブ・マネージメント・ディベロプメント」が発表した世界競争力年鑑2007(PDFファイル)によると、マレーシアは23位(日本24位)にランキングされています。アブドラ首相はこの結果に少し手を加えて「人口2000万人以上の国の中ではマレーシアは8位」と発表しました。 |
| ●2008年1月28日(月) 野良犬、野良猫のいないマレーシアに |
| 動物虐待防止協会(SPCA)は「野良犬、野良猫のいないマレーシア2010」キャンペーンを2003年に開始し、2007年末までに犬猫合わせて7,241匹の去勢手術を行った。これは猫1,260万匹、犬610万匹が増えるのを阻止した計算になる。協会はまた各地方自治体に低収入の飼い主のための格安去勢クリニックを設置するよう働きかけたり、野良犬、野良猫を増やさないために、ペット用マイクロチップ、ごみの処理、飼い主の責任教育などを推進している。協会が引きとった捨て犬、捨て猫の数は、2003年には月平均1,000匹だったが2007年には月平均500匹に減った。野良犬、野良猫の全体数について正確な数字は把握していないが、確実に減っていると協会では見ている。
(New Straits Times / Nation) 「野良ちゃんは動物の問題ではなく人間の問題です」と会長さん。ハイ、その通りです。 |
| ●2008年1月27日(日) 子供達に肥満の克服策を教える試み |
| サンウェイ・メディカルセンターのLEANクラブが、体重管理に問題を抱える子供達25人をバングサヴィレッジショッピングセンターのスーパーマーケットに引率し、健康的に食べるために賢く買い物をする実地訓練を行った。栄養士による食事の計画と調理法の選択についての指導も行われた。LEANクラブの代表臨床医ドクター・チョウは「2〜3キロのことは気にしない親が多いが、肥満の子供こそ糖尿病や心臓病にかかる可能性が大きい。子供はちょっと栄養指導するだけで容易に体重を落とすことが出来る」と言う。
(New Sunday Times / Nation) 「パンは全粒粉を、牛乳はローファットを……」指導されたとおりにスーパーで買い物をする子供達の写真が載っています。 |
| ●2008年1月26日(土) パハン州に世界最大の幹細胞製造施設を |
| 米国を本拠地とするバイオ細胞研究機関(BCRO)が、現在スロベニアにある幹細胞製造施設をマレーシアのパハン州に3年かけて移動することになった。技術的なノウハウの移行にかかる費用は2.8億リンギ(約93億円)。同機関は現在北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの医師や病院に幹細胞の移植を提供しており、ここ2年半で東南アジア、香港、オーストラリアの患者200人(うちマレーシアで100件)の治療に貢献している。医療研究者らは幹細胞の移植について、がん、糖尿病、脊髄や筋肉の損傷の治療に役立つとしている。マレーシアにBCROの設備が出来れば、幹細胞移植による治療の費用がより手ごろになると期待されている。
(New Straits Times / BIZ NEWS) これはマレー半島東海岸の経済開発計画「東海岸経済地域(ECER)」の一環として誘致されるもので、28日にアブドラ首相が立ち会って関係会社同士の覚書が取り交わされます。 |
| ●2008年1月25日(金) 囚人2,388人が7月に仮出所 |
| 今年7月に仮出所制度が発効する。仮出所者に選ばれた囚人は2,388人で、667人の監視員が監視業務に当たる。この2,388人は、1年以上刑に服し、刑期の半分を終えている1万人の中から選ばれた。1月14日現在、全国34の刑務所で服役しているのは36,259人、うち約11,900人が外国人で、外国人は仮出所制度の適用を受けない。この制度の目的は刑務所の運営費を年間2千万リンギ(約6.5億円)削減することと、24,000人分しかない刑務所のキャパが超えているのを緩和すること。
(New Straits Times / Prime News) 服役囚の約3割を占める外国人の多くは不法就労者と思われます。 |
| ●2008年1月24日(木) 今度の総選挙でもっと女性候補者を |
| シャリザ女性・家族・社会開発相は各州の知事に次回総選挙でもっと女性に出馬させるよう呼びかけている。与党アムノはアブドラ政権下で、あらゆる分野において意思決定をするポジションに女性の代表を30%置くことを目標としているが、現状は州議会で6.9%、国会で9.6%。シャリザ大臣は、女性の代表がひとりもいない州はまず女性の代表を出すことから始めてほしい、全体では20%になればよしとしたい、と抱負を述べた。
(The Star / Nation) 現在、閣僚は、約30人のうち女性が3人(シャリザ女性・家族・社会相、ラフィダ国際通産相、アザリナ青年スポーツ相)です。 |
| ●2008年1月23日(水) タイプーサム 人とサルとマラリアの関係について研究発表 |
| マレーシアサラワク大学医学部のバルビル教授は、森林の蚊(アノフェレス・ラテンス)がサルマラリア原虫をサルだけでなく人にも媒介すると発表した。2004年にマラリアが流行したカピット地区でカニクイザルとブタオザル59匹を調べたところ、全部がマラリア原虫を持っており、うち43匹にサルマラリア原虫(Plasmodium knowlesi )が棲みついていた。以前はサルマラリア原虫が人にうつることはまれとされていたが、バルビル教授は、直接蚊が媒介する以外にサルとの接触でも人にうつる可能性を指摘。人がサルマラリア原虫に感染した事例はカピット地区にとどまらず、サラワク州、サバ州、パハン州で30か所、国外ではタイ、ミャンマー、フィリピンで報告されており、いずれも蚊とサルが生息する地域だと教授は言う。
(New Straits Times / Prime News) マラリアはデング熱と同様、ワクチンがないので予防法はひたすら蚊に刺されないようにすること……だったのですが、こうなると「サルも避けるべし」となりますね。住まいの近くを走りまわっていますが……。 |
| ●2008年1月22日(火) 風水マスターがマレーシアの子年を占う |
| 国際的に有名な香港の風水マスター、エドワード・リー・クイミン氏が、マレーシアの建国年月日に基づいて国の子年を占った。「今年マレーシアは12年分の繁栄時期へと入って行くだろう。最大の投資元は中東、投資元として注意を向けるべきは中国と日本。観光業に集中するのは良し。風水的ラッキーポイントは夜ライトアップされたツインタワー。国で最も業績の良い銀行の本店をツインタワーの北西に作るべき。今年国にとっての難局は2月4日〜3月5日、6月5日〜7月8日、10月8日〜11月11日の3回。概して今年前半はあまりよくないが、8月8日を境に後半は運気が高まる」。
(New Strait Times / Nation) マレーシアさん、1957年8月31日生まれ。風水では「木」に属し、「木」と「水」を大事にしなければならないマレーシアさんにとって、ねずみ(「水」に属する)は吉なのだそうです。 |
| ●2008年1月21日(月) タイプーサムが今年からKLとプトラジャヤでも祝日に |
| ヒンドゥー教の祭典タイプーサムが、5つの州の祝日(すぐ下の記事参照)であるのに加え、今年からクアラルンプールとプトラジャヤでも祝日に制定された。マレーシアン・ヒンドゥー・サンガムの代表バイティリンガン氏は自分達が20年以上訴えてきた要望に対し、ようやく政府がこの決定を下したことを歓迎し、クダー州とマラッカ州に対してもタイプーサムを祝日にするよう働きかけた。この両州にもかなりの数のヒンドゥー教徒が住んでいる。
(New Straits Times / Prime News) 5年ほど前、祝日が2週間前に決まったことがありましたが、今回のは3日前。昨年11月にインド系の人権に関する不法デモを抑圧した政府は、再来月頃行われる総選挙に向けて準備中。 |
| ●2008年1月20日(日) アブドラ首相、タイプーサムを国の祝日にすることを検討 |
| 昨日アブドラ首相は、インド系の民族行事であるポンガル祭に出席し、タイプーサムを国の祝日にするようにとのヒンドゥー・コミュニティからの要請について「政府は前向きに検討する」と言った。現在タイプーサムは、スランゴール州、ペラ州、ヌグリ・スンビラン州、ジョホール州、ペナン州のみの祝日。
(New Sunday Times / Prime News) 世界最大のタイプーサムの会場となるバトゥ・ケイブスはスランゴール州にありますが、当日ここに行き来するバスがクアラルンプール(こちらは平日)市内の渋滞の中を通行します。両方が祝日になれば少しは渋滞も緩和されるかも。今年のタイプーサムは1月23日です。 |
| ●2008年1月19日(土) 新石器時代の人骨が近く故郷に帰る |
| クランタン州グアチャの石灰岩洞窟で1954年に発見されてイギリスに持ち出されていた新石器時代の人骨が、このたびマレーシアに返還されることになった。ライス文化・芸術・遺産相率いる代表団がケンブリッジ大学マクドナルド考古学研究所に保管されているこの人骨を引き取りに向かう。国家遺産局の考古学者らが人骨を12のパックに分けて運び、国立博物館で公開する予定。グアチャの石灰岩洞窟は1万年前に出来、6000年前に新石器時代の人々が住んだと考えられており、洞窟上部からは焦げた米も発見されている。
(New Straits Times / Nation) 帰還するのは頭から足先まで完全に揃った人骨。イギリスへの持ち出しがどのように許可されたのかはわからないとのこと。 |
| ●2008年1月18日(金) マレーシアがアジア横断鉄道プロジェクトのリーダーに |
| チャン運輸相は、シンガポールで開かれたアジア横断鉄道(シンガポール−昆明)の会議で、マレーシアがこのプロジェクトのリーダーに指名され、閣議がこれを受け入れたと発表した。構想10年のこのプロジェクトは、最近中国が昆明からベトナムのネットワークへのリンク作りに積極的に取り掛かり、ようやく始動した。タイとカンボジアの国境も、マレーシアがカンボジアに寄付したレールを用いて今年第一四半期につながれ、これによりカンボジア−タイ−ミャンマーがつながることになる。マレーシア国内ではラワン−イポー間の複線化により、今年半ばまでに通勤サービスがタンジュン・マリムまで拡張、1年半〜2年以内にクアラルンプール−イポー間で6両編成の急行列車が走るようになる。イポー以北の鉄道の近辺には329キロの間に3,000人の不法居住者が居り、この部分の複線化を進めるネックとなっている。
(The Star / Nation) 地図で見ると、シンガポールと昆明は経度がほぼ同じ、緯度が25度くらい違っているので、ほぼタテ方向に縦断する鉄道が主線、このほか、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアなどを何本かの線でヨコ方向につなぐ分岐線を作る計画のようです。 |
| ●2008年1月17日(木) 奨学金未返納者は海外に行けません |
| 国家高等教育基金公社(PTPTN)は、奨学金未返納者に対し、商用、レジャー、ハジ(巡礼)などいずれの目的でも国を出ることを禁止することにし、名簿を出入国管理局に渡した。名簿は、公務員になった未返納者に対して処罰が与えられるよう、公共サービス局にも渡される。534,000人の奨学生のうち、未返納者は20万人で、このためPTPTNの負債額が7億リンギ(約230億円)になっている。PTPTNではこれまでに未返納者の名前を公開、ブラックリストの作成、司法に委ねる、などの策を講じてきたがいずれも功を奏さなかった。
(New Straits Times / Prime News) 2005年10月24日の記事から2年と少しで未返納者数は4倍、負債額は14倍にもなっています。なにこれ? |
| ●2008年1月16日(水) 木曜日は「バティック・デー」(公務員) |
| モハメド・シデク・ハッサン官房長官は、公務員の新しい服装規定が公共サービス局のイスマイル・アダム局長によって承認され、発効したと発表した。これによると、毎週木曜日、公務員は国産のバティック製品を着るよう義務付けられ、明日17日(木)から適用される。もっと国民にバティックに注目してもらい、バティック産業を活性化させるのが目的。以前は公務員がバティックを着る日は土曜日とされ、2005年6月から毎月1日と15日に変更され、今回が2度目の変更。毎木曜日にしたのは「覚えやすいように」との配慮から。イスラム教徒が昼のお祈りに必ず行く金曜日はバティックシャツよりもマレーの伝統的衣装を着る人が多いため、避けられた。
(The Star / Nation) バティックの推進はアブドラ首相の前妻、故エンドンさんが提唱したもので、首相も国際フォーラムなどで積極的にバティックを着ています。 |
| ●2008年1月15日(火) 陣痛20時間の後、新生児が歯を見せてにっこり |
| 先月24日、パハン州ペカンの洪水被害の避難所で陣痛が起こった妊婦カイラニさん(38歳)は病院に緊急空輸され、20時間後に出産した。その新生児ジョハンくんには生まれつき下の歯が1本生えていた。「年配の人達に聞いたところ、これは幸運の印で、この地域から卓越した指導者が出る予兆だと言われました」とカイラニさん。生まれた時に歯が生えている新生児は3000人にひとりだと言われている。
(New Straits Times / Prime News) 年末の洪水避難所でこんなドラマが起こっていたとは。記事の横に大きく口をあけて下の歯をのぞかせているジョハンくんの写真が載っています。 |
| ●2008年1月14日(月) アブドラ首相、民族・宗教間の溝の埋め方について発表 |
| 15日から2日間、スペインのマドリードで開かれる第一回文明の同盟(AoC)フォーラムにアブドラ首相が総会でのパネルメンバーとして特別招待された。首相は、多民族社会でかつ温和なイスラム教国であるマレーシアがいかに宗教間、民族間の溝を埋めているかについて語ることになっている。またスペインのサパテロ首相との二者会談も予定されており、今年6月にマレーシアで開催される第三回イスラムと西側の国際会議にサパテロ首相を招待する。在スペインマレーシア大使のナイマン氏によると、スペインとの貿易に関しては昨年の総額が37億リンギ(約1,200億円)で内訳はマレーシアの輸出超。
(The Star / Nation) 文明の同盟(Alliance of Civilizations)は、両極化する社会と文明(具体的にはイスラム世界と西側世界)の溝を埋める取り組みをする目的で、2005年、スペインとトルコの政府の発議、国連の後援で発足したものです。事務局はニューヨーク。(公式サイト) |
| ●2008年1月13日(日) 全国一斉交通取締りでバイク119台を押収 |
| 昨夜全国24か所で今年初めて一斉に行われた暴走バイクの取締りで、取り調べを受けた1,750台中119台が押収された。警察官957人が取締りに当たり、発行された出頭命令は487通。180人が薬物使用の疑いで尿検査を受け、4人が陽性だった。同様の取締りで去年1年間に違法走行で逮捕されたマット・レンピット(暴走族)は766人、押収されたバイクは61,971台。年初の取締りは2月10日まで毎週末行われる。
(New Sunday Times / Nation) 記事の横には、クアラルンプールの取締り現場のひとつ、独立広場で、一方通行の道路を逆走する暴走族(二人乗り)の写真が。果たして彼らは捕まったのでしょうか? |
| ●2008年1月12日(土) 昨年末の洪水被害の救援に9億リンギ(約300億円) |
| 昨日全国災害救援管理委員会を主催したナジブ副首相は、パハン州、ジョホール州、クランタン州の洪水被害の救援費の見積もりは9億リンギ(約300億円)であると発表した。このうち約1憶リンギは被災者に配布されるもので、避難所生活をした21,450家族と避難所には行かなかった17,386家族が対象となる。家屋については、5フィート以上浸水した家には1,100リンギ(約3.7万円)、5フィート未満の家には700リンギ(約2.3万円)を援助、倒壊した39家屋には3,000リンギ(約10万円)を援助する。死者の出た33家族については葬式費用として5,000リンギ(約17万円)が渡される。農業部門には2,560万リンギ(約8.6億円)が充当される。3つの州のうち被害額が最も大きいのはパハン州で3.02億リンギ(約101億円)、次がジョホール州の1.85億リンギ(約62億円)、次いでクランタン州の1.75億リンギ(約58億円)。
(New Straits Times / Prime News) 半島部東海岸では2年連続年末に豪雨による大きな洪水がありました。学校の新学年が1月始まりで、制服の用意が間に合わなかった子供達も多くいます。 |
| ●2008年1月11日(金) ペナンの土産物店には「ねずみ」がいっぱい |
| 来る中国正月(2月7日)を前に、ペナンの極楽寺の通り両側の店にはお祝い用に作られた「ねずみ」の置物が並んだ。売れ筋は金運、幸運、キャリアアップなどの願いをこめた「金貨を持つ白ネズミ」「金色のネズミ」「中国正月向け4字熟語を配したプレートを持つネズミ」など。 (The Star / Nation) 西暦では新年になりましたが、中国農歴ではまだ旧年の亥(ブタ)の年です。 |
| ●2008年1月10日(木) アワル・ムハラム 学校の男女別クラス政策に批判 |
| スレンバン(ヌグリ・スンビラン州)のある公立中等学校で、新学期が始まった今月3日から、生徒にも親にも教育委員会にも事前に知らされないまま男女別のクラス編成が行われていることがわかり、各方面から批判が出ている。モハマド・ハッサン州知事は「公立学校が採用している国の政策に反する」と言い、州の教育長はこの学校に対してただちに男女別クラス編成をやめるよう指示した。教頭はコメントを控えており、校長は休暇中で帰校は来週の予定。
(New Straits Times / Nation) アワル・ムハラムはイスラム暦(ヒジュラ歴)の新しい年の第一日目です。今日からヒジュラ1429年。 |
| ●2008年1月9日(水) 犯罪件数の増加に首相が懸念を表明 |
| 2007年の犯罪件数は、暴力犯罪が49,897件で2006年の44,016件から13.36%増加、窃盗犯罪が174,401件で2006年の165,372件から5.46%増加した。暴力犯罪のうち特に目立ったのは「銃を持たない強盗」の7,067件で前年の2,723件から159.53%増加した。アブドラ首相は事態に懸念を表明し、対策として、退職警官の契約雇用、監視カメラの増設、交番の増設、警官が任務に専念出来るよう市民をその管理役に任命、警官の早期雇用、を実現したいと述べた。政府は2010年までに警官6万人を採用するための予算を取ってあるが、訓練所が足りないので、ランカウイ(クダー州)とベントン(パハン州)の2か所に新設する予定であると言った。
(New Straits Times / Prime News) 州別ではクダー州(45%増)、サラワク州(35%増)、クランタン州(25%)、スランゴール州(22%)の順で増加率が高く、クアラルンプールはほぼ横ばいです。 |
| ●2008年1月8日(火) 2リンギで受けられる健康診断バスに乗ろう |
| 全国腎臓財団(NKF)が、昨日「NKFライフチェック移動健康診断ユニット」を開始した。これは40席のバスを健康診断用に改造したもので、運転手と医師を含む8人のチームで運営し、尿、血圧、血糖値、コレステロールなどの検査を2リンギ(約67円)で請け負う。当面は都市部と郊外で週5日運行し、将来は地方を回ることも計画している。保健省のドクター・イスマイルは移動ユニットの目的について「国民にもっと自分の健康に責任を持ってもらうことだ。早期発見によって防ぐことができたかもしれない病気で苦しむのは痛ましい」と言う。彼によると現在人工透析を受けている腎臓病患者数は14,647人で10年前の2,922人の約5倍。
(New Straits Times / Prime News) 移動ユニットは私企業サンウェイ・グループの後援により、スバンのサンウェイ・ピラミッドからスタートです。 |
| ●2008年1月7日(月) バトゥ・ケイブスでタイプーサムの準備 |
| 23日に行われるヒンドゥー教の祭典タイプーサムに向けて、バトゥ・ケイブスでは混雑規制と設備増強の準備が始まっている。信者達が神に捧げるミルクが排水溝で凝固するのを融解処理するのに1日あたり2万リンギ(約67万円)が投じられる他、スリ・ベンカタジャラパティ寺院の近くに25のトイレが新設され、500メートル先のサネスワラル寺院にある80のトイレを補完する。30人の清掃員が5日間、2時間単位の入替制で配置され、1時間あたり24トンを処理するゴミ圧縮機が3台設置される。寺院委員会はセラヤン地方自治体に、祭典の期間中、寺院の6.5ヘクタールの土地から物乞いを締め出すよう要請。委員会はまた期間中に店を出す業者の受付を開始、露店用345の区画のうち260が昨日の正午までに埋まった。
(New Straits Times / Prime News) 今年は150万人の人出が見込まれています。期間中のバトゥ・ケイブスは空気全体が汗と埃とミルクの入り混じった匂いと熱気ですさまじい状態になります。 |
| ●2008年1月6日(日) 賞味期限切れの人工甘味料を再包装して販売 |
| マラッカ州のシンジケートがビスケット工場で賞味期限の切れた人工甘味料「ステビコ」を再包装し、クアラルンプールのチェラスにある直販会社を通して販売していたことがわかり、昨日小売価格にして3千万リンギ(約10億円)分が差し押さえられ、工場の責任者と管理者、職員4人が逮捕された。ステビコは日本のメーカーが3年前までマレーシアで製造していた。現在は製造されておらず、再包装された製品の真の賞味期限は昨年3月と推測されるが、2010年3月に書き換えられている。オリジナルの商品は50袋で20〜30リンギ(約670〜1,000円)のところを、再包装品は100袋100リンギ(約3,300円)で売られていた。
(New Sunday Times / Prime News) 日本にもありましたが、ここでもこれが氷山の一角なのだろうか……。 |
| ●2008年1月5日(土) 2007年の交通事故死者数は5,670人 |
| 連邦交通警察のハムザ・タイブ長官は、昨年徴収した交通違反の罰金は2.52億リンギ(約84億円)で、警察からの全催告の60%であると発表した。この金額は一昨年の2.42億リンギ(約81億円)と比べて1千万リンギの増加。罰金の催告件数は4,305,776件で一昨年の4,784,970件より10%減。交通事故による死者数は5,670人で一昨年の5,719人より減。道路事故件数は363,314件で一昨年の341,252件より増。マット・レンピット(暴走族)の逮捕者数は766人で一昨年の616人より増。ハムザ長官は、運輸省に対し、マット・レンピットに対する警察の権力を拡大(バイクの押収を含む)するよう法律を改正する請願書を提出した。
(New Straits Times / Prime News) 日本の2007年の交通事故死者数は5,743人で54年ぶりに5,000人台にとどまりました(読売オンライン)。マレーシアの数字とあまり変わりません。ちなみに人口は日本がマレーシアの5倍。 |
| ●2008年1月4日(金) 食に満足、体重管理に無関心なマレーシア人 |
| マーケティングリサーチのシノベイト社が「世界体重管理調査」の結果を発表した。マレーシアでの調査対象者は15〜64歳、ひと月の家計収入が1,000〜5,000リンギ(約3.3万〜16.6万円)の1,010人、調査期間は昨年11月。これによると、体重管理の意識が低いのは、マレーシア、香港、シンガポールで、体重を全く計らない人の割合がそれぞれ25%、22%、37%。逆にフランスとアメリカは意識が高く、約半数の人が週に1回かそれ以上体重を計っている。食事や運動への関心度合では、サウジアラビア人の20%が薬草やサプリメントを使用、ブラジル人の26%が規則的なエクササイズやジム通いをしているのに対し、マレーシア人の60%以上が「好きな時になんでも食べられるものを食べる」という姿勢を見せている。ファーストフードを「おいしくてやめられない」と答えた人の率が世界一多いのはイギリスで45%、「そんなことはない」と答えた人の率が多かったのはフランス(81%)、シンガポール(75%)、香港(73%)、マレーシア(70%)。
(New Straits Times / Nation) シノベイト・マレーシアでは、この結果を、マレーシア人はマレーシアの食べ物に満足し、それらが24時間入手しやすい環境にあるから、と見ています。ファーストフードに否定的な見方を示した4つの国と地域は、地元の食べ物がおいしいところばかり。 |
| ●2008年1月3日(木) プテラMICの代表、長期間の旅に出発 |
| プテラMIC(インド系与党「マレーシアインド人会議」の青年支部)のビヘネスワランさん(28歳)が、今日午前9時35分、69か国、93の大学を1年かけて訪問する旅に出る。彼はマラヤ大学で経済学の博士課程を履修中で、プテラMICから初のマレーシア人世界大使に選ばれ、「インド系マレーシア人学生のための教育とキャリア開発の土台を敷くため、現状を調査する任務を遂行することが目的です」と抱負を語った。各大学の学生と話し合いを持ち、文化交流をする計画もある。旅行費用総額の見積もりは12万リンギ(約405万円)。ビヘネスワランさんが自分で1.6万リンギ(約54万円)を投資、残りは個人や団体からの寄付を待っている。
(New Straits Times / Nation) 旅費が全て確保出来ているわけではないのに出発させてしまうプテラMICの大胆さ。なんとかなるのでしょう……。 |
| ●2008年1月2日(水) 湿地帯が失われ、滞在する渡り鳥が大幅に減少 |
| マレー半島西海岸には、毎年8月〜4月、200種以上の渡り鳥が中継地として休む湿地帯があるが、ここ20年で湿地帯が減り、渡り鳥の数も80%以上減少したことが国際湿地保全連合(WI)の調査で明らかになった。渡り鳥の数の減少が特に著しいのはペラ州で20年前に比べて86%減少、他にはジョホール州で40%減少、スランゴール州で26%減少。マレーシア自然協会(MNS)によると、湿地帯が港の開発などによって減った他、表面上は変化なく見える湿地でも1980年代と同程度の栄養分を含んでいるかどうかは疑わしいということだ。湿地帯に生えるマングローブも年月とともに少しずつ生息地を移動しているため、もとの湿地帯の面積や組成、生産力も変わってきている。今年MNSでは、水鳥とその生息地の長期にわたる保護という目的のため、ペラ州の5つの地域に集中して水鳥の調査を行う。
(New Straits Times / Prime News) 湿地帯で羽を休める渡り鳥の数が20年で5分の1に減ったのは、マレーシアの湿地帯だけの問題なのか、それとも渡り鳥の総数そのものも減っているのでしょうか? |
| ●2008年1月1日(火) 元日 難破船の乗組員3人、4日間漂流して救助される |
| タイ船籍の貨物船MVエメラルドが先月コタキナバルを出発した翌日の26日に高波と強い風のため難破し、乗組員13人のうち2人が27日にブルネイの石油掘削プラットフォームに流れ着いた。残る11人のうち3人が丸太につかまって漂流し、30日にラブアンの北48キロでトロール漁船に救助された。3人はミャンマー人で、4日間雨水を飲んで生き抜いた。マレーシア海事局サバ・ラブアン支部では船が難破した場所をビントゥル沖約110キロ地点と判断、3人が220キロを漂流してきた事実をもとに、船3隻と航空機を出して残る8人を捜索している。
(New Straits Times / Prime News) 3年前のスマトラ島沖地震による津波で、6日〜9日漂流して救助されたインドネシア人ふたりの話が思い出されます。(2005年1月4日〜7日) |
今日のマレーシア 2008年1月