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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2007年5月

●2007年5月31日(木) 今年中に12,000世帯を極貧リストから排除
地方・地域開発省が定めた「極貧」の分類に入る48,134世帯のうち約25%の12,000世帯が今年中にリストから排除される見通しとなった。昨日ペラ州のカンポン・プルロップで開かれた「地方共同体開発プログラム」の会議で省のザイナル・アビディン副大臣が発表したもので、副大臣は「第9次マレーシア計画(経済5か年計画)の貧困の根絶のための予算6.04億リンギ(約216億円)から、(貧困)地方共同体開発の費用として1.25億リンギ(約45億円)を充ててある。政府は2010年までに極貧を根絶する自信がある」と言った。カンポン・プルロップではこの地方共同体開発プログラムにより、道路、水道、電気が整備された住宅100棟を建設し住民に提供する。 (New Straits Times / Prime News)

極貧の根絶については当初の目標「2020年までに」を、2か月前に「2010年までに」と早めたところ。貧困の率は人口の6%、極貧は1%と言われています。


●2007年5月30日(水) フォルクスワーゲン、販売促進の強いネットワークに期待
新車売上げ低迷が続く市場において、新規参入組のフォルクスワーゲングループ・マレーシアは今年の販売目標700台のうち、5月25日時点で223台を売り上げた。バース社長は専用の販売ネットワークを確立することが必須だとし、新たにスランゴールとクダー、半島部ペナンにそれぞれ販売網を持つディーラー2社と契約。これによって半島部マレーシアで12のショールームと9つの販売センターを持つことになった。バース社長は、国産車メーカー、プロトンとの協力の可能性についてはコメントを控えた。 (New Straits Times / Biznews)

プロトンとフォルクスワーゲンの提携の話は2004年10月ごろ浮上しましたが2006年1月にその可能性は一度なくなっています。


●2007年5月29日(火) アブドラ首相、ポリオ撲滅の貢献で表彰を受ける
国際ロータリーの前会長でタイの元副首相ビチャイ・ラタクル氏が首相官邸を訪問し、アブドラ首相に「ポリオ撲滅貢献賞」を手渡した。この賞は1995年に設立され、ポリオの撲滅に多大な貢献をした政府や世界の指導者に贈られるもの。2004年にマレーシアはイスラム諸国会議(OIC)加盟国として初めて、世界保健機関(WHO)に、ポリオ撲滅の援助費用として100万USドル(約1.2億円)を寄付し、これまでにOIC加盟国からの援助総額は860万USドル(約10.5億円)に上っている。過去の受賞者はクリントン元米国大統領、メージャー元英国首相、コフィ・アナン前国連事務総長ら。 (New Straits Times / Prime News)

小児麻痺と言われるポリオですが、大人でも感染する可能性はなくはないそうで、ポリオの発生のある地域へ渡航する場合には予防接種をすることが推奨されています。


●2007年5月28日(月) パパはどこ?
16日にオランウータンとしては世界初の両眼白内障手術を受けたアマン(19歳)は、サラワクのマタン野生生物センターの中で1匹だけ隔離されてリハビリ中だが、娘のマム(3歳)が25日、アマンを探し回るあまり小屋の屋根を壊して外に出てしまった。センターを管理するサラワク森林コーポレーションの従業員が素早く見つけてマムを保護し、屋根は修復された。 (New Straits Times / Prime News)

3歳のオランウータンの、からだは小さくとも屋根をも貫く愛の深さ。


2007年5月27日(日) 欧州連合(EU)がマレーシアのラミン(木材)の輸入を一時停止
欧州連合(EU)はマレーシアからのラミンの輸入を一時的に停止した。ラミンはワシントン条約で保護されており、種の存続を脅かさないよう一定の条件の下でのみ輸出が許可されている。EUの科学的調査グループ(SRG)が、マレーシアのラミンはこの条件が守られていないのではないかと疑い、3月にマレーシア政府に対して輸出用に栽培しているラミンの量を報告するように要求したが、期日までにマレーシアからの回答がなかったため、今回の輸入停止に踏み切ったもの。SRGのスポークスマンによると、EUが輸入停止を決定した後でマレーシアからしかるべきデータとともに回答が渡され、現在検討中。輸入の再開がいつになるかはまだわかっていない。 (New Straits Times / Prime News)

ラミンは白っぽい材木で建具、家具、おもちゃなどに使われます。SRGではマレーシアのラミンについて、住宅など他の目的での土地開発で無計画に伐採されたものが多いのではないかと疑っている様子。


●2007年5月26日(土) 警官を違法録画の現行犯で逮捕
全世界一斉公開された「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン3」の上映中に携帯電話で画像を録画していた警察官が現行犯で逮捕された。ダン・ワンギ警察署所属のこの巡査(21歳)は、25日午後5時40分からベルジャヤ・タイムズスクエアのゴールデンシネマで約30分録画したところで、不審な行動を見張っていた監視員から国内取引消費者省の執行役員へ、後に警察本庁へ身柄を引き渡された。保釈金で釈放されたが、なんらかの懲罰を受けることになる。各映画館では上映場所に監視カメラを設置し、暗視めがねをかけた監視員を置くなど、新作の違法録画の取締りを強化している。 (New Straits Times / Prime News)

今月16日に両眼の白内障手術を受けたオランウータンのアマンは、視力がかなり戻り、順調だということです。(このページ下、5月15日の記事)


●2007年5月25日(金) 「任務は終わった」オラン・ウータン、故郷に帰る
絶滅危惧種を繁殖させ保護するという目的で、2002年にペラ州(半島部)ブキッ・メラー・リゾートにサラワク州(ボルネオ島)から派遣されてきたオランウータンのBJ(雄、17歳)とジュランコン(雌、23歳)が、元気な子孫を数匹残すという任務を終えて家族で故郷に帰ることになり、昨日「お別れ会」が行われた。レイク・リゾートの獣医サービス責任者、サバパシー獣医は「2匹は任務を果たしてくれただけでなく、半島部の人々にオランウータンをよりよく知ってもらうためにも一役買ってくれた」と言った。 (New Straits Times / Prime News)

このプロジェクトの責任者としてずっと2匹およびその子供達の世話をしてきたサバパシー獣医さん、さぞや別れがつらいことでしょう……。


●2007年5月24日(木) またか! 新裁判所で水漏れ
先月完成したばかりのジャラン・ドゥタの裁判所(建設費用2.7億リンギ≒97億円、世界で2番目の大きさ)のカフェテリアで、23日午前9時、水道管のT字ジョイントのキャップがはずれて水が噴き出し、人のくるぶし位置まで浸水した。450人収容のカフェテリアは満席状態だったが人々は建物の他の場所に避難し、店は3時間閉店した。原因はT字ジョイントのキャップが設計図で指定された品番ではなく、標準以下の品質のものだったこと。公共事業局では建設請負業者と配管業者を追求する構え。この裁判所は、先月開廷してこれまでに、天井パネルの落下、壁のひび割れ、エアコンシステムの不具合、停電が相次いで起こっている。 (New Straits Times / Prime News)

3月から続いている公的機関の新しい建物の水漏れや天井損壊の数々。訪日中のアブドラ首相が2日前に日本から「(政府機関と請負業者間で)責任をなすりつけあうのはやめて早く問題解決をしなさい」とメッセージを送ってきたばかり。


●2007年5月23日(水) アブドラ首相「安倍首相はイスカンダル開発計画に乗り気」
日本を訪問中のアブドラ首相は22日、安倍首相と会談し、記者に「安倍首相は南ジョホールのイスカンダル開発計画を評価しており、日本企業からの投資の促進に取り組んでくれる」と述べた。25年以上続いている「ルック・イースト政策」によってこれまで日本に留学したマレーシア人は合計14,000人で、人材育成のためのこの政策は今後も変わらないことを強調。アブドラ首相は安倍首相に(1)マレーシアへの公式訪問と(2)独立50周年記念行事への参加の2つの招待をした。首相会談に先立って明治大学を訪問し、同大学とマレーシア技術大学の交換留学生プログラムの締結を確認した。 (New Straits Times / Prime news)

南ジョホールのイスカンダル開発地区と隣接するシンガポールの地理的関係が、中国のシェンチェン(深セン)と香港の関係を彷彿させる、という見方があるようです。


●2007年5月22日(火) ムルデカ・エベレストチームが山頂に到着
独立50周年記念行事の一環で組織されたマレーシアのエベレスト登山隊7人のうち6人が、21日、8,848メートルの登頂に成功した。時間と6人の詳細は次の通り。現地時間午前6時15分−RTM(ラジオ・テレビ・マレーシア)のカメラマン、イドリス・サイドさん(51歳)、7時28分−2004年にマレーシア人として初めてエベレスト登頂に成功した2人、レドゥアンさん(25歳)とファクリさん(25歳)、8時−RTMのアシスタント・プロデューサーでチーム唯一の女性マリナ・アハマドさん(25歳)、8時5分−モハマド・ラフィさん(35歳)、9時55分−2004年の登山隊のリーダーを務めたムハマド・ファウザンさん(35歳)。最年長でチームリーダーのカリド・ユヌスさん(64歳)は、健康状態の関係で第3キャンプ(7,000メートル)に留まった。6人の登頂後は全員ベースキャンプに戻った。 (New Straits Times / Prime News)

リーダーのカリドさんは元政治家。登頂最年長記録こそ成りませんでしたが、全員無事で「マレーシア・ボレー(マレーシアは出来る)」。


●2007年5月21日(月) サラワクで自然観光推進
昨日バコ国立公園で、国立公園ガイドコースを修了した18人に修了証が授与された。出席したハムデン・アハマド観光省副大臣は、今年2月28日に国立公園に指定されたばかりの「ミリ−シブティ・サンゴ礁国立公園(19万ヘクタール)」に触れ、「サラワクには陸・海を含めて国立自然公園が複数ある。自然遺産と資源は多様で、観光客は熱帯雨林の美を求めてやって来る。この機会と可能性を活かすのは我々次第だ」と述べた。 (New Straits Times / Nation)

サラワク州が力を入れているエコ・ツーリズム・ツアーガイド3週間コース(4月27日の記事)の最初の修了生のようです。


2007年5月20日(日) アブドラ首相、明日から5日間訪日
アブドラ首相が明日から5日間の日程で日本を訪問する。国交を樹立して50周年、日本との貿易総額は 1157.4億リンギ(約4.1兆円)でマレーシアにとって日本は第3番目の貿易相手国。マレーシアの製造部門の日本企業数は1,400社以上。首相の日本訪問は2003年の就任以来4回目。予定は安倍首相との対談、第13回国際交流会議「アジアの未来」(日経新聞社主催)での基調演説、つくば宇宙センター訪問、大阪でマレーシアからの留学生との交流会など。24日には明治大学で講演し、同大学から名誉博士号が贈られる予定。 (New Sunday Times / Prime News)

「アジアの未来」でのアブドラ首相の講演テーマは「真のコミュニティへの協力を深めること」。東アジア共同体構想を語るようです。


●2007年5月19日(土) マレーシア人ツアー客27人がフランスに足留め
マレーシアの旅行会社が主催したヨーロッパツアーに参加した団体客32人のうち9人が、フランスのカレーからイギリス行きのフェリーに乗船する際にイギリスの入国管理局に入国を拒否された。ツアーガイドは入国出来た他の客とともにイギリスに行ってしまい、9人はフランスに留め置かれた。この旅行会社のツアーに参加した他の団体からも同じ目に遭った人が18人出て、先の9人と合わせてフランスに留め置かれた人は合計27人になった。そのうち26人が、旅行会社のパリ支店の手配で予定より遅れてフランスからマレーシアに帰ってきたが、ひとりは行方がわかっていない。パリ支店の対応の遅れについては、乗客リストが不備で、マレーシア本社から完全リストが来るのを待っていたからだと言う。先の9人はマレーシア華人協会公共サービス局に訴え、局のマイケル・チョン局長は入国拒否に関して外務省を通して英国高等弁務官事務所と話し合うつもりだと言った。 (New Straits Times / Nation)

楽しい思い出となるはずのツアーがこんなことに……。


●2007年5月18日(金) 非マレー系で初めての「シラット」チーフ・インストラクター誕生
マレーの古来の武術「シラット・リンカー」の全国レベルの大会で、ペナンのビジネスマン、K・ガネサンさん(インド系)がチーフ・インストラクターのタイトルを授与された。非マレー系としては初めて。ガネサンさんは子供の頃、マラッカ王国時代の戦士達を描いた映画に感化されてシラットを始め、10年以上のキャリアを持ち、今では道場を開いてマレー系、インド系の生徒を30人抱えている。この他、モダン・クラシック両方のダンス教室も経営しており、ダンスの生徒達にも鍛錬と自制といった価値観を養うシラットを勧めている。 (The Star / Feature)

「シラット」は、空手、拳法、太極拳の雰囲気を持つマレーの武術(護身術)。道具は使いません。「シラット・リンカー」は数多い流派のうち、最も幅を利かせているものです。


●2007年5月17日(木) クレタ・ポトン(つぎはぎ車)を路上から抹消せよ
7月1日から、車の名義変更をする前にPuspakom(車検センター株式会社)で路上適性検査を受けてパスすることが全ての私用車に義務づけられる。費用は30リンギ(約千円)。クレタ・ポトン(つぎはぎ車)を路上から締め出し、人を騙して路上適性のない車を転売することを防ぐのが目的。Puspakomでは所有者の身元と車の安全性をチェックし、パスした車には証明書を発行して陸運局にオンラインで登録する。 (New Straits Times / Prime News)

16日に行われたオランウータンの白内障手術は成功。アマンが視力を回復するのに最低2週間かかるとのことです。


●2007年5月16日(水) 生活向上のため、シングルマザーに技術の養成を
シングルマザーの生活力向上を目指す「技術養成プログラム」が始まった。政府に登録したシングルマザー16万人が対象で、第一回目はラブアン、マラッカ、クアラルンプールの150人を対象に観光業のスキルを身につける講座。この他、プルリス、ペナン、ペラ、トレンガヌでは洋服仕立て、クダーでは食品加工業、パハンでは美容セラピー、クランタンではバティック、スランゴールとサバでは基礎保育の講座が計画されており、サラワクとヌグリ・スンビランは検討中。最近の調査によると、調査対象のシングルマザー8,293人のうち71%が月収500リンギ(約18,000円)未満で、国の貧困所得線である625リンギ(約22,000円)を下回っている。 (New Straits Times / Prime News)

昨日のオランウータンの白内障手術ですが、14日にクチン空港で必要な機材の留め置きが発生したため、15日に予定されていた手術に間に合わず、16日に行われることになりました。


●2007年5月15日(火) 世界初、オランウータンに白内障手術
サラワクのマタン野生生物センターに住むオランウータンのアマン(19歳)が、15日、両眼の白内障手術を受ける。手術は2時間の予定で、南アフリカから出張してきた動物専門のベンター眼科医とステグマン麻酔医に、地元のアミラン獣医が加わって、「水晶体超音波吸引」と呼ばれる方法で行われる。費用は全て寄付で賄われる。アマンは1989年に闇市場で売リに出されていたところを救出されてセメンゴー野生生物リハビリセンターに引き取られ、2000年に現在のマタンに移って来た。子供が2匹(ともにメス、それぞれ3歳、1か月)いる。 (New Straits Times / Prime News)

アマンの子供たちは訓練を受けてやがては自然に帰される予定。アマンが視力を回復して生きているうちにそれが実現出来そうだということです。


●2007年5月14日(月) 独立記念日の行事に英国アンドルー王子が出席
マレーシアの独立50周年を祝う今年の特別行事に英国王室からヨーク公アンドルー王子が出席することが決定した。中国、インド、韓国からも貴賓の出席が確定している。特別行事は8月17日から3週間行われ、ハイライトは独立記念日(8月31日)前夜にムルデカ・スタジアムでアブドラ首相によって行われる独立宣言の再現。8月24日には全国のモスク、教会、寺院で宗教行事が予定されている。 (New Straits Times / Prime News)

アンドルー王子はエリザベス女王の次男で今年47歳。王位継承順位はチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子に続いて第4位です。


2007年5月13日(日) 自動車教習所に評価格付け制度を
陸運局では今年末までに国内166の自動車教習所を評価・格付けする制度を導入する。評価項目は教官の資質(資格)、カリキュラムの内容、設備、卒業したドライバーが起こした事故の件数など。あまりにもひどい場合には営業許可剥奪もありうる。教習所の質の向上、ひいては事故発生件数を減らすことが目的。 (New Sunday Times / Nation)

2005年1年間の交通事故発生件数は32万件、死者6,200人(日本は年間で死者約1万人、人口はマレーシアの5倍)。教習所の履修時間は最低が8時間です。


●2007年5月12日(土) ペトロナスが四国電力に液化天然ガスを販売
国営石油ガス企業ペトロナスの子会社、マレーシアLNG(株)は、日本の四国電力に液化天然ガス(LNG)を2010年4月1日から1年で42万トン販売する契約を交わした。四国電力は四国の400万人超に電力を供給しており、電力の生産にLNGを使用するのは初めて。LNGはサラワク州ビントゥルから、ペトロナスの子会社保有のタンカーで四国の坂出に運ばれる。坂出では四国電力とコスモ石油の合弁企業、坂出LNG(株)が2010年の完成に向けてLNG受取基地を建設中。 (New Straits Times / Biznews)

ペトロナスの液化天然ガスの日本の販売先として15社目だそうです。


●2007年5月11日(金) マレーシアの観光収入、今後3年間で110億USドルと予想
Pata(太平洋アジア旅行協会)が発表した「アジア太平洋観光予測2007-2009」によると、アジア太平洋の18の国と地域全体で今後3年間に見込まれる観光収入は1,100億USドル(約13.2兆円)。主な国(地域)別では、中国が360億USドル(約4.3兆円)、タイが130億USドル(約1.6兆円)、マレーシアが110億USドル(約1.3兆円)、韓国が70億USドル(約8,400億円)、マカオが50億USドル(約6,000億円)。昨年1年間にアジア太平洋地域を訪れた観光客数は3.5億人で、2000年に比べて1億人増えた。Pata では今後3年間に1年あたり6%の観光客数の増加を期待している。 (New Straits Times / Biznews)

タイは昨今の政情不安定にもかかわらず、観光の目的地として人気。スウェーデンでは調査対象者の84%が「タイに行きたい」と回答しているそうです。


●2007年5月10日(木) 失踪した子供達、1,900人以上がいまだに行方不明
2004年から今年4月までに、18歳未満の子供5,996人(男子2,598人、女子3,398人)が失踪し、うち1,904人が依然として行方不明のままである。失踪の原因の上位5つは、・友達にそそのかされた、・交際中の異性と相談して、・家族の誤解、・家族にかまってもらえない、・家族から離れて自由になりたい。国内治安省のジョハリ・バハルム副大臣は、子供を適切に監督することを怠った親については子供条例2001の第33項に基づいて、罰金5,000リンギ(約17万6千円)または2年までの懲役が科せられる可能性があると言った。 (New Straits Times / Prime News)

子供の失踪事件で一番多い層は「14〜17歳の女子」だそうです。この年齢の、親から離れたい気持ち、わからないでもなし……。けれど失踪はイケマセン。


●2007年5月9日(水) 農家が認可のない農薬の使用を認める
昨日ペナン消費者協会が行った特別記者会見で、キャメロンハイランドの農民4,000人のうち90%が、タイから密輸された不認可の農薬を30年以上使っていることが明らかにされた。会見に応じた匿名の農民が提示した不認可の農薬4種は、認可品よりも高くつくが、殺虫力も高いと言う。平均的に、2ヘクタールの土地で3か月の植え付け期間にかかる不認可の農薬代は2000リンギ(約7万円)。権威当局の検査でキャメロンハイランドの野菜から不認可の農薬が検出されないのはなぜか? という質問に対しては、収穫の3週間前には認可の農薬に切り替えるからだと答えた。 (New Straits Times / Prime News)

数日前にニュー・ストレイツ・タイムズ紙は「野菜に過剰な農薬が使われている」という報道をしたのですが、「過剰」のみならず、さらに怖い事実が出てきました。


●2007年5月8日(火) 信頼出来る会社・団体(リーダーズ・ダイジェストの調査)
リーダーズ・ダイジェストがアジアの消費者7,000人を対象に、43部門について行った「信頼出来る企業・団体」調査の結果が発表された。マレーシア関連の主なものは以下の通り。大学:マラヤ大学。病院:グレンイーグルス。自動車会社:ホンダ、プロトン、トヨタ。石油:ペトロナス、シェル。旅行:マレーシア航空。スーパーマーケット:ジャイアント。コーンフレーク:ネスレー。紅茶:ボー、リプトン。ビール:カールスバーグ。調味料:アジノモト、リー・クンキー、マギー。 (New Straits Times / Nation)

国営企業のプロトン、ペトロナスに日本やイギリスの企業が喰い込んでいるのが興味深いところです。


●2007年5月7日(月) 空港の停電2日目、夜間の3便が欠航(トレンガヌ)
5日(土)、クアラ・トレンガヌのスルタン・マフムド空港で改装工事中に誤ってケーブルが切断され、停電が発生した。公共事業局が契約業者を派遣して修理を行い、滑走路の照明は数時間後に戻ったが他の部分が6日になっても回復せず、夜間の3便が欠航となり、乗客335人が空港に足止めされている。空港を管理しているマレーシアン・エアポーツ・ホールディング社は、トレンガヌの空港での停電は初めてだと言い、もしこの状況が続けば航空会社と便の発着時の調整を行わなければならないと述べた。 (New Straits Times / Prime News)

まさか3日目も停電……ではないことを祈ります。


2007年5月6日(日) UPMが高齢者対象の講座を開始
マレーシア・プトラ大学(UPM)の老年学研究所では、高齢者が大学で学ぶ講座「LLIFE(高齢者のための生涯学習新構想)」を昨日試験的に開始した。研究所のアイザン・ハミ准教授によると「現在高齢者は160万人(人口の6%)で、2020年には340万人(人口の10%)になると予想される。彼らの多くは勉強や社会への貢献をしたいと思っており、事実シンガポールには高齢者がファースト・フード店を経営している例がある」。LLIFEには70人の高齢者が登録、今月9日から3か月間講座が開かれ、8月に学位授与式が行われる。講座は美術工芸、生活技術、言語と芸能、健康と運動などから任意に選べる。 (New Sunday Times / Nation)

英米などには「U3A(University of the Third Age、人生の第三期の大学)」と呼ばれる機関があり、これに協力する大学や教育機関がネットワークを作って高齢者対象講座を推進しています。UPMは2年後に「U3A」になることを目標にしています。


●2007年5月5日(土) ヘッセの作品がマレー語で読める
昨日プトラ世界貿易センター(PWTC)で開かれた国際ブックフェアで、ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」のマレー語翻訳版が発表された。ヘッセは1946年にノーベル文学賞を受賞したドイツの作家で、「シッダールタ」はドイツでは学校の必読本となっており、これで56か国語に訳されたことになる。マレー語への翻訳は、ゲーテ・インスティテュート・マレーシアと国立翻訳協会の協力を得て、へディ・ホルズワースさんが行った。この本は「人生にとって重要なことが語られています。宗教、文化、生活様式の違いは内容を理解するのに妨げにはなりません」とへディさん。 (New Straits Times / Nation)

日本語にはかなり前に翻訳されています。


●2007年5月4日(金) オーストラリアで初のニョニャ・クバヤの展示会
オーストラリア、メルボルンの移民博物館で「ニョニャ・クバヤ、マレーシアの女性の衣装」の展示が始まり、開会式でアブドラ首相が「ニョニャ・クバヤは華人社会とマレー人社会の両方の粋を結集して美に変えたもの。我々(マレーシア人)が目指すところの象徴だ」と挨拶した。200平米の会場に、アブドラ首相夫人の故エンドンさんのコレクションからクバヤ70点や工芸品などが9月9日まで展示される。会場ではオーストラリアのハワード首相夫人に、アブドラ首相の娘のノリさんがニョニャ・クバヤについて説明する姿が見られた。 (New Straits Times / Prime News)

17世紀頃おもに貿易関係でマラッカに渡ってきた華人男性と、マレー系の女性との子孫をババ(男性)、ニョニャ(女性)といいます。クバヤは前開きで丈の短めの上衣にロングスカートを組み合わせた衣装。


●2007年5月3日(木) 医療目的で国を訪れる人を増やすためにもっと直行便を
ペナンの私立病院が政府に、ペナンと、ジャカルタ・中国南部・ミャンマー・ベトナムを結ぶ直行便を増やすよう要請した。これらの国からは医療目的でペナンを訪れる人が増えており、その予備軍も多いと思われるが、交通の便がよくないことが障害となっているというのが理由。ペナンの25の私立病院のうち、7か所が外国人の患者を積極的に受け入れており、一番多いのはインドネシア人(メダン、アチェ、パダンから)で、ニ番目が日本人。州の観光開発委員会のテン会長は、ある投資家から、リゾート環境で治療やリハビリが受けられる「医療村」を外国人患者向けに作ろうという提案があることを発表した。 (New Straits Times / Nation)

日本人は「医療が目的で来馬する」というよりは、他の目的でステイしている人(ペナンで1600人弱)が私立病院を利用する、という場合の方が多いと思われます。


2007年5月2日(水) 振替休日 1万人がウェサック・デイの行列に参加(ペナン)
4月30日夜から5月1日にかけて、ペナンではウェサック・デイ(釈迦牟尼の生誕・成道・涅槃を祝う日)の行事が行われた。信者らはこの日の行事に備えて数日前から体を清めるために菜食をとり、4月30日の夜には、マヒンダラマ仏教寺院で蓮の形のろうそく2,551個に灯がともされた。これは紀元前543年の仏陀の死から数えて今年が仏教暦2,551年であることを表す。1日朝、信者は仏教寺院に集まって供え物をし、仏陀の像を清めたり経典を読んだりして過ごした。午後6時半、ジョージタウンでは仏陀の像を花で飾った山車17台が7キロの距離を行進し、通りには信者1万人が線香を持って出迎えた。 (New Straits Times / Prime News)

華人の多いペナンの大々的な仏教行事。メインの山車には、黄金に光り輝く仏陀の像がブーゲンビリアや菊など、赤・橙・黄の暖色系の花と電飾ライトでにぎやかに飾られています。


2007年5月1日(火) レイバー・デイ、ウェサック・デイ 首相「建物をチェックせよ」
クアラルンプールはジャラン・ドゥタの裁判所の一室で、天井のパネル3枚が落下した。けが人はいなかった。この裁判所は2.7億リンギ(約94億円)を投じて作られ、世界2番目の大きさを誇り、先月18日に開廷したばかり。全部で77の裁判所が徐々にここに引越して今月3日からフル稼働する予定だった。公的機関の新しい建物の損壊事件は先月からこれで3件目(*)で、アブドラ首相は「メンテナンスの重要性を繰り返し自分は言っているのに、何か問題が起こらないと何もしない人々が多い」と遺憾を表明した。 (New Straits Times / Prime News)

(*)1件目は先月11日に出入国管理局の本局で水道管のジョイントが外れて7階の建物が全て水浸しになった事件、2件目は先月28日に企業家・協同組合開発省の建物で水道管の水漏れが起こり地階の多目的ホールが水浸しになった事件です。


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