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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2007年3月

2007年3月31日(土) ムハンマド降誕祭 子供の万引きの陰にシンジケート
ジョホール州に4店舗あるチェーン店の本屋で10代前半の子供による万引きの被害額が月1万リンギ(約34万円)にのぼっている。品目はペン(3.5リンギ≒120円)やディズニーキャラクターのステッカー、色鉛筆などで、監視カメラの死角になる所で品物のセキュリティ・タグをカッターで切って外に持ち出すという手口。現場を押さえられた数人の話から、彼らが店の外で品物を大人に渡していることがわかり、子供に殴るなどと脅して万引きをさせているシンジケートの存在が浮かび上がった。店側は警察に届ける他、子供の親に連絡を取っている。 (New Straits Times / Nation)

シンジケートに使われるのは片親または両親のいない子供が多いそうです(そうでない子供もいますが)。弱者につけ入って私利を貪る卑怯な手口です。


●2007年3月30日(金) 機内持ち込み手荷物の中の液体の制限が今年中に
マレーシアから飛行機で出国する際の手荷物の中の液体、ジェル、エアゾールの量が今年中に制限されることになる。対象は洗顔剤、歯磨き、酒、香水などで、上限は全部で1リットル、それぞれを100ミリリットルの容器に分けて入れ、さらにそれらを透明で開閉自在なポリ袋に収納して手荷物に入れなければならない。預け荷物の中の液体類については特に制限を設けない。具体的な実施期日はまだ決まっていない。 (New Straits Times / Prime News)

実施期日は未決定ですが、既にペナンの空港にはこの制限を示すイラストの看板が掲示されており、一部で混乱を招いているようです。


●2007年3月29日(木) 難民の墓の発見に貢献したウォンさんを称えて
オーストラリアを拠点とする団体「ベトナム・ボートピープル・アーカイブ」の代表ドン・トランさんがマレーシアを訪問し、半島にあるベトナム難民の墓を巡って祈りを捧げている。難民の墓は、昨年死去したアルコー・ウォンさんが何年もかけて調査し、約2000人分の所在が明らかになっている。ドン・トランさんは「自分達の親戚の墓を訪ねることが出来るのはウォンさんのおかげ」としてウォンさんの記念碑を作る計画を立てている。ベトナムでは1970年代に共産主義政権下でボートに乗って国外に脱出した100万人以上が難民となり、25%が海上で死亡、生き延びた人々は現在アメリカ、カナダ、オーストラリアなどで暮らしている。 (New Straits Times / Nation)

ベトナムからボートで漕ぎ出して一番近い陸地がマレー半島東海岸です。ドン・トランさんのお墓巡りの旅程もクランタン、トレンガヌ、パハン、ジョホールと東海岸に集中しています。


●2007年3月28日(水) 条例で雨水の貯水を義務づけ
昨日全国水資源委員会が開かれ、政府は将来予想される水不足に備えて、一部の建物に雨水を貯水して利用する設備をつけることを義務付ける条例を準備中だと発表した。対象となる建物は、大きな一軒家、学校、商業またはビジネスビル、工場など。加えてアブドラ首相は、人々に水道水の節水を周知徹底させること、川の汚染を防ぐことが急務であるとし、各州の知事に川の汚染状態を早急に調査するよう命じた。委員会では地下水の利用について既に研究が始まってはいるが、まだ実用化の見通しはついていない。 (New Straits Times / Prime News)

「雨水の貯水設備のある家」の模型の写真が出ています。屋根の上にバケツが2つあり、そこから管をWCに引き込んでいるだけに見えるのですが……、実際はもっと複雑な設備なのでしょうか?


●2007年3月27日(火) 「ジャウィ・プラナカン博物館」をつくる計画(ペナン)
文化・芸術・遺産省はペナン島の築100年の屋敷を240万リンギ(約8,200万円)で買い取り、「ジャウィ・プラナカン博物館」にする計画を進めている。この屋敷はもともと宝石商アブドゥル・ワッハーブが所有していたが、後に華人商人タン・チョンキート(1924年没)に売却された。省では屋敷を改装して国の独立前にペナンの発展に貢献した「ジャウィ・プラナカン(インド系ムスリムとマレー系の混血)」に関する展示品を集め、独立50周年である今年中に開館したい考え。 (New Straits Times / Nation)

ペナンやクダーでは、ジャウィ・プラナカンが宗教指導者、商人、教師などとして地域の発展に一役買ったそうです。


●2007年3月26日(月) トレンガヌ州、真鍮産業の復活に力
トレンガヌ州でかつて栄えていた真鍮産業は、(州が)PAS党(イスラム系の野党)政権下にあった頃に州政府の支援がなく停滞していたが、今また産業を復興しようとする動きがある。昨年文化・芸術・遺産省はこの目的のために200万リンギ(約6,800万円)を投じた。うち70万リンギ(約2,400万円)は真鍮職人26人の作業場のアップグレードと材料の仕入れに当てられた。このほか韓国から技術者を招いて大量生産や新製品開発の技術を若い世代に指導してもらう計画もある。現在の州政府の計画の目玉は職人30人を抱える中央工場の建設。真鍮産業の活性化だけでなく、クアラルンプールのロイヤル・スランゴールの工場(スズ製品)のように観光客を呼び寄せることも狙っている。 (New Straits Times / Nation)

職人さんたちの中には、新技術の導入で産業を活性化することには大賛成だが、中央工場の建設には首をかしげる(もともとが全て手作業の熟練作業のため)傾向もあるようです。


2007年3月25日(日) 国外で働く人からの苦情の実態
現在、国外で働いているマレーシア人の数は35万人で、うち20万人がシンガポールにいる。これら外国での就労者から昨年人的資源相が受けた苦情は、シンガポールが100件以上、インドネシア、ベトナム、イギリス、オーストラリア、UAE(アラブ首長国連邦)がそれぞれ50件未満だった。苦情の内容は期日に賃金が支払われない、約束された報奨や特別手当が支給されない、住居が不適切など。国外での仕事を斡旋する仲介業者の中には違法に運営している所もあるので、斡旋を受ける際には業者について省に問い合わせ、必要な書類の作成に万全を期し、もし国外で問題が起こったら当該国のマレーシア大使館に連絡をしてほしいと呼びかけている。 (New Sunday Times / Nation)

マレーシア人労働者が5000人以上いる国は、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、イギリス、UAE、オーストラリアです。


●2007年3月24日(土) スリアKLCCで観光客に優待カード発行
昨日リム副観光大臣が、スリアKLCC(ペトロナス・ツインタワーのふもとのショッピングセンター)で使える優待カードを観光客向けに発行することを正式に発表した。最大で50%の割引を受けられるなどの特典が140以上の加盟店で使え、有効期間は7日間。パスポートかIDカードをスリアKLCCの顧客カウンターで提示すればその場で無料で発行してくれる。2月1日に試験的に開始してから今までに2,000枚が発行され、年末までに4万枚の発行が見込まれている。 (New Straits Times / Nation)

マレーシア観光年2007の一環です。観光でいらっしゃる方は到着して早いうちに入手されるとよいですね。


●2007年3月23日(金) プトラジャヤで土砂崩れ
22日午前4時30分頃、プトラジャヤの政府所有の15階建てアパート3棟の近くの山が崩れ、車25台が土砂に埋まった。土砂はアパートまでは届かなかったが、335家族、1500人以上が避難し、死者、怪我人はなかった。住人のひとりは、山の水道管が破裂して水が噴き出しているのを当局に昨年数回報告している。この慢性的な水漏れに加えてここ数日の大雨で地盤がゆるんだことが原因と見られている。アブドラ首相は「ショックだ。まさかプトラジャヤで土砂崩れが起こるなんて」と言った。 (New Straits Times / Prime News)

プトラジャヤは10年ほど前まではジャングルだった土地を開発して作った行政地区で、首相のオフィスや官邸があり、道路などがきれいに整備されている所です。


●2007年3月22日(木) 国会で民族別平均寿命を発表(華人が長生き)
昨日国会で、厚生省のリー政務次官が民族別の平均寿命を発表した。男性は華人系が73歳、マレー系が70歳、インド系が67歳、女性は華人系が78歳、マレー系が74歳、インド系が75歳で、男女共に華人系が最も長い。リー政務次官によるとここ50年、マレーシア人の平均寿命は教育の普及とヘルスケア設備の改善で伸びており、華人系が他の民族よりも長いのは生活様式と食習慣によるものだと考えられる。 (New Straits Times / Prime News)

全体での平均寿命が記載されていませんが、民族構成をもとにおおざっぱに計算すると、男性が70.6歳、女性が75.3歳くらい。昨年(男性71歳、女性76歳)とあまり変わりません。


●2007年3月21日(水) 「スパイダーマン」ペトロナス・ツインタワーによじ登るが逮捕
20日午後3時5分、フランス人アラン・ロバートさん(44歳)がペトロナス・ツインタワーの片方のタワー(全88階)に何の装備もなく自力でよじ登り始めた。10年前の1997年にも同じ試みをしたが途中で不法侵入罪で逮捕されている。今回彼が着ていた黄色いTシャツの背中には「ペトロナス・ツインタワー」の文字と「1997年3月20日」「2007年3月20日」の2回の挑戦日が書かれていた。消防隊が駆けつけた3時45分には55階まで登っており、足場のある60階でマレーシア国旗を広げて500人の見物人に披露した後、消防隊の説得を受け入れて(消防隊の)ヘリコプターに乗り込んだ。不法侵入罪で逮捕されたが、警察署には支援グループが駆けつけた。ロバートさんはこれまでにエッフェル塔(パリ)やエンパイア・ステート・ビル(ニューヨーク)など65の高層建築物によじ登っている。 (New Straits Times / Nation)

人目の少ない朝8時に始める予定だったのが、雨のため午後に延期したのだそうです。なんとしても10年前の「3月20日」にこだわりたかったのでしょう。88階登頂成功するまでトライし続ける覚悟だとか。


●2007年3月20日(火) トレンガヌ州とパハン州の州境が確定
マレーシアの独立50年目にしてようやく昨日、トレンガヌ州とパハン州の州境(300.4キロ)が確定し、両州の政府が覚書に調印した。調査・地図作成局のチームが州境確定作業を開始したのが1992年1月。総費用は400万リンギ(約1.3億円)。ジャングル地帯の複雑な地形のため作業が難航し、作業者らは病気や怪我に苦しみ、2002年10月には倒れた木の下敷きになってひとりが命を落とした。州境の確定により、トレンガヌ州とパハン州は互いに森林地帯の管理(不法伐採の取り締まり)が容易になり、エコ・ツーリズムの推進にもより力を入れることが出来るようになる。 (New Straits Times / Nation)

そうすると、今現在の地図で確認できる「州境線」は仮のものであったというわけですね。


●2007年3月19日(月) 貧困の根絶は2010年までに
ノル・モハメド・ヤコップ第二財務相は、記者会見で「政府は2020年より前に収入の格差を是正するよう対策を早め、2010年までに貧困を根絶したいと願う。情報通信技術を用いてマレーシアの全国民に知識経済を浸透させることでこれは達成しうる」と言った。マレーシアで貧困の根絶策が始まった50年前、貧困率は50%だったが現在は6%。ペナンでは財務省の支援で低収入の家庭の子供達に授業や家庭教師などを提供する「ピンター・プロジェクト」が始まっているが、これを来年にも全ての州に拡大する予定。 (New Straits Times / Prime News)

貧困率6%の6分の1(全体の1%)は「極貧」です。あと3年……。


2007年3月18日(日) 非ムスリムの婚姻数が大幅に減少
ここ4年、国民登録管理局に届出のあった非ムスリムの婚姻数は徐々に減り続け、昨年は一昨年の半分以下となった。離婚数は2005年に前年の3倍に増えたが翌年は半減。新生児数は2003年以降、大幅な増加はない(数字記載なし)。華人系、ヒンドゥー系、キリスト教系のどれについても昨年の婚姻数の落ち込みについてはっきりとした原因はわかっていない。一般的には教育が進み、キャリア志向の女性が増えて早期の結婚を選ばない人が増加しているという世界的な傾向に合致する。

非ムスリムの婚姻数
婚姻数(組) 離婚数(組) 新生児数(人)
2001 53,783 485,057
2002 55,314 387,502
2003 57,882 459,180
2004 57,530 3,291
2005 50,335 9,919
2006 23,880 5,748

(New Sunday Times / Prime News)

しかし昨年の落ち込みは極端です。これといった原因も見当たらないという摩訶不思議。


●2007年3月17日(土) 女性白バイ警官誕生
チェラスのロイヤル・マレーシア・ポリス・カレッジで15人の女性警官が5週間に渡る高性能バイク乗車訓練を受け、昨日修了式が行われた。15人はまもなく白バイパトロールの実務に就く。女性白バイ警官はマレーシア警察の200年の歴史(現在の警察の前身を含め)ではじめて。 (New Straits Times / Prime News)

言われてみて気がつく事実。たしかに女性白バイ警官は見たことがありませんでした。


●2007年3月16日(金) 外国人配偶者のビザが5年に
ナジブ副首相が「マレーシア人の外国人配偶者のビザを5年間とする。外国人配偶者が労働ビザを持つ場合も5年間とする(現行はどちらも1年毎に更新)」ことを発表した。内務大臣は、このことが外国人配偶者にマレーシアでの「よりよい暮らし」を提供し、彼ら・彼女らの知識や技術を活かす機会を増やすことになるので国にとって利益になる、と言った。しかしこのことで、外国人配偶者、特に外国人夫の永住権の取得が今より容易になるわけではない。 (New Straits Times / Prime News)

「観光業にも副次的にプラスになる」と閣僚の間では考えられています。


●2007年3月15日(木) 「エア・アジア・エックス」就航が遅れて2008年に
格安長距離便「エア・アジア・エックス」(運航はFAX社)のロンドン便が今年7月に就航する予定だったが2008年9月に延期となった。FAX社のラジャ・アズミCEOによると、A330(エアバス社)かボーイング777のどちらかを3機リースして運航を開始する予定だったが、リース料が値上がりし、かつこれらの航空機の納品も間に合わないからだという。この背景にはエアバス社のスーパージャンボA380の大幅な製造の遅れがある。航空各社がA380の納品を待つ間、代替機としてA330とボーイング777を一斉にリースしたため、両機の供給不足が起こっているのである。今年1月の発表では、エア・アジア・エックスの初年度の利用客数は目標50万人で、就航記念キャンペーンを大々的に行う予定だった。 (New Straits Times / Biznews)

マレーシアからイギリスに留学している学生達からも(里帰り便として)大きな期待を寄せられていたエア・アジア・エックスですが、残念です。


●2007年3月14日(水) 光ディスクを嗅ぎ分ける特別犬がマレーシアに到着
北アイルランドから、光ディスクを嗅ぎ分けられるよう訓練を受けた2匹のラブラドル・レトリーバー「ラッキー」と「フロー」がマレーシアに出張してきた。2匹はこれまでにも外国に出張しているが、いずれもテスト的にその能力を披露するためだった。今回マレーシアでは1か月、ショッピングセンターなどで本格的に海賊版ディスクの捜査に協力する。国内取引・消費者省では1か月後の彼らの業績を評価した後、省の執行部内に犬ユニットを設置することも考えている。昨年マレーシアで押収された海賊版は5千万リンギ(約16.8億円)相当。 (New Straits Times / Prime News)

2匹の来馬が予告されたのは昨年12月3日の記事でした。予定より2か月遅れての来馬となりました。


●2007年3月13日(火) アブドラ首相に「グローバル・リーダーシップ賞」
アメリカの「ナポレオン・ヒル財団」がプトラジャヤで2日間の会議を開き、アブドラ首相に「グローバル・リーダーシップ賞」を授与した。同財団の会議がアメリカ以外の場所で開かれるのは初めて。財団のオルソン会長によると、この賞は、財団の「成功の17の原則」を守り、実行している世界の傑出した指導者に贈られるもの。受賞にあたって首相はマレーシア国民の支援と協力に感謝の辞を述べた。 (New Straits Times / Biznews)

ナポレオン・ヒル(1883-1970)はアメリカの人文学者、哲学者で「成功プログラム」を開発した人だそうです。


●2007年3月12日(月) 排ガス規制に合致したガソリンが、値上げなしで来月から
ヨーロッパの排ガス規制「EURO2」の基準を満たすガソリンとディーゼル燃料が来月から採用される。現在は硫黄の含有量がガソリンで0.15%、ディーゼル燃料で0.3%だが、新基準では両方とも0.05%となる。精製の費用は各燃料会社の負担とし、消費者価格に影響はない。ヨーロッパでは既に「EURO2」よりも厳しい「EURO4」を採用しており、マレーシアも2011年に「EURO4」に移行する予定。環境局のロスナニ局長は、まず消費者に環境に配慮した燃料を供給し、その次のステップは、自動車に触媒式排気ガス浄化装置の取り付けを義務づけることだと言った。 (New Straits Times / Prime News)

先日、在マレーシア英国高等弁務官が「新しい基準のガソリンは当然価格が上がるだろうが、『環境のためにお金を余分に払う』という考えがマレーシアのような開発途上国の人々に受け入れられるだろうか?」と懸念を示したところでした。政府、精製会社に費用を負担させるという手できましたか。


2007年3月11日(日) タン・チェンロック記念館建設を提案
MCA(マレーシア華人協会)のチャン・コンチョイ副会長は、タン・チェンロックについての1日セミナーでの挨拶で、「近くタン・チェンロックの業績を称えるための記念館を建設する提案をする」と言った。タン・チェンロックはMCAの初代会長で、アブドゥル・ラーマン(初代首相)やトゥン・サンバンサン(マレーシアインド人会議の当時の代表)らとともに国の独立(1957年)に奮闘貢献し、1960年12月13日に亡くなった。セミナーにはマレーシア、シンガポール、香港、中国から歴史研究家らが集まった。 (New Sunday Times / Prime News)

独立に貢献した3民族の代表のうち、首相になったアブドゥル・ラーマン以外の2人は、マレーシアの学校の歴史の教科書で扱いが軽すぎるとして昨年国会で議論されました。(06年8月30日


●2007年3月10日(土) トレンガヌ州、自然の豊かさに加えて「アート」を観光の目玉に
トレンガヌ州ドゥングン生まれの画家チャン・フィーミンさん(48歳)は、地元ではほとんど知られていないが、その作品が国連ミレニアム芸術展示会(ロンドン、ストックホルム、ニューヨーク)で展示されたり、水彩画がオークションでクリスティーズやサザビーズに競り落とされるなど、国際的に高い評価を受けている。MATTA(マレーシア旅行代理店協会)のトレンガヌ支部は、チャンさんのような地元のアーティストの作品を、カレンダー、しおり、ポスター、絵はがき、豪華本などに採用して観光の呼び物にする計画を州政府に働きかけている。 (New Straits Times / Nation)

これは良いアイデアです。優れた作品が知られずに埋もれているのはもったいない。


●2007年3月9日(金) 渡り鳥がタンジュン・トゥアンに
南半球が秋に向かい始めるこの時期、北アジアを目指す渡り鳥が、スマトラ島からマラッカ海峡を渡ってタンジュン・トゥアン(ヌグリ・スンビラン州のビーチリゾート)に立ち寄って羽根休めをする。2000年にマレーシア自然協会の2人がこの光景を観察する「猛禽類観察会」を始め、今年の会は10日、11日に行われる。18,000羽を超すタカやワシなどがここを通ると言われ、オーストラリア、スウェーデン、イギリス、シンガポール、タイなどから2,000人のバード・ウォッチャーが集まる。渡り鳥は高度2,500メートルの気流に乗って6,000キロの距離を移動するが、悪天候や飢え、疲れなどで目的地までの旅を果たせないものも出る。それゆえにタンジュン・トゥアンのような「中継地」は重要であり、適切に環境保護される必要があると、自然協会は主張する。 (New Straits Times / Nation)

この鳥さんたちが日本に到着するのはいつ頃でしょうか。 4月? 5月?


●2007年3月8日(木) 女性上級管理職のいる企業数割合でマレーシアが3位(32か国中)
昨年32か国の中〜大規模の私企業7,000社を対象に行った調査の結果「グラント・ソーントン・インターナショナル・ビジネスレポート2007」によると、女性の上級管理職を擁する中〜大企業の数の割合は、マレーシアが85%で3位。1位はフィリピンの97%、2位は中国の91%。アジアはヨーロッパやアメリカよりも女性管理職のいる企業数割合が多い(日本は例外で25%で最低)。しかし「1社内における女性管理職の数」で見ると、世界平均が22%に対し、マレーシアは23%にとどまっている。ここでもフィリピンがトップで50%。日本は7%で最低。レポートは、上級管理職の役割において男女平等なのはフィリピン1国のみであるとしている。また、32か国全体で、女性管理職をひとりも擁していない企業の割合は38%。 (New Straits Times / Prime News)

面白い結果です。もっと詳しくはグラント・ソーントン社のプレスリリースで。(英語)


●2007年3月7日(水) マレー半島西海岸も揺れた
6日スマトラ島南部を襲った地震で、マレーシアの首都圏、スレンバン、マラッカ、ジョホールなどでも揺れが観測された。震源地はマラッカの南東324キロの地点で、午前11:49にマグニチュード6.3、その2時間後にマグニチュード6.1、午後4:50にマグニチュード4.4の余震があった。スマトラ島では記事入稿時点で小学生を含む70人の死亡が報告されている。ベルナマ通信(マレーシア国営)によると、パダンのアンダラス大学の112人のマレーシア人留学生は全員無事。 (The Star / Nation)

自宅周辺では揺れに気がつきませんでしたが、マラヤ大学や近隣の町のビルでは人体に感じる揺れがあったそうです。


●2007年3月6日(火) ナジブ副首相、日本を訪問中
昨日から4日間の日程で、ナジブ副首相率いる閣僚数名が日本を訪問している。貿易、投資、情報テクノロジー、バイオテクノロジー、人的資本などにおいて両国間の協力を強化するのが目的。昨年のマレーシアの対日貿易額は1,157億リンギ(約3.8兆円、内訳は輸出522億リンギ、輸入635億リンギ)で、マレーシアの貿易額全体の10.8%を占める。安倍首相、久間防衛大臣との会談や東アジアの安全保障に関する講演、神戸訪問などが予定されており、8日(木)に次の訪問国である韓国に向かう。同行しているのはオン住宅・地方自治体相、ジャマルディン情報相、モハメド・カレド・ノルディン企業家協同組合開発相、マラッカ州知事。 (New Straits Times / Prime News)

同行者のひとりオン大臣の役目は、日本のごみ焼却炉を見学し、マレーシアのごみ問題(2005年に排出された固形廃棄物は734万トンで、ペトロナスツインタワーの1本が42個分)に取り組むことだそうです。


●2007年3月5日(月) マレーシアの伝統芸能、パリで上演
マレーシアの伝統芸能である「マノーラ」「ワヤン・クリッ」「マッ・ヨン」を演じる各劇団がパリで開かれる国際伝統芸能祭に招待され、昨日第一陣が出発した。「マノーラ」はタイとマレーの伝説と文化を融合した舞踊劇、「ワヤン・クリッ」はインドの古代伝説を伝える影絵劇、「マッ・ヨン」は古代マレーの宮廷音楽舞踊劇。パリ行きの一団を率いるエディン・クー氏は「西洋の国々で、マレーシアの伝統芸能がその多様性ゆえに注目を集めています。国内ではこういった伝統芸能が保護されず、担い手が減り、廃れて行く懸念があって、皮肉なものですが」と言った。 (New Straits Times / Nation)

昨年3月4日にクランタン州が「マッ・ヨン」の上演を禁止していることを報じた記事がありました。その後どうなったのでしょう? 今回パリへ行く「マッ・ヨン」の劇団はトレンガヌ州の劇団です。


2007年3月4日(日) クアラルンプールに100ヘクタールの「ハイドパーク」を?
オン住宅・地方自治体相は、クアラルンプールに、ロンドンのハイドパークに匹敵するような公園(約100ヘクタール)を作る計画を発表した。ハイドパークはロンドンの8つの王立公園のうち最大のもの。場所は未定だが、墓地や住宅地ではなく、未開発の政府所有地に作る予定。オン大臣は以前、「人口1,000人に対して4,000平方メートルの緑地」をマレーシアの主要都市に作ることを目標にするとしたが、これを「人口1,000人に対して8,000平方メートルの緑地」に変更すると言った。 (New Sunday Times / Prime News)

ひとりあたり8平方メートルの緑地。街中では実感しにくい数字です。


●2007年3月3日(土) ピーナッツ・バターを回収
厚生省は「Peter Pan(ピーターパン)」「Great Value(グレイト・バリュー)」の商標で販売されているピーナッツ・バターにサルモネラ菌が混入している疑いがあるとして商品の回収を命じ、輸入代理店のナスマーク社がこれに応じた。菌による中毒の症状は発熱、下痢、急激な腹痛などで、ときに生命にかかわる場合もある。 (New Straits Times / Nation)

正確には「サルモネラ・テネシー菌(Salmonella tennessee bacteria)」という名前のようですが、どんな菌なのか、詳しいことはわかりませんでした。


●2007年3月2日(金) 99センで快適な眠りを
格安ホテルチェーン「チューン・ホテルズ」が1号店を今月末クアラルンプールにオープンするのを記念して、格安料金でオンライン予約(www.tunehotels.com)を受け付ける。宿泊期間は4月15日〜10月31日。価格は予約時期、空室状況により異なるが、0.99〜9.99リンギ(約34〜340円)。繁忙期には89.90リンギ(約3,000円)になることもある。172室で各部屋にはベッド、羽毛布団、シャワーつき。エアコン、タオル、ミニバー、ソファ、ホテルキッチン、プール、会議室などは別料金。年末までに国際空港、コタキナバル、ジョホールバル、ペナンの4か所にオープンするほか、エア・アジアが乗り入れているマレーシアやアジアの都市に拡大を予定している。 (New Straits Times / Prime News)

スタッフが全員赤いニットのユニフォーム姿で、エア・アジアに雰囲気を似せています。


●2007年3月1日(木) 求人件数は山ほどあるが……
昨年労働局が管理した求人件数は84万件(うち、大卒者向けが36,000件)だったが、これを利用するために局に登録した就職志望者の数は84,000人(求人件数の1割)だった。局では求人と就職志望者の接点を増やすための施策を検討し、一部実施している。1月にマラッカで行った巡回キャンペーンでは32社3,397件の求人に対し、3,447人の志望者が集まった。今後も全国で巡回キャンペーンを行う予定。またELE(オンライン職業安定所)のブースをクアラルンプールとペナンのショッピングセンター2か所に設置する。人的資源省によると、イギリスでは地下鉄の駅にELEを設置して通勤者が利用しているが、これをクアラルンプールのLRT(高架鉄道)の駅に設置することも考えているという。 (New Straits Times / Prime News)

あらゆる場所を網羅しているロンドンの地下鉄と、KLのほんの一部のLRTでは事情が異なりそうです。大臣、よく考えてくださいね。


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今日のマレーシア 2007年3月