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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2006年9月
| ●2006年9月30日(土) マレーシアのシク教寺院で聖遺物を展示 |
| シク教10代目の尊師ゴビンド・シン(1675-1708)の聖なる遺物が今日から11月27日までマレーシア各地のグルドワーラ(シク教寺院)27か所で巡回展示される。展示品はターバン、膝丈ズボン、木のサンダル、木の椅子などゴビンド・シンが使っていたもの12点と、300年前の手書きの聖典で、インド以外に住むシク教徒に公開されるのは初めて。この12点はゴビンド・シンから敬虔なシク教徒マイ・デサンに授けられ、その子孫が10代に渡って保管しているもの。
(New Straits Times / Prime News) シク教はインドのパンジャブ地方で15世紀末ににナーナクが開き、グル(尊師)が10代続きましたが、10代目のゴビンド・シンが今後は尊師を人間ではなく聖典にするようにと言い残して亡くなったことから、彼が実質最後の尊師となったそうです。 |
| ●2006年9月29日(金) サラワクの絵画、40年ぶりに故郷に戻る |
| ボルネオ島の先住民族のひとつ、ケニャー族が1962年に描いた絵画10点が、アメリカ、カナダに持ち出された後、40年ぶりにサラワク博物館に帰ってきた。62年当時サラワク博物館館長だったトム・ハリソン氏は66年アメリカのコーネル大学に移った時に10点の絵画を持ち出し、その後カナダ、モントリオールに住む友人のルソー教授に絵画を含む財産の管理を委ね、76年に事故死した。ルソー教授も以前サラワクに滞在して研究していたことがあり、当時の知り合いである人類学者ジャイル・ラヌブ氏(現サラワク習慣伝統委員会所属)に今年初めに連絡を取って、今回の絵画の返還に至った。絵画にはもはや存続していない伝統行事が描かれている。
(New Straits Times / Nation) 新聞には唐草模様のようなデザインアートっぽい写真が載っています。なかなかポップで綺麗です。 |
| ●2006年9月28日(木) 国境を超えてタイの町に行くのは控えましょう |
| マレーシア−タイ国境調整局のクリル・モハマド・ノル長官は、マレーシア人に、約1か月後のハリ・ラヤの祝日に買い物や娯楽の目的でタイの町に行くのは控えるように忠告した。長官は「クーデター後のタイは平和だが、用心に超したことはない。どうしても国境を越える人はパスポートと法的な書類を必ず携帯するように」と言った。
(The Star / Nation) 国境を越えるにはパスポート必携が常識だと思っていましたが、わざわざ役人がこんなことを言うということは、国境の町では「ちょっとそこまで」の感覚で日常的に書類不携帯で人が往来しているってことなのでしょうか……? |
| ●2006年9月27日(水) 世界競争力ランキングでマレーシアが26位(152か国中) |
| ジュネーブを拠点とする世界経済フォーラムが発表した「世界競争力指数2006」で、マレーシアは152か国中26位、アジアではシンガポール(5位)、日本(7位)、香港、台湾、韓国(24位)に次いで6番目であった。調査分野のうち「市場の効率性」では152か国中9位。世界経済フォーラムによると、マレーシアの強みは「労働市場に柔軟性がある、比較的正常な製品の市場がある、法制度など公共制度が充実」、努力が期待される点は「公共事業の赤字を減らす、労働者の健康と教育」。
(New Straits Times / Prime News) 1〜10位は順に、スイス、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、シンガポール、アメリカ、日本、ドイツ、オランダ、イギリスです。 |
| ●2006年9月26日(火) ラマダン・バザール各地で開催へ |
| 30日(土)午後4時30分、マラッカのムラカ・セントラルで、国家レベルでの公式なラマダン・バザールの旗揚げが、マラッカ州知事によって行われる。各州がそれぞれにラマダン・バザールの公式な開始を計画しており、主な州の日程は次の通り。クダー州アロースターは明日、ペラ州イポーは30日、サバ州コタキナバルは10月3日、スランゴール州カジャンは10月7日、クアラルンプールはマスジッド・インディア通りで10月10日。
(New Straits Times / travel) ラマダン・バザールは断食月の毎日15〜16時頃から立つ市場で、日没後用の食材、食品が売られます。毎年この時期にしか出回らないような珍しいものも並びます。 |
| ●2006年9月25日(月) 国土が縮まって行く |
| マレーシアの海岸線のうち223か所(1,414キロ)で、潮流による侵食が進んでいる。223か所の内訳は、生物や土地を存続の危機にさらしている「危機的」地域が93か所(1986年は74か所)、今後5年で危機的地域になりそうな「重大」地域が57か所、侵食度合いがさほど深刻でない「許容」地域が73か所。「危機的」地域のうち、33か所では1年で最高40メートルも侵食されている。下水・灌漑局のケイズルル長官は、短期的措置としては岩やコンクリートブロックを海岸に設置すること、長期的予防措置としては防波堤の建設を挙げているが、実際は予算不足で今までに対策が施されたのは60か所しかないと言う。
(New Straits Times / Prime News) 地図上の海岸線に223か所を色で塗り分けた図が出ていますが、半島部ではなにも色がないところがないくらいです。 |
| ●2006年9月24日(日) マレーシアの子供達は食べ過ぎで運動不足 |
| マレーシア国民大学のイスマイル教授(栄養学)が2002年に6〜12歳の11,264人を対象に実施した調査によると、6人に1人が肥満であるという。この数字はフィリピンの「20人に1人」と比べて相当高く、オーストラリアとほぼ同じ。民族別では、マレー系の10.5%が肥満で6.2%が太りすぎ、中華系の10.1%が肥満で4.7%が太りすぎ、インド系の11.7%が肥満で6.7%が太りすぎ。6歳児では肥満の割合は低いが、思春期に近づくほど割合が高まり、10歳児の肥満の割合はイギリスやオランダより高い。原因について教授は、24時間食べ物が入手しやすい環境、遺伝、ファーストフードなど西洋の食文化の影響を挙げている。
(New Sunday Times / Nation) 昨夜予定通り新月が観測できたようで、ラマダンに入りました。(2つ下に関連記事) |
| ●2006年9月23日(土) 初等教育1年生69,000人にまだ読み書き能力が不足 |
| 生徒のマレー語の識字力を確かなものにするために今年度から導入された「読み書き特別プログラム」の途中経過報告。今年初め、全国の初等教育1年生の40%にあたる469,038人に読み書き能力が不足していると判断された。3か月の講座を実施し、3月に行った試験では35万人が合格し、12万人が不合格。不合格者はさらに3か月の補習講座の後、7月に再試験を受け、合格率は57.5%で、69,691人が不合格。この69,691人が再履修して10月以降の学年度最終試験に備えることとなった。試験は60点満点で45点以上が合格とされる。
(New Straits Times / Prime News) そうすると、現時点での不合格者は全国の1年生全体の6%ということになります。まずまずの成果では? プログラムについて関連記事は5月25日と4月11日。 |
| ●2006年9月22日(金) 28の観測所で新月を観測するための準備 |
| 全国28の観測所で、新月を観測する準備が今夜行われる。新月の観測は、ラマダン(断食月)入りを正確に決めるために天文学上の計算を補完する意味で行われる。ランカウイ島のタンジュン・チンチンにある観測所が最も重要で、ここで新月が観測されたら全観測所に通知され、観測が有効であることを確認後、国王が承認してラマダンに入る。
(The Star / Nation) 昨年は天候の加減で予定日に新月が観測できず、ラマダン入りが1日遅れました。明日23日の夜、新月が確認できたら、その日没をもってラマダン入りとなる予定です。 |
| ●2006年9月21日(木) 主要食品の小売価格統制は日曜日から38日間 |
| ラマダン開始予定日の今月24日(日)から、ディーパバリとハリ・ラヤが終わる10月末までの38日間、主要食品15品目について政府による価格統制が行われる。フェスティバル・シーズンの異常な値上げを防ぐ目的で毎年行われているもので、品目ごと、地域ごとに天井価格が設定され、指定品目を販売する小売店は店舗にピンク色の値札を表示することが義務づけられる。昨年はラマダンから中国正月まで約4か月価格統制期間が続き、問屋などから苦情が出たため、今年は11月からクリスマス前まで統制を休止し、クリスマスから中国正月にかけて再度統制期間となる。
(New Straits Times / Prime News) たとえばクアラルンプールではチキン(調理前)1キロ6リンギ(約192円)、Aランク卵1個28セン(約9円)、トマト1キロ4リンギ(約128円)など、細かく決められています。 |
| ●2006年9月20日(水) 潜水艦を見るチャンス |
| ポート・クランに、アメリカ、オーストラリア、マレーシアの各海軍から潜水艦が集合し、2日間に渡り潜水艦部隊の操作について会議が開かれている。会議では救助作業に焦点が当てられ、参加者達は潜水艦部隊の維持や指揮について意見交換を行う。アメリカ海軍から参加しているのは「USSヒューストン号」で、映画「007
レッド・オクトーバーを追え!」(1990年)で「USSダラス号」として使われた原子力潜水艦。トマホーク、ハープーン両ミサイルとMK-48魚雷を搭載し、給士船「USSフランク・ケーブル号」を従えて16日に港に着いた。乗組員は124人。
(New Straits Times / Prime News) 物騒な内容ですが、この記事は「映画に出たカッコイイ潜水艦を見るチャンスは明日(21日)まで!」みたいなノリで書かれています。 |
| ●2006年9月19日(火) 真の「地鶏」を求めて |
| マレーシア農業研究開発協会(Mardi)は、品質の均一なマレーシアの「真の地鶏」を創り出そうとするプロジェクトを今年4月に立ち上げた。現在一般的にマレーシアで「地鶏」と認識されているものは、「田舎鶏」や「田舎を自由に歩き回っている鶏」など定義が曖昧で、大きさや色がまちまち。Mardi
が目指す「マレーシアの地鶏」は、オスは羽の色が黒と赤、足は黄色、とさかは赤いシングル、メスは羽が茶かグレー。いったん大きさや色が均一で安定した品質の種が出来れば、養鶏業者の収入増や輸出が期待出来る。結果が出るまで5〜10年かかるという。
(New Straits Times / Nation) 現在、独自の「均質な地鶏」を産出、輸出しているのは中国と台湾だけだそうです。 |
| ●2006年9月18日(月) ロアガン・ブヌッ国立公園が危機 |
| 国連の報告書によると、ボルネオ島サラワク州のロアガン・ブヌッ国立公園で、樹木伐採により川や湖の底に堆積物がたまって枯渇が進み、洪水で土地が侵食されて生物が住めない環境になりつつある。1985年以来堆積物の量は年間4センチでそれ以前の100倍の速さ。同時に湖の水位も少なくとも毎年4センチ下がっており、このままでは60年後には完全に干上がってしまう。この湖は淡水湖としてはサラワク州最大で、湖の周辺には絶滅の危機にさらされている珍しい生物が多く生息する。国連開発計画は、伐採業者や油ヤシ栽培業者らに「開発に反対しているわけではないが、この地域に将来起こりうることはビジネスにも影響するから、長い目で見て環境の保護に協力して欲しい」と申し入れをした。
(The Star / Nation) この地域はサラワク州ミリの南東100キロメートル。ブルネイの少し南です。 |
| ●2006年9月17日(日) 個人名入りのナンバープレート登録受付準備中 |
| 陸運局は「名前入りナンバープレート」の登録を運輸省に提案しており、開始に向けて現在微調整中。これにより、個人名や会社名(文字は12字まで)と数字を組合せたナンバープレート(例:DAVID5 MAXIS66)が可能になる。現在、1桁の番号のナンバープレートは入札方式で平均10万リンギ(約320万円)で競り落とされているが、「名前入りで1桁番号」はこれと同じくらいの価格に、「名前入りで2〜9桁」は5万〜8万リンギ(約160〜260万円)になりそうだという。昨年1年間の陸運局のナンバープレート入札事業での収入は1.04億リンギ(約33億円)。
(New Sunday Times / Prime News) 既に陸運局ではいくつか競り落とされて決まったナンバーがあるそうです(未発行)。最高額は16万6100リンギ(約531万円)。ちなみに世界最高額のナンバープレートはイギリスの「M1」で約7千万円。 |
| ●2006年9月16日(土) 教育は「質への転換」を |
| 教育省は今後5年で生徒の学力の評価基準の見直しを行う。全国統一試験から「暗記型」の試験科目数を減らし、学ぼうとする努力を奨励するため、人格形成に焦点を当てた評価基準を設定する。長年、マレーシアの教育は試験偏重型で、教師はカリキュラムに従うのではなく試験向けの授業を強いられているといわれている。ヒシャムディン教育相によると、試験偏重型教育の短所は「落ちこぼれの生徒が出やすいことと、生徒が継続的に学ぶことに価値を見出せなくなること」。しかし全国統一試験は継続する。
(New Straits Times / front page) 人格形成の評価は大変そう、結局試験はなくならない……どうバランスを取っていくかが難しいところだと思います。 |
| ●2006年9月15日(金) 今度は母の番(ドーバー海峡遊泳横断) |
| 13日、6人のチームが13時間56分かけてドーバー海峡のリレー遊泳横断に成功した。チームには体に障害を持つ人が2人と、マレーシア人1人が含まれている。このマレーシア人はモニカ・リュウさん(50歳)で、2004年にドーバー海峡を単独遊泳横断したレナード・リーさんの母。エスコートボートの船長から遊泳者が見えるように、ボートの左を泳ぐことになっていたが、モニカさんは途中でボートから大きく離れてしまい、ボートに戻ろうとした時には船のエンジンから吹き出る煙に巻き込まれたりするなどトラブル続きだった。来年同じメンバーで海峡往復遊泳に挑戦するという。モニカさんはロンドンの病院の放射線治療医。
(The Star / Nation) お母さん、たくましい! 息子のレナードさんの記事は2004年7月16日。 |
| ●2006年9月14日(木) 難破船から引き上げられた工芸品を展示 |
| 10世紀から19世紀にかけてマレーシア沖で沈没した9つの貿易船から引き上げられた工芸品が「アクアリアKLCC」で10月1日〜31日の間展示される。工芸品は、中国の宋、元、明、清の各王朝時代にまたがる陶器などで、会場には総長15.7メートルの沈没船の模型も一般公開される。南海海洋考古学株式会社の代表兼研究者ショストランド氏がガイドを務め、博物館局の職員が、陶器の修復やデザインの復元などの舞台裏作業について説明してくれる。毎日11時〜20時。
(New Straits Times / Nation) 展示品の一部は販売もするそうです。古い中国のお皿、見に行きましょうか……。 |
| ●2006年9月13日(水) マレーシアの「経済自由度ランキング」落ちる |
| カナダのシンクタンク、フレイザー研究所の「世界経済自由度年次報告書2006年版」によると、マレーシアは
1997年に「経済自由度」が約 120か国中 17位だったが 2004年には 53位に落ちた。研究執筆者のひとりローソン博士によると、国営企業の状態、国家歳出・税・企業の規模に原因があるという。「マレーシアでは経済改革がある程度成されているが世界の他の国々の改革のペースと比べると緩慢だ。でもあと少しの改革を行えばランキングは上がりうる。この国の強みは不動産の権利の保護だ」この報告書では「経済自由度」を、政府の規模、不動産の権利に関する法制度と保護、健全財政の手段、国際取引、その規制の5つの分野で測っている。1位は香港、次いでシンガポール、ニュージーランド、スイス、アメリカ。
(New Straits Times / Biznews) 今回の報告書は2004年までの資料に基づくものです。1997年のアジア通貨危機以来中央銀行が資本規制を行っていましたが昨年7月にこれをやめました。このことからも将来のランキング上昇が期待できるということです。 |
| ●2006年9月12日(火) おじいちゃん、博士号を目指す |
| サイド・マンソール・サイド・サリムさん(通称「サイドおじさん」、62歳)はマレーシア・ウタラ大学で3年間行政学を学び、昨日学位を授与された。長年土地管理や建設、不動産の仕事をし、現在もNGOで活躍し、クダー州納税者協会会長を務めている。7人の娘(24歳〜35歳)が大学を卒業してから自分も大学で学び始めた。子供はこのほか現在中等教育5年生の末っ子(男)がいる。孫も5人いる。今後はMBAを狙いながら講師の仕事をし、いずれは博士号も取りたいと言う。
(New Straits Times / Prime News) はつらつとした若いおじいちゃんです。1.9万リンギ(約61万円)の学費ローンは子供達が払ってくれるそうです。 |
| ●2006年9月11日(月) NAM(非同盟運動)議長をキューバにバトンタッチ |
| 第14回NAM(非同盟運動)サミットの政府高官会議が今日キューバの首都ハバナで始まった。現在フィンランドで開かれているアジア−ヨーロッパサミットに出席しているアブドラ首相は明日ヘルシンキからハバナへと向かう。今週金曜日に開かれるリーダーサミットで、NAMの議長国の立場がマレーシアからキューバへと正式に引き継がれ、キューバは今後3年間議長国となる。病気と闘っているカストロ議長がサミットに出席するかどうかは明らかにされていない。
(The Star / Nation) NAM(Non-Aligned Movement 非同盟運動)は、東西冷戦時代にどちらの陣営にも属さない中小国が集まって発足したもので、現在は117か国が参加しています。 |
| ●2006年9月10日(日) 厚生省、ファーストフードチェーンの指導へ |
| チュア厚相は、国家レベルでの健康な食生活キャンペーンの実施を発表し、マレーシア人が1日に必要な塩分の量を設定する研究を進めており、数値が決定したら、過剰な塩、砂糖を使っているファーストフードチェーンを指導する方針であると言った。糖分については既に、1日の摂取量が50グラムとの指標があり、これに対してマレーシア人は平均125グラムを摂取しているというデータがある。2005年の調査ではジョホール州で肥満に悩む人は18.1%、体重に関して何らかの問題を持つ人が35.8%。厚相はバランスの取れた食生活と運動で、骨関節症、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸、喘息などを予防することが出来ると言った。
(New Sunday Times / Nation) 糖分、塩分を過剰に使っているのはファーストフードチェーンだけとは限らないのですが。 |
| ●2006年9月9日(土) 学生ビザ保有の1,200人以上はどこへ? |
| 出入国管理局は、留学生ビザを持ちながら教育機関に在籍していない1,271人の外国人の追跡を行っている。1,057人がバングラデシュ、138人がパキスタン、13人がインドネシアの出身。一部の私立教育機関と手を握っているシンジケートが彼らを労働目的で入国させ、学生ビザを手配しているものと見られている。管理局は20の教育機関に、学生ビザを発行しながら在籍していない学生をリスト化して報告するよう依頼、これが果たされない機関には留学生受け入れの禁止や学校のブラックリスト化を行うと通告した。学生ビザ発行費用は60リンギ(約1,900円)で、学生ビザで就労した場合の罰金は最高で2万リンギ(約63.5万円)。
(New Straits Times / Prime News) ほとんどがクアラルンプールとその周辺で就労、中には起業している人もいるようだということです。 |
| ●2006年9月8日(金) 金融犯罪の公判を急げ |
| 会計検査官報告2005によると、2001年から2003年に発生した金融関係の犯罪でまだ裁判が行われていないものが3件、2001年と2004年に裁判は行われたが判決が出ていないものが6件あり、これらを早期解決するようにとの指示が出された。この他報告書によると、2003年から2005年8月までに、許可なしで両替業を営んでいたケースが61件、両替商が許可された量を超える外貨を保有していたケース15件などがあり、160万リンギ(約 5,100万円)以上が差し押さえられ、違反者らに合計22.1万リンギ(約 705万円)の罰金が課せられた。現行の法律では令状無しに中央銀行が両替商に立ち入ることは出来ないが、監視体制を強化するため法律の見直しが行われている。 (The Star / Nation) 利用者にとっては交換率のよい街中の両替屋さんがいっぱいあった方がいいのですが、ライセンス非所持の所もやっぱりあるんですね。 |
| ●2006年9月7日(木) 交通違反の罰金引き下げは棚上げ |
| 4日(月)警察は、交通違反の罰金を、違反の種類によって50〜70%引き下げると発表した。目的は(1)(罰金より少ない)賄賂を警官に渡して見逃してもらうドライバーが後を絶たない、これをやめさせる。(2)罰金の支払い滞りを減らす。しかしその翌日、チャン運輸相がこれについて「アブドラ首相にも自分にも事前に答申がなかった。違反金を引き下げることは、交通違反の罪が軽くなったかのような印象を国民に与えかねない」としてこの件を内閣で取り上げるよう指示、6日の閣議で違反金引き下げは中止となった。
(New Straits Times / Prime News) 最初の警察の発表の目的の(1)は、日本ではまず考えられないことですが、こちらでは警察当局がこういう事実があるということを認識していて、それをなくそうと言っているほどに、また一定期間賄賂を一度も受け取らなかった高位の警官が「清廉である」として表彰されるくらいに日常化しています。 |
| ●2006年9月6日(水) 犯罪件数増加 |
| 2006年1月〜7月の犯罪件数は130,457件で昨年同時期の117,200件より11.3%増えた。地域別で増加率が大きいのはペナン州、次いでスランゴール州。この数字は国内治安相を兼ねるアブドラ首相がある国会議員の質問に対して文書で回答したもの。ひったくり増加の原因については、都市部に人が集中して仕事がないこと、麻薬中毒者の増加、外国人労働者の流入、物価の上昇が挙げられている。首相は犯罪抑止策のひとつとして、司法長官室でDNA鑑識草案を準備中だと述べた。これが通れば、警察に犯罪者のDNAサンプルとデータを保管する権限が与えられる。
(New Straits Times / Prime News) 紙面で隣の記事は、コンドミニアムの24時間セキュリティの費用として年間3,000リンギ(約9.6万円)を払っている有名人宅で11,000リンギ(約35万円)相当の泥棒被害があったと伝えています。セキュリティの事情を知る内部の犯行の可能性が強いと。 |
| ●2006年9月5日(火) マレーシア初の宇宙飛行士決定 |
| 2004年の公募以来選考が進んできたマレーシア初の宇宙飛行士が昨日、シェイク・ムスザファー・シュコルさん、予備人員としてファイズ・カリードさんに決定した。来年9月2日に国際宇宙ステーション行きのロシアのミッションに参加するため、二人は来月からロシアで訓練を受ける。シェイクさんはマレーシア国民大学病院の整形外科医、ファイズさんは軍歯科医。今年3月に候補者が4人に絞られてロシアでの予備訓練と医療テストで最終選考が行われてきた。惜しくも選考に漏れたモハメド・ファイズ・カマルディンさんはマレーシア航空パイロットとしての職務に復帰、S・バナジャさん(女性)は国立宇宙局の技師で、今後は昨日政府が発表した「宇宙飛行士クラブ」で働くことになる。
(New Straits Times / Prime News) 計画の発表が2003年、公募が2004年で選考開始(応募数は公表で1万人)、2006年1月に27人に、2月に8人に、3月に4人に絞られた後、昨日まで動きがなく、やっと発表されました。 |
| ●2006年9月4日(月) Gutsy Girl (勇敢な女性) のその後 |
スリミング会社のモノクロ広告です。この女性はアリス・ウォン・ペイファンさん。2004年10月、105キロの体重を活かして勤務先の携帯電話店で泥棒を取り押さえました(当時の写真は右)。その功績に注目したスリミング会社が彼女をモデルに抜擢し、"Gutsy
Girl(勇敢な女性)"のニックネームでスリミングのプログラムを実践してもらい、約2年後の今は58.2キロ、「約半分」の減量に成功した(写真左)ということです。2004年10月29日の関連記事では、減量1キロごとに1,000リンギがマレーシア乳がん福祉協会に寄贈される予定だったので、今までに47,000リンギ(約150万円)が寄贈された計算になります。
(写真はThe Star 紙に掲載されたBody Perfect 社の広告) |
| ●2006年9月3日(日) 来年国防大学設立へ |
| スンガイ・ベシ(空軍基地がある)のアカデミーが来年国立大学に格上げされる。費用は5億リンギ(約160億円)。ナジブ副首相(兼国防相)は「(防衛をめぐる)環境はますます厳しくなり、軍事技術や防衛理論も変わって行く中で、軍隊にはより能力を備えた人材を投入する必要がある」とし、「この新しい国立防衛大学は入学枠について民族別割り当てがない(*)ので、軍事キャリアを積むことに興味のある人を大いに歓迎する」と言った。
(New Sunday Times / Prime News) (*)現行の国立大学には、ブミプトラ政策により民族別入学枠割り当てがあります。 |
| ●2006年9月2日(土) タイの冷凍食品、マレーシア市場に進出 |
| タイの有名人クン・リードさんの企画による「マイ・シャム」ブランドの冷凍食品がマレーシアで販売される。「えびグリーンカレー、ライス付き」「トムヤンクン」など5種類で、すべてハラル(イスラム教徒が食べてよい食品)で調理済み。今月末に首都圏のセブンイレブンで販売を開始し、年末までにスーパーマーケットに拡大する予定。クン・リードさんは調理師で、タイではTV番組を持ち、新聞にコラムを書き、冷凍食品は既にヨーロッパの市場に進出を果たしている。
(New Straits Times / Biznews) チンするだけで本格的なタイ料理の一品が食べられるのには惹かれます。お値段はいかほど? |
| ●2006年9月1日(金) 独立記念日に海峡遊泳横断 |
| アハマド・シャウキー・アブドゥル・アジズさん(16歳)が、独立記念日の昨日、ペナン海峡10キロの遊泳横断に成功した。午後12時40分に半島側を出発し、3時間半で(予定より40分早く)ペナン島に到着。ケージは使わず、途中クラゲに4回刺されたが、40分泳ぐごとに1分休憩して水分とバナナを補給して頑張った。「一番大変だったのは最後の10メートル。海流と風が強かった」ペナン生まれ、現在はイポーで学校に通う。練習を積んで将来トライアスロンのチャンピオンになりたいと言う。
(The Star / Nation) アハマドさんの兄のノラズミンさんは先月ランカウイ島−クアラ・プルリス間の遊泳横断に成功したそうです。 |
今日のマレーシア 2006年9月