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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2006年5月

●2006年5月31日(水) エアアジア、第3四半期の純利益は前年比44%減だが
格安航空会社エアアジアの第3四半期(1〜3月)の収益は2.017億リンギ(約63億円)で、昨年同時期の1.64億リンギ(約51億円)を23%上回ったが、純利益は2,280万リンギ(約7.1億円)で、同4,070万リンギ(約12.6億円)から44%下落した。販促のために航空料金を下げた一方で、ジェット燃料と維持費が値上がりしたのが原因だが、CEOのトニー・フェルナンデス氏は、今後の国際線(ハノイやブルネイ)や国内線(マレーシア航空から8月に96ルートを引き継ぐ予定)の拡大で、長期的な収益の見通しには楽観的。昨年7月〜今年6月末の1年のマレーシアでの乗客数は800万人の見込み。 (New Straits Times / Biznews)

マレーシア航空の国内線は現行118ルートが19ルートになり、96ルートをエアアジアが引き継ぎます。残る3ルートは……、廃止?


●2006年5月30日(火) マラヤ大学医療センターが心の病の患者用CDを開発、発売
マラヤ大学医療センターで昨年心の病で治療を受けた人は21,000人。患者数は毎年15〜30%増えており、大学では最高で人口の21%が心の病にかかっているだろうと計算している。このうちの17%が、精神分裂症、躁鬱症、うつ、ADHD(注意力欠損運動過剰障害)に苦しんでいる。大学とCAST(感情障害と精神分裂症の治療委員会)は、この4つの病気の患者と家族用に、病気についての正しい理解を促進するためのCDを開発した。病気別に4種類で、マレー語と英語で専門用語を使わずに収録されており、各10リンギ(約310円)。マラヤ大学の心理病棟、外来、大学の書店で購入できる。大学とCASTは製薬会社と協力して次のシリーズCDも開発中。 (New Straits Times / Nation)

最高で人口の21%だとして、5人にひとりがなんらかの心の病に苦しんでいるということ? 多くないですか? いや、それが現実でしょうか。


●2006年5月29日(月) マレーシア人留学生ら、ジョクジャカルタから帰国
ジョクジャカルタに救援隊を運んだマレーシア空軍機が、昨日、現地の医科大学に通うマレーシア人留学生約350人のうち150人を連れて帰った。彼らの寮は最も被災の大きな地域から30キロ離れており、全員無事。震災後、皆地元の病院に駆けつけて最初献血を申し出たが、怪我人の数に対して医師の数が圧倒的に不足しており、(献血どころではなく)怪我人の止血などの手伝いを始めた。現在もジョクジャカルタに残って病院で手伝いをしている学生もいるが、帰国組は「帰国するよう強制されたのかと思って空軍機に乗ってしまったが、本当は現地に残ってもっと手伝いをしたかった」と語る。 (New Straits Times / Prime News)

現場では通りに怪我人があふれ、医師も看護師も学生達も24時間寝る間もないそうです。


2006年5月28日(日) Smart(マレーシア特別災害救援)チームらがインドネシアへ
ナジブ副首相兼国防相はSmart(マレーシア特別災害救援)チームのメンバー306人を地震被害のあったジョクジャカルタに、昨日、今日の2回に分けて派遣すると発表。マレーシア空軍機を使って薬1トン、毛布などの救援品を運び、被災地にいるマレーシア人で帰国を希望する人がいれば同じ空軍機で連れて帰るという。一方、ドクター・ジェミラーが代表を務めるMercy Malaysia(マレーシア救援隊)は既に医療部隊を現地に派遣、あと2部隊の派遣を予定している。 (New Straits Times / Prime News)

別の報道では、ジョクジャカルタの空港の滑走路にひびが入って使えない状況なので(救援隊などの)飛行機の離発着も難しいようです。


●2006年5月27日(土) 外国人メイドの雇用の契約に新しい規制
外国人メイドの雇用について、賃金の不払いや過酷な労働を強いるなどの問題を解決するため、内務省と人的資源省の間で2週間前に覚書が交わされた。主な内容は、・賃金は雇用主とメイドの話し合いで決める、・雇用主は月72リンギ(約2,200円)の保険をメイドにかけなければならない、・雇用主はメイドの名義で銀行口座を開設し、毎月の賃金をそこに振り込まなければならない、・雇用主とメイドは雇用条件について法的な契約書に署名しなければならない、・メイドは雇用主への不平を労働裁判所または必要があれば治安判事裁判所に申し立てることができる、・メイド紹介所はメイドの賃金を差し引いてはならない。現在マレーシアで働く外国人メイドの出身地トップ3はインドネシア、フィリピン、スリランカ。 (New Straits Times / front page 〜 Prime News)

この覚書に書かれていないのはメイドの休暇や時間外労働(残業)についてで、これは雇用主の判断に委ねられるようです。


●2006年5月26日(金) 生徒2人がアメリカの招待でワールドカップ観戦にドイツへ
アメリカ合衆国政府が、ワールドカップ予選落ちした国々から30人の若者を選んで合衆国に招き、その後ドイツで試合を観戦してもらうプログラムを発表。マレーシアからはムハマド・アシラフ・カイルディンさん(男子16歳)とフローラ・ウォン・アウエンさん(女子17歳)が選ばれた。ムハマドさんは元パハン州チームの選手だった父(故人)の影響で6歳でサッカーを始めた。フローラさんは学校のサッカーチームで2年間ミッドフィールダーとして活躍してきた。参加者は6月10日から10日間アメリカでスポーツイベントに参加して親交を深め、その後4日間ドイツでワールドカップを観戦する。ドイツにはライス国務長官が同行する。 (New Straits Times / Nation)

どのチームを応援するか? ムハマドさんはブラジル、フローラさんは「ヒミツ」だそうです。


●2006年5月25日(木) 生徒162,000人の読み書きそろばん能力に問題
教育省の調査によると、昨年、初等・中等教育の生徒162,000人が、「読む」「書く」「計算する」のどれかが出来ないという結果だった。うち、初等教育の生徒は120,000人。ノー・オマル教育省副大臣は「学校修了時までに少なくとも『読み書き』は出来るよう、補習講座を続けなければならない」と言った。全国統一試験のUPSR(初等教育修了時)とPMR(中等教育3年終了時)は全員受けなければならず、識字力の欠如は受験のハンデとなる。教育省は今年度から公立の初等学校1年生に、早期読み書き特別プログラムを導入している。 (New Straits Times / Prime News)

今年度から導入された読み書き特別プログラムについて関連記事→(2006年4月11日)。


●2006年5月24日(水) 3つの連邦直轄区に共通の公式旗を
マレーシアの3つの連邦直轄区(クアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤ)はそれぞれ異なる旗があり、公的行事にはクアラルンプールの旗のみが使われていたが、今月3日、内閣は3か所に共通の旗と歌を作ることを決定。旗は赤、青、黄の横3分割に国の標章をあしらったもので、マラ工科大学のチームがデザインし、昨日ズルハスナン連邦直轄区相が披露した。5月27日〜6月4日クダー州で開催されるスポーツ大会で初めて公式に掲げられる。 (The Star / Nation)

シパダン島のサンゴが危機のニュース(5つ下)に対して新聞の読者から寄せられた意見に「サバ州はシパダン島内部の建物の建設計画を一切取りやめ、島への訪問は全員日帰り(キャンプも禁止)にすべき」というのがありました。建設材料運搬船がサンゴを傷つけ、罪のないダイバーが締め出されている事実に憤りを感じている様子です。


●2006年5月23日(火) 天皇皇后両陛下、約束を果たしにイポーを訪問
天皇皇后両陛下は6月8日に日本を出発し、国交樹立40周年のシンガポールを訪問の後、10日にはマレーシアのイポーとクアラルンプールを訪問する。1991年に両陛下がマレーシア訪問の際に予定されていたイポー行きが、深刻なヘイズ(煙害)による航空機の発着キャンセルで中止になった経緯があり、15年後にイポー訪問の約束が果たされることになる。両陛下のマレーシア訪問は3回目。これまでに両陛下が3回以上訪問した国はアメリカ、ベルギー、ドイツの3か国。マレーシアの後はタイを訪問し、ブミポン国王の即位60周年記念式典に出席の予定。 (New Straits Times / Prime News)

国外在住の日本人として、こういうニュースには(たとえ現場に居合わせなくても)なんだかわくわくします……。


●2006年5月22日(月) 移動式映画業者、経営危機に
野外にスクリーンを設営して映画を上映する「移動式映画」の業者は、20年前にはマラッカ州だけでも30件以上あったが、現在はマラッカに2件、その他ジョホール、ペラ、スランゴールの各州に数件となった。家庭用デジタル機器の発達とビデオCD、その海賊版の横行、テレビの衛星放送の普及などで、野外上映の需要は減る一方。そのような状況下でクアラルンプールに本社を置く「セカー・ピクチャーズ」社はTV番組と競合しない作品や地域住民に人気のある分野を選択して観客を集め、生き残りを賭けている。 (New Straits Times / Nation)

たとえばゴム園の地域だと住民はタミル系が多いので、ヒンディー映画よりもタミル映画の方が断然人気があるそうです。


2006年5月21日(日) マレーシアの産後ヘルパー、シンガポールで活躍
シンガポールでは平均出生率が1.25人(成人女性ひとりあたり)で、政府は3人以上の子供を持つカップルに22,000リンギ(約68万円)を援助するなど、出生奨励策を打ち出している。これに伴い、産後約1か月の間母親と赤ん坊の世話をするヘルパーの需要が増えており、現在約8,000人のマレーシア人がシンガポールでヘルパーとして働いている。28日間の賃金は、マレーシア国内では多くて3,000リンギ(約9.3万円)のところ、シンガポールでは3,600〜4,600リンギ(約11〜14万円)、ホリデイシーズンだと5,200リンギ(約16万円)にもなる。ヘルパーの多くは40〜50代の華人女性で、ジョホール、マラッカ、スレンバン、イポー、ペナンなどから仕事の期間だけシンガポールを訪れる形が多い。紹介エージェントもシンガポール内で少なくとも10店以上知られている。 (New Sunday Times / Prime News)

「専門性」があり「経験」が必要な仕事ゆえに、比較的「若い」人口のシンガポール国内でヘルパーを探すことは困難なのだそうです。


●2006年5月20日(土) マレーシアのハラル食品、イギリス市場へ
イギリスのスーパーマーケットチェーン「Tesco」のマレーシア現地法人が、昨日イポーでペラ州政府と2つの覚書を取り交わした。ひとつはペラ州と農業計画(1億リンギ≒31億円)を推進すること、もうひとつはシンパン・プライに生鮮食品流通センターをつくる(5千万リンギ≒15億円)こと。その際、前日からイポーに滞在していたアブドラ首相に、Tesco は、マレーシアからハラル食品(イスラム教徒が食べてよい食品)を輸出し、イギリスのイスラム教徒居住地の Tesco の店舗に展開する計画を告げた。来年4月から開始、5年かけて50店舗、10兆リンギ(約308兆円)に拡大する予定。2003〜2004年に Tesco が輸出したマレーシア製品の金額は2.23億リンギ(約69億円)。 (New Straits Times / Prime News)

首相はもちろん大歓迎。世界のハラル食品のハブになるという国の長期目標の達成に一歩前進?


●2006年5月19日(金) シパダン島、無期限閉鎖か?
サバ州はダイビングの島として知られるシパダン島を、痛んだサンゴの回復のため、無期限に閉鎖するかも知れない。州はシパダン島に日帰り客用の休憩施設と、森林監視員と警備員用の宿泊施設を作ることを承認しており、建設材料をボルネオ島からシパダン島に運ぶのにはクンピット(伝統的な木造の舟)を使わなければならないとしている。しかし実際には建設業者は小型船を使っており、これが通ることでシパダン島の珊瑚が損傷を受けている。州は違反業者を厳重に処分する方針。昨年州は、シパダン島での宿泊を森林監視員と警備員に限定し、5つのダイビングスポットを閉鎖した。 (New Straits Times / Nation)

シパダン島はボルネオ島の東のセレベス海にあり、周囲は徒歩で20分ほどだそうです。


●2006年5月18日(木) 学校は2010年までに「問題解決能力」に焦点を
現在の試験志向の教育制度から、問題解決能力と創造性、判断力に重点を置く教育に変えるべく、教育省は2010年に「一般能力試験(GAT)」を導入することを検討している。問題例は「仮想上のある国で、理想的な行政のために首都に適した場所はどんな所か」など、「正答」も「誤答」もないもので、生徒が問題解決のために学校で教えられることをどのくらい利用出来るかを測るのが目的。 (New Straits Times / Prime News)

分析力や論理的思考力、表現力(国語)など、社会で通用する諸能力が試される試験ですね。評価する側も大変そうですが。


●2006年5月17日(水) エベレスト登山隊に女性が参加
来年3月、国家アドベンチャー協会の6人のチームが、「エベレスト・プロジェクト2007」の下で、エベレスト登山を計画している。チームには女性がひとり、65歳の男性がひとり含まれており、これが成功すればエベレストに登頂した初のマレーシア人女性と、最高齢マレーシア人という記録が生まれることになる。女性はRTMテレビ局図書館勤務のマリナ・アハマドさん(25歳)、男性はもと企業家開発省副大臣のカリド・ユヌスさん。プロジェクトには青年・スポーツ省が140万リンギ(約4,300万円)を援助する。 (New Straits Times / Prime News)

ニュージーランドの両足義足の登山家イングリスさんが、15日夜エベレスト登頂に成功したニュースも大きく写真つきで報じられています。


●2006年5月16日(火) 交通安全の教育開始
チャン運輸相は、首相が発表した「マレーシア交通安全計画2006-2010」に基づき、来年度から全国の7,601の学校で交通安全教育を始めると言った。昨年の交通事故による死者は車1万台につき4.2人、人口10万人につき23.5人で世界最悪。これを5年間で減らそうという目的。この他、6,300万リンギ(約19.4億円)で主要道路に二輪車専用レーンを設置すること、運輸省の下に交通安全研究所を設置することなどが計画に盛り込まれている。 (The Star / Nation)

Better late than never.(遅くてもしないよりまし)
Better safe than sorry.(あとで悔やむより安全がよし) やっと、こういう動きになりました。


●2006年5月15日(月) 看護師にインターン制を導入
チュア厚相によると、今年末までに、新たに看護師の資格を取得した人は1年間の実習訓練を必須とする制度を発足させる。現在厚生省に寄せられている患者の不満の主なものは、看護師と患者のコミュニケーションが不十分、間違った薬の投与、患者の健康状態に看護師が無関心、など。実習訓練を行うことで看護サービスの質の向上を目指す。また現状では1年ごとに免許の更新が自動的に行われているが、この業務を各州の厚生局から中央訓練センターに移管し、免許の管理を訓練と一環して行う方針。 (New Straits Times / Prime News)

質の向上も必要かもしれませんが、看護師の絶対数も不足しているようです。(2006年3月10日の記事


2006年5月14日(日) ロンドンで「マレーシア週間」
文化・芸術・遺産省は、ロンドンの社会にマレーシアを紹介する目的で、5月17日〜21日、コベントガーデンで「マレーシア週間」を開催する。文化・芸術・農業に関する展示、食べ物や手工芸品、パッケージツアーの販売が計画されており、ハイライトはマッ・ヨン(クランタン州の音楽と踊りを組み合わせた伝統芸能)の上演。マレーシアから果物200キロ分が運ばれる予定。 (New Sunday Times / Nation)

伝統芸能マッ・ヨンについての関連記事はこちら。(2006年3月4日


●2006年5月13日(土) 仏教徒、ウェサック・デイを祝う
12日、全国の仏教寺院でウェサック・デイが祝われた。イポーのチベット様式の仏教徒センターでは、年に一度の、大きな帆布に描かれた釈迦牟尼の絵を日光に当てる行事が行われた。帆布は60×20メートルで、集まった信者が協力して広げて胸の位置で持った。「日の力をもらい」、平和と健康、成功と調和の取れた人間関係を祈願する意味がある。これに先がけて信者達は祈り、供え物をし、摩尼車を回し、仏陀の像を水で清める行事を行った。 (New Straits Times / Prime News)

帆布は全周160メートル。1メートルあたり2人として、ざっと320人ほどで持った計算です。


2006年5月12日(金) ウェサック・デイ 空軍の飛行機が水田に不時着
昨日クダー州アロースターで、2人乗りの空軍の飛行機が離陸して26分後に異常が発生。民家の上空だったため、そこから5キロ離れた水田まで飛行して不時着に成功した。操縦士のムタリブ・アブドゥルさんと副操縦士のタン・シャンキムさん(ふたりの飛行実績は5,000時間)は軽傷を負ったが無事。空軍では事故の原因を調べている。 (New Straits Times / Prime News)

人命になにごともなくて何より。損害を受けたのは水田の稲?


●2006年5月11日(木) 仏教徒、鳥を解放する儀式を差し控え
ウェサック・デイには信者が仏教寺院で、「思いやりの行為で人生の悲しみを克服するために」かごの鳥を解放する儀式が伝統的に行われてきた。しかしここ5年ほど、クアラルンプールのマハ・ヴィハーラ寺院ではこの行事が控えられている。理由は、この日の需要を見込んで鳥が乱獲され、傷つけられて、解放後も再捕獲されて売られる事態が起こっているから。シンガポール・マレーシアの仏教大祭司長ダマナンダ・テラヴァダ師は「仏教の教えの『思いやりの行為』であるはずのものがあべこべになってしまっている」と嘆き、信者にはもし別の機会があればかごの鳥を解放するようにと説いている。 (New Straits Times / Nation)

ウェサック・デイ(釈迦牟尼の生誕・成道・涅槃の3つが起こった日)は明日。仏教暦ウェーサーカ月の満月前夜です。


●2006年5月10日(水) 世界インド映画大賞、クアラルンプールで開催
「世界インド映画大賞(GIFA)」が、8月31日から5日間、クアラルンプールで開催される。シャー・ルク・カーンなど、ボリウッド映画のスーパースター達が勢揃いするのに加え、GIFA大使としてマレーシアの人気歌手、シティ・ヌルハリザとマウイが招待されている。ナジブ副首相夫人のロスマ・マノーさんはGIFAの後援者で、このイベントの開催により、観光部門では短期間に1億1500万リンギ(約35.6億円)の収入が見込まれると言う。 (New Straits Times / Prime News)

8月31日はマレーシアの独立記念日。市内がマレーシア国旗で飾られた中でのヒンディー映画祭となります。


●2006年5月9日(火) マラッカの観光警察ユニットを拡大するように
昨日マラッカ警察署長のアヨブ・モハマドさんが退任し、ベンジャミン・ハスビーさんに引継ぎ式を行った際に、アヨブさんは「マラッカ州の歳入の60%は観光によるものなので州は観光警察ユニットを拡大すべき。過去に18人だったのを27人にまでしたが、30人以上必要だ」と述べ、「このための要員及び、その他マラッカ警察のさまざまな部署の強化に必要な112人の警官の配置を(クアラルンプールの)ブキッ・アマン本署に申請済み」であることを明らかにした。 (New Straits Times / Nation)

世界遺産申請、治安の強化。ヴィジット・マレーシア・イヤー2007に向けて着々と……。いいことです。


●2006年5月8日(月) ペナンとマラッカ、世界遺産となるか?
2月、ペナンとマラッカが、複合歴史都市として世界遺産リスト登録申請をユネスコに提出した。パリに本部を置くユネスコが来月の会議で申請を検討、その後両都市の調査が行われ、結果は9月に発表される。これまでにマレーシアで世界遺産に登録されているのはサラワクのグヌン・ムル国立公園とサバのキナバル公園の2か所。 (New Straits Times / Nation)

サラワク、サバの東マレーシアだけでなく、半島部にも世界遺産を、という狙いです。ヴィジット・マレーシア・イヤー2007(昨日の記事)の推進力にしたいところでしょう。


2006年5月7日(日) クアラルンプール新警察長官「仕事に科学を活かせ」
クアラルンプールの警察長官に就任したスライマン・モハマド・ユソフ氏(55歳)は、警官は犯罪抑制に役立つ科学技術の知識を身につけるようにと言い、この目的のため、下級警察官をもっとオーストラリア、アメリカ、イギリス、日本、シンガポールに送って訓練を行うつもりであることを表明した。来る「ヴィジット・マレーシア・イヤー2007(*)」の成功のためには特にひったくり、強盗、バイク窃盗を減らす必要があり、自分の監視の下で警官は常に「清廉」であるようにと強調し、市民からのフィードバックや建設的な批判を大いに歓迎すると述べた。 (New Sunday Times / Nation)

(*)ヴィジット・マレーシア・イヤー2007は、マレーシア独立50周年となる来年、世界から観光客をもっと誘致しようとするキャンペーンのことです。


●2006年5月6日(土) 「テナントの行為に家主が責任を負うのは不公平」
先月国内取引消費事務省が、海賊版CDの制作や販売を行う業者がテナントとして入っている建物の所有者を罰する法律を来年までに発効させたいと発表したのを受け、不動産関連の団体が不満を表明している。マレーシア国際不動産連盟の会長テオ氏は、地主や家主がテナントの扱い品に条件をつけるのは難しく、違反したテナントの立ち退きには裁判所命令が必要で時間がかかることなどを挙げ、「著作権の侵害と戦う政府の努力は支持するが、提案されている法の改正には賛同できない。(法の改正は)マレーシアの商業用不動産の購入に外国からの投資を誘致しようとしている努力に水を差す。省と話し合いをするべく、要求を出しているが、まだ返事はない」と言う。 (New Straits Times / Prime News)

所有不動産の規模が大きければ大きいほどリスクも増すわけで。関連記事は2006年4月21日


●2006年5月5日(金) 第二次世界大戦中の不発弾、工事現場で発見(クチン)
サラワク州クチンの道路工事現場で作業をしていたラムリさん(48歳)が、81ミリの爆弾を発見した。現場から1キロ以内にはクチン国際空港があるが、ここは第二次世界大戦中は日本の軍用飛行場で、これを目がけて連合軍が空中降下した爆弾のうちのひとつと見られる。通報から3時間後に駆けつけた警察の武器・弾薬補給廠の長官は、爆弾には着発信管(ものに当たった瞬間に爆発させる起爆装置)がついているが、やわらかい泥炭地に落ちたため不発だったのだろうと言った。爆弾はバトゥ・カワ警察キャンプに運ばれて処分される。 (New Straits Times / Nation)

クチン国際空港には乗り換えで1度降りたことがありますが、以前日本の軍用基地だったとは……。


●2006年5月4日(木) 5年間に3つの伝染病で10,814人が死亡
リー厚生省政務次官の国会での発表によると、国内で過去5年間に伝染病で死亡した人の数は、結核で6,229人、HIV/エイズから生じた合併症で4,218人、出血性デング熱で367人(この3つで合計10,814人)。次いでマラリア182人、B型肝炎23人、コレラ19人、デング熱15人、はしか9人、A型肝炎8人。リー政務次官は、伝染病が広がる原因のひとつに(健康診断を受けていない)不法移民の存在を挙げ、外国人労働者については、入国前、入国1か月後、12か月後の3回健康診断を受けなければならないと言った。 (New Straits Times / Prime News)

熱帯らしい病名が並んでいますが、地球温暖化でこれらが流行る地域が拡大する可能性も?


●2006年5月3日(水) マレーシア人の女性、イギリスで州長官(ハイ・シェリフ)に
4月22日、マレーシア出身のウェブ夫人が、ウェールズのサウス・グラモーガン州の州長官(ハイ・シェリフ)に国王から任命され、就任した。イギリスで女性としては4人目、少数民族としては初めて。任期は1年、報酬はない。ウェブ夫人はマラヤ大学で学び、結婚して1子をもうけ(息子は現在ニューヨークでユニセフの医師)、1993年にグラモーガン大学の副学長をしていたサー・エイドリアン・ウェブに出会い、3年後にウェブ氏と再婚。現在60歳で夫とともにグラモーガンに暮らしている。「人々の、特に同じような境遇の女性の模範になりたい」と抱負を語る。 (New Straits Times / Prime News)

「州長官(ハイ・シェリフ)」は、ウェールズで古い歴史を持つ地位で、伝統的には土地を持っている紳士階級の人が任命され、州の行政・司法権を委任されるが、実際の政務は州長官代理(undersheriff)が代行するそうです。


●2006年5月2日(火) 男性の寿命は伸びているが……
「マレーシア男性病学と高齢男性の研究協会」の代表、タン医師によると、マレーシアの男性の平均寿命は72歳であるが、ヨーロッパや日本に比べて、生命にかかわる病気になる年齢が低い(=病気と付き合いながら過ごす年月が長い)。たとえば初めて心臓発作が起こる平均年齢は、マレーシアの男性が58歳、ヨーロッパの男性は70歳前半。マレーシアは6月15日にクアラルンプールで開かれる「第1回日本−アセアン・男性の健康と加齢会議」でホストを務めるが、タン医師は世界一の長寿国日本から学ぶことが多いだろうと期待を寄せている。 (New Straits Times / Prime News)

今年1月時点でのマレーシア人の平均寿命は男性71歳、女性76歳です。


2006年5月1日(月) レイバー・デイ サバ州の経済の重要な柱は「観光」
マラヤ大学のアンドリュー・シェン教授が昨日コタキナバルで「第9次マレーシア計画:サバ州の持続可能な経済成長に向けて」と題して公開講義を行った。その内容:2020年までに先進国になるために、サバ州では(1)観光(2)農業(3)製造業に力を入れる。(1)観光による州の収入は2004年に22億リンギ(約692億円)となり、材木の輸出による収入を上回った。サバ州が政治的に安定しており、豊かな自然(世界最大の花ラフレシア、東南アジア最高峰のキナバル山)に恵まれているという有利な条件を活かして今後も観光業を柱に据える。(2)農業に関しては、研究開発と、その成果を市場に活かして行くことが重要。(3)製造業に関しては、パーム油の原油価格が他の植物油の価格に脅かされている状態から脱却するため、より付加価値の高い製品を作ることが必要。 (New Straits Times / Biznews)

東マレーシアの豊かな自然を保護しながら経済成長していってほしいものです。


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