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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2006年1月
| ●2006年1月31日(火) アワル・ムハラム 世界最大のムルガ神像、ついに公開 |
| 29日午後6時半、バトゥ・ケイブスの階段横に完成した高さ42.7メートルのムルガ神の像の公開式が、サミー・ベル建設相によって行われた。30日朝には神像に花輪がかけられた。キャメロン・ハイランドから運ばれた菊で作った花輪は長さ43メートル、重さ1トン、価格は15,000リンギ(約47万円)。18人が5日かけて作り、これをクレーンで吊り上げて神像にかけるのに20人がかりで1時間かかった。公開式にはヒンドゥー教徒3万人が集まった。
(The Star / Nation) 12個下の19日に関連記事があります。2週間後にはこの場所でヒンドゥー教の奇祭、タイプーサムが行われます。菊の花輪はそれまで長持ちするのかな? |
| ●2006年1月30日(月) 中国正月 新聞休刊日 |
(記事はお休みです)日本公開から約1か月遅れて、本日見てきました、"Memoirs of a Geisha" (邦題 SAYURI )。 入場券6リンギ(約190円)也。 さゆりさんの瞳の色は、原作によると「日本人には珍しい、母親譲りの透き通ったグレー」なのだそうですが、ポスターや画面ではブルーに見えます。 |
| ●2006年1月29日(日) 中国正月 怪我を負った象の居場所を衛星で追跡 |
| サバ州野生生物局とWWF(世界自然保護基金)マレーシアが、昨年6月から野生のボルネオ・ピグミー・エレファントの保護のため、衛星に信号を送る首輪を象につけて行動調査を実施している。24日、衛星による追跡で、前足を銃で撃たれて怪我を負った1頭が見つかり、手当てが行われている。ピグミー・エレファントは、土地開発でこまぎれになった森林保護区に生息し、食糧を求めて村人の私有地やヤシ農園に侵入することが多く、かねてから村人には迷惑な存在となっている。衛星による行動追跡は、この「人−象問題」の解決のためにも不可欠だとWWFマレーシアの代表は言う。
(New Sunday Times / Nation) 衛星による象の追跡、治療には日本の企業も資金提供しているそうです。 |
| ●2006年1月28日(土) 翡翠(ひすい)産業の復活を(パハン州) |
| パハン州ブキッ・イバムは、1970年に鉄鉱石の鉱山が閉鎖された後、1975年に州が「ダラ・ジェイド」という名の翡翠加工工場を作り、翡翠製品がさかんに作られたが、その工場も1983年に閉鎖された。今では湖のそばに緑の石がごみ同様に捨てられている。「ダラ・ジェイド」の製品は、原石が柔らかく、加工に手間がかかってコスト高になるのが欠点だが、品質はよく、今でもクアラルンプールの会社がオンラインで土産物として販売している。村人達は翡翠産業の復活を願っている。
(New Straits Times / Nation) 原石がゴミの山状態……、も、もったいない……。 |
| ●2006年1月27日(金) カニが大漁、中国正月で売上も上々(クアンタン) |
| 半島部東海岸でのカニ漁は10月〜3月に行われるが、例年の今頃は激しい雷雨で船が出せないことが多い。しかし今年は北東のモンスーンが早い時期に収束し、晴れて風の穏やかな日が続いているのでカニが大量に捕れている。地元の漁師によると、50メートルの網を使って24時間で50〜100キログラムのカニが捕れ、特に中国正月時期には値が上がり、仲買人はキロあたり15リンギ(約470円)で買っていく。
(New Straits Times / Nation) 中国正月は明後日から。 |
| ●2006年1月26日(木) 2005年の自動車の売上 |
| マレーシア自動車協会(MAA)のまとめによると、2005年の自動車の売上実績は551,042台(前年比13%増)、うち、乗用車は400,835台。乗用車の内訳は、国産車が78%(前年79%から↓)、非国産車が22%(前年21%から↑)。さらに国産車78%の中身は、プロトンが41%(前年44%から↓)、プロドゥアが33%(前年31%から↑)、他が4%。非国産車の中ではトヨタがトップ。今年はローンの条件が厳しくなっているので(金利のアップ、ローンの承認手続きの厳格化、返済期間の短縮化)売上は3%ほど落ちるだろうとMAAは予想している。
(New Straits Times / Prime News) 1年で13%も売上台数が増えたんだから、渋滞が激しくなるわけです。 |
| ●2006年1月25日(水) 携帯電話、若年層に広がる |
| マレーシアン・コミュニケーションズ・マルチメディア委員会(MCMC)が昨年8〜9月に行った調査の結果。2005年5月31日時点で、国内の大手通信会社5社の携帯電話サービスを利用している人は1,620万人、そのうちほとんどがプリペイドを利用。年齢別では、19歳以下が210万人(13%)、20〜49歳が1,270万人(78%)、50歳以上が140万人(9%)。調査者によると、19歳以下の利用者数の伸びが他の年代よりも顕著だという(比較数字の掲載はなし)。この他に興味深い結果は、ショートメッセージを1日5回以上利用する人が49.6%、3Gについて知っている人が52.8%、3Gに乗り換えない理由として、「必要ない」が54.8%、「3G電話本体が高価である」が37%、「3Gのサービス料金が高い」が31.2%、「様子見」が28.9%。
(New Straits Times / Prime News) 人口が約2,700万人だから、60%が携帯ユーザーだということです。 |
| ●2006年1月24日(火) ゼティ総裁、名誉法学博士号を授与される |
| 中央銀行総裁のゼティ・アクタル・アジズさんがノッティンガム大学マレーシア校から名誉法学博士号を贈られた。同校経済学部長のクリス・ミルナー教授は、ゼティ総裁の管理の下でリンギが安定性を回復し、イスラム金融の発展にも意欲的に取り組まれていることを称えた。ゼティさんは25年以上前にペンシルバニア大学で金融及び国際経済で博士号を取得、中央銀行のアドバイザー職を経て、初の女性総裁となった。
(New Straits Times - Business Times / News) ゼティ総裁は、昨年「企業イメージとリーダーシップ調査」が選んだマレーシアのパワー・ウーマン10人の中のひとりです。(昨年11月2日の記事) |
| ●2006年1月23日(月) 「イポーの物語」展示会 |
| イポーの州立博物館で開催されている「イポーの物語」展では、19世紀以降の交通機関に焦点を当てて展示が行われ、スコットランド出身のアンダーソンさんら3人が語り部として訪問者に話を聞かせている。この展示会のため、アンダーソンさんは半年かけて「歩きから飛行機まで」に発展した交通手段の情報、写真、実物などを地元の住民らから集めた。その中にイポーの「人力車王」ブン・エン・キートさんの妹が所有していた、恐らく最後のものと思われるリックショー(二輪人力車)もある。1950年までにリックショーはトライショー(三輪人力車)にとって替わられた。「交通手段の変遷を見ることで、今自分達がいい生活が出来るのは過去に祖先が錫鉱山で汗を流したからだということを思い出して欲しい」とアンダーソンさん。展示会は2月12日まで。
(New Straits Times / Nation) 展示会を訪れた、1937年にイポーに移ってきたという人の話では、当時人々は裸足で歩いていたそうです。 |
| ●2006年1月22日(日) ナジブ副首相、オラン・アスリに移住を奨励 |
| パハン州の最近の統計によると、2000年から2004年の間に初等学校6年を終えたオラン・アスリ(先住民)の子供5,168人のうち、中等学校に進級したのはわずか2,204人だった。ナジブ副首相(パハン州ペカン出身)は、彼らの居住地区をもっと通学に便利な土地に移すことで進級率を上げられると考え、オラン・アスリに3つの地区への移住を奨励している。「移住を強要するわけではないが、移住することのメリットをそろそろ考えて欲しい」とナジブ副首相。このプログラムで既に移住したオラン・アスリのノルヒシャムさんは「今では5人の子供が全員学校に通い、自宅には水道も電気もあります」と言う。
(New Sunday Times / Prime News) オラン=人、アスリ=原住の、自然の。「自然の人」が「自然の人」でいられなくなってきているマレーシアの社会です。 |
| ●2006年1月21日(土) 高齢者の生活はばら色にはほど遠い |
| マレーシア人権委員会(Suhakam)が、昨年3月に開かれた公共討論に基づいてまとめた高齢者についての調査報告書の内容。「1999年に国家高齢者政策および行動計画が練られたがまだ実施されておらず、医療制度や公共交通機関がお粗末で、特に高齢者にとっては問題がある。国民の平均寿命が男性71歳、女性76歳になったのに、定年は56歳のままで、これを60歳に引き上げる必要がある。現在人口の7%が60歳以上で、2050年までに25%になる。退職後は経済状況が急激に悪くなる傾向がある」報告書は、退職後に貧困線以下の生活をしている高齢者への社会年金プランなどを政府に提案することも盛り込んでいる。
(New Straits Times / Nation) 「いついつ、これこれの計画を立てたが、未実施」という記事がやたらと目につくような気がします。マレーシア初の宇宙飛行士計画は着々と進んでいますが。 |
| ●2006年1月20日(金) 宇宙飛行士候補ら、訓練で「死のゾーン」を体験 |
| 27人の宇宙飛行士候補者が、16日から、マレーシア空軍スンガイ・ベシ基地の「標高室」で、標高7,600メートル地点で空気が希薄なために発生する「死のゾーン」を経験し、それを克服する訓練を受けている。この先2週間で、ストレステスト、陸海サバイバルトレーニング、重力耐性トレーニングが、さらにその先10日間で医療チェック、心身耐性テストが行われ、候補者が8人に絞られる。マレーシア海軍のルムッ基地で訓練が終わる1月26日(*)に最終の4人が選考され、4人は4月にロシアに渡って18か月の訓練に入る。うちひとりがロシアの宇宙船に乗る。
(New Straits Times / Nation) (*)「1月26日」が訓練終了だと記事にはありますが、「この先2週間の訓練+その先10日間の各テスト」という日程の記述と計算が合いません。2月26日の誤りか、又は訓練日程の書き間違いか、どちらかでしょう。 |
| ●2006年1月19日(木) 世界最大のムルガ神像、1月29日公開 |
![]() バトゥ・ケイブスのヒンドゥー寺院に上がる階段(272段)の横に、高さ42.7メートルのムルガ神の像が完成、29日に世界ギネスブックの代表の立会いのもと、公開式が行われる。2002年3月に起工して約4年、総費用200万リンギ(約6,130万円)。コンクリート1,550立方メートル、鋼鉄棒250トン、金のペイント剤300リットルを要した。バトゥ・ケイブスを訪れる人は現在1日あたり800〜1,000人で、寺院では像の完成により観光客が増えることを期待している。
(New Straits Times / Nation)写真左が2003年1月19日、階段の右に工事の枠組みがかすかに見えます。右が2004年2月5日、工事中。神像を作っていたとは全く知りませんでした。今度は完成写真を撮りに行くかな……? |
| ●2006年1月18日(水) 今年の「ハジ」巡礼第一団、帰国 |
| 毎年イスラム教の巡礼月に行われる「ハジ」(メッカ巡礼)に、今年は26,000人のマレーシア人が参加し、その第一団465人が17日に帰国した。巡礼のプログラムのひとつである「ミナの石投げ」で人々が殺到して死者が出た件について、参加者は「警官の数は多かったが、参加者の安全を守る仕組みが不十分。サウジアラビア政府に改善を求めたい」と言う。巡礼期間中に毎年死傷者が出ているが、今年ミナで起こった殺到で亡くなった人は374人。
(New Straits Times / Nation) ハジの巡礼の参加者数については、毎年サウジアラビア政府が各国に人数を割り当てているそうです。 |
| ●2006年1月17日(火) レッド・チリ(赤とうがらし)生産者に打撃 |
| 先々週、多雨でレッド・チリが不足して値段が高騰した(11日の記事)が、中国正月用の需要を満たそうと、先週問屋がタイ、インドネシアから大量に輸入したため現在は供給過剰気味となり、急激に値段が下がった。このためジョホールの生産者は打撃を受けている。野菜農家協会の関係筋は、「こんな短い期間で急激に値段が上下したことは過去にはなかった。価格の低下は消費者にはありがたいが、もしこのまま輸入が続いて現在の価格のレベルが維持されれば農家はやって行けない」と言う。
(New Straits Times / Nation) マレーシアのお料理にはかかせない赤とうがらしですから、供給側もそれぞれに必死。葉野菜は相変わらず不足気味だそうです。 |
| ●2006年1月16日(月) ドリアンがオーストラリアで人気 |
| 3日間の日程でサラワクを訪れているムヒディン農相が、サントゥボンの漁村で「ドリアン祭り」の開催宣言をした後、記者団に語ったところによると、マレーシアのドリアンの輸出量はまだ少ないが、オーストラリアでは反応がよく、小売値でキロあたり7豪ドル(約600円)で売れている。ほかに台湾や香港にも輸出されている。マレーシア農業研究開発協会(Mardi)の研究では、ドリアンは摂氏18度に保てば数か月の保存がきく。農相は、連邦農業販促局(Fama)に、適温を保つことの出来る倉庫(現在はジョホールに1か所のみ)の増設を依頼し、供給過剰の時には生産者がこれらを利用できるようにしたいと言った。
(New Straits Times / Prime News) とれたてが一番美味しい果物の王様。保存を間違うと臭いだけになってしまうので倉庫の充実に期待したいです。 |
| ●2006年1月15日(日) ポンガル祭開催 |
| 14日、インド系の収穫感謝祭「ポンガル」が各地で催された。クアラルンプールのパダン・セマラッでは女性・家族・社会省のG・パラニベル副大臣が来賓として出席し、100人以上が集まった。「ポンガル」とはタミル語で「沸騰してこぼれること」の意味で、火にかけたミルクがふきこぼれるさまを大収穫のシンボルとみなしたもの。ミルクを火にかけるのは女性の仕事で、ふきこぼれたら家族が「ポンゴロ、ポンガル」と叫んで祝う。ミルクには砂糖と収穫したばかりの米を加えて煮詰め、祭壇に供えて祈り、その後人々にふるまわれる。
(New Sunday Times / Prime News) ポンガル祭は5,000年以上前、南インドの人々の間で始まった「民族行事」(「宗教」は無関係)で、収穫を自然(特におひさま)に感謝するもの。日本古来の神道に通じるものがあるかも。 |
| ●2006年1月14日(土) プロトンの株、急落 |
| フォルクスワーゲン(VW)のピシェツリーダー社長がアメリカの投資家達に「VW、カザナ(プロトンの大手株主)、マレーシア政府との間で提携のあり方について考え方の相違があり、プロトンとの提携の実現はなくなった」と発表したのを受け、13日、プロトンの株が11%落ちて終値5.65リンギ(約172円)になった。プロトン側は「提携についてVWからの公式な返事を待っていた」状態でショックを隠せない模様。アナリストたちは、「もし今後も政府がプロトンを管理し続けるなら、新しい提携先が見つかるチャンスも少なく、プロトンは市場で競争して行けない。プロトンには技術面、資金面をサポートするパートナーが必要だ」と見る。
(New Straits Times / Prime News) 「VWのブランドの製品をプロトンが製造して地元で売る」というのがプロトンの思惑だったのですが、VWはこれを是としなかったようです。 |
| ●2006年1月13日(金) 「学生にラップトップパソコン」は計画倒れ |
| 高等教育省は、2004年11月に「全ての国公立大学の学生にラップトップパソコンを供与する」という計画を発表し、その一部が2005年7月までに開始される予定だったが、いまだ実施に至っていない。理由は「資金不足」と「具体的な実施計画が練られていなかったこと」。このうち「資金不足」については、国家高等教育基金公社(PTPTN)が資金提供をすることになっていたが、奨学金を返さない元奨学生が多いので当の組合が資金不足に陥っていることが原因だという。シャフィー高等教育相によると、国公立大学の学生4万人にこの計画を適用するには2億リンギ(約61億円)が必要。関係筋は、「学生がローンでラップトップを購入できるよう、銀行などに働きかける計画はある」と言った。ズルキフリ高等教育省事務局長はもとの計画の廃止は否定している。
(New Straits Times / Nation) 関連記事はこちら。計画の発表(2004年11月2日)と、元奨学生が奨学金を返さない件(2005年10月24日) |
| ●2006年1月12日(木) サバ州が一番「安全」 |
| 「人口に対する犯罪件数の割合」で比べると、国内でサバ州が一番「安全」だと言える。人口10万人に対する犯罪件数はクアラルンプールがトップで1,288件、スランゴール州が965件、ペナン州が798件、ジョホール州が777件、マラッカ州が613件と続き、サバ州は197件で国内最低。サバ州のマンソール警察長官によると、犯罪件数そのものも2004年に6,161件だったのが2005年は5,813件で5.6%低下、犯罪の解決率は55.4%。
(New Straits Times / Nation) 記事に書いていないんですが、クアラルンプールの犯罪解決率はもっと低いのでしょうね。 |
| ●2006年1月11日(水) 野菜の値段が高騰 |
| 雨のため、野菜の値段が先週高騰し、(先々週の値段の)175%ほどにもなった。特に顕著なのはレッド・チリ(赤とうがらし)で、通常はキロあたり4〜8リンギ、天井価格でも9リンギのところ、現在は10〜20リンギとなっている。中国やタイも洪水に見舞われ、そこから輸入している野菜も値が上がっている。もし激しい雨が続けば、今月末の中国正月用野菜の不足も懸念される。野菜販売者協会連盟のアドバイザー、ヨー・チプトン氏は「野菜不足を早く解消するために、ベトナムやインドネシアなどから供給しなければならない」と言う。
(The Star / Nation) クアラルンプールではさほど酷い雨はないのですが、先月の半島北部、先日のジョホールなど、各地の大雨・洪水が影響しているようです。 |
| ●2006年1月10日(火) ハリ・ラヤ・ハジ 21の病院で鳥インフルエンザに対応 |
| (昨日の続報)厚生省は、国内で人に鳥インフルエンザが発症した場合に対応する21の病院を指定し、これにあと20の病院を加える予定。指定病院には換気装置と携帯式レントゲン、吸引ポンプを備えた病室が2〜4室用意される。人に鳥インフルエンザの感染が報告されている国との行き来については、まだ「人から人へ」感染するという証拠がないので、制限しない。もし「人から人へ」の感染例が出たならば、出入国での検疫強化や、学校・プール・その他の公共施設の一時的閉鎖等を行う。
(New Straits Times / Nation) マレーシアは13の州+3つの連邦直轄地なので、対応する病院が41件になったところで州あたり2〜3件。いいんでしょか? |
| ●2006年1月9日(月) 鳥インフルエンザ流行への対策プラン |
| マレーシア駐在各国大使らから、この国の鳥インフルエンザの対策について明快にするようにと要請を受け、次の3つの委員会が組織された。省間委員会(チュア厚相が代表)、国家インフルエンザ流行準備計画委員会(イスマイル保健局局長が代表)、技術委員会(シャフィー保健局副局長が代表)。明日イスマイル保健局局長が各国代表に説明会を行う。これに先がけて、去る11月、チュア厚相は緊急時計画を発表した。その内容はレベル3(H5N1ウィルスが国内で人間に感染した状況)の事態では、緊急事態宣言を発し、検疫ゾーン(発生場所から3キロ以内)で警察によるパトロールや、疑い例発生地区で保健の専門家による戸別訪問を行うというもの。ちなみにレベル2は国外で人間に流行、レベル1は国内で新ウィルスの発見、レベルゼロは国内にウィルスはなし。
(New Straits Times / Nation) いつまでも鶏肉が毎日おいしくいただけるようであってほしいです。 |
| ●2006年1月8日(日) ボルネオの自然保護に3か国の努力 |
| ボルネオ島の自然保護のためにきわめて重要な地域(複数)は、マレーシア、インドネシア、ブルネイの各政府がそれぞれ管理している状況だが、これらをつなぎ合わせ、3か国で協力して保護していこうという動きがある。WWF(世界自然保護基金)が推進する「ハート・オブ・ボルネオ」と呼ばれるこのプランでは22万平方キロメートルの森林(半島部マレーシアの大きさとほぼ同等)が対象とされ、現在までに3か国の代表による話し合いが数回持たれている。ボルネオ島には霊長類が10種、鳥類は350種以上、爬虫類・両生類は150種、植物は15,000種生息している。最近のWWFの報告書によると、何も対策が講じられなければ2010年までに土地開発で低地森林が消え、残った森林が危険にさらされる可能性がある。
(New Sunday Times / Nation) WWFマレーシアでは、親とはぐれた赤ちゃんオランウータンを主人公にした絵本を刊行し、売上をこの自然保護プランに充てるそうです。 |
| ●2006年1月7日(土) ドリアンの人気に翳りか? |
| マレーシア国際イスラム教大学の教授が昨年9〜10月に2,030人を対象に行った「食」に関する調査の結果。昨年食べたドリアンの量は、「前年より少ない」が54%、「前年と同じ」が26%、「前年より多い」が15%で、全体に前年より減っていた。理由として教授は、ドリアン一個をまるごと買う人が減り、少量の中身をパックにしてあるものを必要な分だけ買う人が増えたためと見る。民族別で見ると、「前年より少ない」と答えた人の割合は、ブミプトラ(マレー人や先住民)が4%、華人が58%、インド人他が59%で、ブミプトラ以外の民族にドリアン離れが顕著。調査対象者の性別、民族、居住地(都市部と地方)は、マレーシアの現状を反映する割合で選んである。
(New Straits Times / Prime News) 一個まるごと買っちゃうと、さばく(割る)のがまず大変。少量のパック入りは重宝します。 |
| ●2006年1月6日(金) テー・タレッ(マレーシア風ミルクティー)を責めないで |
| 理学療法士のバルワント・シン・バインズ氏が「マレーシア人には脳卒中が多く、その原因はテー・タレッや肉の摂取にある」と発表したことに対し、チュア厚相は「信頼のおける調査によると、脳卒中を引き起こすのは高血圧、高コレステロール、糖尿病、喫煙であり、テー・タレッの摂取そのものが原因とはいえない。しかしコンデンスミルクを多く含むテー・タレッを過剰に取ると砂糖の取りすぎで糖尿病につながる恐れはある」と反論。さらに、厚生省は医学関係者の意見は尊重するが、確固とした証拠に基づく見解でないと混乱を招くので注意して欲しいと呼びかけた。マレーシアの脳卒中発症例は年間5万件、1時間あたり6件。
(New Straits Times / Prime News) 国民的飲料テー・タレッ。ほんとうに甘いですが、たまにいただくとおいしいです。 |
| ●2006年1月5日(木) ラフレシアの新種か?(トレンガヌ州) |
| パシル・ラジャのジャングルの奥で、世界一大きな花、ラフレシアの「新種」ではないかと思われる花が発見され、森林局局員が調査を行っている。問題の花の花弁はラフレシア・カントゥリィに似ているが、花の中心部はラフレシア・アズラニィに酷似しており、今までに知られているラフレシアのどの種類とも異なっている。花の保護のため、発見地の具体的な場所は明らかにされていない。
(New Straits Times / Nation) 問題の花に森林局局員が付き添う形で写真が載っています。素人目には、ラフレシア、どれも同じに見えますが。 |
| ●2006年1月4日(水) 首相の「ハイビスカス賞」が25社へ |
| 4日夜、マンダリンオリエンタルホテルで、「環境を犠牲にしないで利益を上げる」努力をしていると認められた企業25社に、首相の「ハイビスカス賞」が、代理のナジブ副首相から贈られる。賞は「顕著である」「優秀である」「非常に優れている」の3段階。中小企業カテゴリーでの最優秀企業には「特別賞」が、また、全体での年間最優秀企業にはチャレンジトロフィーが用意されている。2年に1度選ばれるこの賞は、天然資源・環境省ほかが後援している。
(New Straits Times - Business Times / News) 「ハイビスカス賞」だけではどんな賞なのかがわかりにくいですが、きれいな名前ですね。 |
今日のマレーシア 2006年1月