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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2005年12月
12月30日(金)〜1月3日(火)は
更新をお休みいたしました。
| ●2005年12月29日(木) 津波ブイ、稼動へ |
| (今月9日の記事の続報)マレーシア初の津波検知ブイが28日にランカウイから搬送され、今週末までにアチェ沖60キロ(インドネシア領海)地点に設置される。海面にはブイを浮かべて風速、潮流、温度変化を測定し、海底には津波探査機を置く。津波探査機が地震を感知したら音波信号がブイに送られ、インマルサット(国際海事衛星機構)の衛星に伝えられ、プタリンジャヤの気象サービス本局に届く。そこから国家保安委員会を通じて警察、消防、医療、民間防衛などの各機関に警告を発することが出来るようになる。第二、第三のブイは南シナ海とスル海にそれぞれ2か月後までに設置される予定。
(New Straits Times / Prime News) 探知機→気象サービス局までは早そうですが、そこから先の仕組みははたして??? |
| ●2005年12月28日(水) 歴史的建造物が壊されて行く…… |
| パハン州スンガイ・ルンビンはかつて錫鉱山の町として「東洋のエル・ドラド」と異名をとるほど栄えたが、産業の中心を担っていたイギリス企業が1986年に撤退した後は、当時の工場や住宅などの建物がくず鉄目当ての盗賊にどんどん破壊され、今では見る影もない。博物館・遺産局が昨年ここを「歴史的な町」に指定する計画を発表したがまだ実行されていない。村長は「対策が講じられなければ次世代に残せる歴史的遺物はなくなってしまう」と憂慮する。
(New Straits Times / Nation) 破壊を起こす盗賊が発生するのは生活苦が改善されないから。古いものを守る気持ち以前に「生活」なんですよね。KLにいると、近代的で豊かな部分しか目につきませんが、歴史的遺物を守るには全体的な生活水準の向上が不可欠だと思いました。 |
| ●2005年12月27日(火) 洪水でクダー州の学校が1,200万リンギの損害 |
| 17日から始まった洪水で、クダー州の学校が受けた損害は1,200万リンギ(約3.7億円)に上る。ヒシャムディン教育相は避難所を訪れて、学校の修復を最優先にし、新学期は予定通り1月2日から始められるようにしたいと言った。教科書(500万リンギ≒1.5億円)や制服の支給も行われる。クダー州、トレンガヌ州、クランタン州、プルリス州で避難生活を送っていた人々がだんだん家に戻っており、状況はよくなってきている。
(New Straits Times / Prime News) 半島部北部はこの10日ほど大変な状況でした。首相を始め、要人たちが次々と避難所を訪問していました。 |
| ●2005年12月26日(月) 振替休日 新聞休刊日 |
![]() (記事はおやすみです) 【右】 ハイビスカス (先月撮影) |
| ●2005年12月25日(日) クリスマス ビジネスは許認可の工数と時間がネック |
| 世界銀行が9月に発表した「Doing Business in 2006」(事業創出の容易性に関する国別ランキング)の「事業を行う容易性の総合評価」で、マレーシアは155か国中21位にランクされた。しかし細かい評価項目のうち、「ビジネスの許認可を得る容易性」では101位と、下位3割の中に入っている。具体的には、倉庫をひとつ作るのに必要な認可を得るための手順が25もあり、それをひとつずつ解決して行くのにかかる日数が226日(アメリカは10手順・70日、シンガポールは11手順・129日)。このレポートは発表当時は大して重要視されなかったが、政府は先月、専門機関に許認可の仕組みを改善する対応策の提案を依頼した。
(New Sunday Times / Prime News) はんこのいらない所をさっさと削っちゃえば〜? と思いますが、そんなに簡単なことではないのでしょう……か。 |
| ●2005年12月24日(土) 教育に関する意識調査 |
| ムルデカ・センターが行った教育に関する調査の結果。●教育システムについて→「大体満足」76%、「教育のポリシーが政治的な理由で十分な検証もなくコロコロと変わることに不安」約60%、「国の教育委員会に全民族を参加させる時期だ」86%。●学校について→「設備は向上した」82%、「教授方法は進歩なし」68%、「不熱心な先生に不安」45%、「試験に偏りすぎ」58%。
(New Straits Times / Prime News) 初めて知ったのですが、「国の教育委員会に全民族を参加させる時期だ」がこんなに支持が多いということは、現状は、特定民族のみで構成されているということなんですね。 |
| ●2005年12月23日(金) ヤスミン監督の新作、サンフランシスコ映画祭プレミアで上演 |
| 今年数々の映画祭で賞を獲得した、ヤスミン・アーマド監督の映画「セペット(細い目)」の後編「グブラ」が、第49回サンフランシスコ国際映画祭(来年4月20日〜5月4日)のプレミア(試写イベント)で上演されることが決定した。ヤスミン監督には主催者からイベントへの参加要請も来ているが、その頃は次の映画「モクセン」(「セペット」の前編)の撮影中に当たるので、まだ返事をしていないと言う。「グブラ」の封切日程はマレーシアでは未決定、シンガポールでは3月。
(New Straits Times / Nation) 快進撃を続けるヤスミン監督。「セペット」も東欧の国々からTV放送権の購入依頼が相次いでいるそうです。 |
| ●2005年12月22日(木) 「迷った」5人に救助は必要なかった |
| クランの学校の男子生徒5人(16〜19歳)が19日にヌアン山登山を開始したが、20日に生徒のひとりから携帯メールを受け取った親が「遭難したようだ」との捜索願を警察に出した。しかし親は生徒からの携帯メールの内容を勘違いしており、21日に全員無事に下山したのが確認された時、生徒達はなぜ警察の捜索隊が出動しているのかわからなかったという。携帯メールは「日没で暗くなっているので怖くて今日は下山出来ない。万一の時には消防局か警察への連絡を頼む」というものだった。(これを親は「道に迷ってしまった」と解釈した)
(New Straits Times / Nation) 読む人に誤解を与えないような簡潔で正しいメッセージを書くのも頭を使いますが、拡大解釈するのも親ごころ。 |
| ●2005年12月21日(水) 図書館なのに、 本はどこ? |
| ペラ州の少なくとも3つの村で州立図書館として作られた建物が、本も机も椅子もなく図書館として機能しないまま2年以上が過ぎている。パリッ村、タパー・ロード村、スリム・リバー村の3件で、いずれも雑草が生い茂っていたり、、壁には落書き、床には割れたガラスが散乱しているような状態。州の図書館公共団体のナズリ氏はパリッ村とタパー・ロード村の2件は「建物自体が水漏れがしたりフェンスがないなどの理由で本を置ける状態でないことが原因で、団体には責任はない」とし、スリム・リバー村に関しては「第9次マレーシア計画の予算で150万リンギ(4,600万円)を投じて今の建物を壊し別の場所に新しい図書館を作る」と言う。
(New Straits Times / Nation) 国が地方に200の図書館を作る計画がありましたが(6月25日の記事)、ちゃんと作ってほしいものです。 |
| ●2005年12月20日(火) 外国人留学生にツアーガイドのアルバイトを |
| 内閣の観光委員会は、マレーシアの大学で学ぶ外国人学生に、ツアーガイドのアルバイトを認可する方針を決めた。学生は内務省から許可証を得て観光省に登録し、事前研修を受けなければならない仕組み。近年増加している英語を使わない旅客に対応するためで、必要とされている言語はアラビア語、韓国語、日本語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語。委員会議長のナジブ副首相は「世界的な教育のハブを目指すわが国にとって、この動きはもっと留学生を惹きつけるきっかけにもなるだろう」と言った。
(New Straits Times / Prime News) 外国人にマレーシアでの長期滞在を認める「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」の条件の一部も少し緩やかになるそうです。 |
| ●2005年12月19日(月) クダー州、プルリス州を襲った洪水で8,000人が避難 |
| 半島部マレーシア西海岸北部で雨が3日間降り続いて洪水になり、クダー州では17日夜、70以上の村の7,000人以上が18の避難所に移動。多くの車が路上で水につかって動けず、道路閉鎖が相次いだ。休暇でタイとの国境に向かう人々や、マレーシア・ウタラ大学(UUM)に新学期の登録に向かう学生らも影響を受けた。プルリス州では18日正午までに1,000人以上が20の避難所に入った。シャヒディン州知事によると、今回は2000年以来の大災害だが、州政府の管理機械類は被害がなかったと言う。
(New Straits Times / Prime News) 雨が上がって、腰の上まで水に浸かりながら車を押している人々や、(本来なら道路である所を)カヤックで移動している人など、さまざまな写真が載っています。 |
| ●2005年12月18日(日) オランウータン、故郷に帰る |
| インドネシアから密輸されてテーマパークで公開されていた6匹のオランウータンが、17日、マレーシア航空の「オランウータン特別機」で故郷に向かった。この飛行機がジャカルタまで輸送し、その後ガルーダ航空機で目的地のメダンに向かい、最終的にはメダン野生生物保護区に入る。この「返還」を見届けるために13日にマレーシア入りしていたインドネシアの「スマトラオランウータン保護プログラム」の責任者ドクター・イアン・シングルトンが飛行機に同乗する。スマトラ・オランウータンは、ワシントン条約の「附属書1」(絶滅のおそれの高いもので、商業取引を禁止する)に属し、現在野生で生存するのは7,500匹と見積もられている。
(New Sunday Times / Nation) DNA鑑定でスマトラ亜種だと判明し、インドネシアに帰る予定だったオランウータンは、10月8日の記事では7匹だったのですが、1匹はどうしたのでしょう? |
| ●2005年12月17日(土) 看護師や介護職員らに「エンドン」賞 |
| 女性・家族・社会開発省は来年「Mayang スリ・エンドン」賞を設置し、優れた仕事をした看護師、介護職員、孤児院職員などを表彰する。賞の名前は今年10月に亡くなった首相夫人エンドンさんにちなみ、「Mayang」は「福祉社会」を意味するマレー語を略したもの。受賞者の選考は審査委員会が行い、毎年11月に表彰式が行われる。個人の受賞者には3,000リンギ(約9.2万円)、団体の受賞者には1万リンギ(約30.7万円)が贈られる。
(New Straits Times / Nation) 選考はなかなか難しそうです。審査基準はいかに? |
| ●2005年12月16日(金) 今後2年間はタクシー料金の値上げはなし |
| 昨日政府は、国会上院で、少なくとも2年間はタクシー料金の値上げはしないと保証した。企業家・協同組合開発省のカムシャー・イェオプ副大臣によると「公共輸送は国民に必要なものであるから料金の見直しは5年単位でよい。今年政府は公共輸送に、昨年より20万リンギ(約614万円)増の1億2,220万リンギ(約37.5億円)の補助金を出した」とのこと。
(New Straits Times / Nation) 今年5月頃タクシー料金が少し上がりました。公共輸送に補助金を出しているといっても、バスの時間の不正確さや故障の多さは全然改善されていませんけど。 |
| ●2005年12月15日(木) 書けないペンがもたらした、かすかな雪解け? |
| 第1回東アジアサミットの宣言に署名する席で、中国の温首相の左隣に日本の小泉首相が座ったが、二人は15分間一切話をしなかった。しかし小泉首相が署名しようとして握ったペンが書けず、温首相に(ペンを貸して、と)話しかけた。温首相は右隣のアブドラ首相からペンを借り、それを小泉首相に渡した。その瞬間報道陣から小さな歓声があがり、小泉首相もそれに答えて温首相から渡されたペンを空中で振って見せた。サミット終了後の記者会見で日中の関係についてアブドラ首相はノーコメント。中国外務省スポークスマンは「中国と日本の歴史問題についての中国の姿勢は変わらない」と述べた。 (New
Straits Times / Prime News) 議長国が用意した書けないペンのおかげで(?)生じた「ペン渡し」の瞬間をとらえた写真では、温さんも小泉さんも仲良しのおじさんに見えますが。 |
| ●2005年12月14日(水) 13日「ASEAN」と印・露・日・韓各国の会議 |
| ・「ASEANとインド」→インドのマンモハン・シン首相はASEANとの絆を深め東アジアサミットを通して地域にもっと関わりたいという意向。 ・「ASEANとロシア」→プーチン大統領もインドと同様。しかしASEANのシンガポール、インドネシア、タイは、ロシアの真意は東アジアサミットに加わりたいことだと見ている。14日の第1回東アジアサミットでは、プーチン大統領は「マレーシアのゲスト」として演説する。 ・「ASEANと日本」→海上警備(特にマラッカ海峡の)について、日本はマレーシア、タイ、インドネシアの警備力強化に協力すると約束。 ・「ASEANと韓国」→低価格のコンピューターをASEAN向けに作るという提案を検討することに合意。 (New Straits Times / Prime News) 今日で国際会議終了。厳戒態勢だった会議場周辺も明日から平常に戻ります。 |
| ●2005年12月13日(火) ASEANの底力を示す時 |
| 12日にクアラルンプールで開かれた第11回ASEANサミットと第9回ASEAN+3の成果。 ・ミャンマーにスー・チーさんの解放と民主主義の促進を催促。 (マレーシアのサイド・ハミド外相がASEAN代表としてミャンマーを訪問する。日程は未定) ・民主主義、人権、望ましい統治を促進するための「ASEAN憲章」の草稿作成へ。 ・鳥インフルエンザとの戦いにおいて協力を。日本は1.35億USドル(約162億円)の援助を約束。 ・ASEAN+3が東アジア共同体の実現の主な推進力となる。 ・東アジアサミットはASEANサミットに関連して毎年開催する。 (New Straits Times / front page) 明日14日は第1回東アジアサミット(ASEAN+3+インド・オーストラリア・ニュージーランド)です。 |
| ●2005年12月12日(月) 国際会議場で東アジアビジネス博 |
| 第11回ASEANサミットと、第1回東アジアサミットの開催に合わせて、クアラルンプール・コンベンションセンターで「東アジアビジネス博」が10日から5日間開催されている。韓国のプラズマテレビからタイの果物に至るまで、各国の製品が1万平方メートルの会場に展示されている。アブドラ首相は世界のトップ100企業に東アジア地域の企業が増えていることを挙げ、「地域のビジネスの卓越性が世界に認知されている」とあいさつし、各ブースを回った。
(New Straits Times / Prime News) 本日は「ASEANサミット」と、「ASEAN プラス3(日中韓)サミット」が行われました。後者では、将来の東アジア共同体の構築に向けての「クアラルンプール宣言」が採択されました。 |
| ●2005年12月11日(日) 東ティモールの軍隊の援助を |
| ランカウイで開催されているLIMA(国際海洋航空宇宙博)を訪問している東ティモールのシャナナ・グスマン大統領の要請を受け、マレーシアのナジブ副首相は、東ティモールの軍隊の訓練を応援することを承諾した。東ティモールでは領海に侵入して来る大型トロール漁船への対応に困難が生じているという。訓練の詳細は今後話し合われる。
(New Sunday Times / Prime News) LIMAは今年で8回目。前回(03年)と比べて来場者数は減少。成立した契約(船舶や航空機の売買など)の額は前回が11億リンギ、今回は50億リンギ(うち40億は政府関連)だそうです。 |
| ●2005年12月10日(土) 首相「バティックに新しい技術を」 |
| 9日、PWTCで「KL国際バティック会議と展示会」が開かれた。アブドラ首相はサウジアラビアで開かれていたOIC(イスラム諸国会議)サミットから帰国してそのまま会場に直行したため、スーツ姿であること(バティックを着用していないこと)をまず会場の人々に詫び、「バティックは本来手作りで職人の技によるところが大きいが、バティック産業は品質を維持しながら、省力化につながる最新の技術を取り入れて発展して行くべきだ」と挨拶した。
(New Straits Times / Prime News) バティックを推進していた首相夫人のエンドンさん(昨年10月に逝去)が楽しみにしていたイベントです。 |
| ●2005年12月9日(金) 津波検知ブイをインドネシア領海に設置 |
| マレーシアは、ランカウイ沖600キロメートルのインドネシア領海に、津波を検知するためのブイを初めて設置することにした。これにより、来年3月以降、アチェ沖で津波が発生したら数秒後にはマレーシアに情報が届き、避難警告などを発することが可能になる。今後、サバ沖のスル海と、南シナ海に2番目、3番目のブイが設置される予定。政府は、国家津波早期警告システム(SAATNM)に1,900万リンギ(約6億円)を投じている。
(New Straits Times / Prime News) スマトラ島沖地震から早や1年。ようやくここまでこぎつけました。 |
| ●2005年12月8日(木) 国際会議用にハイ・セキュリティの車 |
| 第11回ASEANサミットと、関連する9つのサミットの開催を来週に控え、セキュリティの高い車が用意されている。BMWは17か国の代表の移動用に、ドイツ、メキシコで生産したハイ・セキュリティ・カー46台を搬入。0.44インチ口径のマグナムなどの銃弾を防ぎ、外装と下部は特殊スチールで強化、側面の窓は1インチほどの厚さ。この他、ロシアは独自に、プーチン大統領と代表団用に特別リムジンを自国から移送中。
(New Straits Times / Prime News) このBMWに小泉さんも乗るんですね〜。 |
| ●2005年12月7日(水) ASEAN域内での意識調査 |
| シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの新聞が共同で行った、ASEANに対する市民の意識調査の結果。調査期間は今年10月〜11月。回答数1,147人。 (1)60%の人がASEAN域内の人々は互いのことを理解しあっていると思っている。 (2)半数以上の人がASEAN域内の他国の言語を話すことが出来る。 (3)ASEAN域内の他国に行ったことがある人は44%。今後半年以内に行く計画のある人も44%。 (4)約半数がASEAN域内の他国に投資したいと思っている。 (5)(シンガポール以外のASEANの国の人のうち)60%がASEAN域内の他国に子供を留学させたいと思っている。 (6)ASEANで共通通貨を持つことに賛成は45%、反対は38%。 (7)ASEAN統合のペースは、遅すぎる45%、ちょうどよい37%、速すぎる3%。 (The Star / Nation) シンガポールだけは、(1)が40%、(4)が20%、(6)に反対が70%と、域内他国とかけ離れた結果が出ているそうです。ASEANを含む初めての東アジアサミットはいよいよ来週、クアラルンプールで。 |
| ●2005年12月6日(火) ビンタンゴルの木からHIVの治療薬が出来るかも |
| アメリカの国立癌研究所(NCI)の試験によると、サラワクの湿地帯で採れるビンタンゴルの木から、HIVの治療薬が出来る可能性がある。1986年にハーバード大学が管理するアーノルド植物園が、がんやエイズの治療薬研究のため、この木の採集の許可をサラワク州政府に求めて翌年許可が下りた。その後の臨床試験で、樹液などから作られたカラノライドAやコスタトライドがHIVに対して有効に働くことが確認されている。この薬が販売されるにはまだ数年かかるが、売上は年間17億リンギ(約540億円)が予想される。ビンタンゴルの木は素人にはゴムの木と区別がつきにくく、イバン族の間では「チェナガ」と呼ばれ、古くから民間療法に使われている。
(New Straits Times / Nation) この木の学名は「バリングトニア・アシアティカ」。ビダユ族は「ビトゥア」、カヤン族は「マタオ」、べラワン族は「チュラウ」と呼び、和名は「ゴバンノアシ」だそうです。 |
| ●2005年12月5日(月) セントラルマーケット、改装して売上アップを |
| チャイナタウンにあるセントラルマーケットは今後3年間で6千万リンギ(約19億円)をかけて改装し、来年は今年より10%の売上増を狙う。管理会社の幹部、リム氏は「顧客の70%は地元の人で、30%が観光客だが、売上は70%が観光客から、30%が地元の人から。今後もセントラルマーケットは文化・芸術・土産物・手工芸品・伝統的な楽器・バティックなどを推進する中心でありつづけたい」と言う。セントラルマーケットは1888年にウェットマーケット(*)として建てられ、1986年に工芸品などを扱うショッピングセンターになった。
(New Straits Times - Business Times / News) (*)ウェットマーケット(wet market) 魚介・肉・野菜・果物などを扱う市場で、床が濡れていることが多い。アジアの国々で(それ以外にも?)よくある市場のことなのですが、辞書にはあまり載っていない言葉です。 |
| ●2005年12月4日(日) 偽造書類で酒を密輸 |
| クラン(港)の税関が密輸されたコンテナ6個分の酒を押収した。商品価格は88万リンギ(約2800万円)相当で未納の税金は120万リンギ(約3,800万円)相当。酒関連での押収の額としては今年最高。偽造書類と架空の会社名を使って密輸していたシンジケートが、これらを港から(国内のどこかへ)移送しようとしていた時に摘発された。コンテナの中身はリキュール、ワイン、ビールなどで、ビール4銘柄のうち3銘柄は、マレーシア国内で輸出用に製造されたものだったが、いったん輸出された後、逆密輸された形。
(New Sunday Times / Nation) 「いったん輸出された後の逆密輸」とはいっても、輸出先のシンガポールや香港の税関を通った形跡がないということなので、正しくは、いったん輸出した「ふり」をして国内にこっそり戻した、といったところでしょう。 |
| ●2005年12月3日(土) 「ハン・トゥア・メダル」復活 |
| 18歳未満の、勇敢で卓越した行動をした者に贈られる「ハン・トゥア・メダル」が28年ぶりに復活する。この賞は1960年にマレーシア子供福祉協議会が導入し、1977年にいったん廃止された。最初の受賞者は、川で溺れていた2人の子供を助けたクアラ・トレンガヌの16歳の少年だった。今後の選考基準は勇敢さと愛国心に焦点が当てられる。「ハン・トゥア」はマラッカの伝説の英雄の名前。
(New Straits Times / Nation) 昨年映画化された「プトリ・グヌン・レダン」は、ハン・トゥアが登場するマラッカの伝説に基づいたものです。 |
| ●2005年12月2日(金) 不法移民の全国規模での手入れ開始 |
| 警察と出入国管理局は、首相の指示により、1日、不法滞在している外国人の取締りを全国規模で開始した。外国人の不法滞在がハイライトされたのは、先週、約5万人の中国国籍の人々がマレーシア国内で行方がつかめていないと報告されたのがきっかけ。取締り期間中に逮捕されれば法廷に送られ、自首すれば出入国管理局に身柄を委ねられる。取締りの期限は定められていない。
(New Straits Times / Prime News) 今年初めには、インドネシアやネパールなどからの不法移民の手入れが大規模に実施され、建設現場などで労働力不足が生じました。今度は5万人もの中国国籍の人々です。 |
| ●2005年12月1日(木) ブラックメタルのバンド、公演禁止に |
| ノルウェーのブラックメタル・バンド「メイヘム」のクアラルンプール公演予定が広告で発表されたが、文化・芸術・遺産省のウォン・カンフン副大臣はバンドが推進している価値が「容認できない」としてマレーシアでの公演を禁止した。与党系議員のイドリス・ハロンによると、メイヘムはバンドのモットー「地獄をあなたの玄関先へ」に見られるように悪魔崇拝や麻薬使用に傾倒しているという。
(The Star / Nation) Puspa(海外のアーティストのマレーシア公演を許可する機関)にメイヘムの申請はまだ届いていなかったようです。広告が先走った形? |
今日のマレーシア 2005年12月