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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2005年11月
| ●2005年11月30日(水) オラン・アスリの女性が受賞−まじめに働くことこそ全て− |
| チョウ・ゲックさん(42歳、女性、建設請負業)は先週「トゥン・ドクター・シティ・ハスマ・WIM・ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005年賞」を受賞した。オラン・アスリ(先住民)で、17人兄弟の2番目。小学2年で学校をやめ、ゴムの採取やジャングルでの籐の採取などで家の収入を助けてきた。マレー語とジャクン語を喋るが読み書きは出来ない。87年頃華人ビジネスマンの下で働き始め、ビジネスを学び、95年に建設請負会社を設立。現在社員20人。シングルマザーで子供は3人。勤勉に働くことが信条で、Umno(マレー系与党)でも活躍する彼女は、オラン・アスリの生活向上を助け、他の女性たちと自分のこれまでの経験を分かち合いたいと語る。
(New Straits Times / Nation) 賞の名前のトゥン・ドクター・シティ・ハスマはマハティール前首相の夫人です。 |
| ●2005年11月29日(火) ザビエルの遺骨を一般公開 |
| マラッカのセント・ポール教会の廃墟で聖フランシスコ・ザビエルの死を記念する年次式典が今週末に行われ、ザビエルの遺骨が公開される。マラッカの聖フランシスコ・ザビエル教会が、ゴア(インド)のバシリカから1953年に貰い受けた指の骨の断片、1995年に貰い受けた足の皮膚の一部、昨年、教会区司祭が個人的に持ち込んだ骨の断片の計3点。ザビエルは1552年に中国の上川島(サンチャントウ)で死去、遺骸が無傷で掘り起こされ、マラッカのセント・ポール教会(当時)に運ばれて9か月保管され、インドのゴアに渡った。ザビエルは1542年を最初に、計5回マラッカを訪問している。今年の年次式典は聖ザビエル教会設立160周年にも当たる。
(New Straits Times / Nation) ザビエルが日本に来たのが1549年。その2年前にマラッカで鹿児島出身のヤジロウという日本人に出会ったのがきっかけだそうです。(ウィキペディアより) |
| ●2005年11月28日(月) マ前首相「未来のために過去のことを書き記そう」 |
| 元連邦裁判所裁判官のアブドゥル・アジズ氏が仕事を通して経験したことをまとめた本「5つの時代の指導者」を刊行。その発売にあたってマハティール前首相が挨拶した内容。「植民地時代や独立を経験したマレーシア人は、次世代が歴史の教訓や過ちから学べるように事実を書き残すべきだ。英国人がマラヤ支配を克明に書き残しているのに対し、マレーシア側には何もなく、我々は開拓者側の視点から見た書き物以外に歴史を知る術がない。特にマレー人はスルタンの歴史と英国がどのように彼らを支配したかを知るべきだ。英国人は武器を使わず、スルタン達に安楽な生活を約束する(末代まで政治的助成金を提供する)ことで支配した。これがマレー人の文化に浸透し、苦労せずに金を受け取りたいという風潮になったのだ」
(New Straits Times / Nation) 後半はいつものマハティール節でした。 |
| ●2005年11月27日(日) 植物の葉の絞り汁がデング熱に効く |
| ペナンのジョージタウンで開かれた植物ワークショップで、マレーシア科学大学のドクター・リュウ・コンウィが、パパイヤの葉とペガガの葉を混ぜて抽出した汁がデング熱を緩和するのに効果があると発表した。この他、呼吸器,、消化器、皮膚の疾患などについて全部で13の薬草療法が紹介された。ペナン植物園協会友の会では、これらを家庭用の薬草療法のパンフレット(多言語)にまとめる計画があり、地元の植物学者らに協力を求めた。
(New Sunday Times / Nation) ペガガ(pegaga、マレー語?)は熱帯に生息する伝統的な薬草みたいです。 |
| ●2005年11月26日(土) 求職は国境を越えネットで |
| PWTC(プトラ・ワールド・トレードセンター)で27日まで開催されている「キャリアと教育フェア」では、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、オーストラリア、インド、中国での求人1万件が提示されている。主催者のうちの1社、Jobs.DB.com(本社は香港)の創立者ソン氏は、開会式の後で「グローバリゼーションで国境を越えての求人、求職が容易になり、同時に競争力も生まれている」と言った。同社マレーシア支局のシャフル社長によると、同社のウェブサイトには月間600万人(前年比50%増)が訪れ、オンラインで求職するマレーシア人10人の内6人が職に就いているという。
(New Straits Times / Nation) 多民族社会で生きるマレーシア人は、(たとえばほぼ単一民族国家の日本と比べると)外国での就職に適応性が高い人が多いようです。 |
| ●2005年11月25日(金) 半島部各地で洪水 |
| トレンガヌでは洪水で731人が避難所生活をしている。昨日雨が止んで晴れた後にも、川で遊んでいた子供ふたり(それぞれ別の場所)が溺れて死亡。クランタンでは洪水による犠牲者の数が130人となった。パハンでは水が引いて避難先から家に戻る人がいる一方で、53人が避難所に入った。ジョホールでは洪水の危険に備えて全ての川の水位の監視をしている。
(The Star / Nation) 大雨で各地が大変なことになっているようです。雨が止んでも水が引かず、ボートで学校へ行く子供達(コタバル)の写真が載っています。 |
| 11月12日(土)〜24日(木)は 更新をお休みさせていただきました。 |
| ●2005年11月11日(金) バトゥ・ケイブスの階段 273段を象が登った! |
| バトゥ・ケイブスの階段上の洞窟内にあるヒンドゥー寺院で、特別な神聖化儀式を行うためにタイから連れて来た象が、273段の階段を登りきった。ラビナタ・グルッカル司祭によると、神聖化儀式が行われるのはマレーシアでは初めて、世界では3番目。儀式は寺院と神々の力を蘇生することが目的。象はガネーシャ神の乗り物であるという。日曜日に行われる「マハ・クンバビシェガン祭」には全国から5万人以上の信者の来訪が見込まれている。
(The Star / Nation) タイからやってきた象さんは5頭いたそうですが、他の4頭は30段登ったところで、周囲にいた信者が怖がったので引き返したそうです。 |
| ●2005年11月10日(木) 鳥インフルエンザではなかった、が…… |
| スンガイ・プタニ(クダー州)とビドル(ペラ州)で変死した鳩のサンプルをイポーの獣医研究所が調べたが、鳥インフルエンザは検出されなかった。ただし研究所に送られたサンプルは、スンガイ・プタニからは糞が4つ、死骸がひとつ、ビドルからは死骸がひとつ、生きた鳩が5羽の合計11点で、獣医研究所は「サンプル数が十分ではなく、これをもって2地域の変死した鳩が全て鳥インフルエンザではないとは言い切れない。少なくとも、1地域につき、死骸5つと生きた鳩5羽が必要だった」と述べた。検査が終わった7羽は他の要因を調べるために化学局に送られた。
(New Straits Times / Prime News) あの〜、双方で連絡を密にして最初からちゃんと必要なサンプルを送っといてください……。 |
| ●2005年11月9日(水) 今度は北極へ |
| マラ工科大学の体育講師シャリファ・マズリナさん(40歳)は記者会見を開き、2007年4月に1か月以内で、北極の凍った地面100キロを単独徒歩横断する計画を発表した。これに先がけ、肉体・精神トレーニングをマレーシア、カナダ、ノルウェー、アラスカで15か月行う。シャリファさんは今年始め、スキーセイリングによる南極単独横断に成功。マレーシア人として、アジア人として、ムスリムの女性として初の、地球の両極制覇に挑戦する。支援委員会会長はマハティール前首相、後援はナジブ副首相。 (New Straits Times / Prime News) 昨日の記事の鳩の死因調査の結果については、今日の新聞には報道がありませんでした。 |
| ●2005年11月8日(火) 野生の鳩が11羽以上死に、獣医局が検査へ |
| スンガイ・プタニの商店街で先週3日から野生の鳩が次々と死んでいる。自治体と地方獣医事務所が7日に現場を訪れ、糞を採取し、イポーの獣医研究所に送った。鳥インフルエンザによるものかどうか、24時間で結果が出る予定。獣医サービス局のドクター・ハワリは「万一に備えて全ての州の獣医事務所長に警戒を発した。対策プランの準備はある」と言う。スイスのジュネーヴで今日から3日間の予定で始まった鳥インフルエンザに関する会議で、WHO(世界保健機関)のリー事務総長は「もし次の流行が来たらどの社会もどの経済圏も無傷ではいられない」と警告を発した。
(New Straits Times / Prime News) ディズニーの新作映画「チキン・リトル」が3日から公開されています(日本は12月17日から)。ストーリーのキーワード「空が落ちてくる」を使って今日の第一面は「文字通り、空が世界中に落ちてくる。それはチキン・リトル・シンドロームにあらず」(=鳥インフルエンザの脅威である)でした。 |
| ●2005年11月7日(月) 栄養士を各学校へ? |
| 教育省と厚生省は、若い世代に良い食習慣を啓発するために学校に栄養士を置くことを検討中。まずは在校生が2,000人以上で全寮制の学校から。現在教育省は、昨年発行したブックレット(学校の食堂で出すべきもの、やめた方がいいものの概要)に基づき、各学校に指導を行っている。一方厚生省は学校の食堂の衛生状態の点検を行っている。海外では先ごろフランスやイギリスが、学校の食堂に炭酸飲料やチョコなどを売る自動販売機の設置を禁じるなどの動きがあり、ペナンの消費者協会はこれを見習うべきだと主張している。マレーシア国民大学の1998年の調査では、男子の12.5%が、女子の5%が肥満。
(New Straits Times / Prime News) 教育省のブックレットで「やめた方がいいもの」は油、脂肪、砂糖、防腐剤が過度に使われているもので例としてインスタント麺、着色料の強い飲料。30年以上前に日本でも売ってたような赤や緑のスゴイ色の飲み物がここにはあります。 |
| ●2005年11月6日(日) ツインタワー、あわや火災に |
| 4日深夜近くに、ツインタワーの下のショッピングセンター「スリアKLCC」の非常階段から出火し、館内の映画館にいた客らが全員避難、ひとりが胸の痛みと呼吸困難を訴えて入院した。まもなく鎮火し、建物は電気設備の一部に損傷を受けた。ハン・トゥア消防局員の話では、館内のレストランが非常階段の踊り場にテーブルを置いてフライパンやポットなどを放置していたようで、そこから出火したらしい。消防局はこれまでに何度も非常階段に物を置かないように警告しているという。
(New Sunday Times / Prime News) 映画館の客が館内の階段で避難している写真が載っているんですが、なぜか白い歯を見せて笑っている人たちが……。余裕だったんでしょうか? |
| ●2005年11月5日(土) お里帰り、事故は減ったが死者増える |
| ホリデイ・シーズンのお里帰りに合わせて先月27日から道路事故防止強化期間が始まったが、開始から8日間で発生した事故件数は6,273件、死者は127人。昨年の同期間はそれぞれ6,580件と95人で、今年は事故の件数は減ったが死者は増えた。期間中は2,200人の警官が主要道路に配置されている。チャン運輸相は、アブドラ首相のハリ・ラヤ・オープンハウスに集まった閣僚達に、安全運転の規則を軽視するドライバーが多いと嘆いた。
(New Straits Times / Nation) アブドラ首相のハリ・ラヤ・オープンハウスは3日にPWTC(プトラ・ワールドトレードセンター)で行われました。夫人(先月20日に逝去)のいない、初めてのハリ・ラヤです。 |
| ●2005年11月4日(金) ハリ・ラヤ・プアサ 新聞休刊日 |
![]() ― ムスリムのお正月。記事はお休みです。 ― 【右】不思議なにほんご表示。 |
| ●2005年11月3日(木) ハリ・ラヤ・プアサ ヤスミン監督にハリ・ラヤびっくりプレゼント |
| 日曜日に閉幕した第18回東京国際映画祭で、ヤスミン・アーマド監督の映画「セペット(細い目)」が最優秀アジア映画賞を受賞した。ヤスミン監督は他の映画の製作にかかっていて欠席。「尊敬するインドネシアのガリン・ヌグロホ監督が手がけた映画などがエントリーされていたので、(自分の作品が受賞するとは)予想もしていませんでした。作品がただ海外に出たというだけでなく、賞をいただけて嬉しいです」とヤスミン監督。
(New Straits Times / Prime News) 「セペット」は3月にフランスで開かれた国際女性の映画祭で外国映画部門の大賞を、ほかにもアジア系の映画祭で賞を受賞している作品です。監督のヤスミン・アーマドさんは昨日の「パワーウーマン」のひとり。 |
| ●2005年11月2日(水) マレーシアのパワーウーマン |
| アルファ・プラットフォーム社が行った「企業イメージとリーダーシップ」調査で、「影響力があり、それぞれの特定分野の『顔』となる人」として、10人の女性が「マレーシアのパワーウーマン」に選ばれた。ゼティ・アクタル・アジズ(中央銀行総裁)、イヴォンヌ・チア(ホンリョン銀行常務取締役)、リー・シェゥリー(アメックスマレーシア支配人)、ラフィダ・アジズ(国際通産相)、シャリザ・ジャリル(女性・家族・社会開発相)、アイシャ・アハマド(マレーシア自動車協会会長)、ハウ・ウェイティン(ボルボ・マレーシア社長)、ジェミラー・マームード(マレーシア救援隊代表)、ヤスミン・アーマド(広告クリエイティヴディレクター)、ファラ・カン(メリアム・ホールディングス代表)。
(New Straits Times / Nation) 錚々たる顔ぶれ。一般の職場でも産休の後すぐ復帰し、育児をしながら仕事を続ける女性も多い。ひょっとしたらマレーシアの方が日本よりも女性が働きやすい環境にあるのかもしれません。 |
| ●2005年11月1日(火) ディーパバリ 新聞休刊日 |
― インド系のお正月。記事はお休みです。 ―【右】 サイモン・フィリップス(ドラマー、現TOTO) アジアクリニックツアーで10月30日(日)初来馬。 クアラルンプール MCAビル3Fオーディトリアムにて 「一番大切なのは music を演ることだから どんなバンドにいようと、どんなパートを担当しようと music によって自分の演奏(rendition)はおのずと決まってくる。いつも自分流に演っているだけですよ」 ……約2時間強のクリニックでした。 |
今日のマレーシア 2005年11月