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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2005年9月
| ●2005年9月30日(金) マレーシア人女性、「もうひとつのノーベル賞」受賞 |
| マレーシア人のアイリーン・フェルナンデスさんは、「もうひとつのノーベル賞」として知られる「ライト・ライブリフッド賞」の今年の受賞者のひとりに選ばれた。女性に対する暴力と外国からの出稼ぎ労働者の虐待を止める活動が評価された。この賞は1980年に、ドイツ系スウェーデン人の切手収集家ヤコブ・フォン・ユクシュキルが設立し、優れた芸術や人権に関する活動に対して贈られている。賞は12月9日(ノーベル賞授賞式の前日)、スウェーデン国会において、国王カール16世グスタフから授与される。
(New Straits Times / Nation) 昨日の関連で、日本は12位(昨年の9位から後退)、韓国は17位(同29位から上昇)でした。マレーシアは昨年の31位から7位上昇のようです。 |
| ●2005年9月29日(木) 世界「競争力」ランキングでマレーシアは24位(117か国中) |
| 世界経済フォーラム(ジュネーブ)が、投資家向けに、各国の強みと弱みの指標を提供する目的でまとめた「世界競争力レポート2005−2006」で、マレーシアは117か国中、24位にランクされた。同レポートが示すところによると、マレーシアで投資することの強みは「マクロ経済環境、公共機関、技術、洗練された会社経営、国のビジネス環境の戦略と質」。弱み(ビジネスの障害)は「融資金の入手手段、外国通貨の規制、能率の悪い政府の官僚主義、税規制、労働者に仕事の倫理観が乏しい、汚職、労働者の教育が不適当」。ちなみに上位国は、1位から順に、フィンランド、アメリカ、スウェーデン、デンマーク、台湾、シンガポール。
(New Straits Times / Prime News) 日本と韓国は、7位〜23位のどこかにいるようです。くわしい項目別では、「政府の官僚主義」のところでマレーシアは101位。ラーおじさんがこれを改善しようと頑張ってはいるんですが、まだまだ結果がついていかないようです。 |
| ●2005年9月28日(水) デング熱、「流行病宣言」寸前 |
| チュア厚相は、今年1月から9月24日までのデング熱発生件数は27,569件、死者70人(昨年同時期は21,786件、68人)と発表。特に8月末以降に増え方が顕著で、先週1週間だけで752件を記録した。1週の発生件数が1,000件に達すると「流行病宣言」が発令される。ネッタイシマ蚊が媒介するこの病気はワクチンがない。症状は熱、頭痛、関節や筋肉の痛み、嘔吐、麻疹。特に警戒すべき地域はペナンの南西海岸と東海岸、ジョホール・バル、スレンバン、KLのセタパックとチェラス、スランゴールのスバンジャヤ、ゴンバック、シャー・アラム、カジャン、アンパンジャヤ。厚生省はネッタイシマ蚊の駆除に、蚊の幼虫だけを殺す(自然環境やほかの昆虫には影響のない)エマルジョン型の薬の使用を開始した。
(New Straits Times / font page 〜 Prime News) 昨日住まいの近くで従来の「殺虫剤噴霧」型の駆除が行われていました。これ、とても煙いし臭いんですが、しないと蚊の発生がコワイ。シンガポールでは地上20階でも蚊の幼虫の発生が確認されているそうです。 |
| ●2005年9月27日(火) 新生児の密売買が増えている? |
| 連邦犯罪捜査局のナワウィ副局長は、法的手続きを経ずに新生児を養子にしたいという需要の増加で、新生児密売買が増えていると見る。1992年に初めて事件が発覚した時の値段はひとり5,000〜18,000リンギだったが、今では30,000リンギ(約90万円)。男児の方が女児よりも高額。新生児を売りに出す理由で一番多いのは「貧困」だが、マレーシアはアジアの他国に比べて貧困の度合いが軽いので、発覚件数も少なく、密売組織の動きも目立たない。しかしナワウィ氏は「引き続き監視が必須」と言った。 (New Straits Times / Nation) アジアには依然貧しい地域が多いと思います。先日インドの南部で、学校でのお昼代1ルピー(約3円)があげられないとホームレスの母親に言われて12歳の少女が首吊り自殺した事件が小さく載っていました。 |
| ●2005年9月26日(月) 結婚前HIV検査でムスリムの男性2人が陽性(スランゴール州) |
| 今年スランゴール州宗教局が行った結婚前HIV検査(義務)で男性2人が陽性と判明し、モハマド・キール・トーヨー知事は結果を結婚相手に知らせるよう勧告、もし本人が通知しない場合は宗教的に年長の立場にある人がアカッ・ニッカ(イスラム教にのっとって結婚の宣誓を行う儀式)までに通知を行う(情報は慎重に扱われる)、と言った。陽性の2人は麻薬中毒者であることも付け加えた。結婚するかしないかは本人達次第で、州は状況に応じてカップルへのアドバイスを厚生省に協力依頼する。結婚前HIV検査については、人権侵害だとして反対の声もあるが、宗教局は今後も継続する意向。知事は、麻薬撲滅については「2010年までにゼロにする」という野心的な目標を掲げている。
(The Star / Nation) 州の宗教局が実施するということは、対象はムスリム(おもにマレー人)だけで、その他の人々にはなし、ということなんでしょう。不公平だし、自分の感覚では人権侵害だな……。 |
| ●2005年9月25日(日) 健康な心臓について中学生に教育 |
| 24日、国立心臓協会がクアラルンプールの4つの中学校の生徒を対象に、心臓の健康についてセミナーを開いた。マレーシアの公立病院での死因のトップは冠動脈(心臓)疾患であることや、心臓病の恐ろしさ、予防のための健康なライフスタイルの維持などについて若い世代に理解してもらうのが趣旨。25日はNGOの世界心臓連合が定めた「世界ハートの日」で、今年のテーマは「健やかな体重、健やかな体型」。世界100か国でキャンペーンが行われる。
(New Sunday Times / Nation) 「世界ハートの日」は毎年9月最終日曜日。日本では(心臓病の危険因子としての、内臓脂肪のたまった)肥満チェックのためのテープメジャーが銀座で無料配布されたようです。 |
| ●2005年9月24日(土) かつての敵同士、ともに哀悼の意を表す(ペナン) |
| 第二次世界大戦中の1945年5月16日午前1時、ペナンの南西沖で、イギリス海軍の小艦隊と日本の海軍軍艦「羽黒」「神風」が交戦し、両国から900人の死者が出た。この海戦に参加した元軍人(日本からは6人、イギリスからは23人)や、死者の家族、親戚らが23日にペナンに集合し、船上で死者の慰霊祭が行われた。2003年に、海面から66メートル下に沈んでいた「羽黒」がダイバーグループによって発見され、2004年にマレーシアを訪れたイギリス海軍の退役軍人協会が、「羽黒」の上で合同慰霊祭をしようと発案して今回に至った。両国の元軍人が揃ったのは戦後初めて。
(New Straits Times / Nation) この海戦で帰らぬ人となったお兄さんの遺影を持って参加した日本人の方が、ひざまづいて祈りを捧げている写真が載っています。60年経ってもなお、彼らにとって「戦争」も「戦後」も終わっていないんだなと感じさせるひとコマです。 |
| ●2005年9月23日(金) オン大臣「中国語を学ぶことは重要」 |
| ビール会社協賛シン・チュウ中国語教育チャリティコンサート2005/2006の開催が発表され、マレーシア華人協会のオン・カーティン会長は「中国が世界でも傑出した役割を果たし始めた今、マレーシアの華人コミュニティにとって、もはや中国語は『母語の教育』に留まらず、もっと重要な意味を持つ。華人コミュニティの祖先たちは、この国の中国語教育に強い基盤を築いてくれた。中国語教育を支援する動きは価値がある。この努力は続けられるべきだ」と言った。
(The Star / Nation) マレーシア華人協会(MCA)は華人系の与党で、オン会長は住宅・地方自治体相でもあります。 |
| ●2005年9月22日(木) 赤ちゃん象、都市で生活中 |
| ムルシン(半島部マレーシア東海岸南部の町)で母親とはぐれて井戸に落ちていた生後4か月の象が、「野生生物と自然公園局」に保護されて「ハキム」と名づけられ、クアラルンプールのチェラスにある同局本部で生活している。局の獣医によると、自然の破壊が進むにつれ、食糧を求めて象は人間の居住地を通って移動することがあり、その際、赤ちゃん象は親について行けず、ハキムのような孤児になる可能性が高いという。獣医は毎日ハキムを散歩させているが、明日にはパヤ・インダ・ウェットランズ(*)に送られる予定。
(New Straits Times / Nation) (*)パヤ・インダ・ウェットランズは、クアラルンプールから車で1時間ほどの所にある自然保護地。ヤシの木畑、ワニやカバのいる湖などがあるそうです。 |
| ●2005年9月21日(水) バスの運転手、お手柄 |
| 先週末、バスの運転手の機転でスリが逮捕された。プチョン−クアラルンプールを結ぶメトロバスに乗った学生が、後ろに座った2人の乗客が通路に落としたコインを拾うのを手伝おうとかがんだところ、ぐいと引っ張られた感じがして振り返ると、後ろの客が学生の携帯電話をつかんでいた。犯人は開き直って「自分の携帯を学生が盗った(から、取り返した)」と大声で言ったが、車内の数人の目撃者が運転手にバスを止めるよう叫んだ。運転手はドアを閉めて、そこから一番近かったブリックフィールズ警察署に乗客全員を乗せたまま直行。犯人は御用となった。
(New Straits Times / Prime News) 特に乗客のポケットが給料で膨らむ月末を狙って、バスにスリ(その手口から、「ドロップコイン・ギャング」と呼ばれている)が出没しているそうです。まだ他に仲間がいるかも。 |
| ●2005年9月20日(火) 学校の修理に1千万リンギ(約3億円)を |
| 政府は建物が老朽化した国民型学校やミッション・スクールの修理に1千万リンギの特別費を充てることを認めた。ヒシャムディン教育相は、これまでの予算では国民学校(政府が全額支援)には問題がなかったが、国民型学校(政府が部分支援)向けの予算が不十分であったと認め、今後は修理が即必要な学校を最優先に予算を充てると言った。修理が必要な学校のリストは、中華系に関してはホン・チュンキム副大臣が、インド系に関してはP・コマラ・デビ政務次官が収集中。教育相は「これを人種に関する案件とは受け取らないでほしい。生徒と教師の安全と幸福のために行うことです」と言った。
(New Straits Times / Prime News) 国民学校(政府が全額支援)はマレー系学校、国民型学校(政府が部分支援)は中華系学校とタミル系学校のことです。15日にも取り上げましたが、アロースターの中華系学校で、校舎の老朽化が原因で教師が亡くなる事件が発生しました。 |
| ●2005年9月19日(月) 新しい警察官官舎はプールつきになるかも |
| サミー・ベル建設相は、警察官の生活環境の向上のため、遊び場や集会所、それにもし十分なスペースがあればプールなどの設備を備えた新しい官舎(27,000戸分)を作る計画を、警視総監と国家上級警察官らに提案した。同時に、着工はしたが建設途中で未完成の官舎のプロジェクトが数件あることを認め、それらの完成を早めることも必要だと言った。
(The Star / Nation) 現在の官舎は「巣箱状態」で、子供たちが遊べる設備やスペースが全くないそうです。 |
| ●2005年9月18日(日) またデング熱流行 |
| 今年9月12日現在、シンガポールでデング熱患者数が(9,540人)昨年1年間の数字(9,459人)を上回った。アメリカのCDC(疾病管理センター)は、デング熱を、蚊が媒体する疾病として(マラリアや脳炎などよりも)一番重大なものと位置づけた。マレーシアの厚生省のラムリー氏は「国内では週平均600件が報告されており、油断するとすぐに発生件数が跳ね上がる恐れがある。特に注意すべきはスランゴール、連邦直轄地(クアラルンプール、プトラジャヤ)、ペナン、ジョホール。引き続き、(デング熱を媒介する)ネッタイシマ蚊が発生しにくい清潔な環境づくりと予防を呼びかけて行く」と言った。
(New Sunday Times / Prime News) 水溜りを作らないこと、お出かけ時には虫除けスプレーを。 |
| ●2005年9月17日(土) 今日から人工降雨の試み |
| 環境局は森林火災を制御するために今日から人工降雨のための雲の種まきを行うと発表した。準備は気象局が担当した。森林火災はクアラ・スランゴールにおける大気汚染の原因となっている。
(New Straits Times / Nation) クアラルンプールでもここのところ降雨がなく、暑い日が続いています。 |
| ●2005年9月16日(金) もっとハイビスカスを植えましょう |
| 住宅・地方自治体省はムルデカ(独立)月間キャンペーンとして、「庭に国花ハイビスカスを植えましょう」と働きかけている。15日、ボタニカル・ガーデンでは7,500株が植えられ、省のオン大臣が「国中の景観局や地方当局に、公園や観光地にハイビスカスを植えるよう指示した」と言った。ジョホールでは2015年までに16のハイビスカス・パークを作って州を「ガーデン・シティ」にする計画があり、手始めにリネア・パークをハイビスカス・パークに作りかえるべく、6ヘクタールの土地に10,000株を植える予定。
(New Straits Times / Nation) ハイビスカスといっても数百種類あるそうですが、私がぱっと思いつくのは赤い大輪のもの。和名はブッソウゲ(仏桑花・扶桑花)というんだそうです。 |
| ●2005年9月15日(木) 9つの学校が「安全でない」(プルリス州) |
| プルリス州の中華学校連合委員会は、州の国民型中華学校10校のうち9校が建物の安全性に問題ありと指摘している。コー委員長はパダン・ブサールの学校で天井が腐って落ちた事件(怪我人はなし)や、クダー州アロースターの学校で腐った床から教師が落ちて死亡した事件を挙げ、「この問題は教育省にずっと前から提示しているのにいまだに改善がなされない」と苛立ちを見せ、修復のために委員会は生徒の親や有志から寄付金を募らざるを得ないと言った。これらの学校のほとんどは1950〜1960年代に建築されたもの。 (New Straits Times / Nation) アロースターで教師が亡くなった事件はつい数日前のこと。家族や生徒達の悲しみの表情(の写真)が新聞に大きく取り上げられました。 |
| ●2005年9月14日(水) 第一回イスラム経済フォーラムをKLで開催 |
| 第一回世界イスラム経済フォーラム(WIEF)が10月1日〜3日、クアラルンプールで開催され、30か国から400人が出席する。主催は「アジア戦略とリーダーシップ協会(ASLI)」と外務省で、OIC(イスラム諸国会議)だけに留まらない世界のムスリム市場について最新情報を供給する。このフォーラムは昨年10月に開かれた「第二回OICビジネスフォーラム」を継承するもので、WIEFに名前を変えて、非イスラム国にもムスリム市場の可能性を探る機会を広げ、イスラム国−非イスラム国間の対話を促進しようというもの。パネルディスカッションにはアブドラ首相、パキスタンの首相、インドネシアの大統領、モルディブの大統領らが参加。 (New Straits Times - Business Times / News) 今までこの手の会議はムスリム一色だったのですが、今回の主催者ASLI の CEO は華人です。 |
| ●2005年9月13日(火) 国王夫妻、スウェーデンとフィンランドを訪問 |
| 国王夫妻とライス・ヤティム文化・芸術・遺産相は14日から3日間スウェーデンを、19日から3日間フィンランドを訪問する。それぞれの国との関係強化のためで、国王夫妻の両国訪問は初めて。昨年のスウェーデンとの貿易額は輸出が7.4億リンギ、輸入が29億リンギで合計36.4億リンギ(約1,000億円)、フィンランドとの貿易額は輸出が10.6億リンギ、輸入が6.9億リンギで合計17.5億リンギ(約510億円)。
(New Straits Times / Nation) 昨日の続報。10万人あたり1年間の自殺者数は、民族別ではインド人21.1人、華人8.6人、マレー人2.6人。人口ではインド人はマレー人の約8分の1で、自殺者の割合は8倍ということになります。 |
| ●2005年9月12日(月) マレーシア人の自殺の実態 |
| 明日の「世界自殺予防デイ2005」に関連したインタビューで、厚生省はマレーシア人の自殺者は1日あたり7人(シンガポールは1人、タイは13人)と発表した。自殺の理由は、貧困、失業、愛する人の死、人間関係の失敗、うつ、麻薬中毒、虐待など。方法は、毒(殺虫剤、除草剤)、首吊り、飛び降り、溺死。自殺者ひとりにつき、直接的・間接的に影響を受ける近親者や友人の数は平均で12人、単純に合計すれば年間3万人もが心的影響を受けていると考えられる。厚生省の担当者は自殺予防にはプライマリーケア従事者が、患者の心的な不調を早期発見し治療出来るよう訓練することが大切だと言った。
(New Straits Times / Prime News) 10万人あたり1年間の自殺者が、日本では28人、マレーシアでは9.3人。割合は日本の3分の1ですが、80年代(8人/10万人)より増えています。 |
| ●2005年9月11日(日) ロティ・チャナイが日本で人気 |
| 愛知万博のマレーシア・パビリオンのレストラン「マレーシア・ボレー」で1枚800円のロティ・チャナイが1日1,800枚売れている。万博が3月25日に始まって以来、1,900万人がこの店を訪れた。この店は日本とマレーシアの合弁企業が経営するもので、経営者のひとり、ペナン出身のロスディさん(48歳)は、ロティ・チャナイを作る過程のパフォーマンスが見られるのが日本人にとってエキゾチックで人気の秘訣であると言う。
(New Sunday Times / Prime News) ママック(インド系ムスリム)の屋台で気軽に食べられるロティ・チャナイは、こちらでは1枚2リンギ(60円)もしないくらい。穀物の粉を練った生地をひっくり返したりぱたぱたひらめかせたりしながら、薄く丸い、具のないお好み焼きみたいな形に伸ばして焼いたものを、手でちぎってカレーをつけていただきます。 |
| ●2005年9月10日(土) 公務員にセクハラのガイドラインを発行 |
| 公共サービス局(PSD)は、初めて公務員向けの包括的なセクハラ・ガイドラインを発行した。してはいけないこと:
じろじろ見る、舌を突き出す、抱きつく、卑猥なハンドサイン、卑猥な携帯ショートメール、卑猥なジョーク、評価などの代償に性的サービスを要求すること。してもよいこと:
握手、セックスについての公の討論。この他、被害者・加害者がとるべき措置なども詳しく触れている。現在マレーシアの公務員は100万人。「問題が起きてからの解決よりも、予防が大事。我々はこの件についてもっと話し合いをすべき」とPSDのイスマイル事務総長。
(New Straits Times / Prime News) 「舌を突き出す」というのは確かに品のよい行為ではないですが、これがセクハラ・ガイドラインに載るってのは自分の感覚と違うところ。これよりも「触る」などの方がうなずけますが。 |
| ●2005年9月9日(金) マレーシア、アジア太平洋地区で3位(ビジネスの可能性) |
| コーン・フェリー・インターナショナル(KFI)が2004年にアジア太平洋35か国のCEO185人を対象に行った調査で、マレーシアはインド、中国に次いで「今後5年間でビジネスの可能性の高い国上位3位」となった。東南アジアの中では、「投資とビジネスの成長に適切な市場」として、インドネシア、シンガポール、フィリピン、タイを押さえて1位。CEO達がマレーシアで直面する問題のトップは「いかに良き人材を確保するか」。過去20〜30年、マレーシアは優秀な人材が流出する一方で2001年に政府が海外から人材を呼び戻す政策を打ち出したが、中間〜トップの管理者レベルの人材確保はいまだに難しいという。
(New Straits Times - Business Times / News) KFI によると、マレーシア人は、そのユニークな社会文化背景(多民族社会)のゆえに、外国で順応出来る能力が高いので流出が多いのだそうです。 |
| ●2005年9月8日(木) 全ての銀行は1リンギ硬貨の換金に応じるように |
| 中央銀行は数日前に、12月6日で「1リンギ硬貨」を廃止することを発表した。現在「1リンギ通貨」は「紙幣」と黄色い「硬貨」の2種類があるが、偽造硬貨が増えており、これを流通から締め出すための措置。この発表後、(偽造硬貨であるかも知れないという恐れから)1リンギ硬貨の受け取りや換金を渋る銀行や商取引が増え、混乱が発生している。中央銀行は、商業銀行25行の全てに、廃止までの間、客が持ち込む1リンギ硬貨の換金に(偽造の疑いがあっても)全て応じるよう通達した。
(New Straits Times / Prime News) 引き出しに眠っている黄色い硬貨はありませんか? 早めに使ってしまいましょう。 |
| ●2005年9月7日(水) アームストロング氏、月面着陸を回顧 |
| 1969年に人類初の月面着陸に成功したアポロ11号のニール・アームストロング船長(75歳)が、2日間の「世界リーダーシップ・フォーラム」に参加するためにクアラルンプールを訪問している。彼はまず月面着陸がでっち上げであるとの噂を否定した。マレーシアの宇宙飛行士候補ザイド・ザハリ氏(32歳)が「月面着陸と、無事地球に帰ってきたことと、どちらが大きな業績ですか?」と質問したのに答えて「月に足を降ろした時が『至上の瞬間』でした。アポロ11号が一発で月面に着陸出来る可能性は50%だったからです。(月面着陸は)10年に渡る30万人の努力のゴールでした」と言った。
(The Star / Nation) 1969年7月20日、テレビで「その瞬間」を見たのを思い出します。「ひとりの人間にとっては小さいが、人類にとっては大きな一歩である」でしたっけ。心に残るアームストロング船長の言葉でした。 |
| ●2005年9月6日(火) 将来マレーシアにも台風が来るかも |
| ドクター・ティ・リーフィ(国連アジア太平洋地区経済社会委員会に所属)は、危機管理国際ワークショップで、世界的な気候パターンの変化で台風の発生が南下しており、将来マレーシアも台風の通り道になるかも知れないと発表した。天然資源・環境省のサズミ政務次官は、マレーシアは台風の災害に対する対策が出来ていないと認め、一方、下水灌漑局のケイズルル事務総長は、雨のパターンを探査する衛星を使って、来年、瓦礫・土石流警告システムを確立すると言った。
(New Straits Times / Prime News) 昨年末のインド洋津波で「地震はない」という当地のこれまでの常識は覆された感じですが、「台風はない」もこうなっちゃうのでしょうか。 |
| ●2005年9月5日(月) 新改宗者のコーラン朗誦会 |
| 4日、クアラルンプール・コンベンションセンターで最近イスラム教に改宗した人向けのコーラン朗誦会が国王夫妻を招いて行われた。オープンカテゴリー男性の部・女性の部、ミレニアムカテゴリー男性の部・女性の部に分かれ、それぞれの優勝者には、トロフィー、賞金、ウムラ(*)を遂行するためのチケットが贈られた。
(New Straits Times / Prime News) (*)ウムラ=イスラム教徒が行うメッカ巡礼のうち、任意の時に個人で行うもの。これとは別に巡礼月の7-13日の間に定められた方法で集団で行うのは「ハジ」と呼ばれます。 |
| ●2005年9月4日(日) ハリケーン被災地域のマレーシア人について未だ情報なし |
| 米国のマレーシア大使館に在留届を出しているマレーシア人は、ルイジアナ州に183人、アラバマ州に218人、ミシシッピ州に91人いる。大使館ではハリケーン「カトリーナ」で被害を受けたこれらの地域に住むマレーシア人との連絡を試みているが、連絡手段が遮断されているなどの理由でひとりも情報がない状況。また、在留届を出していないマレーシア人も多数と見られる。一方ワシントンのマレーシア学生局では、ルイジアナ州立大学(在バトンルージュ)の留学生25人、南アラバマ大学(在モビール)の留学生20人については無事を確認している。
(Sunday Star / Nation) 日本も台風の時期。大きな被害がないとよいのですが……。 |
| ●2005年9月3日(土) シェンチェン航空がKLIAに毎日乗り入れへ |
| 中国のシェンチェン航空は、今年1月18日からシェンチェン−クアラルンプール間を167席のボーイング機で週3便運航しているが、9月5日からは毎日運航する。片道飛行時間は3時間20分。中国の航空会社で、KLIAに直行定期便があるのは他に、エア・チャイナ(中国国際航空公司)、チャイナ・サザン航空、チャイナ・イースタン航空、シアメン航空、ハイナン航空の5社。シェンチェン航空は1992年設立、1993年運航開始、中国で成長著しい航空会社のひとつで、KLIAは初の国際線目的地。
(New Straits Times - Business Times / News) シェンチェン【深「土川」(つちへんに川)=シンセン】は広東省南部の新興都市で、香港の北に隣接。1980年に経済特別区が設置されて外国資本が進出し、工業が急速に発展。世界の注目を集めている所です。 |
| ●2005年9月2日(金) 天然ガスを中国に供給することを検討 |
| マレーシアは2010年までに相互貿易額500億USドル(約5.6兆円)を目指して、中国と経済協力協定を確立しようとしている。昨年の相互貿易額は187億USドル(約2.1兆円)。現在中国はマレーシアにとって4番目に大きな貿易相手国で、中国にとってマレーシアは8番目、ASEANでは最大の貿易相手国である。北京を訪問中のナジブ副首相は、中国の首相、副首相と別々に会見して協定の内容を提案した。その重要点は、マレーシアが上海の液化天然ガスターミナルにエネルギーを供給したいというもの。「エネルギーの安定供給が中国経済の急速な発展に欠かせないはずだ」とナジブ。
(New Straits Times / Prime News) マラヤ大学には北京外国語大学の「中国語研究センター」があり、このたびナジブ副首相が訪れた折に北京外国語大学に「マレー研究センター」がオープンしたそうです。 |
| ●2005年9月1日(木) 「マレーシア」という国名の由来 |
| 「マレーシア」という国名は1963年9月16日にラーマン初代首相が提案し名づけたと多くの人が思っているが、それに先立つ1956年、独立の少し前に与党が提案していた。サバ公文書保管局のザイナルさんはもともと「Malaysia」とは「Malay Asia」つまりマレー諸島(地域)を指していたもので、「国」の名前ではなかったと示す。1929年の「ブリティッシュ・ノース・ボルネオ・ヘラルド紙」や1945年の「ザ・ストレイツ・タイムズ紙」では「マレーシア」という語がマラヤ、オランダ領東インド(インドネシア)、シンガポールを組合せた地域の意味で使われているようだ。1887年、イギリスのブラッシー侯爵がサバ、サラワク、ブルネイ、マラヤ、シンガポールの5地域をひとまとまりの植民地にすべきとの見解を示し、この件はイギリス議会で1888年と1932年に検討されている。戦後マクドナルド総督がこの5地域の基本政策を任され、シンガポール進歩党が実質的にマレーシア地域の統合を主張する最初の政党となった。その後1950年代にトゥン・ガザリ・シャフィとトゥン・タン・チェン・ロックが「マレーシア」(統合)コンセプトを主張した。
(New Straits Times / Prime News) Malay Asia が示す「マレー諸島」とは、現在のマレーシア、インドネシア、フィリピン、時にニューギニアの島群まで含む広大な地域を指すそうです。 |
今日のマレーシア 2005年9月