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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2005年8月

2005年8月31日(水) 独立記念日 あまり知られていない48の事実
第48回めの独立記念日にちなんで新聞社が選んだ「マレーシアに関する48のあまり知られていない事実」から抜粋。
○世界最大の洞窟はサラワクにあり、ボーイング747-200が入る大きさ。
○南ジョホールのタンジュン・ピアイはアジア大陸の最南端。
○サバとサラワクには60を超える民族集団がある。
○長編映画の製作は年間15本程度、テレビドラマは300〜400本。全国の映画館の数は250。
○平均寿命。1957年は男55.8歳、女58.2歳。今はそれぞれ71歳と74歳。
○現地時間は、「昼間時間を長くするため」1932年に20分、1941年に10分進められる。1942年に東京時間に合わすため2時間進められ、1945年に1941年状態に戻る。1982年に30分進められ、現在のマレーシア標準時間となる。 (New Straits Times / front page)

48の項目のうち、日本の占領時代に触れた内容が、上の現地時間の件も含めて2項目ありました。(もうひとつは、日本兵がコタバルに上陸し、自転車で45日かけてシンガポールまで行ったという内容)


●2005年8月30日(火) ニワトリの親友はサル
尾長ザルのミナ(2歳)と、名前のないニワトリ(4か月)(ともに雌)は大親友で、ずっと寝食を共にしている。飼い主はクダー州アロースター近くのカンポン・ガジャイで小さなゴム園を営むミハッ・マンさん。2年前に木から落ちたミナを発見(母親は死亡したと見られる)して飼育、ニワトリは4か月前に孵化したばかり(同じく母親は死亡)。飼い主は一度ミナをジャングルに返そうと試みたが失敗。1匹と1羽は今日も仲良く遊んでいる。 (New Straits Times / Prime News)

珍しい組合せ。ミナがニワトリを抱きかかえて頭をなでている写真が愛らしいです。


●2005年8月29日(月) 文化遺産的建物ががんセンターへ?(マラッカ)
マラッカには、1900年代初めに建設され、かつて「マジェスティック・ホテル(大華酒店)」として外国からの要人に使われた荘重なコロニアル様式の建物があるが、2000年に州が買い上げてホテルを閉鎖し、現在は隣の病院の駐車場となっている。州はこれを、2,000万リンギ(約5.9億円)の「腫瘍学センター」に変える計画。建物は出来るだけ保存すると言うが、内装などが壊されるのではないかと懸念して計画に反対するNGOなどもある。元マジェスティック・ホテル経営者のリムさんは博物館に改装するか、ホテルのまま建物を残してもらいたいと希望している。 (New Straits Times / Prime News)

ホテル時代の24部屋は、天井扇風機、竹の家具、ステンドグラスの窓つき。2階はしっかりした寄木細工の床、地階は花模様のタイル。内装をそのまま残してほしいものです。


2005年8月28日(日) 高品質のラテックスを接ぎ木による雑種から
アブドラ首相の発表: マレーシアゴム委員会の研究所は20年かけてゴムの木の新種「クローン39/35」を完成。地元の木とブラジル産の木を接ぎ木して作ったもので、従来のゴムの木の3倍の量のラテックス(樹液でゴムの原料)が採れる。委員会はクダー州北部に土地を見つけ、来年栽培を開始、その後ラテックスや木材の生産を行う計画。また現在スンガイブロー(KLの近く)にある同研究所は、クダー州がタイとの国境近くに開発予定のコタ・プトラ・ニュータウンに移動する。 (New Sunday Times / Prime News)

新種は木の高さも従来の木の3倍。ということは木材の生産効率もよくなる?


●2005年8月27日(土) 自国のための紙幣印刷工場を
2007年、クアラルンプールの北50キロのブキッ・タガールに紙幣を印刷する重警備印刷工場が着工予定。この工場はマレーシア企業とオランダ企業の合弁。世界の紙幣の85%は自国の国有工場で印刷されているが、残りは民間の会社(主にヨーロッパ)で印刷されている。マレーシアはここ10年、紙幣の印刷を海外の民間会社数社に頼っている。新工場が出来れば、紙幣の印刷を国内向け、海外向けに行う予定。 (New Straits Times - Business Times / News)

マレーシアの紙幣が「輸入物」だったなんて意外!「大蔵省印刷局」のような機関がどの国にもあるってわけではないのですね……。


●2005年8月26日(金) ハイブリッド電気バスを香港へ
MTrans社(モノレールの管理会社の親会社)は、マレーシア初のハイブリッド電気バスを公開した。研究開発に少なくとも500万リンギ(約1.5億円)を費やしたこのバスは、来月半ばに香港のオーシャン・パークに出荷される。ディーゼル燃料のバスに比べてガスの排出が90%まで減少、騒音は30%まで減少、燃料の消費は20〜40%抑えられるという。同社はこの技術を新開発中のモノレールに応用する予定。ハイブリッド電気バスの受注は、来年30台、今後5年間で300台を見込んでいる。 (New Straits Times - Business Times / News)

現在香港と広州を往復している高速バス(ハイブリッドではないが)のうち100台はこの会社が納品したもので、その実績を買われてオーシャン・パークが半年前に行った国際入札で今回の契約を勝ち取ったようです。


●2005年8月25日(木) 国旗掲揚のポール相次いで盗難(ジョホール・バル)
31日の独立記念日の祭典のための国旗掲揚のポールが、道路に設置されて1週間もしないうちに次々とひきちぎられて盗まれている。くず鉄として高く売るためらしい。ジョホール・バル市議会ではこれまでに5,000本、中央自治会では1,200本のポールを設置し、パトロール要員を派遣したり、特に盗難の多い地区ではポールを一時的に除去するなどの措置をとっている。 (New Straits Times / Nation)

Jalur Gemilang(栄光の縞模様)なる国旗がついていても、賊はおかまいなしというわけです。


8月12日(金)〜8月24日(水)は
更新をお休みいたしました。


●2005年8月11日(木) ポート・クランで大気汚染指数424危険レベル)
ヘイズ(煙害)が深刻化し、10日、内閣は1997年以来非公表としてきたAPI(大気汚染指数)を初めて発表した。ポート・クラン(424)、クアラ・スランゴール(418)、シャー・アラム(349)、プトラジャヤ(337)、プタリン・ジャヤ(304)など、数か所で指数300以上の「危険」レベルに達していた。学校は11日、12日は閉鎖。10日午後、視界200メートルとなったスバン空港は閉鎖。クアラルンプール国際空港は視界500メートルだが、これが300メートルになったら閉鎖される可能性がある。指数が500に達した場合、緊急事態が宣言されることになるが、アデナン・サテム天然資源環境相は、その内容について「行動計画はあるが、内容はまだ発表できない。APIが深刻なのはクラン・バレーとその周辺だけで他の地域は大丈夫だ」と言った。 (New Straits Times / front page - Prime News)

大気汚染指数は0〜50→良好、51〜100→普通、101〜200→不健康、201〜300→非常に不健康、301〜500→危険。大臣、のんき過ぎ。


●2005年8月10日(水) ダムの水量少なく、首都圏で給水制限の可能性も
スランゴールとプタリンジャヤの640万人に、6つのダムから水を供給している水道会社Syabasは、給水制限(1日1〜4時間、100万人に影響)を真剣に検討している。日照り続きで、ランガット・ダム(アンパン、ウル・ランガット、バンギ、カジャン、チェラス、プタリンジャヤの水源)の水量が49%しかないからだ。ランガット・ダムには他の2つのダムから水を運んでいるが、もし水量が40%になったら制限を実施せざるを得ない。Syabas の代表は、パハン州−スランゴール州間の水運搬プログラムが早急に実施されなければスランゴール州は2007年に深刻な水不足に陥ると警告した。一方気象サービス局は降雨を導く「雲の種まき」の準備が出来ており、積雲の発生を待っているが、これがなかなか発生しない状態。 (New Straits Times / Prime News)

雨がなく、ヘイズはますますひどく。昨日の「戸外での燃焼禁止令」はさらに2つの州に広がる可能性があり、学校閉鎖も起こっています。


●2005年8月9日(火) ヘイズ(煙害)の状況よくならず、戸外での燃焼禁止
8日、大気汚染指数が示す数値が「不健康」レベルに達した地域が増え、クラン・バレー(首都圏)では明日から戸外で植物などを燃やすことが禁止される。例外は火葬と宗教的儀式。違反者は罰金50万リンギ(約1,490万円)か5年の禁固刑、またはその両方。マラッカ海峡では視界1キロメートルで、海事局では航行する船に霧の発生時と同じ注意と措置を呼びかけている。この時期、華人社会では「ハングリー・ゴースト」の供養で供え物を焼く習慣があり、スランゴール州政府は燃やす量を少なくするよう呼びかけた。 (New Straits Times / Prime News)

霧に浮かぶガス灯は情緒がありますが、ここでは、煙にかすむとなりのシュロの木……。


●2005年8月8日(月) トンカット・アリ・コーヒー大ヒット
プルリス州で、トンカット・アリの入った袋入りインスタントコーヒーが売れている。価格は店でホットコーヒーにしてもらうと1.20リンギ(約35円)、袋入り(1杯分)そのままだともっと安い。1か月に2,500袋売り上げる店もあり、固定客がついているという。トンカット・アリは学名「ユーリコマ・ロンギフォリア」、西洋では「ロングジャック」、和名では「ナガエカサ」と呼ばれる薬草で、伝統的に催淫剤、強壮剤、解熱剤として用いられている。 (New Straits Times / Nation)

袋入りインスタントコーヒーは、「3 in 1」(コーヒー、ミルク、砂糖入り)と表示されているものが主流ですが、最近見かけるのはトンカット・アリやジンセンのような「プラス1」が入った「4 in 1」というもの。おいしいのかな?


2005年8月7日(日) 外国人スリに用心を
外国人のスリのグループがクアラルンプールのショッピングセンターや電車の駅などに出没している。手口は、狙った相手の前でひとりが現金を床にばらばらと落とし、(狙われた人が)それを拾うのを手伝っている間に仲間が近寄ってポケットの金品を盗ったり、バッグを奪って逃げるというもの。先週水曜日にデパートでこの手口で女性からバッグを奪おうとした男女が捕まり、女性もバッグも無事だった。 (New Sunday Times / Nation)

つまりは……、自分が落としたお金以外は拾おうとしないこと、ですね。


●2005年8月6日(土) 森林監視員が山焼きと闘ってはいるが……
8月2日からクアラルンプールなどで発生しているヘイズ(煙害)は、インドネシアのスマトラ島やカリマンタン(ボルネオ島)での不法な山焼きが原因で、インドネシアの森林監視員らが消火にあたっているが追いつかない状況。マレーシア政府は住民にはなるべく戸外に出ないように、病院には十分な警戒を呼びかけた。5日の降雨でインドネシアの山焼きによるホットスポットは134か所から54か所に減り、今後状況は良くなる見通し。 (New Straits Times / Prime News)

確かに昨日の降雨のすぐ後は少しマシでしたが、今日はまた窓の外が真っ白です。


●2005年8月5日(金) 樹齢千年のムランティの木を発見
7月25日、クランタン森林局監視員隊が、グア・ムサンで、おそらく世界最大、樹齢千年以上と見られるムランティ・ブキッ(和名では「ダークレッドメランチ」)の木を発見した。高さが40メートル、幹の直径は14.3メートル。早速州の文化財として官報公示された。この木はアメリカやヨーロッパでは建物のファサードやドアや窓枠の材料として知られ、1立方メートルあたり1,000リンギ(約3万円)ほど。「しかしこの木はその樹齢と大きさで、計り知れない価値がある」と州森林局長。 (New Straits Times / Prime News)

写真で見ると、木の前で大人8人がゆったり横に並んでもなお木の肌が隠れないほどの太さ。マレーシアの森林にはまだまだ何かありそうです。


●2005年8月4日(木) オランウータンの赤ちゃん救出
サバ州コタキナバルの近くのテルピッドの森林で、オランウータンの赤ちゃんが鳴いているのを発見した農夫が野生生物局に連絡。赤ちゃんは3日朝、当局から連絡を受けた獣医のドクター・ロサに渡され、「レト・ジュニア」と名づけられ、サンダカンのセピロック・オランウータン保護区に送られた。ドクター・ロサはこの日、トゥアランのラサ・リア・リゾートでリハビリを終えた大人のオランウータン2頭を保護区に搬送するところだった。レト・ジュニアは数か月セピロックで検疫を受け、その後リハビリが行われる。「ふつうオランウータンの赤ちゃんは親に置き去りにされることはないが、レト・ジュニアの親には何か(事故?)が起こったのだろう」とドクター。 (New Straits Times / Nation)

2日の記事の続報がありました。平和行進参加登録者は現在、UMNO(マレー系の与党)の青年部やマレーシア青年協議会などから3,000人。目標は5,000人。


●2005年8月3日(水) マレーシア航空機、パースに緊急着陸
2日、オーストラリア西部のパースからクアラルンプールに向かったマレーシア航空機124便(ボーイング777)が、離陸してまもなく激しく揺れて200メートル急降下し、パースに戻って緊急着陸した。乗客177人に怪我はなかった。原因は明らかにされていない。乗客の話では、揺れ始めて客室乗務員がサービスしていた飲み物のトレイが全部ひっくり返り、別の客室乗務員が祈り始め、乗客の一部はパニック状態になった。マレーシア航空はオーストラリア民間航空局と協力して事故の調査を進めている。 (New Straits Times / Prime News)

とにかく怪我人が出なくて何よりでした。


●2005年8月2日(火) クアラルンプールで8月6日に平和行進
8月6日、クアラルンプールで、戦争、核拡散、軍国主義、武器に反対する「ヒロシマ・デイ平和行進」が行われる。参加者はパダン・メルボックに集合し、独立広場に向かい、レイク・ガーデンまで行進する。主催者は「ピース・マレーシア」と「核戦争防止のためのマレーシア医療協会医師団」の2団体。 (New Straits Times / Nation)

最低限の情報しかない小さい小さい記事です。ここマレーシアで「この日」にこんな動きがあることにちょっと感動。


●2005年8月1日(月) 油ヤシの葉を加工した飼料、いまだ普及せず
マレーシア農業研究開発協会(Mardi)は日本の熱帯農業研究センター(TARC)と協力して1993年に油ヤシの葉を家畜の飼料に加工する技術を見出した。Mardi は飼料を中国、インド、日本、オランダ、オーストラリアなどに輸出することを模索しているが、加工する機械が500万リンギ(1.5億円)と高く、13年経っても産業化されていない。2003年、国の油ヤシ部門は370万ヘクタールのプランテーションから1,190万トンのパーム油(原油)と9,000万トンのバイオマス(再生可能燃料になる農業廃棄物)を産出。バイオマスのうち4,000万トンが葉や幹、5,000万トンが製油の際の廃棄液など。 (New Straits Times - Business Times / News)

……と、現状を伝えるレポート記事で、打開策などは書かれていないのです。ということは、油ヤシの葉は加工されないままどっかに置き去りにされているってこと?


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