HOME 南西だより 今日の
マレーシア
みじかいコラム マレーシアン
イングリッシュ
けいじばん リンク集 ブログ
ときどきいちご

今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

最新の記事へ


2005年5月

●2005年5月31日(火) マレーシア−タイ、自動車部門で協力を
マレーシアとタイは初の共同貿易委員会を開き、自動車産業で協力してASEANとヨーロッパの市場に取り組んで行く方針を固めた。ラフィダ国際通産相によると、Aico(ASEAN産業協力計画)の下で、たとえばトヨタの2モデルの組み立てについて「バーター」取引をするというもの。タイからは商用車を、マレーシアからは乗用車を。これにより両者の貿易総額は1.1億USドル(約119億円)となる見込み。Aicoの下では、様々な産業の生産物が一定の条件(現地の素材を40%含むなど)を満たせば関税ゼロで取引が出来ることになっている。タイのビダヤ通産相も両国の協力に意欲を見せた。 (New Straits Times - Business Times / News)

バンコクで稼動しているマレーシアの自動車部品メーカーが、マレーシア企業として初めてタイで株式上場したそうです。


●2005年5月30日(月) 子供達が大勢カウンセリングを求めている
厚生省の最近の調査では、マレーシア人の子供の13%が精神科の治療やカウンセリングが必要な問題を抱えているが、治療を受けているのはその半分以下である。教育省は生徒達の(精神的な)秩序の乱れの是正に取り組むため、マレーシア国民大学病院の小児・青年精神科をその専門機関として選んだ。ここのザスマニ准教授によると、取り扱う症例は、非行(サボリ、家出など)から、精神的問題(恐怖症や自己虐待)、深刻な精神病(分裂症や躁鬱症)までさまざま。「薬物治療、グループセラピー、家族ぐるみのカウンセリングなどを行いますが、精神的な問題には一発で効く魔法の薬はなく、時間がかかります」とザスマニ准教授は言う。 (New Straits Times / Prime News)

家族ぐるみのカウンセリングが成功した例もあれば、治療を行ったが救えなかった例(結果的に麻薬取引に関係して逮捕)もあるそうです。


2005年5月29日(日) もっと女性警官を
連邦警察長官のカマルディン・モハメド・アリ氏は、警察トレーニングセンターでの女性巡査の訓練終了式典であいさつし、「現在の警察官の数は男性が 80,408人、女性が 9,038人で女性は全体の10%にすぎない。(女性が被害者となる)性犯罪や家庭内暴力などに対処するため、女性警官がもっと必要だ」と述べた。今回の式典ではパハン州出身のムルニザ・イブラヒム巡査(22歳)が最優秀訓練生に選ばれた。 (New Sunday Times / Nation)

女性警察官をもっと採用するための手段はいかに? → これから検討するそうです。


●2005年5月28日(土) プロトンの輸出台数、前年の2倍に
国営自動車メーカー、プロトンの2005年3月締めの年間輸出台数は17,243台で、2004年3月締めの7,338台の2倍以上となった。(2003年3月締めは7,527台、2002年3月締めは8,209台)これは、1998年3月締めの27,000台に次ぐ記録。主な輸出先はイギリス、オーストラリア、西ヨーロッパ、シリアなどの西アジア。「プロトンティアラ」に替わる新モデルの発表はもうすぐ。 (New Straits Times - Business Times / News)

輸出急増に貢献したのは、昨年発売した新モデル Gen2 のようです。


●2005年5月27日(金) 小さな話し家たち、国際大会へ
28日に香港で開かれる小学生向けの英語によるお話コンテスト「ロングマン・ラジオドラマコンテスト2005」にプトリ国民学校の3年生女子9人が出場する。国内大会では100校以上が出場した中で優勝した。香港の国際大会で、オーストラリアの先住民の民話「のどが渇いたカエルのティダリック」と題されたラジオドラマを披露し、シンガポール、台湾、マカオ、香港の各代表らと競う。コンテスト終了後、BBCの取材を受ける予定。 (New Straits Times / Nation)

9人は、マレー系、中華系、インド系、名前からするとポルトガル系(の子孫)の、いかにもマレーシアらしい多民族チーム。がんばってきてほしいです。


●2005年5月26日(木) マレーシア−日本のFTA(自由貿易協定)の合意内容
自動車について(日本→マレーシアに輸出)
・完全現地組み立て → 関税撤廃
・完全現地組み立てではない自動車部品 → 2008年に関税0〜5%、2010年までに関税撤廃
・乗用車2000〜3000cc、多目的車3000cc以上、トラック20トン以上、バス → 2010年までに段階的に関税撤廃
・乗用車3000cc超 → 2008年に関税0〜5%、2010年までに関税撤廃
・その他の完全組み立て済み品 → 2015年までに段階的に撤廃

農産品について(マレーシア→日本に輸出)
・果物(マンゴー、マンゴスチン、ドリアン、パパイヤ、ランブータンなど)は関税撤廃、バナナは無税輸入枠を設定
・「微妙な(問題を含む)」農産物(米、麦、乳製品、牛肉、豚肉)については再度協議。 (New Straits Times / Prime News)

マレーシアにとって日本はアメリカ、シンガポールに次ぐ貿易相手国。2004年の両国間の貿易額は輸出入合わせて1,123億リンギ(約3.2兆円)、内訳は日本からの輸入が637億リンギ(1.8兆円)、日本への輸出が486億リンギ(1.4兆円)でした。


●2005年5月25日(水) 絶滅の危機に瀕している鳥
トレンガヌ沖の島々に毎年5月〜11月にやってくるソデグロバトが密漁でその数が減っており、(食用としてトレンガヌやタイで売られているらしい)国際自然保護連合は絶滅の危機に近いリストに載せた。このハトを飼育するには、野生生物保護法1972に基づいて許可を得なければならない。同じく毎年5月〜11月にインド洋の島からトレンガヌ沖の島々にやってくるキンノミバトについても同様で、州の「野生生物保護と国立公園局」は密猟者からの保護の問題に取り組んでいる。 (New Straits Times / Nation)

本日、東京でアブドラ首相は日経新聞社主催のビジネスフォーラムで基調講演、昼食で小泉首相と会談してFTA締結正式合意。明日は日本ーマレーシア議員友好連盟の朝食会に出席した後、午後の便でマレーシアに帰ります。


●2005年5月24日(火) アラブのお客さま、お金を落としていってください
アラブの観光客が20万人以上やってくる時期を数週間後に控え、政府はアラブ人観光客優遇策を打ち出した。レストランやショッピングセンターに営業時間の延長(午前2時まで)を要請、地域管轄当局には公園を深夜までライトアップすることを要請、市街に防犯用監視カメラを増設、アラブ語を話す学生観光ガイド600人を雇用。他国からの観光客が1回の訪問で使う費用がひとり平均1,890リンギ(約5.4万円)であるのに対し、アラブ人観光客の平均は4,500リンギ(約12.7万円)と大きい。 (New Straits Times / front page)

毎年6〜9月は、摂氏40度を越す中東の猛暑から逃れて、アラブのお金持ちたちがマレーシアに「避暑」にやってくる季節です。


2005年5月23日(月) 振替休日 マレーシア−日本FTA合意
22日、ラフィダ国際通産相と日本の中川経済産業相の会談で、JMEPA(日本−マレーシア経済連携協定)を締結することに合意した。JMEPAはFTA(自由貿易協定)を含み、今月25日にアブドラ首相が東京で小泉首相と会談して正式合意、今年12月にクアラルンプールで調印となる。ラフィダ通産相は「調印後、農産物関係のプログラムは即時に実行されますが、関税の削減・撤廃は予定を立てながら行っていきます」と述べた。 (New Straits Times -Business Times )

ラフィダさんの発言の具体的内容がわかりません。日本経済新聞を読んで、(マレーシアからの輸出品の)野菜、バナナなどは関税撤廃について協議済み、(日本側が要求している)鉄鋼・自動車の関税撤廃は10年以内に段階的に行うことで合意、ということだとわかりました。


2005年5月22日(日) ウェサック・デイ 地球全体がまだ震えている
20日発行の米「サイエンス」誌で発表された研究によると、昨年12月のインド洋津波を引き起こした地震は当初判断されたよりも規模が大きかった。カリフォルニア大学のバーグマン教授は「5か月が過ぎた今でも地球はベルが鳴り響くように震えている」と言った。今では研究者達はあの地震の規模はマグニチュード9.15だったと解析している。この地震は4500キロ離れた場所にも地殻の変形をもたらした。イェール大学のパーク教授は、この地震で大きな岩の塊がフロリダ−ニューイングランド間に匹敵する距離を動き、これが新たな地震を起こす可能性があると述べている。 (New Sunday Times / Prime News)

ニュースソースはロイター通信です。あれ以来ちょこちょこと起こっている地震は、スマトラ島沖の断層をだんだん南下してきているように思えます。


●2005年5月21日(土) 失読症の生徒を助けるための提案
クアラルンプールに本部を置く失読症協会が、ITリソースセンターを設立、その開幕式で協会代表のサリア・アミリンさんが、教育省に失読症の生徒を援助するプランを提案することを発表した。提案の内容は、教師ひとりに対し5人程度の小クラス、試験の特別措置(健常者の生徒よりも試験時間を長くしたり、ヘルパーが試験の問いを読み上げたりする)などが含まれている。サリアさんによると失読症の生徒は30万人いるという。 (New Straits Times / Nation)

失読症=発声器官に異常がないのに、読む能力が失われる病的状態(広辞苑) 記事の中の説明では、健忘症を併発したり、喋ることは出来ても書くことが困難だったり、左右の区別が出来なかったり、集中力に欠けたりする症状があるということです。


●2005年5月20日(金) 現職教員の82,000人が学卒資格コースに応募
ヒシャムディン教育相は、2010年までに、大学卒の教員を中学校では100%、小学校では50%に増やす方針を出した。現在公立学校の教員33万人のうち学卒は10万人。手始めに、現職の教員向けに「学卒資格コース(2000人枠)」「大学院コース(5000人枠)」を募集したところ、それぞれ82,000人と65,000人の応募があり、「M−テスト」と呼ばれる分析能力試験で選考が行われる。教育省は、今後学卒教員を増やすために教員養成教育機関のアップグレードを内閣に提案する方針。 (New Straits Times / Nation)

「中学校」は5年間で、日本でいう中学と高校の一部までを合わせたような感じです。


●2005年5月19日(木) マンガでお金のお勉強
10〜12歳の子供向けに、賢いお金の使い方を学ぶためのマンガ「The Adventures of Agent Penny」が1万部、首都圏の学校に配布される。マンガはシティバンクとマレーシア意匠発明協会が協力して制作したもので、マレー語と英語で書かれている。シティバンクは、関連ウェブサイトで、子供達に金融の基礎を伝えるプロジェクトを進めて行く。 (New Straits Times / Prime News)

関連ウェブサイトは http://www.kidswealthfoundation.org/(音楽つき)。マンガの主人公 Agent Penny と相棒の Will Power が見られます。


●2005年5月18日(水) ひったくり犯人、形勢逆転(クアンタン)
ノルファジラさん(48歳、孫あり)が公衆電話で財布を棚に置いて娘に電話していたところ、36歳の男が財布を奪い、仲間が運転するバイクに乗って逃げようとした。被害者は犯人が肩にかけていたバッグのひもとシャツを後ろからつかんでバイクごとなぎ倒し、居合わせた人々が犯人のひとりを取り押さえた。もうひとりは逃走中。「財布の中身は4人の娘のうち一番下の子の学費で、自分が必死で稼いだもの。渡すわけにはいかなかった」と言うノルファジラさんは、腕と胸に打撲傷を負った。 (New Straits Times / Prime News)

被害者の怪我が軽くて何よりでした。昨日のマ前首相がエルサレム入り出来なかった件で、ナジブ副首相は「イスラエルの傲慢だ。エルサレムはイスラエルのものではなく、誰でも訪問出来る所のはず」と非難しました。アブドラ首相は目下ドイツ、オランダ訪問中で、お留守。


●2005年5月17日(火) イスラエル、マハティール前首相のエルサレム入りを拒否
マハティール前首相が16日、ヨルダンと西岸地区を結ぶアレンビー橋に到着した所で、イスラエルはマ前首相のエルサレム行きとジェニン(西岸地区北端)行きを拒否した。2003年にマ前首相が退任直前に行ったイスラム諸国会議での演説がユダヤ人を怒らせたことが理由。首相を務めた22年間、一貫してパレスチナの主張を支持してきたマ前首相は、パレスチナとの連帯を示すためにヨルダン川西岸地区に行くつもりだった。ここ5年、イスラエルの攻撃とパレスチナの報復で疲弊しているジェニンの市議会は、マ前首相にジェニン復興の国際キャンペーンの主導となってほしいと頼んでいる。 (New Straits Times / Nation)

2003年にユダヤ人を怒らせたマ前首相の演説とは、文脈全体を見れば「イスラム教徒の一部が自爆テロに走って間違いを犯しているが、ユダヤ人の一部も間違いを犯している」ということを述べているのですが、「ユダヤ人が代理人を使って世界を支配している」の一文のみがクローズアップされて欧米で(日本でも)報道され、批判されたのでした。(03年10月18日の記事


●2005年5月16日(月) 鄭和(ていわ)提督の子孫、タイで見つかる
マレーシア人の社会人類学者、ロージィ・マさんが、中国明朝時代の航海家、鄭和提督の子孫の分家の人々がタイのチェンマイに住んでいることをつきとめた。鄭和の子孫で中国商人だったチェン・チョンリンが1890年代にチェンマイに定住、タイ人の後妻との間に10人の子供をもうけた。ロージィさんはこのうち2人の娘と数人の孫と面会した。家族らは4年前に中国を訪れて祖先(鄭和)の墓参りをした時の写真をロージィさんに見せたが、本人達は鄭和が世界史の有名人物であることを知らなかった。家には中国の親戚がチェン・チョンリンに送った「馬(鄭和の元の姓)家」の巻物もあった。鄭和は1371年雲南省に生まれ、明の成祖(永楽帝)に仕え、1405−1433年の間に南洋・インド洋方面に7回遠征、このときマラッカを中国の保護領・貨物集散地として活用した。鄭和は最後の遠征でアメリカ大陸を発見していたかもしれない(コロンブスより60年前に)という説があるが、まだ議論中。 (New Straits Times / Nation)

鄭和は宦官(当時の中国で後宮に仕えた去勢男子でエリート)なので、実質は鄭和が兄弟から貰い受けた子供の子孫、ということのようです。


2005年5月15日(日) 6日遅れの母の日(カジャン女子刑務所)
14日、カジャン女子刑務所で服役中の女性の中から選ばれた模範囚が、3時間家族と会うことを許された。通常の面会はガラス越しで、話は電話で行うが、この日だけは子供たちと直接会って昼食をともにした。12人の囚人が選ばれ、うち9人の家族がこれを承諾したが、実際に家族が訪れたのは5人の囚人のみだった。これを行ったのは刑務所の責任者カウサリャ・デヴィ・サトゥーさんで、「自分も母親なので囚人達の(子供に対する)気持ちはよくわかる。今回の特権を受けるには模範囚でいなければならない。これは自己実現セラピーなんですよ」と語った。 (New Sunday Times / Nation)

あるひとりの例です。罪は「夫の殺人の教唆」、理由は「暴力をふるう夫から子供達を守るため」。そして刑期はあと10年(全部で14年)。


●2005年5月14日(土) ジュゴンを保護するプロジェクト
マラヤ大学海洋研究センターは、ジュゴンの保護に関する問題を明らかにするための6か月間のプロジェクトを開始、シブ島、ティンギ島、ジョホールのプライ川地域での保護方法を画策する。チームはジュゴンの繁殖を確実にするために彼らの行動パターンを探り、(ジュゴンのえさとなる)アマモを保護する厳しい法律の制定を要求する。2001年にジョホール水域でジュゴン12匹の死骸が見つかったが、、マリン・アクティビティーなどによるアマモの破壊が原因と考えられている。 (New Straits Times / Prime News)

ジュゴンが発見されているのは、インド洋から南東太平洋海域中心に37か国だそうです。


●2005年5月13日(金) クダー州でヘビが増える
ヘビ、特に田舎のコブラなどは珍味として台湾や香港のトレーダーに高値で売られているが、最近は需要が減っったために捕獲量も減り、クダー州ではヘビが増えている。需要が減った理由は、鳥インフルエンザにかかった鳥類をヘビが食べているのではないかという懸念。トラック運転手のノリザンさんは副業でヘビを捕獲しているが最近は収入が減っている。しかしノリザンさんの捕獲技術は州の消防局に認められ、民家に入り込んだヘビを捕獲するのによく呼び出されているという。 (The Star / Nation)

ノリザンさんによると「ヘビは人間の気持ちを理解する。『出て行きなさい』と声をかけてやればたいては出て行く。声をかけないで叩くなどしてはいけない」のだそうです。


●2005年5月12日(木) マレーシア−ハンガリー間の関係の強化を
ハンガリーのショモジ外相が、東京でのASEAN−ヨーロッパ会議からの帰路、クアラルンプールに寄って新しいハンガリー大使館のオープンに立ち会った。ショモジ外相はナジブ副首相と会談し、ハンガリーがマレーシアの農業に援助出来ること、また、ハンガリーを通してマレーシアの自動車産業を(ヨーロッパで)発展させうる可能性を示唆した。現在両国の貿易額は24億リンギだが、圧倒的にマレーシアからハンガリーへの輸出の方が多く、ハンガリーからマレーシアへの輸出は1.9億リンギ。ハンガリー政府はブダペスト空港をマレーシアがEU市場に入っていくためのハブとして使えるよう、マレーシア航空がブダペストに飛べるための条件を構築中。 (New Straits Times / Nation)

ハンガリーは昨年5月EU に加盟しましたが、ショモジさんからは、そのことでEU 以外の国との関係に影響はない、との言葉がありました。


●2005年5月11日(水) 6月から食品に栄養素ラベルを義務付け
食品会社は6月1日から、製品に栄養素を表示したラベルをつけなければならない。チュア厚相は、この規則は2003年3月31日に官報で告示してあるので(食品会社にとって)十分準備期間があったはず、と言う。これにより、シリアル、牛乳、パンなどは、エネルギー、炭水化物、たんぱく質、脂肪などの成分を表示しなければならない。また、「カルシウムは骨粗鬆症を防ぎます」といったような栄養素の宣伝文句を表示することは規制されるが、成長や通常の体の機能に関する生理学的な役目を記載すること、たとえば「カルシウムは強い骨と歯の成長を助けます」などは認められる。 (New Straits Times / Prime News)

国連の機関「Codex」が定める食品の国際規格を取り入れようとしているようです。


●2005年5月10日(火) 消費者を圧迫し始めた物価
5日前のガソリン、ディーゼル油の値上げの影響で周辺の消費財も値上げが始まっている。TTDI(タマン・トゥン・ドクター・イスマイル)の市場ではカニ、魚、イカなどの海産物が軒並み値上げされた。小売のウォンさんは「仕入先が値を上げてきたので仕方ない」と言う。一方バングサやブリックフィールズでは今のところ値上げはないが、バングサのスーパーに卸しているサプライヤーの話では近く冷凍食品が値上がりするだろうとのこと。 (New Straits Times / Prime News)

TTDI はクアラルンプール西部、バングサはショッピング地区もある住宅街、ブリックフィールズはKLセントラル駅近くのインド人が多い地区です。


●2005年5月9日(月) いかだ探検大会始まる(パハン州、リピス)
毎年恒例のパハン川いかだ探検大会が昨日始まった。開幕式で挨拶したパハン州の皇太子は「パハン州には半島部マレーシアで最長の川、最高の山がある。これらをフルに利用して今後のいかだ大会はジャングルトレッキングや山登りも含めてもっと面白くしよう」と言った。クアラ・リピスのジュライ川からペカンまで329キロメートルのいかだ探検は7日間続く。マレーシア人、外国人の合計600人が参加。来週の日曜日にパハン州のスルタンが公式に閉幕を宣言する予定。 (The Star / Nation)

クアラ・リピスは半島部マレーシアのど真ん中に位置する山の中。ここから半島部東海岸のペカンまで、くねくねと続く川を竹のいかだで下って行くのですね。


2005年5月8日(日) バス、電車の改善を
「数年のうちに公共サービスで改善が必要なものは?」という問いに、26%のマレーシア人が「公共輸送機関(バス、電車)」と回答した。次いで、「病院」が8%、「警察」が5%、「公衆電話」が4%。バス・電車に依存している人は多い。また車を所有していても、バス・電車がもっと便利で効率がよくなれば使いたいと思っている。バスや電車の運行は(政府から)民間に移管して何年も経つが、いまだに輸送機関の責任は政府にあると思っている人が多い。理由は、名前やロゴが変わっただけでサービスの質は元のままである、運賃体系やルートの最終決定は政府の管理下にある、の2点。 (New Sunday Times / Prime News)

大いに賛成! バスのいい加減さはどうにかしてほしいものです。けどその前に「公衆トイレ」の改善も望む。


●2005年5月7日(土) サバ・フェスティバル始まる(コタキナバル)
サバ・フェスト2005が木曜夜に開幕した。毎年恒例のこの祭典は様々な土着民族の伝統や文化を盛大に祝うもの。カザダンドゥスン族、バジャウ族、ムルット族、ルングス族などがそれぞれの民族衣装をまとい、バジャウ族の伝統的な結婚式が披露された。今月はこの後、サバ州立博物館ロングハウスなどの会場で、各民族が音楽や踊り、工芸品の展示、販売などを通してそれぞれの遺産を披露して行く。 (New Straits Times / Nation)

東マレーシアの民族は、いっぱいあってすご〜く複雑そうです。<参考:世界民族博覧会 マレーシアの民族>


●2005年5月6日(金) ナジブ副首相「『短期で儲けよう精神』を捨てよ」
企業家・協同組合開発省が主催した企業家プログラムのセミナーでの、ナジブ副首相の訓話 : ブミプトラ(先住民)、特にマレー人は、ビジネスにおいて「(苦労せず)短期で儲けよう」という考えを捨てるべし。長期の目標を立て、よく働き、何世代にも渡って事業を維持拡大している華人企業家を見習え。事業の成功は信用性で決まる。(マレー人)学卒者は行政官や技術官僚になるというような凝り固まったステレオタイプから脱し、企業家を目指せ。やるだけの価値はある。 (New Straits Times / Nation)

アブドラ首相が対外関係や国内の汚職撤廃などに注力する一方で、以前はマハティール前首相がさかんにやっていた「マレー人叱咤激励」の役目をナジブさんが引き受けているように見えます。(今年3月にも、このように


●2005年5月5日(木) 今日からガソリン、ディーゼル油値上げ
4日、内閣は、5日からガソリンとディーゼル油を1リットル当たりそれぞれ10センと20セン値上げすることを決めた。これにより、半島部マレーシアではガソリンRON97が142セン→152センに、ガソリンRON92が138セン→148センに、ディーゼル油は88.1セン→108.1センとなる。これはガソリンとディーゼル油の価格の差を縮め、密輸によりディーゼル油が流出して国内で不足する状況になっているのを防ぐのが目的。また、石油部門は政府の補給金事業となっており、もし今年値上げを実施しなければ計算上の補給金が89.6億リンギとなるが、値上げ後は67億リンギとなり、政府の負担が約22億リンギ減る。値上げ後もマレーシアのガソリンの価格はASEANではブルネイの次に低く、ディーゼル油の価格はインドネシア、ブルネイの次に低い。 (New Straits Times / front page)

4日に決めて翌日実施。すばらしい速さ……。


このページのトップへ / 最新の記事へ


今日のマレーシア 2005年5月