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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2004年11月
| ●2004年11月30日(火) 来年ジェネリック医薬品(*)をHIV患者に無料で |
| チュア厚相談:国内取引消費事務省が来年、抗レトロウィルスのジェネリック医薬品(AVR)を地元で製造する認可を与える予定(現在は輸入)。これにより薬が地元生産になれば、HIV患者ひとりにつき1か月当たりの治療費が188リンギ(約5000円)となり、政府が全額負担する。昨年末までの報告では国内でHIV感染者は58,012人、うち6,545人が死亡。
(The Star / Nation) (*)医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」には、「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品」の2種類があるそうです。ある製薬会社が研究・開発して権威当局から認可を受けて独自のブランド名をつけて売り出す「新薬」。その特許が切れてから(他の製薬会社が)同じ成分・効き目の薬を、ブランド名なしで製造して新薬より低い価格で売るのが「ジェネリック医薬品」……と、こんなところみたいです。にわか勉強でした。 |
| ●2004年11月29日(月) 鄭和(ていわ)提督の航路を辿って航海 |
| 中華系アメリカ人のソフトウェア技師、シャウン・イシャン・ウェンさん(45歳)は、自前のヨット「アルバトロス号」で、約600年前に明の鄭和提督が航海した航路を辿っている。8月8日に中国の太倉を出発し、台湾、ブルネイ、シンガポールに寄って、27日にマラッカに着いた。この後、タイ、スリランカ、モルディヴ、インド、イラン、UAE、オマーン、ケニアへ向かう。航海の様子は乗組員が撮影し、中国の衛星放送局に送られて毎日放映されている。航海費用は500万香港ドル(約6600万円)、テレビ局が後援。30日にマラッカ州知事主催の祝宴に出席し、午後にはパンコール島へ向かう。
(New Straits Times / Nation) 鄭和(1371−1434頃) 明の永楽帝の宦官。南洋やインド洋方面に7回遠征して中国皇帝の威を示し、通商貿易に貢献した人。マラッカでは今年鄭和来航600年記念行事を行っています。 |
| ●2004年11月28日(日) お参りの際は、ひとりにつきお線香1本に(マラッカ州ムアル) |
| 建立60年の仏教寺院「Teng Giap Tze寺」では、先月、寺院の敷地内の空気汚染の軽減のため、「信者ひとりにつきお線香1本」の規則を課した。信者達は通常ひとり3本以上の線香に火をつける習慣のようだが、寺側は、「大事なのは線香の本数ではなく、心の清らかさである」と説き、ひとり1本のルールに協力を求めている。この寺はムアルで最大の仏教寺院で、全国及びシンガポールから信者が訪れる。
(New Sunday Times / Nation) 職場での煙追放(3つ下の記事)、お寺での線香の煙軽減。残るは、忘れた頃にやってくる、インドネシアの焼畑からのヘイズ(煙害)……。 |
| ●2004年11月27日(土) マレーシアの「スマート・スクール」プロジェクトがラオスに |
| マレーシア企業の努力で、教室でコンピューターを活用する「スマート・スクール」が、ASEAN域内で最も後れをとっている開発途上国ラオスに導入された。まずは首都ヴィエンティアンと、郊外のチャンパサック地区にある2校。第10回ASEANサミットに出席するため明日ヴィエンティアン入りするアブドラ首相がこのうちの1校を視察する。ラオス政府は、コンピューター設備をより多くの生徒、ひいては一般社会に広めたい意向。
(New Straits Times / Prime News) その前に、国内の全域に普及させる計画は……? |
| ●2004年11月26日(金) アブドラ首相、キューバから受勲 |
| キューバを訪問中のアブドラ首相は、カストロ議長から、外国の主席への最高勲章である「ホセ・マルティ勲章」を授与された。リカルド・アラルコン・デ・ケサーダ人民権力全国議会(国会)議長はマレーシアの持続的な経済発展を称え、マレーシアはNAM(非同盟運動)の議長国として昨年の会議で立派に役割を果たしたとコメントした。アブドラ首相とカストロ議長はこの後の会合で、特にバイオテクノロジー、生物医学、農業、教育の分野で協力関係を深めて行くことに合意した。
(The Star / Nation) 勲章の名前の「ホセ・マルティ(1853-1895)」はキューバの詩人・思想家・革命家で国家的英雄だそうです。 |
| ●2004年11月25日(木) 労働者が喫煙したら、雇用者に罰金 |
| フォン人的資源相談: 6か月後に、「職業上の安全と健康法」の下に、「屋内空気の質に関する規定」が立案される。この規定は、会社に、労働者が職場で喫煙しないこと、機械類や設備などから出る煙を監視すること、化学物質にさらされることによる危険性を排除することを要求する。違反すると、雇用者は1万リンギの罰金か、1年の禁固刑となる。このような(労働者ではなく)雇用者に対してアクションが取られる規定を作る理由は、職場において上質な空気を保証することが重要であり、労働者が不必要な危険にさらされぬよう安全を保つのは雇用者の責任であるからだ。策として、職場に「喫煙室」を設置する手もあろう。喫煙する労働者個人に関する政策などは雇用者の裁量で決めればよい。規定の草案は適切に作成されており、国際基準に基づいたものとなるだろう。
(New Straits Times / Prime News) 雇用者本人が愛煙家の場合、(1)「喫煙室」で皆と混じって歓談する (2)雇用者室のドアに「喫煙室」の表示を掲げる。さて、どちら? |
| ●2004年11月24日(水) 小児病棟へのチャリティ徒競争 |
| 日曜日にムルデカ広場を起点にチャリティ・ランが開催される。男子オープンと女子オープンは10キロ、男子ジュニアベテラン、男子シニアベテラン、女子ベテラン、少年、少女の5部門は7キロを走る。3000人の参加が見込まれている。スポンサー企業からは、合計
15000リンギ(約41万円)がマラヤ大学メディカルセンター小児病棟と、クアラルンプール・ロータリークラブに寄贈される。
(The Star - Star Metro / Sport) このところ雨が少なくてかなり暑いです。走る皆さん、十分に水分補給を……。 |
| ●2004年11月23日(火) シングル・マザーのための戦略的プラン |
| 女性・家族・社会開発省はシングル・マザーを支援する戦略的プランを立てた。プランは3つの分野(心理面の強化、スキルと収入レベルの向上、生活の質の向上)で構成されている。現在国全体でシングル・マザーは126,810人、うち58.9%がマレー人、23.4%が華人、9.2%がインド人、7.8%がマレー人以外の先住民族、0.7%が他の民族。2002年の統計では、女性世帯主の世帯の12.5%が貧困ライン以下。対して男性世帯主の世帯で貧困ライン以下なのは5.1%。
(New Straits Times / Prime News) 11月12日の人口の記事の内容と比較すると、各民族の割合と、民族別シングル・マザーの割合はほぼ同等。特にどの民族にシングル・マザーが著しく多いとかいう現象はないようです。 |
| ●2004年11月22日(月) 首相が南極単独スキー移動の女性に激励 |
| シャリファ・マズリナさん(39歳、マレーシア工科大学のスポーツ講師)は、南極大陸スキーの旅に単独挑戦する。昨日チリのサンティアゴで、APECに出席のため滞在中のアブドラ首相、チリのリカルド・ラゴス大統領から激励を受けた。今日地球最南の町、プンタ・アレナスに飛び、そこで天候などの状況待ちをして南極のパトリオット・ヒルズに移動、その後12時間のフライトで南極点に飛び、大陸西側のヘラクレス湾まで1100キロのスキー移動を開始する。ストックは持たず、推進力には帆を利用する。遅くても12月4日までにはスキー移動を開始し、1か月かけて旅を終了する予定。
(New Straits Times / Prime News) 成功したら、マズリナさんは、南極点からヘラクレス湾までスキー移動をしたアジア人女性第一号となる予定です。 |
| ●2004年11月21日(日) 第一回ASEANショパンピアノコンテスト開催 |
| 11月24日〜26日、クアラルンプールで第一回ASEANショパンピアノコンテストが開催される。10か国から79人が参加、年齢は6歳〜32歳で、競技は年齢別に7つのグループに分けて行われる。上位3名が2005年1月に東京で開かれる第6回国際(アジア)ショパンピアノコンテストに出場、ここでの上位者が、2005年10月にワルシャワ(ポーランド)で開かれる第15回国際ショパンピアノコンテストに駒を進めることになる。ASEAN大会に、マレーシアからは、ヨー・スーエン(13歳、2003年第4回国際(アジア)ショパンピアノコンテストで銅賞)などが出場する。
(Sunday Star - Star Mag / Arts) ヒシャムディン教育相の夫人、ダティン・スリ・トゥンク・マーシラさんがクラシックファンで、大会を支援しているそうです。 |
| ●2004年11月20日(土) アジア人の遺伝子の多様性の研究 |
| HUGO(ヒトゲノム国際機構)の「汎アジアSNP(*)イニシアティブ」は、アジアの人々の遺伝子の多様性について研究し、詳細かつ包括的な遺伝子の実態を解明しようとしている。このイニシアティブは、中国、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ネパール、フィリピン、シンガポール、タイ、台湾の科学者で構成。HUGO会長の榊佳之氏は「研究データは、なぜ、ある集団は特定の病気にかかりやすく、ある種の薬に反応しにくいのか、などを解明するのに役立つ。また集団遺伝学における若い研究者の育成も行う」と語った。
(New Straits Times / Nation) (*)SNP = Single Nucleotide Polymorphisms(単一ヌクレオチド多型、または、一塩基多型) かろうじて「ヌクレオチド」という単語は理科の教科書に出てきた記憶がありますが、あとは何のことやら……。 |
| ●2004年11月19日(金) 幼児死亡率減る |
| ユニセフの調査によると、マレーシアの5歳未満の子供の死亡は、過去10年間に、年平均で8%減少している。これ(年平均での減少率)は東アジア・太平洋地域で1位、世界ではマルタに次いで2位。厚生省では、ユニセフの支援による「安全なマタニティプログラム」などを推進し、母性と胎児、乳幼児の保護、母親から新生児へのHIVの感染防止や、無料の抗レトロウィルス治療などに力を入れて行く。
(New Straits Times / Prime News) 統計によると、道路交通事故で1日に3人の子供が死亡しているそうです。 |
| ●2004年11月18日(木) 国費留学生は国に戻ってこない傾向に |
| PSD(行政事務局)の支援で外国で学んでいる国費留学生は、留学先で学位を取得した後、マレーシアに戻りたがらない傾向が強い。そのほとんどは、英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドで医学を修めた留学生達。PSDは今後、大学院及び専門コースの履修期間を最長で4年間と定め、履修後は速やかにマレーシアに戻って公立機関での仕事に就くためにMMC(マレーシア医療協会)に登録するよう呼びかけて行く。現在マレーシアは「人口1420人に対して医師ひとり」という割合だが、2015年までに「人口650人に対して医師ひとり」の割合を目指す。
(New Straits Times / Prime News) 支援している留学費用はひとりあたり80万リンギ(約2200万円)になるそうです。 |
| ●2004年11月17日(水) セピロックでオランウータンが過密状態 |
| サバ州のセピロック・オランウータン・リハビリセンターと、サンダカン地区東海岸の1万ヘクタールの森林保護区では、オランウータンが増えすぎ、州の野生生物局では、リハビリを終えたオランウータンを、90キロ離れた12.05万へクタールのタビン野生生物保護区に移送している。移送費用が高いため、州はNGOなどに協力を呼びかけている。セピロックのオランウータンの数は公表されていないが、サバ州で13000匹とされるうちの大多数であると見られている。
(The Star / Nation) 移送先のタビン野生生物保護区では、ボルネオ・ピグミー・エレファントや、絶滅の危機にあるスマトラサイなども保護しているそうです。 |
| ●2004年11月16日(火) 振替休日 交通事故による死者、減少 |
| ハリ・ラヤ第一日目の道路交通事故は643件、死者16人で、昨年より減少した。(昨年はそれぞれ823件、25人)アブドラ首相は、この(減少)傾向が続くように願うと語った。
(New Straits Times / Prime News) 連邦交通警察による、ホリデイシーズンの交通違反監視強化策が先週の8日から始まっています。21日まで続きます。 |
| ●2004年11月15日(月) ハリ・ラヤ・プアサ 新聞休刊日 |
今年は新聞休刊日が増えました。去年はディーパバリでもハリ・ラヤ・プアサでも発行されたのですが。 記事のかわりに、連邦直轄地モスクの写真をご覧ください。 (2002年6月22日撮影) |
| ●2004年11月14日(日) ハリ・ラヤ・プアサ クランタン州の皇太子、明日ご成婚 |
| クランタン州のムハマド・ファリス・ペトラ皇太子(35歳)とタイ出身のズバイダー・ノルディンさん(24歳)の結婚式が明日イスタナ・クバン・クリアンで行われる。招待客は5000人。アブドラ首相とタイのタクシン首相も出席する。
(Sunday Star / Nation) アブドラ首相はエジプトで行われたパレスチナのアラファト議長のお葬式から戻ってきてすぐ、今日はハリ・ラヤのオープンハウス、明日はクランタン州でロイヤル・ウェディングです。 |
| ●2004年11月13日(土) 首相のオープンハウスに20万人分のご馳走を用意 |
| 明日14日(ハリ・ラヤ・プアサ)、PWTC(プトラ・ワールド・トレードセンター)でアブドラ首相とムスリムの大臣達の共同オープンハウスが開かれる。8つのホールに20万人分の食事が用意され、スタッフ600人が訪問者のお世話に当たる。オープンハウスは11時から17時まで。
(New Straits Times / Prime News) オープンハウスには誰でも参加出来、首相に直接会うことができます。昨年アブドラ首相就任後初めてのオープンハウスでは10万人の人出だったそうです。 |
| ●2004年11月12日(金) マレーシアの人口、増えて2570万人に |
| 国立統計局によると、今年第3四半期時点でマレーシアの人口は2570万人。(2002年は2450万人、2003年は2504万人だった。)年齢別(5歳刻み)では、4歳以下の人口が最も多くて302万人、70〜74歳が最も少なく29万5700人、75歳以上が34万2700人。民族別割合は、ブミプトラ(マレー人とその他の先住民族)が65.8%、華人が25.4%。インド人が7.5%、その他が1.3%。男女別では、男性が1310万人、女性が1260万人。
(The Star / Nation) 外国人(永住と短期滞在者)は170万人。4歳以下人口が多いという点は、少子化の日本とは大きく異なっています。 |
| ●2004年11月11日(木) Deepavali(ディーパバリ) 英字新聞休刊日 |
「ディーパバリ」は、ラーマ神が自分の王国アヨドゥヤ朝に、14年間の追放の後に戻ったのを祝うもの。「アマバシャ(全て闇の夜)」と呼ばれる前夜から、夜が明けてヒンドゥー暦「アイパシ」の月に入る日にかけて祝い事を行う。正義と善の勝利、心の闇が取り除かれることを象徴。ラクシュミ神(ヴィシュヌ神の妻で富の神)やガネーシャ神(象の顔をした知恵の神)も同時に称えられる。
(去年の新聞から抜粋 New Straits Times 2003年10月23日)ヒンドゥー暦第7番目の月の始まりで、インド人にとっての「お正月」のような祝い事です。写真はディーパバリの飾り「コラム」の一例。色とりどりのお米で、地面に絵が描かれます。 |
| ●2004年11月10日(水) マレーシア人、国連事務総長補佐(経済担当)に任命される |
| 国連事務総長コフィ・アナン氏は、マレーシア人のジョモ・クワメ・スンダラム氏(51歳)を、経済開発のための事務総長補佐に任命した。今後ジョモ氏は、国連経済社会問題事務次長のホセ・アントニオ・オカンポ氏の主任アドバイザーとして、経済や人口統計のデータ収集などの業務に協力する。ジョモ氏はハーバード大学で経済学博士号を取得、現在はマラヤ大学教授。
(New Straits Times / Nation) 明日はディーパバリ、数日後にはハリ・ラヤ・プアサ。暦の関係でふたつの祝い事が続く今年のあいさつの言葉は、「Happy Depa-Raya! (ハッピー・ディパ・ラヤ!)」 |
製作者の都合により、11月3日(水)〜9日(火)は
更新をお休みさせていただきました。
| ●2004年11月2日(火) 来年7月から、大学生にひとり1台ラップトップパソコンを |
| 高等教育省は、大学で「1学生にラップトップ1台」プログラムを推進し、来年7月には一部の学生がその恩恵を受けることになる。予算は公表されていないが、国公立大学の学生4万人にラップトップを1台ずつ用意すると、ざっと2億リンギ(約56億円)の計算。
(New Straits Times / Nation) 具体策は検討中。来年7月から始めて、学生全員に行き渡るにはさらに時間がかかりそうです。 |
| ●2004年11月1日(月) 牛12頭が高速道路で交通事故死(マラッカ) |
| 日曜日午前1時半頃、ノース・サウス高速道路上を牛13頭の群れが歩いていたが、高速バスとそれに続く車3台にはねられ、12頭が死亡した。人に怪我はなかった。バスと車1台が事故届けを提出。付近にフェンスの破損はなく、牛の群れがどのようにして高速道路に入ったのかは不明。
(New Straits Times / Nation) スランゴール州のコーラン朗誦大会が終わり、いよいよラマダンも後半に入りました。もうすぐホリデイシーズンです。 |
今日のマレーシア 2004年11月