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今日のマレーシア
今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。
2004年6月
| 製作者の都合により、6月25日(金)〜7月3日(土)の間 更新をお休みさせていただきました。 |
| ●2004年6月24日(木) インドネシア、ヘイズ(煙害)についてマレーシアに詫びる |
| インドネシア大使ルスディハルジョ氏は、ここ数年、スマトラ島での野焼きが原因でマレーシアに発生しているヘイズ(煙害)について詫び、インドネシア政府はマレーシア政府と協力して解決策を見出す努力をしたいと語った。一方、氏はマレーシアでのインドネシア人メイドの休日や安全に関する取り決めを含んだ了解覚書を、あと2か月のうちに両国の間で署名することを確認した。
(New Straits Times / Nation) 今日少し雨が降りましたが、ヘイズはまだ消えそうにはありません。後半部分については、1か月ほど前にインドネシアの西ティモール出身のメイドをマレーシア人雇用者が虐待した疑いがあるという事件が発覚したこと、及びその波及の懸念を踏まえてのことのようです。 |
| ●2004年6月23日(水) 5歳の作家、本の売り上げ収益をユニセフに |
| 5歳の「ジュニア」君(本名マイケル・ケルビン・チャン・ティエン・ホン)は昨年10月に「ジュニアのショート・ストーリーズ」と題した絵本を出版、1冊10リンギ(約290円)でこれまでに1800部を売り上げ、その収益金1万リンギ(約29万円)をユニセフに寄付した。
(The Star / Nation) 絵本は自作の7つのお話で構成、イラストもジュニア君本人の手によるものです。去年の中国正月にお父さんと一緒に子供たちの養護施設を訪れたことが、本を書くきっかけになったのだそうです。 |
| ●2004年6月22日(火) ヘイズ(煙害)深刻に |
| 環境局によると、インドネシアのスマトラ島の野焼きによるホットスポットが6月15日に261か所だったのが、19日には312か所に増え、その煙を含んだ空気が南西風に運ばれて半島部マレーシア西側の空を覆っている。今後4日間、雨が降る予測はなく、ヘイズ(煙害)はより深刻になりそうだ。ペナン州半島部では空気の質が「健康に害あり」とされるほどで、戸外での焼却行為(火葬を除く)を州が禁止した。
(New Straits Times / Nation) 昨日からクアラルンプールも視界不良。外に出るといきなり煙たい感じです。 |
| ●2004年6月21日(月) ハミド外相、OIC代表としてパウエル国務長官と会談へ |
| サイド・ハミド外相は今夜アメリカに向けて出発。パウエル国務長官と水曜日に会談し、パレスチナ及び中東情勢についてOIC(イスラム諸国会議機構)の立場を表明する。その後イギリスでジャック・ストロー外相と同じ議題で会談し、イラク問題にも触れる。OICはイスラエルに影響力を持っているアメリカが、中東和平を実現するのに重要であると見ている。
(The Star / Nation) ようやくOIC代表とアメリカの会談の日程が決まりました(日程調整に随分手こずった模様です)。これで、OIC代表と、中東問題のロードマップ(和平行程表)に関わる国際カルテット(EU、ロシア、国連、アメリカ)の会談がひと通り終了します。(6月9日に関連記事) |
| ●2004年6月20日(日) オリンピック聖火リレーに5人のスポーツヒーローが参加 |
| アテネオリンピック聖火リレーにマレーシア代表として参加するのは次の通り。元水泳選手ヌルル・フダ・アブドラ、元陸上選手でマレーシアオリンピック協会副会長ジェガセサン、60歳、元サッカー選手ソー・チン、54歳、スカッシュ選手ニコル・アン・デイヴィッド、20歳、バドミントン選手ウォン・チュン・ハン、27歳。この5人に、聖火リレーに参加する意義についてのエッセイコンテストで一般から選ばれた5人が加わり、計10人のマレーシア代表が1万人の聖火リレーに参加する。
(New Sunday Times / Nation) 参加者のジェガセサン氏は1964年の東京オリンピックの時にも(当時は現役の陸上選手)聖火リレーに参加してムルデカスタジアムを走ったそうです。 |
| ●2004年6月19日(土) 5月の自動車販売数、前年比 13.6%増 |
| マレーシア自動車協会(MAA)によると、自動車の販売台数は4か月連続で伸びている。5月の乗用車と商用車の合計販売台数は36,047台(昨年31,742台)で前年比13.6%増。1月〜5月累計では176,583台(昨年同時期166,105台)で、6.3%増。販売量増加傾向は6月も続く見込み。
(New Straits Times - Business Times) 町を走るきれいな車が本当に多くなりました……、実感。 |
| ●2004年6月18日(金) ペナンのフェリーサービス、深夜の運航中止 |
| ペナン島と半島側のバターワースを結ぶフェリーは現在24時間営業だが、7月1日からは深夜の5時間、運航を休止する。深夜のフェリーは1艘あたり多い日で乗客4人、車2台といった状況で、フェリーを運営しているペナン港会社の財政が悪化している。北部マラヤ船舶業者協会は、フェリーの運賃を現在の大人60センから2リンギ(約18円から58円へ)にしたいというペナン港会社の希望を州政府が考慮するよう働きかけた。
(New Straits Times / Nation) こうして将来ガイドブックから「24時間運航」の文字は消え、料金も訂正されて行くわけですね。 |
| ●2004年6月17日(木) 犯罪多発地帯にCCTV(閉回路テレビ*)の設置を指示 |
| オン・カーティン住宅・地方自治体相は、「16日の閣議で、増え続ける引ったくり事件と闘うため、犯罪多発地帯にCCTV(閉回路テレビ*)のカメラを設置するよう主要都市の自治体に指示することを決めた。省はこの指示が効果的に実行されるよう地方自治体を監督する」と語った。
(New Straits Times / Nation) (*)閉回路テレビ=限られた受信者(この場合は地方自治体当局と警察)しか見られないテレビ伝送システム。クローズド・サーキット・テレビジョン オン・カーティン大臣はMCA(マレーシア華人協会)の代表でもあります。ジョホールの事件(昨日の1項目)の被害者のお葬式が16日に行われ、何百人もの人々が参列しました。 |
| ●2004年6月16日(水) 次から次へとひったくり事件 |
| ○12日、ジョホールで38歳の女性がバイクに乗った男ににかばんをひったくられた際に転倒、意識不明に陥り2日後に死亡。 ○15日、シブで41歳の女性がバイク2人組に金のネックレスをひったくられた際に、後部座席の人物のTシャツをひっぱって抵抗したが転倒し、軽症を負った。 ○12日、クランで女性のバッグをひったくった28歳の男が、5〜7人の男性に捕えられ、殴る蹴るの暴行を受けて意識不明に陥り、2日後に死亡した。女性のバッグは戻ってきた。 (The Star / front page + Nation) ジョホールの事件の被害者は某華字新聞社に勤務していたそうです。新聞社の仲間達が「反暴力」を掲げて決起集会を開いたり、MCA(マレーシア華人協会)が警備の強化を政府に働きかけるなどの動きになってきています。 |
| ●2004年6月15日(火) インスタントラーメンの袋からパスポート |
| パンダン・ジャヤのアパートで、インドネシア人6人が、インドネシアのパスポート374冊、マレーシアの労働許可証723通を偽造目的で所持していたとして逮捕された。押収されたものは他に、マレーシアとインドネシアの通貨(現金)、マレーシア出入国管理局のゴム印6個、日付スタンプ、偽造用の化学薬品。パスポートのいくつかは、14冊ずつまとめられてインスタントラーメンの袋に入っていた。
(New Straits Times / Nation) インスタントラーメンの袋には、スープの小袋と麺も少量入っていて、外見だけではパスポートが入っているとはわからなかったそうです。 |
| ●2004年6月14日(月) ボルネオ象11頭が「故郷」へ |
| 野生動物取引業者に捕えられて中国の動物園に送られる寸前だったボルネオ象11頭が、元の生息地に帰ることになった。業者が象を捕獲して外国の動物園に輸出する許可を得たことに、関係機関から非難の声があがっていたが(絶滅危機種の国際取引についての会議では、商用目的での象の取引は禁止されているため)、サバ州政府が介入して輸出を阻止、象を保護した形。
(New Straits Times / Nation) ボルネオ象はサバとカリマンタンにしかいない種で、最近のDNA鑑定でアジア象の新亜種と判定され、ピグミーエレファントと命名されました。サバに生息している野生の象さんは2000頭以下だそうです。 |
| ●2004年6月13日(日) OIC加盟国からマレーシアへの留学が容易に |
| サイド・ハミド外相談:OIC(イスラム諸国会議機構)とNAM(非同盟運動)加盟国からマレーシアに留学する学生のビザの申請書を簡略化する。加盟国から学生を誘致することで、1、マレーシアを教育のハブとしたい、2、加盟国とマレーシアの相互関係を強化したい。来週イスタンブールで開かれるOICの会議では、イラク問題・パレスチナ問題の協議の後、今年で任期の切れる事務総長(モロッコのベルカジズ氏)の後任を、マレーシア、トルコ、バングラデシュ代表の中から選出する予定。
(New Sunday Times / Nation) さらに昨日の続報。シャフィー・サレー高等教育相は、件の元留学生と同じ立場にある(現在の)学生達について、MMCが学位を認めている大学に段階的に移動してもらう措置をとると述べました。 |
| ●2004年6月12日(土) 続報 問題の元留学生は試験に合格すれば医師になれる |
| PSD(行政事務局)のスポークスマン談:問題の元留学生が現在医師の職に就けていないのは、彼のような状況の元留学生たちが受験することになっているMMC(マレーシア医療協会)の特別試験に不合格だったからだ。PSDは同じ状況の元留学生達がこの試験に合格するまで支援を行い、合格者(=職取得者)も輩出してきた。今回の、元秋田大学留学生にも次回の試験に向けて既に支援をしている。彼が「本人の問題」をハイライトしてメディアに訴えたのは遺憾だ。 しかし一方、ナジブ副首相はPSDが留学生を派遣するならば、その派遣先の大学は政府やMMCが学位を認める大学に限るべきとの見解を示した。MMCが医学部の学位を認めている日本の大学は10校(名前公表せず)だという。 (New Straits Times / Nation) 件の元留学生の村はかなり保守的な様子で、本人は「学位を取得していながら職に就けないでいる状態」をひどく恥じ入って、村人と会うのをいやがり、ひきこもっているようです。現代日本人には理解しがたいマインドかも。 |
| ●2004年6月11日(金) 国の奨学生として取得した日本の大学の学位が無効? |
| 「ルックイースト政策」の下、PSD(行政事務局)の支援で日本に留学したマレーシア人が、秋田大学の医学部で学位を取得して昨年帰国したが、医師の仕事に就けないでいる。PSD推薦教育機関のリストに秋田大学が載っているにもかかわらず、MMC(マレーシア医療協会)がその医学部の学位を認めていないからだ。MMCはこのほか、東京大学、千葉大学の医学部の学位も認めていない。現在PSD支援で日本に留学しているマレーシア人19人のうち、10人が在籍している大学の学位をMMCは認めていないという。この元秋田大学留学生はPSDにこの件について調査を依頼した。
(New Straits Times / Nation) 2年間の留学準備コース(日本語の習得など)を含む計7年の努力が水の泡にならないようにしてほしいものです。 |
| ●2004年6月10日(木) シティ・ヌルハリザ、お茶ビジネスに参入 |
| マレーシアの人気歌手、シティ・ヌルハリザが、自らのブランドのお茶の販売を開始することを発表した。「Ctea(シーティ)」と名づけられたこのお茶は、キナバル山のふもとで収穫され、化学肥料無使用。手始めにゼラニウムとパンダンの2種のフレーバーで発売され、種類は順次拡大予定。
(The Star / Nation) このお茶、まずはコタキナバル近郊で開かれた「収穫祭」でデビューしたそうですが、そのうちクアラルンプールの市場にもお目見えするでしょう。たぶん。 |
| ●2004年6月9日(水) マレーシア、OIC代表を率いてアメリカへ |
| パレスチナ問題に関して、OIC(イスラム諸国会議機構)の立場を表明するために、代表チームは先月から今月初めにかけて、この問題のロードマップ(和平行程表)に絡む国際カルテットのうち、ロシア、EU、国連との会合を行った。残るアメリカ合衆国(パウエル国務長官)との会合を来月までに行う。会合では、問題に対してイスラム教徒としての見解を述べ、ロードマップの実行について建設的な提案を行う。
(The Star / Nation) このOIC代表チームは、パレスチナ、トルコ、モロッコ、セネガル、マレーシアの外相で、現在OICの議長国であるマレーシアがさらにその代表という立場です。 |
| ●2004年6月8日(火) モンスーンがペナンで大荒れ |
| 7日、強風と高波がペナンを襲い、洪水を引き起こし、主要な道路がいくつか冠水した。気象サービスウェブサイトによると、マラッカ海峡北部に時速40〜50キロの強風が吹いており、水曜日の朝まで続く見込み。近海は3メートル位の高さの波を伴って荒れている。南西のモンスーン(北半球の夏の季節風として知られ、6月〜8月頃、低対流圏でひっきりなしに吹く)によるこういった現象は8月まで続くと思われる。
(New Straits Times / Nation) クアラルンプールでは今のところ、曇り空になる程度でさほど大きな影響はありませんが、半島部北の海岸地域は大変です。 |
| ●2004年6月7日(月) ひったくり防止のため、ボランティアがシティ・パトロール |
| マレーシア青年協議会(MYC)が、ひったくり防止のために来月から毎週末、ボランティア100人をクアラルンプール市内要所に配置。パトロールを行い、注意喚起のパンフレットを配布する。ボランティア達は現在警察などで訓練中。マレーシア犯罪防止財団のリー会長は、この動きを高く評価すると同時に、パトロール行動それ自体もリスクを伴うものだから、ボランティア達は適切な訓練を受けるようにと述べた。
(New Straits Times / Nation) こんな動きが出るほどに、警官の数が足りないということなのでしょう……。(6つ下の6月1日に関連記事) |
| ●2004年6月6日(日) 若者達はもっと運動が必要 |
| マレーシアの子供、若者達はスポーツやアウトドア活動よりもコンピューターゲームが好きで、食習慣もよくない
- このような親、教師らの意見を踏まえ、去る木曜日、チュア厚相とアザリナ青年・スポーツ相は、国民に健康増進のための身体運動を勧める機関、「フィットネスのための国民協議会」の創設を提案した。
(Sunday Star / Nation) 教育省カリキュラム開発センターの体育担当さんのお話では、学校での体育の時間は週3時間。問題は、放課後生徒達は塾や家庭教師によるお勉強などで運動する時間がないということだと述べています。もっとのんびりしているかと思っていましたが、こういうところ、日本に似てますね。 |
| ●2004年6月5日(土) 国王誕生日 バス転覆、1人死亡、17人負傷 |
| 4日(金)朝、ゲンティンハイランドを出発したバスがブレーキの故障で木にぶつかった後転覆。ひとりが死亡、ひとりが重傷、16人が軽傷を負った。乗客はクチンからの観光客で、ゲンティンハイランドに1泊した後マラッカに向かうところだった。
(New Straits Times / Nation) 一行は、ペナン、ランカウイ、クアラルンプール、キャメロンハイランド、ゲンティンハイランドなど、半島部マレーシアの西海岸をめぐるツアーだったそうです。楽しいはずの旅行がこんなことに……。故人のご冥福をお祈りします。 |
| ●2004年6月4日(金) FRIMに「森の小路」を |
| FRIM (マレーシア森林研究所)の事務総長アブドゥル・ラザク・モハメド・アリ氏によると、森林の中に屋根付きの歩道やビジターセンターの設置などの計画を進めている。FRIMは自然に触れることで人々に環境への理解を深めてもらうよう様々なイベントを行ってきた。今年のテーマは「森は楽しい」で、400人以上の学生の訪問を期待している。
(New Straits Times / Nation) FRIM はクアラルンプール郊外にあり、レジャー・教育施設として一般公開されています。70年ほど前はスズ鉱山の廃山と畑と森だった所を、研究者たちが本来の森林に戻してきたのだそうです。 |
| ●2004年6月3日(木) 貧困率、低下して5.1%に |
| 地方・地域開発副相アワン・アデク・フシン氏談:国が定めた貧困レベル以下の生活をしている人々の数が、16.5%から5.1%に減少した。特に都市部では、1990年に7.1%だったのが2002年には2%になった。極貧率は3.1%から1%になった。
(New Straits Times / Nation) 最初の「16.5%→5.1%」と最後の「3.1%→1%」については、記事に「いつ→いつ」の記述がありませんが、多分真ん中の「7.1%→2%」の数字と同じ時期のことだと思われます。 |
| ●2004年6月2日(水) 3つの川の浄化再生には700万リンギ(約2億円) |
| ジョホール州の250の川のうち、120の川について2000年に環境局が調査を実施した結果、34の川が「きれい」、74が「少し汚染」、12が「汚染がひどい」と判定された。汚染の激しい川のうち3つの大きな川の浄化再生には700万リンギが必要と見積もられている。州知事アブドゥル・ガニ・オスマン氏は、州レベルの「我々の川を愛そう」キャンペーンで、川にゴミを捨てる人々や企業の考え方を変えなければきれいな川を将来に残すことが危ういと警告した。
(New Straits Times / Nation) 2005-2006年にジョホール−シンガポール間に新しい橋の建設計画があり、現在双方を結んでいるコーズウェイは取り壊される予定。これにより、川から海峡への水の道が開けるので、川の汚染の減少が少しは期待されているようです。 |
| ●2004年6月1日(火) 警察を増強して犯罪減少へ |
| 国内治安省の副相ノー・オマル氏談:犯罪の減少のためには警察の強化が必要だが、警官の数を増やすことについては、財政状況と訓練能力との兼ね合いがネック。公共事業局には23,479人の警官の増加を申請しているが、現在のところ4,071人分だけ許可を受けている。人材募集費用として9600万リンギ(約27.6億円)を用意。パトカーについては昨年500台増加、今年も500台を導入。今年1〜4月の犯罪件数は52,174件で昨年同期より510件減少(1%未満)。今年末には昨年より5%減を目指す。 (New
Straits Times / Nation) 警官が4,071人増えたら、「市民286人に警官1人」という割合になるそうです。しかし地域によって偏りがあり、現在「市民2,500人に警官1人」という所もあるそうです。 |
今日のマレーシア 2004年6月