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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2004年4月

●2004年4月30日(金) 中国からの入国者 3108人にSARSの検査
厚生省は、4月24日にSARS(新型肺炎)の警告を出して以来、中国からの入国者3108人を検査し、今のところ陽性の人はいない。ここ4日間で主に北京、上海からの入国者15014人に用紙を発行し、健康申告をしてもらっている。空港での熱検査は20日から実施している。チュア厚相はSARS発生連絡用のホットラインを開設し、21の公立病院には隔離病棟の準備を指示したと語った。 (New Straits Times / Nation)

マレーシアも今年は暦の関係で日本のGW期間中に4連休となります。今日KLCCで、日本人ツーリストを数組見かけました。事故や病気のない、楽しいホリデイを過ごしてほしいと思います。


●2004年4月29日(木) マレーシアの科学者、来年南極の海を探検
USM(マレーシア科学大学)教授のズルフィガーさん、海洋生物分類学者のマハディさんとサズリナさんが、南極の海底生物の調査のため、来年南極の海に潜る。アジア人としては初の試み。ズルフィガーさんは昨年USMの研究チームを率いてオーストラリアの科学者グループと共に3か月に渡って南極大陸調査を行った。3人は現在、厳しい環境での潜水の訓練中。 (New Straits Times / Nation)

USMはペナンにある大学ですが、よく南極関係の話題が出てくるところです。


●2004年4月28日(水) 野生動物、深刻な密猟の脅威にさらされる
半島部マレーシアに残る、数少ない野生動物保護地区のひとつ、エンダウ・ロンピン国立公園で、トラ、熊、スマトラサイなどが密猟者に捕獲され、絶滅の危機に瀕している。これらの動物を珍しい食肉として高価格で販売する密売ルートが存在するようだが、証拠がなく、業者を検挙できない状況。ジョホール州野生動物局の副局長イスマイルさんは、これらの動物の絶滅を防ぐために一般市民に協力を求めている。 (The Star / Nation)

この3つの動物は、もし密猟が今のペースで続けば10年後には絶滅なのだそうです。ほかには、赤ん坊象さんもわなにかかってその時の怪我がもとで死んだりしているようです。


●2004年4月27日(火) アメリカとイギリス、OICに役割を期待
アブドラ首相がOIC(イスラム諸国会議機構)の議長国という立場から、2週間前に国連事務総長と安全保障理事会常任理事国(英米露仏中)宛てに出した、イラクとパレスチナに関する書簡に対して、ブッシュ大統領とブレア首相からの返事で、双方とも中東の和平におけるOICの役割に期待する意向を示してきた。返事の中でアメリカはイラク再建における国連の必要性を認識している。パレスチナ問題については、OICの代表5か国(パレスチナ、モロッコ、トルコ、セネガル、マレーシア)が、国際カルテット(国連、アメリカ、EU、ロシア)と約2週間後に会議を開き、パレスチナ難民が自国に帰る権利を認めて暴力の悪循環が断たれるような解決法を提案する。この会議で、イスラエルのシャロン首相がパレスチナのアラファト議長の命を脅かしていることへの非難も議題に上げる。 (New Straits Times / Nation)

この記事とは関係ないですが、昨年11月にがけ崩れで通行止めになった道路NKVE(New Klang Valley Expressway)が6月にようやく開通するそうです。ただし、天候の具合によっては予定通りにはいかないかもね、というひとこと付き。


●2004年4月26日(月) マレーシアのスクールブラスバンドがイタリアの音楽祭でトップに
アロースターの中学校のブラスバンド(72名)が、イタリアのジュリアノーバで4月15〜19日に開かれた第5回国際音楽祭で「サンタルチア」を演奏し、最優秀パフォーマンス賞を受賞した。1974年にブラスバンドが結成されて以来、音楽祭に出場したのは初めて。ドイツ、ルーマニア、リトアニア、デンマーク、ウクライナからの参加者は大人もしくはプロであったが、スクールバンドとしての参加者はメキシコとマレーシアだけだった。 (New Straits Times / Nation)

女子校か、または女学生だけのブラスバンドのようです。皆、頭に白い無地のトゥドゥン(ヘッドスカーフ)をかぶっています。


2004年4月25日(日) 野菜の農薬検知テストが容易に
現在の野菜の農薬検知テストは30万リンギ(約850万円)以上もするガスクロマトグラフィーの機械で行われ、結果が出るまで4〜5日かかる。このたびサルマー氏とザルミ氏が開発した家庭用野菜農薬探知キットは100リンギ(2800円強)で、ゾル−ゲル技術を用いて30分〜1時間で結果が出るもので、スイスのジュネーブで開かれた発明、新技術、製品展示会で金メダルと特別審査員賞を受賞した。まだ試作品段階で、実用化と普及のためには改良が必要だが大きな注目を集めている。 (New Sunday Times / Nation)

こんなものが必要だということは、いかに野菜に農薬がふりかけられているかということですね……。けっこう長持ちするしなぁ、ここの野菜


●2004年4月24日(土) 健全な社会作り、5か年計画
アブドラ首相は「国家健全化計画(The National Integrity Plan)」を発表した。2008年までの目標は、1.汚職と権力乱用を減らす 2.官僚主義をなくし、公共事業のサービスを迅速にする 3.法人における不正を減らし、自由入札での請負業者を増やす 4.家族制の強化(離婚率低下と家庭内暴力や虐待問題への取り組み) 5.国民の生活の質の向上(犯罪、薬物濫用、交通事故の低下など) 1番についてはトランスペアレンシー・インターナショナル(国際的な反汚職腐敗のNGO)が発表する汚職腐敗度指数(CPI)による清廉度が、2003年に133か国中37位だったのを、2008年には30位に上げるのが目標。 (New Straits Times / front page)

汚職追放はアブドラ首相が就任当初から力を入れている分野です。一貫性をもってなかなか着々とやってますね、ラーおじさん。


●2004年4月23日(金) 首相「アメリカ合衆国は誠実な仲介者であれ」
22日、14か国の代表が参加したOIC(イスラム諸国会議機構)特別会議で、全会一致で2つの宣言が発表された。(主な内容は昨日の記事の通り)会議冒頭の演説でアブドラ首相は、中東問題についての現在のアメリカ合衆国の姿勢に対し「誠実な仲介者となるべき。数十年に及ぶパレスチナ問題の解決のキーは国際司法の原則と公明正大な姿勢に回帰することだ」と述べた。 (New Straits Times / front page)

会議に出席したパレスチナ代表のカドウミ氏とアブドラ首相が固く握手をかわしている写真が掲載されています。一夜明けた今日午前11時頃、KLCC(クアラルンプール・シティ・センター)のツインタワーの展望台入り口に臨時の囲いが設けられ、赤い絨毯が敷かれてポリス・セキュリティがいっぱいいました。会議参加者のうちのどなたかが見学されたのでしょう。


●2004年4月22日(木) OIC特別会議本日開催
OIC(イスラム諸国会議機構)特別会議がプトラジャヤ・ワールドコンベンションセンターで本日開催。午前中はパレスチナ問題、午後はイラク問題を討議する。パレスチナ問題については、当事国が国際法に従い、和平に向けてのオリジナルの「ロードマップ(和平行程表)」に回帰するように、またイラクについては国際社会が国連に主導権を委ねるように、という内容を織り込んだ「宣言書」が出される予定。 (New Straits Times / front page)

来月には、マレーシアが議長国を務めるもう一つの国際組織 NAM(非同盟運動)参加国会議が控えています。テーマは本日とほぼ同じ。


●2004年4月21日(水) ワールド・ブック・デイ、チリとスペインの詩人達に焦点
23日(金)は読書習慣を奨励するワールド・ブック・デイ。クアラルンプールでは、スペイン大使館、チリ大使館、HELP Institute、MPH書店が協力して、チリとスペインの詩人達、特にチリのパブロ・ネルーダに焦点を当ててイベントを行う。ネルーダに関する展示とフォーラム、詩の朗誦会、映画上映、ブックフェア、語り聞かせセッションなどが2か所で3日間行われる。 (The Star - Star Metro / Events)

パブロ・ネルーダの詩を読みかけて挫折したことがあります。難解です。


●2004年4月20日(火) ジャーナリストに危機管理訓練を
クアラルンプールで開かれたアジア・メディアサミットで、CNNの社長兼 INSI (国際ニュース安全協会)会長のクレイマー氏は「報道機関は、ジャーナリストの取材現地での死傷者を減らすために安全訓練に投資すべき。ジャーナリストが怯えることなくよりよい仕事をするためには訓練を受けた上で適切な装備を携えるべき。INSI はこの基本事項を実現するために組織された。無防備な戦場へは我々のスタッフは派遣しないようにしよう」と述べた。CNNでは数週間前に取材地での(ジャーナリストの隊に向けた)故意の攻撃で2人の死亡者が出ている。 (New Straits Times / Nation)

INSI ( International News Safety Institute ) は、昨年5月頃に発足した比較的新しいNGOのようです。


●2004年4月19日(月) 「Made in Malaysia」のラベル表示にガイドライン
ラフィダ国際通産相談:ほとんど国内産の部品を使って製造された製品には「Made in Malaysia(マレーシア製)」とラベル表示してよいが、全ての部品が海外品の場合は「Assembled in Malaysia(マレーシアで組み立て)」の表示をすべき。全ての部品を輸入物に頼っている工場は、最終的にはもっと人件費の低いタイ、フィリピン、インドネシア、中国などにシフトして行くだろう。ここ(マレーシア)では労働集約型の工場は奨励しない。 (The Star / Nation)

ふと、家にある電子辞書(日本で購入)の裏を見たら「Made in Malaysia」でした。この中にマレーシア産部品はどのくらいあるのかな?


2004年4月18日(日) 首相から、世界のリーダーにイラクに関する書簡
アブドラ・バダウィ首相は、OIC(イスラム諸国会議機構)とNAM(非同盟運動)の議長国という立場から、国連安全保障理事会常任理事国5か国のリーダーと、国連事務総長コフィ・アナン氏に、イラクでの戦闘の早期中止を求める書簡を14日付けで送った。OICとNAMの加盟国総数は、国連加盟国総数(191か国)の66%に当たる。また、16日には、米英露のリーダーとアナン氏に宛てて、別の書簡で、ブッシュ大統領がイスラエルのシャロン首相の提案を後押ししたことに対して、パレスチナ問題の根本的解決になっていないと強い懸念を表明した。イラク問題、パレスチナ問題について話し合うOIC特別会議は次の木曜日(22日)にマレーシアで開かれる。 (New Sunday Times / Nation)

OIC特別会議は当初の予定から10日以上も早まりました。


●2004年4月17日(土) 姉妹都市構想の拡大・発展を
マラッカで開かれた「第4回マラッカ姉妹都市の国際会議」の基調講演で、アハマド・ザヒド副観光相は、マラッカとリスボン、ジョージタウン(ペナン)とアデレード、イポーと福岡を例に挙げ、「我々はもはや主従の関係ではない。(姉妹都市関係は)双方の歴史的つながりを今後に発展させ、双方の市民が互いの遺産を共有できる」と述べ、姉妹都市構想の拡大・発展を促した。マラッカは、リスボンの他に、クアラルンプール、オランダのホールン、チリのバルパライソ、中国の南京(江蘇省)と姉妹都市となっている。 (New Straits Times / Nation)

マラッカは、15、16世紀頃海上交易の拠点としてにぎわったエキゾチックな町ですが、当時オランダ人、ポルトガル人、中国人などの他に琉球人も交易に訪れていたそうです。


●2004年4月16日(金) アラファト議長、OIC特別会議の前倒しを要請
クアラルンプールで5月4日に予定されているOIC(イスラム諸国会議機構)特別会議で、イスラエル−パレスチナ問題などが議論されることになっている。今週水曜日アメリカ合衆国のブッシュ大統領が「イスラエルは1967年の戦争で獲得したアラブの土地を所有してよし」としたことに対し、パレスチナ側は強く反発。パレスチナのアラファト議長は会議の前倒しをマレーシアに要請した。マレーシアのサイド・ハミド外相は「事態の急速な展開に対処すべく、会議の前倒しを検討する。パレスチナはOICに問題解決の活路を開くことを期待している」と述べた。 (New Straits Times / Nation)

マレーシアは2006年までOICの議長国を務めています。会議前倒しとなると、4月末頃でしょうか。


●2004年4月15日(木) ペナンのシク教徒、新年(ヴァイサキ)を祝う
ペナンのシク寺院で、12日(月)から14日までの3日間、ヴァイサキ(二つ下の記事参照)が祝われた。月曜日の午前9時から水曜日まで休みなく、シク教の経典1430ページが読みあげられた。
インドでは、シク教徒が13日を「世界ターバン・デイ」と宣言し、シク教徒のターバンの認知をアピールした。シク教徒にとってのターバンと長髪は、教義に忠実で愛を象徴し「体の一部」であるのに、人々の認知不足により、アメリカではシク教徒がイスラム過激派と間違えられて攻撃・殺害されたり、フランスでは教義が無視されて「学校での宗教的シンボルの禁止」が決定されたりしている。 (The Star / Nation + World)

ターバンの意味合いは重く、「帽子」「ヘッドギア」のような、ぱかぱかと脱ぎ着出来るようなものではないのだそうです。そうすると、私がバスの中で見たことのある、「形作られたターバン」をかぶったり脱いだりしていたおじさんは、いったいなんだったのでしょう?


●2004年4月14日(水) タイ人、新年を迎える
クダー州(半島部マレーシア北部でタイとの国境に接している)のタイ人が多く住んでいる地域で、13日(火)、タイ新年を祝う「ソンクラン」の祭りが行われた。皆で水を掛け合い、芳香のするタルカムパウダーが撒き散らされるので「水掛け祭り」と呼ばれる。マレーシア・タイ人協会の会長シウ・チュン・エアムさんは来年は全国的なスケールで水掛け祭りを祝いたいと抱負を述べた。 (New Straits Times / Nation)

昨日と同じ新聞なのですが、今日の記事では、インド人の新年について、タミル族の「タラナ」が13日(火)、マラヤーラム族の「ヴィシュ」とシク教徒の「ヴァイサキ」が14日(水)と書かれていました。マラヤーラム族の「ヴィシュ」を13日とする昨日の記事とは異なっています。


●2004年4月13日(火) インド人、新年を迎える
マレーシアのインド人の多数を占める3部族(タミル、マラヤーラム、シク)が彼らの暦の「新年」を迎える。13日(火)は、タミル族の「タラナ」、マラヤーラム族の「ヴィシュ」と呼ばれる日。14日はシク教徒の「ヴァイサキ」と呼ばれる日で、1699年に第10代目シク預言者グル・ゴビンド・シン(1666-1708)が「カールサーの秩序」を作った重要な日。(「カールサー」はグル・ゴビンド・シンが創始した教団) (New Straits Times / Nation)

日本人にとって理解しにくいのは、マレー系、インド系はそれぞれの暦上の「年の始まり」が「(日本人の思う)お正月(一番おめでたい月)」なのではなくて、一番おめでたい月は他の月にあることです。


●2004年4月12日(月) はしかの流行の原因は「早すぎる予防接種」か?
現在マレーシアではしかが流行していることについて、アブドゥル・ラティフ副厚相談:WHOがMMR(はしか・おたふく風邪・風疹)予防接種を生後12か月で実施するよう勧めているのに対し、マレーシアでは第一回目の接種が生後7〜9か月で行われている。この「早すぎる接種」がはしかの流行に関係しているのかも知れない。早期の接種が及ぼす影響について国内では適切な研究がされていないので断定は出来ないが、早期の接種をすると第2回目の接種(7歳)までに抗体がなくなる可能性があるとする研究報告もあるからだ。厚生省では接種に代わる薬の規定について検討中。 (The Star / Nation)

本日登場したのは副厚相です。現厚相はチュアさんといいまして、ついこの間(3月末)までの前内閣時の厚相もチュアさんという人だったのですが、別人です。


2004年4月11日(日) マハティール前首相の生家を観光の目玉に
アロースターにあるマハティール前首相の生家には前首相と家族に関する品々が、また近隣の建物にはマハティール氏の医師として、政治家としてのキャリアを語る品々が展示されている。レオ・マイケル・トヤド観光相は、旅行業者に(観光促進のため)ここをパッケージツアーに組み入れるように勧めた。1992年以降、ここを訪れた人々は241,363人、うち8,495人が外国人。 (The Star / Nation)

「観光省」は、3月末に発表された新内閣の中で、以前の「文化芸術観光省」から分離独立して新設された省です。トヤド大臣は省内に観光業人材開発の部門を新設して、観光ガイドの不足の対策に取り組んでいます。


●2004年4月10日(土) マレーシア航空、大阪−コタキナバル直行便週2回
3月末、大阪−コタキナバル(東マレーシアサバ州)直行便週2回制が開始。大阪発は火・金の正午、コタキナバル発は木・日の午前1時15分。大阪側はサバ州を日本人観光客のエコ・ツーリズムの目的地として、またサバ州側は大阪を、観光地かつ産業ツーリズム(産業トレーニングやコンベンションなど)の重要地として、互いの絆を深めたいとしている。 (New Straits Times / Nation)

大阪−コタキナバル間の飛行時間は約5時間です。東京−クアラルンプール間が(季節によって多少異なって)6〜7時間。アジア同士。そんなに遠くない感じですね〜。


●2004年4月9日(金) 以前は「結合していた」双子、今は室内サッカーをして遊ぶ
双子のアハマド君とムハマド君(6歳)は、ふたりが向かい合って胸から骨盤までがくっついて、足が3本(うち1本は機能せず)の形で生まれたが、2002年9月にサウジアラビアのリヤドで分離手術を受け、成功。手術後に作成された義足は、ふたりの成長に伴いサイズが小さくなって、ふたりとも(特に弟のムハマド君が)使用するのを嫌がるが、今では室内でサッカー遊びが出来るまでになった。 (New Straits Times / Nation)

アハマド君が義足をつけて歩行器を使ってボールを蹴り、義足をつけていないムハマド君がゴールキーパー役になって両手を広げている写真が掲載されています。そういえば、先日の選挙の与党のポスターに、アブドラ首相が、分離前のふたりを抱いている(当時は副首相)写真がありました。


●2004年4月8日(木) ゴーストバスターズ、兵役キャンプの「お清め」に出動
ポート・ディクソン近郊のナショナルサービス(今年2月から始まった国民兵役制度)のキャンプで、4日(日)夜、訓練生の男女16人が、また6日(火)夜には別の4人の女子が、トイレに幽霊がいるとして突然金切り声をあげて錯乱する「集団ヒステリー状態」に陥り、全員入院。それぞれ翌朝退院。キャンプのインストラクターは「祈祷師を呼び、霊をつかまえて海に放ち、キャンプの場所を清めてもらった」と発表。このキャンプでは2月に初回636人が入隊したが、当初幽霊騒ぎはなかった。現在は508人の訓練生がいる。 (New Straits Times / front page)

「幽霊をつかまえてどこどこに放った」という話題が、大真面目にTVニュースで報道されることがあると聞いたことがありましたが、新聞の第一面で大真面目に取り上げられているのをこの目で見たのは初めてです。


●2004年4月7日(水) ラジャ・ビラの館が博物館に(イポー)
パパンにある築百年以上のラジャ・ビラの館が博物館に改装され、5月から村の歴史の写真などが展示される予定。この館は1890年代に一民族の族長ラジャ・ビラによって建てられ、儀式、祝宴、社会的な集まりなどに使われていたもの。地元では「大きな家」と呼ばれて親しまれている。 (New Straits Times / Nation)

都市部で近代化を進めるために古いものを壊している場面に出会う一方で、こういう話題を読むとうれしくなります。


●2004年4月6日(火) 消防士に倫理規定
消防救援局の事務総長ジャーファー氏によると、昨年は一昨年に比べて消防士の規律上の問題(許可なしの休みや麻薬取引など)が件数で42%増加。昨年末、全国11,000人の消防士対象に倫理規定を導入し、規律問題ゼロを目指して努力している。また、トレンガヌの消防救援アカデミー(現在は新人教育のみを行っている)の拡張のための第二次予算1億5千万リンギ(約41.3億円)を政府に申請する予定。これにより拡張が実現すれば、産業火事、列車火事、水中救助などの訓練もここで行えるようになる。 (The Star / Nation)

倫理規定18か条の中には、「頬ひげは薄く、口ひげは刈り込んで整えて」といった項目もあるそうです。


●2004年4月5日(月) 第9回マレーシアフランス語会話週間
3月20日はOIF(フランス語使用者国際組織)が設立されるきっかけとなったニアメー協定の調印日。これを記念してマレーシアでも第9回フランス語会話週間が催されている。目的は、フランス語を第三言語として学習することを促進、援助し、文化や言語の多様性を讃えること。ラジオで週間特別番組を放送し懸賞などが行われ、最終日にはマレーシア人のフランス語教師の集いなどが開かれる。主催はフランス語圏各国大使館や高等弁務局など、後援はラジオ局と教育省。 (New Straits Times - Life and Times / Heritage)

この記事、肝心の「会話週間」が何日から何日までなのかが記載されてないのです。「日曜日に終了式典」とあるので、たぶん今日5日(月)から11日(日)までなのでしょう?


2004年4月4日(日) ブレーキのきかないダンプカー、坂道を突進して車8台損傷
タマン・ブキッ・マルリ・ケポン(クアラルンプール)で、ダンプカーがエンジンをかけてウォーミングアップ中にブレーキが故障して坂を急降下し、路肩に駐車していた車8台に突っ込んでさらにその300メートル先で止まった。怪我人はいなかったが、車8台が損傷、うち1台は転覆して大破。この地域で似たような事故が3回発生しており、住人は市役所に苦情を寄せているがまだ回答はない。 (New Sunday Times / Nation)

市役所への苦情の内容は「車が坂を滑り落ちないように何らかの予防対策をせよ」ということらしいですが、苦情を訴える先はホントに「市役所」でいいのかな?


●2004年4月3日(土) 青少年の喫煙防止キャンペーン
統計によると、マレーシアでは13歳〜18歳男子の30%、女子の8%が喫煙しており、その数は年々増加している。今年2月に政府が青少年の喫煙防止キャンペーン「Tak Nak(いらない)」をメディアを通して打ち出し、厚生省が学校や青少年団体などとじかに触れながらキャンペーンを推進する。ニューヨークで青少年喫煙防止活動をしている非営利団体「Reality Check」の代表がマレーシアを訪れ、具体的方策などについて厚生省のプロジェクトに助言した。 (New Straits Times / Nation)

ニューヨークは昨年7月23日に「全面禁煙都市」宣言をしたそうです。喫煙が原因と見られる病気での大人の死亡者数は(先進国より)発展途上国の方が多いそうです。


●2004年4月2日(金) タイのタクシン首相、マレーシアに話し合いを求める(防衛)
タイ南部のイスラム系武装組織の離脱者に盗まれたと見られる爆発物の一部が、タイ国防軍によって取り返された。離脱者達はタイとマレーシア双方の国籍を持ち、マレーシア側に逃げ込んでいるといわれている。タイ側は、まだ取り返していない爆発物が利用されてテロが発生するのを防ぐため、タイ正月(4月13日〜15日)の前に、マレーシアと防衛についての話し合いをすることを求めている。マレーシアのナジブ副首相兼国防相は、「マレーシアがタイ離脱者達の安全な避難所となってはならない。タイ側がもっと詳しい情報を提示してくれれば我々は行動を起こす」としている。 (New Straits Times / World)

バンコクでは1月以降、走行中の車から射撃したり、なたで攻撃したりなどで60人が死亡。先週末には、オートバイの爆発で30人が負傷。これらをマレーシア側に逃げたタイ南部の活動家によるものと見ているそうです。


●2004年4月1日(木) ヒンドゥー教徒350人、バトゥ・ケイブスからマランへ徒歩の旅
シンガポールから来た人を含む約350人のヒンドゥー教徒が、バトゥ・ケイブス寺院(クアラルンプール郊外)からパハン州のマラン寺院まで、240キロを歩く。ヒンドゥー暦の Pangguni Uthiram を祝う行事で、今年で27回目。1日午前3時に出発し、3日午後6時に到着予定。 (New Straits Times / Nation)

Pangguni Uthiram (パングニ・ウティラム?)とは、シヴァ神とパールワティ神(別名ミーナクシ)の結婚を祝う行事のようです。ヒンドゥー教の行事は日本語でのカタカナ表記が難しく、資料もあまり見当たりません。


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今日のマレーシア 2004年4月