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今日のマレーシア

今日の新聞記事から、目にとまった話題をひとつ取り上げています。

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2003年9月

●2003年9月30日(火) Risda(リスダ)、赤テラピア(魚)を塩水で養殖
リスダ(ゴム産業中小企業振興当局)は、淡水魚の赤テラピアを、塩水で養殖する試みを行っており、来月2トン収穫の予定。塩水で養殖することで味がよくなり、淡水産のものがキロあたり6〜8リンギのところ、塩水産は1リンギ高い値で売れることが期待される。 (New Straits Times / Nation)

ゴム産業の権威がこんなこともしているんですね。食べてみたいです。


●2003年9月29日(月) ペナンで一日断水
土曜日、ペナン州の公共事業機関であるペナン水道供給会社が水道管工事を行い、22時間に渡って22万人に断水の影響が、16万8千人に水が出にくいという影響が出た。市民は事前に水を汲むなどの用意をしていた。 (The Star / Nation)

水がないと本当に大変です。先日、私の住むコンドミニアムでは予告なしの断水が数時間あり、住人はトイレ用の水をプールに汲みに行きました。


2003年9月28日(日) 全公立小中学校にインターネットブロードバンドサービス
資源・通信・マルチメディア省の「スクールネット・プロジェクト」は、公立小中学校10000校を来年半ばまでにインターネットブロードバンドサービスで繋ぐ計画。同省が通信手段の確立を、教育省がコンピューターなどの設備の導入を担当。 (New Sunday Times / Nation)

家庭で自由にインターネットに接続出来る環境を持っている人は、日本人に比べたらまだまだ少ないようです。ローカルの友人達のメールアドレスは9割以上がHotmail。彼らは公共のパソコンをタダで使える所に行ってメールチェックしています。


●2003年9月27日(土) ラーマン初代首相生誕百年記念基金
英国ケンブリッジ大学で木曜日、「マレーシアの父」トゥンク・アブドゥル・ラーマン・プトラ初代首相の生誕百年記念の基金(1200万リンギ、約3.5億円)が設立された。基金は、東アジア研究博士課程のマレーシア人学生(1年につきひとり)に奨学金として使われる。 (New Straits Times / Nation)

マレーシアの要人はオックス・ブリッジはじめ、英国で高等教育を受けた人も多いようです。基金はほかに、マレーシアと英国の交換留学生支援などにも使われるそうです。


●2003年9月26日(金) リンキン・パークにコンサートルール
文化・芸術・観光省は、アメリカのニューメタルバンド、リンキン・パークが来月ムルデカ・スタジアムでコンサートを開くにあたり、アーティストに「公演倫理」を要請。男性アーティストは胸からひざまでを覆う衣装であること、跳ねたり、叫んだり、客に物を投げてはならない、など。 (The Star / Nation)

衣装はともあれ、他の3つの「べからず」は、リンキン・パークならずとも盛り上がったらついやっちゃいそうな気がするけどなぁ……。


●2003年9月25日(木) MCA、小学校に、華語←→英語の用語集配布
MCA(マレーシア華人協会)は、数学と理科の華語・英語の用語集を、半島マレーシアと、東マレーシアのサバ州の小学校に無料で配布する。全部で1067校に各50冊。中学校にあがってからの両教科の英語の授業に困らないようにと配慮したもの。 (New Straits Times / Nation)

マレーシアの小学校はマレー語学校、華語学校、タミル語学校に分かれていますが、2003年度から、数学と理科の授業は英語で行うことが順次導入されています。(2003年は小1と中1、年度毎に全学年へと拡充)ちなみに中学校ではその他の科目は全てマレー語。学年度の始まりは1月。


●2003年9月24日(水) マレーシアのサクセスストーリーはマハティールの指導力の証
オックスフォード大学イスラム文化センター(ロンドン)の、「ドクター・マハティール・ビン・モハマドに関する百科事典」10巻の発行にあたって、首相府のライス長官はマ首相のことを「近代マレーシアの創造者」と称えた。 (New Straits Times / Nation)

公務員全員に「名札」着用を導入したのもマ首相なんだそうです。時々「MAHATHIR」と左胸につけた首相の写真を見かけました。自ら実践していたんですね。今頃納得。


●2003年9月23日(火) 48社で年間7000万リンギ(21億円強)のエネルギーの無駄
第2回エネルギー専門家全国会議で、資源・通信・マルチメディア省副相が、会計調査をした48社の年間エネルギー消費額の23%(7000万リンギ)が無駄だと指摘。政府はエネルギー消費の無駄の排除と、繰り返し使える新しいエネルギーシステム(ソーラー、地熱、バイオマスなど)の開発を要請。 (The Star / Nation)

都市部でもちょっと走ると原生林に出会う(=自然が豊かな)この国では、資源の浪費という感覚は民間に浸透していないような気がします。


●2003年9月22日(月) マレーシア、たばこ規制条約に調印
23日(火)にWHOのFTCT(たばこ規制枠組み条約)に調印するため、チュア厚相がニューヨークに向かった。マ国内でもたばこ規制法が立法化される予定。 (New Straits Times / Nation)

これによって、たばこの宣伝広告はいかなる形でも禁止する方向へと動いて行くようです。けっこうオシャレなCMもあるんですけどね。


2003年9月21日(日) 製薬会社がオラン・アスリの村のお世話を
製薬会社のグラクソ・スミス・クライン・マレーシアは、昨年からスランゴール州の16のオラン・アスリ(マレーシアの先住民族のひとつ)の村で、ヘルスケアや生活環境の改善、教育の普及活動を行っているが、昨日正式にその活動プログラムを発表した。 (Sunday Mail / News)

一般的にオラン・アスリの社会生活や教育の水準は高くはないようです。こないだマレーシア初のオラン・アスリの女性の裁判官が誕生して話題になっていました。


●2003年9月20日(土) バイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書に批准
マレーシアはバイオセーフティー(遺伝子組み換えなどの生物学的研究における安全性)に関するカルタヘナ議定書に9月3日に批准した。この議定書は2000年1月にコロンビアのカルタヘナで採択され、50か国が批准して今年9月11日に発効。マ国内では、バイオセーフティー法案の議会承認の準備中。来年2月、議定書批准国会議がマレーシアで開かれる。(New Straits Times / Nation)

クアラルンプールって、来る前に思っていた以上に色んな国際会議がしょっちゅう開かれています。直接影響を感じるのは、道路の通行制限による渋滞。


●2003年9月19日(金) ノーベル賞受賞者の輩出についての提案書
マレーシア科学協会は、2020年までにマレーシアからノーベル賞受賞者を出すために必要な行動計画を政府に提出した。来年3月20日から6月27日までノーベル賞百年祭展示会がクアラルンプールで開かれる。東南アジアの国では初めて。 (The Star / Nation)

科学部門に狙いを絞ってるわけですね。文学とかじゃなくて。気合い入ってます。目星がついてるのかも。


●2003年9月18日(木) マレーシアの人口の男女比、ほぼ同等
2000年の国勢調査の結果。全人口2320万人。男性50.9%、女性49.1%。年齢別では14歳までが44.7%、15〜40歳が49%、41歳以上が6.3%。次の国勢調査は2010年。 (New Straits Times / Nation)

40歳までで人口の93.7%! 日本とはえらい違いです。そういえば、この国ではすご〜く年をとったおじいさんとかおばあさんとかは見かけないなぁ……。


●2003年9月17日(水) マラッカ、ドイツの動物園と動物を交換
マラッカ動物園は7月にドイツの動物園にインドシナ虎3匹を贈り、ドイツからは先日珍しい霊長類13匹が到着した。マーモセットや白髪タマリンなど、いずれも南米原産の、絶滅の危機に瀕している完全保護動物。 (The Star / Nation)

この白髪タマリンっておさるさん、歌舞伎でぐるんぐるん振り回すあの長〜い白髪(あれほど長くはないが)のかつらをかぶったような、神々しいお姿です。


●2003年9月16日(火) 女性客室乗務員の定年を55歳にと、MASに要請
チャン運輸相はマレーシア航空に、女性客室乗務員の定年を55歳に延ばすことを検討するよう要請。現在の定年は40歳、管理職は45歳、男性客室乗務員は55歳。 (The Star / Nation)

新人訓練には莫大な費用と時間がかかるが、現役の職員はスキルを積んだプロで、実質上エアラインに貢献しているから大事にしろ、という趣旨のようです。


●2003年9月15日(月) 全国コーラン朗誦大会で優勝者決まる
ジョホール・バル・インドア・スタジアムで開かれた第46回全国コーラン朗誦コンテストで、男性部門ではパハン州のアーマド・ファイザル・ガザリさん、女性部門ではジョホール州のハニサ・アブドゥラさんが優勝。ふたりは、国際コーラン朗誦大会にマレーシア代表として出場する。 (New Straits Times / Nation)

イスラム教のコーランの朗誦に国際大会があるなんて初めて知った。国内大会が46回めということは、マレーシアでは独立以来毎年開かれているわけですね。


2003年9月14日(日) 非常に多いタイ人の姓
タイでは姓を名乗ることが20世紀に始まり、1962年から毎年、言語学者が作った新しい姓を数千ずつ内務省が発表し提供している。姓の変更は法律上いつでも可能。個人が作った姓でもよい。1962年の法律では婚姻により妻が夫の姓を名乗らなければならなかったが、現在では改正され、婚姻前の姓を継続できる。 (New Sunday Times / Focus)

マレーシアの話題じゃないけど面白いので取り上げた。ちなみにマレーシアでは、華人以外、「姓を持つ」という概念にはなじみが薄い。(関連エッセイ


●2003年9月13日(土) 英語が看護師の必須科目に
コタ・キナバルで開かれた国際看護会議でのチュア厚相のスピーチ(事務総長が代読)で、看護師のカリキュラムに英語が必須科目となることが明らかになった。 (New Straits Times / Nation)

マレーシアの看護師達は海外に働きに出ることが多いようで、特に中東湾岸諸国で評価が高いそうです。


●2003年9月11日(木) ドラゴンダンス・コンテスト、気まずい結果に
ゲンティンハイランドで行われた第3回全国ドラゴンダンス競技会で、第3位となったチームが7人の審査員のうち2人の審査が公正でないとして抗議、メダルをごみ箱に投げ捨てた。主催者側は、審査員は皆公正で、参加チームはスポーツマンシップを見せるべきと反論。 (The Star / Nation)

中国正月で欠かせないドラゴンダンス。技術・創造性・優美さなどの項目で採点されるのだそうです。競技者側も採点側も難しそうですね。


●2003年9月10日(水) 新たな SARS の懸念で株価下落
シンガポールで新型肺炎ウィルス感染者が再び出た影響で、マレーシア航空など、観光・旅行関係の会社の株価が下がった。 (New Straits Times - Business Times)

感染者とされる人は高熱と関節痛はあるものの咳や呼吸困難はないそうです。大流行にならないことを祈るばかりです。


●2003年9月9日(火) クアラルンプールに4地域を結ぶ路面電車を
クアラルンプール市役所は市内に路面電車線を作る計画があると発表。現在のLRT(*注1)とモノレールの駅がつながっておらず(*注2)、利用客は駅から駅への移動にバスを利用しなければならない不便を補完する計画だ。 (New Straits Times / Nation)

(*注1)LRT(=Light Rail Transit) は、ほとんどが高架線で一部が地下鉄の、市内を走る無人電車。現在2路線あり、そのジャンクションであるマスジット・ジャメ駅でLRTからLRT に乗り換えるには、改札を出て道路を渡ってさらに歩く。
(*注2)モノレールの路線とLRTの路線は全然つながってない。唯一KLセントラル駅でのみ両者に乗れるが、双方の乗り場は駐車場と道路に阻まれていて、利用者はテクテク歩く。


ここの都市化計画は長期のビジョンがなくて、行きあたりばったりの継ぎ足しばかりしているような気がするなぁ。


●2003年9月8日(月) マハティール首相、ごみを投げ捨てるなと警告
マ首相は「先進国に住みたいのなら、ごみを投げ捨てるな、公衆トイレをきれいにしろ」と国民に呼びかけた。 (The Star / Nation)

ワワサン2020(2020年までに先進国の仲間入りをしよう政策)まで残り17年。ある地元の人いわく「もう10年もこのままだとKLはホントに汚くなるだろうね。そしたらオーストラリアに移住だわ」……それって、解決策???


2003年9月7日(日) 歴史の資料の共有を呼びかけ
国立文書館は、マレーシア独立以前の資料、特に非公式な古い資料や、歴史的事件の体験記録があれば提出してほしいと呼びかけている。現在文書館にある資料は、ポルトガル、オランダ、イギリスなど植民者側の記録であり、マレー語のものはほとんどない。 (New Sunday Times / Nation)

地元側の資料が充実したら歴史の見方も随分変わるでしょうが、果たしてそんな貴重なものは残っているのでしょうか?


●2003年9月6日(土) 停電の間に盗まれた神像、寺に戻る
ペナンの中華寺院で今週月曜日(1日)、4時間の停電の間に盗まれた神像が、金曜日(5日)寺に戻ってきた。福建語を話す男の声で、「午前五時に神像を寺に置いてきた」と告げる電話が寺の職員宛にあった。 (New Straits Times / front page)

これ、繁栄・富裕の神様なのだそうですが、19世紀に争い事や暴動などの血塗られた歴史をくぐってきた像で、お寺側は個人が所有していても災難が降りかかるだけ、お礼するから返してね、と呼びかけていたもの。


●2003年9月5日(金) 国産車は安全性を高めるように
運輸相談:法で規制する前に、国産車メーカーはより安全性の高い車を作れ。現状はエアバッグも装備されていない。車の台数は年間50万台ずつ増えており、道路事故による死者は年間5000人。 (The Star / Nation)

たしかにマレーシアの国産車って、事故でぺちゃんこになることが多い。大臣の言うのももっともだが、「車検がない」って事実、日本の皆さん、信じられますか?あと、交通ルールの普及も急務だと思うよ。「右左折・車線変更時はウィンカーを出しましょう」って。


●2003年9月4日(木) ボルネオで象の亜種、発見
ボルネオ島で、アジア大陸やスマトラ島の象とは異なる、象の亜種が発見された。DNA鑑定によると、30万年前にアジア大陸やスマトラ島の仲間から分離し、現在までに体は小さく性格はおとなしくなったようだ。 (New Straits Times / Nation)

興味深いのは、この発見によって、サバ(ボルネオ島にあるマレーシアの州)の象が、数百年前にイギリスの東インド会社から譲られた象の子孫であるという説に疑問が出てきたということ。


●2003年9月3日(水) 窃盗・放火犯、ふたつの教会を狙う
マラッカの聖フランシス・ザビエル教会(マレーシアで2番目に古い)で、献金箱の中味を狙った窃盗未遂があった。犯人が明かり代わりにつけた火が祭壇裏の一部を焼いたが、煙に気づいた教会の隣の警察が消防団員と駆けつけて火を消した。他の教会でもぼやがあった。 (The Star / Nation)

この教会はフランス人宣教師が1849年に建てたもの。名前のザビエルは日本に宣教したあのザビエルのことだそうです。


●2003年9月2日(火) TV2の中国語番組の80%がマンダリンに
RTM2(国営TV局のひとつ)の中国語番組は来年末まで、80%がマンダリン(中国標準語)、20%がカントニーズ(広東語)になる。マレーシアの華人コミュニティの構成は福建語35%、客家語23%、広東語19%、潮州語12%、海南語5%、その他が6%で、マンダリンが共通コミュニケーションの言語となっている。 (The Star / Focus)

中国語に詳しい人によると、マレーシアで話されるマンダリンは、中国のマンダリンとはまたちょっと違うみたいです。


●2003年9月1日(月) ヒンドゥー教のお祭り、独立記念日と重なる
ヒンドゥー教の神ガネーシャの生誕を祝う祭りの日が今年は独立記念日と重なったため、寺院を訪れた信者達には特別の日となった。ガネーシャはシヴァ神とパールワティ神の息子で象の顔を持ち、知恵の神とされる。 (The Star / Nation)

ガネーシャの誕生日はヒンドゥー暦(太陽太陰暦)によるものなので、毎年一致するとは限らないのです。本場インドのボンベイでは10日間もお祭りですって。


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