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08 長いクリスマス

クアラルンプール マレーシア
コラム 2004年02月




 前から疑問に思っていたことがあります。キリスト教国では、町のクリスマス飾りはいつ撤去されるのでしょう?

 太古から神道が生活に根付いているところに外来宗教(仏教なども)が入ってきた日本では、クリスマスの翌日にはリースをはずし、しめ縄を用意し、年初には初詣に行くものと思われています。クリスマスツリーも年末までには撤去されているのが普通でしょう。

 マレーシアでは、クリスマス飾りが年明け5日頃まで続いています。日本食のお店では、クリスマスツリーと鏡餅が同居していることも。たぶんこれは多民族・多宗教の国の寛大さ(あるいはいいかげんさ)なのだろうと勝手に思っていました。しかし、この年末年始に訪れたオーストラリアのアデレードでも、正月3日にそこを去る時、クリスマス飾りがまだありました。町の英国国教会には、キリスト生誕の馬槽(うまぶね)、マリアとヨセフ、東方の三賢人のお人形がしまわれずに飾られたままでした。

 同時期、ワシントンを訪問していた友人がメールで同じようなことを言ってきました。彼女が米国を去った1月10日、空港には依然としてクリスマスツリーがあったそうです。

 「新年」それ自体には伝統行事を持たないキリスト教世界では、12月からの流れのホリディシーズンとして、長いクリスマス時期を送るようですね。「お正月」の行事を重んじる日本とは随分違うみたいです。家族で静かにクリスマスを過ごす彼らの目に、イベント化していてさっと終わる日本のクリスマスはどう映るのでしょうか。


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