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| コラム | 2003年12月 |
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| 11月25日、今年のラマダン(断食月)が終わりました。イスラム教徒にとって、日が昇っている間は食べ物も飲み物も口にしてはいけないひと月でした。 一見関係のないように見えますが、断食の月には、普段よりも町の物乞いが増えるそうです。 断食はイスラム教徒の義務のひとつで、妊婦、子供、病人、旅人以外は皆行わなければなりません。苦しさの中に身をおいて神への畏敬を深めるのと同時に、食べるもののない貧しい人たちの身になり、彼らを助けることを考えようというわけです。 信者の義務にはほかに、貧しい人への寄付をする「喜捨」というのもあります。「喜捨」をすると善行を積むことになるのでそれだけ天国に近づけるし、受ける側の人も、相手に「喜捨」をさせてあげたことで、自分もよい行いをしたと解釈されるのだそうです。 期間が決まっている断食とは異なり、「喜捨」には特に期間の指定はありませんが、断食の時期には進んで「喜捨」をしようという傾向になるようです。 そんな折、犯罪組織が、体の不自由な人や、乳児を抱いた婦人などの弱者と契約し、彼らを人の集まる場所に「上手に」配置して物乞いをさせることがあるという話です。信者の務めと良心を逆手に取った商売が横行している模様です。 |
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