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03 イラク戦争の爪あと

クアラルンプール マレーシア

コラム 2003年5月




 同盟軍の爆撃で両足を失ったイラクの少女、ヤ・ヤスミン・ワァディちゃん(9歳)が、治療のため、5月5日にマレーシアを訪れます。

 4月にイラク入りしていたマレーシアのジョイントメディアチームが伝えたこの女の子の惨状は、国内で大きな反響を呼び、個人や企業が次々と支援を申し入れました。5月1日に政府が派遣した救援部隊の医師が彼女を診察して、マレーシアまでの10時間のフライトに十分耐えられる状態と判断、ようやく彼女のクアラルンプール入りが実現されます。

 家族で食事を終えてテレビでも見ようかという時に突然襲った爆撃。ヤスミンちゃんをかばって最愛のお兄さんが亡くなり、他のふたりの兄弟もそれぞれ頭と足にけがを負いました。でも気丈なヤスミンちゃんは、イラクを出る直前の写真では、両親に見守られて笑顔すら見せています。

 イラクと同じイスラム教の国として、マレーシアには人道的支援を惜しまず提供する土俵が備わっており、義足の製作やリハビリが行われることになっています。ヤスミンちゃんの一日も早い回復を願わずにはいられません。


☆マレーシアで、傷口から爆弾の破片を取り除く手術を受け、リハビリし、義足で歩ける(ダンスも出来るしボールも蹴る)ようになって、9月6日にバグダッドに帰りました。 (2003.9.7 記)


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